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竹富島における生活の持続のためのソーシャル・イノベーションに関する研究

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Please use this identifier to cite or link to this item:https://doi.org/10.14943/doctoral.r6877

Title: 竹富島における生活の持続のためのソーシャル・イノベーションに関する研究
Authors: 池ノ上, 真一1 Browse this author
Authors(alt): Ikenoue, Shinichi1
Issue Date: 25-Mar-2013
Publisher: Hokkaido University
Abstract:  本論文は、「大交流時代」(石森 2008:p.1)をむかえた現代において、ツーリズムが、訪問者(ゲスト)にとって魅力的で満足度の高い体験となるか、またその受け入れ地域(ホスト)がその特性を失うことなく継承的発展ができるか、それらの質をめぐる動態的な関係をいかに戦略的に構築するかが問われている。他方、現代の地域計画やまちづくり領域においても、自然環境や歴史的文化といった特性を継承し、かつ自律的に生活を創造するにあたって、ツーリズムという現象において外発的要因が地域内部におよぶ影響をいかに受け入れるか、その政策的対応が問われている。  本論文では、以上の問題意識をもって、観光学総論を背景に、とくに地域づくりにおける実践的方法論を追求考察した。研究の方法としては、沖縄県の一離島・竹富島の地域社会を主たる研究対象として取り上げ、そこにおける生活の持続のためにはツーリズム・インパクトを「同化1 」し、発展しうる社会的なしくみの構築が必要であることを示し、その構築プロセスにおいて引き起こされる改革を「ソーシャル・イノベーション」と呼んで、その実現のための条件を明らかにした。  このためには、当該地域が必要としている社会的なしくみとはいかなるものであるかについて言及せねばならない。そもそも地域とはいかなるものであり、その地域住民の生活の持続に必要な社会的なしくみとはいかなる構造を有しているのか、そして直面する地域課題を解決するためには、それらがいかなる過程を経て変革に至ることが求められるのかについて分析を進めた。
Conffering University: 北海道大学
Degree Report Number: 乙第6877号
Degree Level: 博士
Degree Discipline: 観光学
Type: theses (doctoral)
URI: http://hdl.handle.net/2115/52516
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Submitter: 池ノ上 真一

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