2024-03-29T07:32:12Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/429362022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_42934hdl_2115_34523hdl_2115_122A Good Pitch for Busking : Czech Compatriots in Manchuria, 1899-1918大道芸のための良き場 : 満州におけるチェコ人同胞1899-1918年Hošek, Martinホシェック, マルティンopen access380本稿では、1899年から1918年までの間、中国東北地方(満州)で活動したチェコ人の音楽演奏家たちの足跡をたどりつつ、19世紀末から20世紀はじめのこの地域におけるチェコ人移民の活動を明らかにする。中東鉄道の建設に伴い、満州の過疎地域がロシアの拡張政策の対象となり、それに伴ってチェコ人(その中にはチェコ系ロシア移民も含まれる)も、その数は多くなかったが、この地域に現れ、その一部はこの地域に移民として定住した者もいた。その中心には大道演奏(バスキング)を生活の糧とするチェコ人たちがいた。この人びとについては、「流浪の演奏者」というかなり否定的なイメージで語られることが少なくなかった。しかしながら、この人びとはこの地域固有の条件に適応した人々であった。また、この人びとの活動は当時のこの地域をめぐる複雑な国際関係、すなわち、ロシア帝国の移民政策、日露戦争などと連動していた。本稿は、これまで顧みられることのなかったチェコ人移民の存在をとおして、この地域の歴史に新たな光を当てるものといえる。北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センターCenter for Northern Humanities, Graduate School of Letters, Hokkaido University2010-03-31engdepartmental bulletin paperVoRhttp://hdl.handle.net/2115/429361882-773X北方人文研究Journal of the Center for Northern Humanities31528https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/42936/1/JCNH3_002.pdfapplication/pdf410.09 KB2010-03-31