小野@NII広報普及課と申します。
# 図書館的には部外者になりますが読ませていただいてました。
なんとなしに思ったのですが、以下の感じからすると、
機関リポジトリのインターフェースすらいらないのでは、
と思ってしまいました。
OAI-PMHのデータプロバイダさえあれば、そこからJuNiiなりOAISterなり
または、Googleサイトマップに喰わせてGoogle UniversityやGoogle Customから
検索させたり、学内的に必要ならOPACがハーベストできればいいような
気もします。
データプロバイダだけのソフトは、DSpaceなどよりは、導入も運用も
楽そうなイメージなので。
図書館の電子図書館から大学の機関リポジトリへ、という動きもなんとなく
わかりますが、OPACを図書館だけのOPACから大学資源OPACへ格上げする、
というのもなくはないかなぁと思いました。
>>> 分析によると、アイテムへ到達する手段は、コレクションやコミュニティのツリーを手繰ってではなく専ら外部からの
>>>検索経由なので、カテゴライズってどのくらい注力すべきなのか考えてしまうことが
あります。
>> とのご意見がありましたが同感です。
>> 利用のしやすさ等、考えすぎず、大学のサイトとしてそれっぽい外見にしてお
>> く程度でよろしいのではないでしょうか。
>> (真のユーザは外部のサービスシステムから直接アイテムに来る)
>
> はい、賛成です。千葉大の高野さんが先月San Antonioで発表して、CURATORの
> 画面を紹介したときに、"How simple!"といわれたそうですが、それでよいの
> ではないかと思います。アメリカの図書館員は、いまだに図書館のホームペー
> ジをユーザ(アメリカ流ですとパトロンでしょうか?)が見にくると思っている
> わけなのですね。思えば、"CURATOR"という命名は意味深いものだたった思い
> ます。Data(what is given)のcurationがリポジトリ(repository)の究極の任
> 務であるのだと思います。
>
> 同じ観点から、北大さんが中心のAIRwayにしても、千葉が始めてしまった
> Scirus連携にしても、研究者・学生の自然な情報探究作業のなかで、機関リポ
> ジトリ搭載の研究成果がひっかかってくるようにする試みだと考えています。
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小野 亘 (Ono, Wataru) E-Mail:wono @ nii.ac.jp
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