2024-03-29T01:46:41Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/52542019-05-17T06:51:46Zhdl_2115_4918hdl_2115_4917hdl_2115_123ステイトとネイション(8) : 近代国民国家と世界経済の政治経済学State and Nation (8)1000070091692佐々木, 隆生Sasaki, Takaoopen access330ナショナリズム研究は、ネイションが近代的であるのか自然的であるのかをめぐって分かれてきた。ネイションを生み出すナショナル・アイデンティティーは、一方では近代的であり、ステイトとしての国家と産業的市場社会の産物である。だが、他方、ナショナル・アイデンティティーは神話・価値・象徴・歴史的記憶などからなるシンボル複合体であり、それゆえに近代社会の中で歴史的に多くの変容・変化を遂げるにもかかわらず、シンボル複合体の伝達可能性と存在拘束性、それが「動かない歴史」と結合して生じる惰性、それが「起源」への遡行と関連することなどから、自然的で本源的であるように意識される。ナショナル・アイデンティティーはそのように両面をもつヤヌスに他ならない。北海道大学大学院経済学研究科2004-09-09jpndepartmental bulletin paperVoRhttp://hdl.handle.net/2115/52540451-6265AN00070036經濟學研究542128https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/5254/3/ES_v54%282%29_01.pdfapplication/pdf3.37 MB2004-09-09