2024-03-29T06:12:09Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/350782022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_35069hdl_2115_14428hdl_2115_134出産に関わる里帰りと養育性形成Experience of Woman's Peripartum Homestay with Her Parents and the Cultivating of Nurturance小林, 由希子Kobayashi, Yukiko陳, 省仁Chen, Shing-Jenopen access里帰り出産(分娩)子育て親子関係発達子育て支援システム養育性形成Satogaeri (Peripartum homestay)child careparenthoodchild care support systemnurturance370出産前後の「里帰り」は他の先進国には見られないわが国独特の慣習であるが,これまで心理学分野ではほとんど注目されておらず,医療の視点から周産期リスクとして取り上げられ,否定的な側面が強調されてきた。日本では高度成長期,急速な都市化と核家族化が進み,出産場所は自宅から病院施設へ移行した。また,地域近隣との関係は希薄化し,子育ての環境も大きく変化した。その変化の中,否定的見解が示されても里帰り慣行は依然として続いていることから,そこに多くのニーズがあり,「里帰り」は現代も最初期の子育て支援システムとして養育性形成に関わる場となっている。しかし,この子育ての状況が変化し,支えとなっていた地域共同体が崩壊した現代において,里帰りの役割や持つ意味もまた変化してきており,里帰りが現代の子育て支援システムとして機能するためにはいくつかの課題があると思われ,本論文ではそれらの課題について論じる。北海道大学大学院教育学研究院2008-12-18jpndepartmental bulletin paperVoRhttps://doi.org/10.14943/b.edu.106.119http://hdl.handle.net/2115/3507810.14943/b.edu.106.1191882-1669北海道大学大学院教育学研究院紀要106119134https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/35078/1/106_p119-134.pdfapplication/pdf956.28 KB2008-12-18