2024-03-28T18:14:24Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/323962022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_32388hdl_2115_4917hdl_2115_123NPO・政府・企業間の戦略的協働 -霧多布湿原トラストと北海道グリーンファンド-Strategic Multi-Sector Collaborations - Cases of Kiritappu Shitsugen Trust and Hokkaido Green Fund -小島, 廣光平本, 健太樽見, 弘紀後藤, 祐一NPO戦略的協働協働の窓モデル年代記分析協働アクティビスト330本研究は,過去15年間に世界各国で急速に展開しはじめたNPO,政府,企業という3つの異なるセクターに属する組織間における戦略的協働のプロセスの解明を試みたものである。具体的には,戦略的協働を分析するための理論的枠組である「協働の窓モデル」,および「年代記分析」にもとづき,「霧多布湿原トラスト」と「北海道グリーンファンド」の2つの協働プロジェクトの詳細な事例研究をおこなった。その結果,戦略的協働の前史,形成,実現,展開の4つの過程がそれぞれ解明された。分析結果は,(1)参加者の特定化と協働の場の設定,(2)アジェンダの設定と解決策の特定化,(3)組織のやる気の発揮と活動の展開,(4)解決策の決定・正当化と協働の実現のそれぞれに関する,合計20の命題として提示された。NPO,政府,企業間の戦略的協働は,きわめて今日的な現象であり,協働に関する研究も緒についたばかりである。今後も継続的に,それら協働プロジェクトの事例研究を展開・蓄積し,戦略的協働についての知見を一層深める必要がある。北海道大学大学院経済学研究科Departmental Bulletin Paperapplication/pdfhttp://hdl.handle.net/2115/32396https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/32396/1/ES57%284%29_35-100.pdf0451-6265AN00070036經濟學研究574351002008-03-10jpnpublisher