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小売業態開発のマネジメント : 店舗組織と多店舗組織におけるトレードオフ
Title: | 小売業態開発のマネジメント : 店舗組織と多店舗組織におけるトレードオフ |
Other Titles: | Trade-off in the Management of Retail Format Development |
Authors: | 坂川, 裕司1 Browse this author →KAKEN DB |
Authors(alt): | Sakagawa, Yuji1 |
Issue Date: | 8-Sep-2005 |
Publisher: | 北海道大学大学院経済学研究科 |
Journal Title: | 經濟學研究 |
Volume: | 55 |
Issue: | 2 |
Start Page: | 27 |
End Page: | 40 |
Description: | 小売企業にとって業態開発の成否は、企業としての持続的な成長を左右する。にもかかわらず、この業態開発に関する研究蓄積はわずかである。とくに業態開発のマネジメントに関する問題については、十分な関心が払われてこなかった。本稿では製造企業による製品開発との比較を通じて、小売企業による業態開発のマネジメント問題を提示する。業態開発には(1)開発産出がサービスであり、(2)開発プロセスが市場に対してオープンであり、さらに(3)生産活動拠点は空間的に分散立地する店舗という3 つの特性がある。これらの特性によって業態開発マネジメントは、製品開発マネジメントと異なる様相を帯びる。小売業における規模優位性の戦略的価値を考えるならば、小売企業は業態開発で規模優位性を高めるように店舗組織のサービス生産活動をマネジメントしようとする。しかし店舗組織のサービス生産活動は市場取引を通じて改善されることで、その成果を高めざるを得ない。市場取引での競争条件が分散的に立地する店舗間で異なるとき、これら2 つの組織マネジメント間でトレードオフが発生する。小売企業の業態開発成果は、このトレードオフに対する取り組み成果によって決定づけられる。 |
Type: | bulletin (article) |
URI: | http://hdl.handle.net/2115/5281 |
Appears in Collections: | 經濟學研究 = The economic studies > 第55巻第2号
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Submitter: 坂川 裕司
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