2024-03-28T09:28:34Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/495432022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_49533hdl_2115_14428hdl_2115_134算数文章題における絵図の効果The Effect of Picture and Diagram on Arithmetic Word Problem和田, 義哉Wada, Yoshiya室橋, 春光Murohashi, Harumitsuopen access算数文章題絵図学習困難児370本研究では,算数の文章題において絵図を導入することで,問題解決にどのように効果があるのか検討する。調査では健常児と学習困難児それぞれに同じ算数の文章題を行った。文章題には,文章を理解する,絵図を作成する,式を作る,計算する問題があり,対象児間で絵図なし群,絵提示作成群,図提示作成群の3群を設定した。その結果,健常児では3つの対象物の比較問題において図の使用による効果
が現れ,学習困難児では文章の理解が不十分な問題において,絵が提示されることで理解が促進された。すなわち,絵は文章理解の助けとなるが,式を立てることに効果はなかった。一方,図は理論的に構成要素が配置されていても,その読み方や描き方を学習しないと有効に活用できないと考えられる。また,絵図の効果に差が出た問題については,事実関係が複雑で,文章内から書かれていない事実を抜き出
すことを要求するような文章題には,絵図の効果があると考えられる。北海道大学大学院教育学研究院2012-06-29jpndepartmental bulletin paperVoRhttps://doi.org/10.14943/b.edu.115.165http://hdl.handle.net/2115/4954310.14943/b.edu.115.1651882-1669北海道大学大学院教育学研究院紀要115165179https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/49543/1/Wada.pdfapplication/pdf1.46 MB2012-06-29