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Date:  Mon, 25 Dec 2006 13:44:55 +0900
From:  HASHI Yohei <yhashi @ ad.kanazawa-u.ac.jp>
Subject:  [drf 0264] Re: IR  に登録できないコンテンツをどうするか

皆様
金沢大学の橋です。先週末にお送りした件について,沢山コメントを頂きありがとうございます。
それらをまとめて,文面を見直して整理している途中にうっかり,手を滑らせて,送信してしまいました。

もう少し整理してから送りたかったのですが,既にお送りしてしまいましたので,またコメントを頂ければ幸いです。
大変失礼いたしました。

At 13:36 06/12/25, HASHI Yohei wrote:


>1.登録できない論文が出てきた場合の対応
>(1)「リポジトリ=フルテキスト100%」という趣旨を先生に理解して頂いた上で,公開不可の論文はリポジトリには登録せず,別の場所に保管しておく。
>
>#登録できなかった場合の連絡に手間がかかる。
>#別の場所に保管しておくと全文が死蔵される可能性が高い。
>
>以下,やりようによっては業績DBを兼ねられるパターン
>
>(2)公開可能のものについては,現状どおり公開する。公開不可の論文については,全文ファイルを非公開のコレクションにメタデータ付きで登録しておく。
>【コメント】
>#非公開部分についての閲覧希望が出たらどうするか
>#論文単位で「全文公開/メタデータだけ公開/全部非公開」を簡単に切り替えられるととても便利だと思うのですが。
>
>(3)公開可能のものについては,現状どおり公開する。公開不可の論文については,全文ファイルを非公開のコレクションにメタデータ付きで登録しておく。この非公開部分に「全文を見たいので電子メールで送って頂戴」ボタンを付けておき,著者から許諾のあった分については,希望者に「電子的な別刷」を利用者に送信する。
>#実現するには,システムの改修が必要
>#どんどん「送って頂戴」依頼が来るか?
>
>(4)(3)の「送って頂戴」ボタン→「電子的な別刷」送信を自動化する。
>
>#実現するには,システムの改修が必要
>#著作権法違反になる?
>
>以上については,IRと業績DBの関係をどう捉えるかによって変わって来るかと思いますが,図書館側から見るとなるべく手間を掛けずに済ませたい(逆に言うと手間を掛けたらそれを反映させたい)と思います。というわけで,作業にかける手間と効果を考えると(1)だともったいないような気がします。
>
>2.教員への依頼の仕方
>1.の中のどれを目指すかによって変わってきますが,少なくともこちらから依頼する場合は,「何でもよいから」よりは,「この論文を送って下さい」という形で依頼した方が良いようですね。
>
>#「○○学会については登録可」という情報が分かった場合は,「○○学会発表分について,何でも送って下さい」という合わせ技が使えるかと思います。
>
>その一方,自主的な投稿も想定しておく必要があるかと思います(個人的には,増やしていく必要があると思っています)。現在,金沢大では,業績DBの入力インターフェイスの部分に「IRへの全文送信ボタン」を付ける計画を考えているところですが,その場合は,「何でも」送られてくることになります。
>
>これについても,だんだんと成るように成って行く気はしますが,将来的には,(1)IR登録可能かどうかを教員自身が調べられトゥールや情報,(2)「全文登録できない場合があります」というお断りの文面,は用意必要しておく必要がありそうですね。
>
>
>At 18:59 06/12/22, you wrote:
>>金沢大 橋様
>>皆様
>>
>>広島大 尾崎です。お世話になります。
>>
>>>論文を集めをする際には,「何でも良いからお送り下さい」というよりは,
>>>「この論文をお送り下さい」という形の方が当面は良いでしょうか?
>>
>>広島大では昨年度「なんでもください:質より量」をスローガンに集めて
>>きましたので、今年4月にオープンしてほっと一息ついた時、
>>登録できなかったコンテンツが目の前に山と積まれてうんざりした、という
>>痛い経験があります。(いまだに返却できず積まれているものもあり。)
>>初期コンテンツをかき集めるにはある意味役立ちましたが、それが継続収集に
>>つながっていかないであろうということを、その時思い知った次第です。
>>「なんでもいいです」と言うと選別する手間がかかって引いてしまう人もあり、
>>「じゃあ全部あげるよ」とごっそりもらうと、図書館で著作権関係を調べたり
>>電子化なんかもしたりして結局時間がかかったりもしました。
>>そんなことで、「この論文のこの原稿をください。これなら登録できますから」と
>>単発で依頼をする→一つ二つならば結構早くレスをもらえる→即登録してお礼を
>>書く→好印象 かな。と思っています。
>>
>>#でも、あんまり「これだけください」と言っていると、ほんとにそれだけしか
>>#集まらなくなる。版元に許諾を得る作業がなくなって、広がらなくなるかも
>>#しれないなあ、とも思っています。
>>
>>> 「せっかくくれたのでメタデータだけでも」という気持ちはすごくよくわかり
>>> ます。こちらも自発的な寄贈があると大喜びです。
>>> しかし、メタデータのみのレコードを入れることにより、このデータベースの
>>> 狙いがぼけて学内に伝わってしまうことを恐れます。
>>
>>最近はあまり自発的な提供がないので、
>>(初期協力者の論文がある程度終息したというのもありまして)
>>せっかくくれたものはなんとかしたいと私たちも思っていますが、
>>やはりメタデータのみは作っていません。
>>登録不可がはっきりしているものは泣く泣くお返しするしかないでしょうか。
>>
>>でも北大さんと同じように、↓これはやっています。
>>
>>> しかし,「現時点では」応諾できないとのことですし,状況が変わる
>>> 可能性がありますので,このままお預かりさせていただきたく,
>>> よろしくお願いいたします。
>>
>>国内誌は大いに可能性がありますので、登録して公開せずに保留にしている
>>ものが多々あります。
>>(↑忘れないようにしなくちゃと思ってますが、よく忘れています・・・。)
>>
>>#余談ですが、昨日と今日、大阪教育大さんが4名研修・見学に来られました。
>>#皆さんほんとに熱心で、私たちも勉強になりました。(日頃不勉強なので・・・)
>>
>>--------------------------------
>>広島大学図書館 学術情報整備グループ
>>学術情報リポジトリ主担当
>>尾崎 文代 (OZAKI, Fumiyo)
>>TEL:082-424-6228  FAX:082-424-6204
>>E-Mail: tosho-seibi-repo @ office.hiroshima-u.ac.jp
>>http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/portal/
>
>橋 洋平 金沢大学情報部情報企画課情報企画係長
>TEL:076-264-5204 FAX:076-234-4050
>e-mail: yhashi @ ad.kanazawa-u.ac.jp http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp 

橋 洋平 金沢大学情報部情報企画課情報企画係長
TEL:076-264-5204 FAX:076-234-4050
e-mail: yhashi @ ad.kanazawa-u.ac.jp http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp