野田様
Harnadなどが強調しているのは「(集団としての)研究者」ではなく、
個人としての研究者が利益を得るということではないでしょうか?
つまり、OAによって論文の認知度が上がり、引用される率も高まり
昇進にもつながる、ということで。
研究機関が受益者(3行目)ということであれば、図書館もその中に
含まれるかもしれませんね。図書館はIRを行うことで学内外での
認知度を上げられる(というより生き残りがかかっているのかも)。
OAが進むことで将来的には雑誌価格高騰問題が解決する(かも
しれない)、というのはこの表には入りませんかね。。。
栗山 正光
常磐大学人間科学部現代社会学科
〒310-8585 水戸市見和1-430-1
----- Original Message -----
Sent: Monday, May 14, 2007 7:23 PM
Subject: [drf 0750] OAの論理(Re:「静脩」Vol.43. No.3-4)
> 皆様
>
> 野田@歴博図書室です.
>
> 実際に「義務化」を謳っている文書として
> "Triple B"やFRPAAなどが上げられると思うのですが
> これらはなんとなく,一律には扱えないような気がしまして
> 添付Excelのように分けてみました.
>
> あまり明確な根拠があるわけではないのですが
> よく使われるOAの理由に即して分けていくと,
> 大体3つから4つぐらいになるのかな,という気がします.
>
> ただ,作ってはみたものの,
> 藤田さんや山地さんの問題提起
> 「図書館員の仕事が,どのように変質するのか」
> に対する答えにつながりそうもないのが
> 悔しくてならないです。。。
>
> ---
> SUGITA Shigeki wrote:
>>
>> > そこで,ふと思いましたことは,「機関リポジトリのセルフアーカイブは,
>> > 今後国策として研究者に強制できるものなのでしょうか?」いうことです。
>> :
>>
>> たとえば、研究助成への応募条件として、
>> つまり、この条件を飲めない研究者はそもそも応募できない。
>> 公的助成成果の社会還元という文脈はそういう理屈なのだと思います。
>>
>> ――以上、その良し悪しは別として。
> ---
> ↑恐らく,科研費などは現在でも
> これに近いのではないか,という気がするのですが,
> 「実行力を伴う」義務化ということになると,
> 可能性があるのはこれぐらいではないでしょうか.
>
> --------------------------
> NODA, Hideaki / 野田 英明
> 国立歴史民俗博物館 研究協力課 図書係
> 千葉県佐倉市城内町117
> Tel:043-486-6491 / Fax:043-486-4080
> Mail: h_nod @ rekihaku.ac.jp
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> ---<発信力は,競争力。>---