DRFの皆様
金沢大学の橋です。いつもお世話になっています。
メールのやり取りが途切れた頃,賑わい創出のために書いてみようと思っていたのですが...なかなか,途切れませんので,そろそろ紹介をさせて頂きます。
#相談して書いたものではありませんので,補足・修正等ありましたら,よろしくお願いいたします。
●大学名:金沢大学
●担当課:情報部情報企画課
●担当係:情報企画係(係長1名,パート2名)
図書館員によるワーキンググループ(7名)
●連絡先:情報企画係 inkikaku @ ad.kanazawa-u.ac.jp
●リポジトリ名称:金沢大学学術情報リポジトリKURA
●今年度の目標
1.コンテンツ収集・登録作業を日常業務化し,作業マニュアルを作成すること
2.機関リポジトリの存在・意義を学内に定着させること
3.学位論文登録のための手順を確定させること
4.学内業績データベースとKURAとの連携プログラムを構築すること
5.より詳細な利用状況を把握できる統計機能を作ること
6.システム及び関連ページの見た目を良くすること
7.DSpace及びサーバーに関する知識,電子化時代の著作権についての知識を人並みに持つこと
8.当メーリングリストの話題が理解できるようになること
#7,8は個人的目標ですが,できるだけ図書館員全体の知識を向上させるための研修のようなものを考える必要があるかと思っています。
●長期的目標
学内業績を全文またはメタデータで完全に捕捉できるシステムを構築すること
→業績データベース(全業績のメタデータ)とIR(全文の登録可能分のみ)の連携と分担
●基本的なコンセプト
特にはっきり決めていませんが,「継続的に運用可能なリポジトリ」という感じでしょうか?
●これまでの事業実施状況
1.2005年度,学内の合意形成,初期データ集め,システム構築を行い,2006年6月に1200件ほどの紀要を中心としたリポジトリとして運用を開始。
2.今年度は,海外学術雑誌論文の最終稿等も収集し,現在,約2300件ほどのデータを登録済。
3.日本語学術論文については,主要な国内学会に登録条件を確認の上,可能なものから登録を進めている。
3.CSI事業領域2「業績DBとIRとの連携(主担当)」「Digital Repository Federation」で連携大学と協力中。
4.現在,各部局教授会で,昨年に続いて,二巡目となる説明会を実施中。「図書館が何でもします」と言いつつ,登録数を増やす計画。
●悩み事
「今年度の目標」に書いたことの裏返しということになります。
1.コンテンツ収集・登録作業を日常業務化し,作業マニュアルを作成すること
#まず,リポジトリについては,まだ仕事の全貌がよく分からず,整理されていないのが現状です。
→現在,教員別新着論文リストをSCOPUS等で作成した後,著者に連絡するような作業を行っていますが,電子メールのアドレスを調べた上で1件ずつ送るのがかなり面倒。
2.機関リポジトリの存在・意義を学内に定着させること
→「すでに電子ジャーナルとして無料で見られるのに著者最終稿を送る必要はあるのか?」という意見に対して,どう答えるか?納得させるか?それとも,納得させる必要はないか?
3.学位論文登録のための手順を確定させること
→雑誌に公表済/公表予定部分を含む場合の扱いをどうするか?
4.学内業績データベースとKURAとの連携プログラムを構築すること
→せっかく図書館に全文を送付してきたのに,リポジトリには登録できないような場合,その全文はどうするか?登録しないのももったいないし...
5.より詳細な利用状況を把握できる統計機能を作ること
→何を,どこから,何件...を把握する仕組→自分で作れると良いのですが...
6.システム及び関連ページの見た目を良くすること
→これも自分でできると良いのですが...
橋 洋平 金沢大学情報部情報企画課情報企画係長
TEL:076-264-5204 FAX:076-234-4050
e-mail: yhashi @ ad.kanazawa-u.ac.jp http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp