2024-03-29T14:23:37Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/710082022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_71000hdl_2115_4917hdl_2115_123フランスにおける監査報告書の展開Development of audit report in France1000040214449蟹江, 章Kanie, Akiraopen access監査報告書監査期待ギャップ評価についての説明監査上の重要点KAM336フランスにおける会計監査役の監査報告書は,商事会社法や商法典の規定にしたがって作成され,これによって計算書類の監査証明が行われてきた。そこにはフランスに固有の事情を背景とした独自性が見られた。例えば,2003年には,監査期待ギャップの縮減を目指して「評価についての説明」という,いわゆるKAM(監査上の主要な検討事項)と同様の効果を狙った事項の監査報告書への記載実務が世界に先駆けて導入された。一方,2017年以降は,いわゆる短文式を維持しながらも,必要に応じて最大9区分からなる監査報告書が作成されることになった。そこに含まれる「評価についての説明」区分には,決定方法と内容を国際監査基準(ISA701)の規定に合わせたフランス版KAM(Points Clés de l’Audit)が記載されることとなり,フランスの会計監査役の監査報告書は一気にグローバル水準の様式と内容を備えることになった。しかし,フランスでは,過去の監査報告書の改革に対して批判的な厳しい評価がなされてきた。監査プロセスの透明化を標榜するグローバルな監査報告書様式の改革に追従したフランスの新しい監査報告書に対して,どのような評価が下されるかが注目されるところである。北海道大学大学院経済学研究院2018-06-14jpndepartmental bulletin paperVoRhttp://hdl.handle.net/2115/710080451-6265AN00070036經濟學研究Economic Studies681523https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/71008/1/03ES_68%281%29_005.pdfapplication/pdf569.45 KB2018-06-14