2024-03-28T09:07:13Zhttps://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/requestoai:eprints.lib.hokudai.ac.jp:2115/730772022-11-17T02:08:08Zhdl_2115_72541hdl_2115_157hdl_2115_72526中川研究林における猛禽類の長期モニタリングThe long-term monitoring of Raptores in Nakagawa Experimental Forest奥田, 篤志斉藤, 満654中川研究林では、オジロワシをはじめとする希少猛禽類の長期モニタリングを1997年からおこなっている。研究林内でオジロワシの繁殖が確認されたところに、JR宗谷本線への落石防止工事および国道40号線音威子府バイパスの建設が具体化したことが、猛禽類のモニタリングのきっかけとなった。当時、内陸の河川環境におけるオジロワシの繁殖地は知られていなかった。中川研究林では鳥類レッドリスト(環境省、2006)にリストアップされたタカ目14種のうち8種が記録されているが、モニタリングの対象にしているのはオジロワシ、クマタカ、ミサゴの3種である。落石防止工事は、環境アセスメントの必要は無い事業規模であり、工事自体は研究林敷地外でおこなわれる。しかし、オジロワシの営巣に対して影響が危惧されたため、上川支庁と協議を行い、生息状況を確認しながら工事がおこなわれ、研究林と上川支庁との間で情報共有を図り事業が進められている。音威子府バイパスの工事は2007年に着工し、2009年からトンネル工事が本格的に開始されることから、モニタリングの必要性が増すと思われる。モニタリングを開始して10数年が経過し、中川研究林における希少猛禽類の生息状況が明らかになりつつあり、2008年にはじめてオジロワシの孵化から巣立ちまでの期間をビデオ撮影できた。そこで、これまで中川研究林でおこなってきた猛禽類のモニタリングについて報告する。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーションDepartmental Bulletin Paperapplication/pdfhttp://hdl.handle.net/2115/73077https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/73077/1/2008-27_1-2.pdf1344-5855AA11393691北方森林保全技術27692009-11-30jpnpublisher