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Date:  Fri, 23 Feb 2007 13:34:26 +0900
From:  SUGITA IZUMI <izumi @ ab.mie-u.ac.jp>
Subject:  [drf 0573] Re: 動画のファイル形式について

NII広報普及課・小野さま、北大・行木先生、
阪大・前田さま、農林水産研究情報センター・林さま、
京大・高橋さま、筑波大・山本さま、東歯大・阿部さま
皆さま

  杉田@三重大です。いつも大変お世話になっております。
 長文、失礼いたします。

 このたびは、動画のファイル形式についてご教示いただき、誠に有難う
 ございます。
 動画の取扱いで、何をどのように検討すべきなのかということも含めて、
 技術的な部分も少し分かってきました。

小野亘@NII企画広報係 さんは書きました:
> ブラウザ上でそのまま見せたいのであれば、ダウンロードさせるよりは、
> wmv、asf(以上はWindowsMediaPlayer)に変換してストリーミングにした方が
> 親切かと思います。
> flv(いわゆるYoutubeの形式)に変換するのも手でしょうか。

nami @ math.sci.hokudai.ac.jp さんは書きました:
>保存用にはしかるべきビットレート(2Mとか8Mとか)とサイズのMPEG2で、公開
>用には情報が伝わる程度のビットレート(512Kとか384Kとか)のWindows Media
>やRealVideoではないでしょうか。視聴環境はどちらもフリーです。

 なるほど!
 動画や画像のように元サイズが巨大だったりするものは、保存用と公開
 用とを分けて考えるといいのですね。

高橋安司 さんは書きました:
> 動画ファイルについては詳しいわけではなく、ただ単に趣味で遊ん
>でいるだけの私が言うのもなんですが、実際問題としてDVD丸ごと、
>> isoイメージファイルにして置いておくのが普通かと思います。
>というのでは、Winnyでのファイル共用(あ、共有でしたっけ?)の
>世界になってしまう。杉田@三重大さんもそこまでは望んでいないで
>すよね? あ、リポジトリだからいいのかな?

小野亘@NII企画広報係 さんは書きました:
> 考えるポイントとしては、
> ・DVDまるごともしくは完全に可逆で / 非可逆でよい(圧縮でよい)
> ・現物をDLさせる(なければならない) / DLはさせなくてよい(させたくない)
> ・帯域を気にする / 気にしない
> のマトリックスかと思います。

 今回実現したいな、と思ったことは以下のとおりです。
#それを最初に書きなさい>>自分(^^;。 申し訳ありません。<(_ _)>

1)MIUSE(機関リポジトリ)を、動画配信のメインサーバにすることは
 現在のところは想定しておりませんでした。
 たとえば、歴史街道GISは別サーバを立てておりますし、e-learningの
 サーバも別途あります。

2)機関リポジトリのコンテンツとしては、たとえばシンポジウムや学会
 発表資料と一緒に、小さいサイズの動画もつけることができれば、コン
 テンツとして面白いのではないかと思っておりました。
 たとえば、東歯大さんのように・・・。

Junya ABE さんは書きました:
>以前にご紹介した土屋先生の講演ビデオはWMV形式のファイルを
>プログレッシブ配信しています。
>
>いくらユーザが多いとは言え、特定のメーカ(MS)のエンコード形式に
>依存するのはどうかな?とは思うものの、Windowsであれば何もインストール
>することなくユーザが閲覧できる魅力は大きいです。
>
>個人的にはDivx(MPEG4)が好きでDVD2AVIとAviUtlを使ってエンコード
>したりしています。
>
>http://nextalpha.ddo.jp/alpha/dvd/d2.htm
>http://ruriruri.zone.ne.jp/aviutl/
>http://www.divx.com/?lang=ja

  北大さんの、こちらの場合は、mp3を使っておられますね。
  http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/14589

小野亘@NII企画広報係 さんは書きました:
> 著作権はリポジトリに載せる以上処理済が前提ですよね。
>
> 誰が見るか分からない以上、帯域を気にする必要はありますので、
> 試聴用に軽めに変換したファイルを別に置くか、ストリーミングしておいて
> 本当に必要だったら元ファイルをDLする、というのがよいような気もします。

3)今回は、テストケースとして、肖像権・著作権とも問題ない図書館案
 内ビデオをリポジトリに入れてみたいと思いました。
 リポジトリに入れることが目的ですので、DVDは非可逆でよい(圧縮でよい
 )です。

 また、あわよくば、自動貸出返却機や、OPAC検索のシーンだけ切り出して、
 短いバージョンも作成し、情報リテラシー講習会のときに学生さんと一緒に
 見たりできたらいいな、と思っておりました。

山本 淳一 さんは書きました:
>リポジトリではないのですが、図書館の案内ビデオを以下のページから
>配信しています。
>https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/riyou_annai/riyou-annai-movie.html
>
>以前に構築したシステムですので、詳細はすぐにわからないですが、
>Windows MediaとRealPlayerで配信しています。
>MacOSやUnix系のOSでも見られるという意味では、mpeg4の方が汎用性が高い
>ようにも思います。

 あまりダウンロードでストレスを感じさせない程度のサイズにして、
 動画パワーユーザじゃない人々にも使ってもらおうと思うと、wmvや
 mpgあたりが便利なのかなぁと思いました。
 また、自分がWinユーザなのでMacユーザの環境が分からず、ついつい
 自分の環境でOKなら大丈夫、と勘違いしがちなので気をつけたいです。

> なお、
> VOB = mpg なので、PCに落として、拡張子VOBをmpgに変える
> だけでmpgになります。

 ええ!!知りませんでしたっ!

> ただし、DVDの仕様で、VOB 1ファイルの要領が決まっているので、
> 普通はいくつかのVOBに分割されているので、変換ソフトの作業
> としては、mpgにするときは、その分割されているVOBをくっつけ
> ながら変換することになります。
> なので、DVD->MPGで要領はほとんど変わらないはずです。

 はい、拡張子変えただけではうんともすんとも言ってくれませんでした。
 (^^;

> あと、日本語/英語、字幕あり/なし チャプターなどのメニューがプログラム
> されているDVDだと、やっぱりisoイメージでもないと利用者側
> で再現できないのではないかと思います。
  
 ああ、これは考えておかないといけないかもしれません!!
 動画の取扱いとしては、保存用・しっかり使える配信用・気軽に使える
 配信用・・・が必要なのかもしれませんね。

Takanori Hayashi さんは書きました:
>当方のビデオライブラリ
>http://rms2.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/other/MediaDB/mediadb.html
>はSTARBAK社のTORRENT-OSA(http://www.ivci.com/streaming_starbak_streaming_solutions.html)
>を使用しています。
>(日本語の紹介は http://www.nissho-ele.co.jp/nf/pdf/NF17.pdf のp20-21をどうぞ。)

 おお!充実していますね!
 こういうのが揃えていければ、DRF2@早稲田で行木先生がおっしゃっていた、
 「高校生対象のオープンキャンパス時の様子を動画でサービス」などができ
 そうです。
 
Shinji Maeda さんは書きました:
>いっぱいありますが、参考になるでしょうか?
>http://www.katch.ne.jp/~kakonacl/douga/winplayer/winplayer.html

 本当に沢山ありますね!!

>・・・確かに本格的にIRに動画を掲載する(今後も継続的にコンテンツが増える)
>というのであれば北大の行木さんのおっしゃるようにストリーミングサーバの
>構築が必要ですが、小規模のうちはこういう特定のソフトを紹介してそれで
>利用してもらうのがいいと思います。
>(「こんなの使えるかっ!」とか利用者の反応も聞けるでしょうし)

 はい、ユーザさんに使っていただいて、お叱りをいただきながら改善
 していく覚悟も必要そうだと思いました。(^^)


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 ここまで読んでくださった皆様:誠に有難うございます。

 もし、動画の取扱いがとても得意な方で、あまりそういうことにストレス
 を感じない方がいらっしゃいましたら、DVDそのものを一度お送りさせて
 いただいて、いじってみるテストにご協力いただければ大変幸いです。
 ご協力いただける場合は、literacy @ ab.mie-u.ac.jp宛に、ご連絡頂ければ
 幸いです。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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Sugita Izumi 杉田いづみ  izumi @ ab.mie-u.ac.jp

国立大学法人三重大学 学術情報部(附属図書館)
情報図書館チーム 情報リテラシー担当

〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577 
Tel:059-231-9089 (ext.2208) Fax:059-231-9800
図書館Web:http://www.lib.mie-u.ac.jp/
問合先Email:literacy @ ab.mie-u.ac.jp