国立情報学研究所 阿蘓品様
信州大学附属図書館 石坂です。
日頃、大変お世話になっております。
阿蘓品様がご覧いただいたサイトに紹介されたメディアフュージョンの
製品ですが、本学との間で共同開発しているものです。
メディアフュージョン社サイトの発表は、こちらが知らないうちに行われ、
一部誤解を招く表現があり、さきほど内容の訂正をお願い致しました。
先月になりますが、1/5−6に、京都大学で開催されました、第2回「国立
大学附属図書館の課題に関する館長懇談会」にて、本学図書館長である
野村先生より、信州大学学術情報オンラインシステム(SOAR)の概要をお
話しされました 。
その中で、システム開発方針として、『SOARを構成する「機関リポジトリ」
と相互連携する柔軟で拡張性のある「新・研究者総覧システム」をMF社
と共同開発する。』とあり、このMF社がメディアフュージョンに相当します。
なお、当日の発表内容につきましては、「東海地区国立大学図書館協会」
のサイトにアップされています。
http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/janultokai/index.html
以前、このDRFのメーリングリストにご報告しましたが、新・研究者総覧シ
ステムの開発にあたって、図書館を事務局として、学内各部局からメンバ
に参加いただき、WGを立ち上げました。
現在のところ、ありがたいことに、全学の研究者の理解も順調に進んでい
ると考えています。
CSI(平成18年度委託事業報告書)には、今後の展望を含めて、詳細を
ご報告したいと考えております。
----- Original Message -----
Sent: Wednesday, February 14, 2007 9:19 AM
Subject: [drf 0511] [Fwd: 株式会社メディアフュージョン IRと教育研究者総覧システム]
> 各位、
>
> こういう製品を発見しました。
> どこかの大学ですでに導入なさっているところはありますか?
>
> 阿蘓品
>
>
> http://www.mediafusion.co.jp/mail/backnumber/2006/mail_dec19.html
> ◆ 学術情報の総合ポータルを構築
> 『機関リポジトリ』と「教育研究者総覧システム」との連携システムのご紹介
> ───────────────────────────────────
> 国立大学が法人化され、大学からの情報発信が問われている近年、各大学図書
> 館では『機関リポジトリ』の構築が課題となり、取組みが進んでいます。
> 『機関リポジトリ(Institutional Repository)』とは、大学および研究機関で
> 生産された電子的な知的生産物(紀要論文、学位論文、シラバス、プレプリン
> トなど)を保存し、発信するためのインターネット上の保存書庫を意味します。
> 『機関リポジトリ』はフリーソフトで提供され、世界ではすでにマサチューセッ
> ツ工科大学、カリフォルニア大学、オックスフォード大学など400以上の『機関
> リポジトリ』が構築されています。
>
> 日本でも『機関リポジトリ』は各大学で構築され始めており、この『機関リポ
> ジトリ』に保存された情報は、メタデータが国立情報学研究所(NII)のデータ
> ベースに自動集約されるため、国立情報学研究所(NII)が提供する学術コンテ
> ンツの総合ポータルサイトで一括検索が可能です。
> 閲覧者は簡単に必要な論文などの検索を行なうことができ、各大学は所有する
> 学術情報へのアクセス機会の格段の向上が期待できます。
> また国立情報学研究所(NII)では、『機関リポジトリ』の構築・連携支援も行
> なわれています。
>
> ・国立情報学研究所(NII)http://www.nii.ac.jp/
> ・学術コンテンツポータル http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp
> ・次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業
> http://www.nii.ac.jp/irp/index.html
>
>
> 大学がこのような『機関リポジトリ』を構築するメリットとしては、次のよう
> な点が挙げられます。
>
> ・ 研究成果の容易な発信と学外からの容易なアクセス
> ・ 知的生産物の長期保存・累積管理
> ・ 研究成果の社会に対する説明責任の履行
> ・ 大学の知名度向上(PR効果) など
>
> しかし『機関リポジトリ』は知的生産物の保存、発信を目的としているため、
> そこには「研究者に関する情報」は記載されておりません。
> そのため、大学の研究成果を総合的に広く社会に発信するという意味では十分
> なものとは言えませんでした。
> そこで当社は、大学と共同で『機関リポジトリ』と連携できる「教育研究者総
> 覧システム」の研究を行ない、来春リリースすることとなりました。
>
> 「教育研究者総覧システム」にはネイティブXMLデータベースを採用し、データ
> 項目の変更に柔軟に対応できるシステムとなっています。
> このシステムでは、使い慣れたExcelを入力フォーマットとして利用し、サーバ
> にアップロードすることでデータ登録が完了します。
> Excelでの登録データは自動でXML変換され、データベース定義が不要なXMLデー
> タベースに格納されます。
> また、アクセス権管理・アクセスログ管理、項目別条件検索や複数条件での検
> 索、検索結果の一覧またはレコード表示、Excel形式での検索結果抽出など、機
> 能も充実しています。
> 特に、『機関リポジトリ』と「教育研究者総覧システム」を連携させることで、
> 『機関リポジトリ』で検索された論文から「教育研究者総覧システム」の研究
> 者情報が閲覧でき、また「教育研究者総覧システム」からは『機関リポジトリ』
> の論文検索・閲覧が簡単に行えます。
>
> このような、柔軟で拡張的な「教育研究者総覧システム」を構築することで、
> 大学は次のようなメリットを享受することができます。
>
> ◇『機関リポジトリ』に不足する研究者情報を補完することで、
> 相互利用の機会を促進
>
> ◇『機関リポジトリ』からの直接アクセスにより研究内容、研究者及び
> 大学自体の知名度を世界的にアピール
>
> ◇ 学内データベース(例:業績評価DB)との連携も可能
>
>
>
> 『機関リポジトリ』と「教育研究者総覧システム」との連携システムの詳細に
> ついては、弊社までお問い合わせ下さい。
> http://www.mediafusion.co.jp/ask/
>
>
>
> --
>
> 国立情報学研究所
> 開発・事業部コンテンツ課 学術ポータル係
> 阿蘓品治夫 ASOSHINA Haruo
>
> 101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
> Tel 03-4212-2330 Fax 03-4212-2375
> mail asoshina @ nii.ac.jp
>