2024-03-28T19:21:48Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/594862022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_59481hdl_2115_4917hdl_2115_123リストラクチャリング負債会計基準の確立 : SFAS143型としてのSFAS1461000070322790久保, 淳司open accessSFAS146リストラクチャリング負債SFAS143型の会計基準債務性要件330本稿では,SFAS143型の会計基準であるSFAS146「撤退活動または処分活動に関係する支出に関する会計処理」を題材にして,将来支出の会計処理としてのSFAS143型の特徴を検討した。検討の結果,SFAS143型の会計処理の特徴として新たに以下の3つの特徴を明らかにした。第1に,SFAS143型の会計処理は測定面(当初測定値と爾後測定)をもっぱらSFAC7に依拠する会計処理であることである。第2に,SFAS143型の会計処理が認識要件として採用している債務性要件は,「選択可能な状況下で企業が新たな約束を締結すること」を負債認識の基礎概念にしていることである。これにより,SFAS143型の会計処理が能動的に負う支出を対象とすること理由が説明可能になった。そして,第3に,SFAS143型の会計処理の対象は,法的債務および高い閾値の推定債務のみに限定されることである。第2の特徴と第3の特徴とが相俟って,SFAS143型の会計処理は,負債を「より早く」「より大きく」「より広く」計上するという意味での伝統的な保守主義の観点からは説明できない会計処理であることも指摘される。北海道大学大学院経済学研究科2015-06-11jpndepartmental bulletin paperVoRhttp://hdl.handle.net/2115/594860451-6265AN00070036經濟學研究Economic Studies6513365https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/59486/1/ES65%281%29_033.pdfapplication/pdf1.14 MB2015-06-11