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「保育コミュニティ」の実践論理 : 北海道東部のへき地保育所におけるエスノグラフィー [全文の要約]
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Title: | 「保育コミュニティ」の実践論理 : 北海道東部のへき地保育所におけるエスノグラフィー [全文の要約] |
Authors: | 長津, 詩織 Browse this author |
Issue Date: | 25-Mar-2021 |
Publisher: | Hokkaido University |
Abstract: | 本研究の課題は「なぜ保育のありかたが地域に固有であるのか」を明らかにすることである。保育所と地域との関係を再考し、保育所と地域とが重なり合う時空間に生じる「保育コミュニティ」の実相を論じることを試みる。
保育は標準化志向の強い実践領域であるが、近年では保育および子育ての多様性や地域的固有性も注目されている。しかし、保育が地域的固有性を帯びる条件や仕組み、その過程はいまだ十分に論じられていない。その理由は、地域を保育の論理で理解してきたことにあると考えられる。それにより、保育に前向きな効果をもたらす「資源」である地域は研究対象にできても、それ以外の地域を分析することには限界があった。
本研究では、保育所と地域とのあいだに生じうるすれ違いや軋轢、相互交渉も含めた保育研究として展開するために「保育コミュニティ」という概念を設定する。また、保育の論理を共有しない住人を、人的資源としての住人と区別するために、「関与者」と呼ぶ。これらの概念を用い、標準化志向の強い保育研究の領域において、保育の論理と地域の論理が織り合わされる具体的な場に足場を置いた研究の可能性を切り拓くことを目指すものである。
以上の課題を、北海道東部のへき地保育所であるA保育園でのフィールドワークを通して、実証的に検討することを試みた。 |
Description: | この博士論文全文の閲覧方法については、以下のサイトをご参照ください。 |
Description URI: | https://www.lib.hokudai.ac.jp/dissertations/copy-guides/ |
Conffering University: | 北海道大学 |
Degree Report Number: | 乙第7120号 |
Degree Level: | 博士 |
Degree Discipline: | 教育学 |
Examination Committee Members: | (主査) 准教授 川田 学, 教授 宮﨑 隆志, 教授 玉井 康之(北海道教育大学釧路校), 教授 石岡 丈昇(日本大学文理学部) |
Degree Affiliation: | 教育学院 |
Type: | theses (doctoral - abstract of entire text) |
URI: | http://hdl.handle.net/2115/81796 |
Appears in Collections: | 論文博士 (Doctorate by way of Dissertation) > 教育学院(Graduate School of Education) 学位論文 (Theses) > 博士 (教育学)
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