2024-03-29T05:27:33Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/728472022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_72555hdl_2115_157hdl_2115_72528知床半島における海底火山体の復元後藤, 芳彦open access650自己紹介をかねてこれまで行ってきた海底火山の研究について報告する。 知床半島北東部の知床岬周辺地域には、主としてハイアロクラスタイト(水中自破砕溶岩)からなる知床岬層が広く分布している(図-1)。ハイアロクラスタイトの産状を呈する新第三紀の海底火山噴出物はいわゆるグリンタフ地域において普遍的に認められるが、これまでは“集塊岩層”あるいは“火砕岩層”のように地層としてのみ扱われ、火山体の構成物として認識されることはあまりなかった。今回著者は火山体復元の観点から、知床岬層の広域的かつ詳細な野外調査を行った。この結果、知床岬層の火砕岩類を供給した二つの明瞭な放射状岩脈群が見いだされ、火砕岩類の分布域などから、知床岬層を形成した二つの海底火山体が復元された。北海道大学演習林1990-02jpndepartmental bulletin paperVoRhttp://hdl.handle.net/2115/72847AN10102092北海道大学演習林試験年報745https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/72847/1/1988_1-2.pdfapplication/pdf134.88 KB1990-02