2024-03-29T06:39:48Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/706892022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_20046hdl_2115_138土の界面と移動現象, そして土をめぐる物質循環 児島湖底土の飽和透水係数に及ぼす土壌溶液pHの影響石黒, 宗秀519I.はじまり: 茨城県のつくばから岡山に転勤して,何かこの地域の特徴的な土を研究対象に したいと思っていました。そんな折,共著者の赤江剛夫氏が精力的に扱っていたのが,この論 文に取上げた児島湖の底泥です。これまで関東ロームの火山灰土と沖積水田土壌を対象に していたので,それらと異なる性質のものでしたが,土を界面科学的に捉えれば,共通性も多く認められました。また,岡山県には,石灰岩地帯があり,石灰工業が盛んです。石灰の研究グループに参加する機会を得たのも,この研究を進める上で重要なきっかけとなりました。ご存知のように,児島湖は日本でも指折りの汚染湖沼です。底泥は,有機物や栄養塩類を多量 に含むため,湖沼の富栄養化促進物質の供給源となり,かつ水中の酸素欠乏を招く一因と見なされています。ここは,水質浄化対策として,農林水産省が凌深事業を行っている,現代的課題を抱えたホットな場所でもあります。農業農村工学会Journal Articleapplication/pdfhttp://hdl.handle.net/2115/70689https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/70689/3/70_655.pdf0369-51231884-7188農業土木学会誌70771722002jpninfo:doi/10.11408/jjsidre1965.70.7_655© 社団法人 農業農村工学会publisher