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Date:  Wed, 13 Dec 2006 18:55:14 +0900
From:  Hiroko Suzuki <suzuki @ ll.chiba-u.ac.jp>
Subject:  [drf 0163] Re: 千葉大さんの自己紹介へ質問です

内島さま、みなさま

千葉大鈴木です。
ハーナッド先生のご意見のご紹介、ありがとうございました。
う〜ん、なんとコメントしたらいいのかよくわからないので、置いといて・・

> 千葉で一部の分野の先生方がオーバーレイジャーナル的にお使いになり始めて
>いる、というのは具体的にどのような使い方をされているのか、大変興味があり
>ます。もし、ご提供可能な情報があれば、ちょっとご教示願えますでしょうか。
>(先日のOpenScholarship 2006の最後で、JISCもオーバーレイジャーナルの実験
>プロジェクトを始めるとアナウンスしていました。)
>
> おそらくこれからリポジトリのコンテンツ収集案を練る大学にとってもとても
>参考になるに違いないと思うので・・・。でも、時間ができてからで結構ですの
>で・・・。

ご配慮ありがとうございます。(時間ができたような、できないような・・)
具体的には、ココのサイトを見てください。
http://www.shd.chiba-u.ac.jp/~coe21/results/kokyokenkyu_top.htm
http://www.c-med.org/
↑これらが、先日のワークショップのポスターセッションで、
お知らせした2例です。
ただ目次ページから本文(CURATOR)へリンクを貼るだけならば、
たいしたことないと思っていたのですが、
検索窓を設置したことにより、ぐっと利便性があがりました。
Scirus 検索窓も可能です。
さらに、この2つのジャーナルは、セルフアーカイブで、
発行のたびに論文が追加されていきます。
(つまりセルフなので、我々は結構楽しています(笑))
雑誌発行側、CURATOR側、双方にとって、とてもいい関係が築けている、
と思っています。

いろいろな議論はあると思いますが、これは、
CURATORが、バックエンドとして学内の研究を支援している
例と私は考えています。

こんなプロモーションのやり方もあるのでは?
と参考になれば幸いです。


>千葉大鈴木さま みなさま
>
>  内島@金沢です。
>
>  研修ではお世話になっています。先日もお疲れ様でした。千葉大なしには実現
>不可能な研修でした(日程、組み方、その他いろんな意味で)。
> 
> 千葉大から是非お聞きしたいのは、例のオーバーレイ・ジャーナルのことです。
>
> JISCのメーリングリストで見ていると、ハーナッド先生などはこれに批判的で、
>オーバーレイ・ジャーナルは、(1)自費出版、(2)プレプリント、(3)新
>しいポストグーテンベルグ時代の出版システム、のどれかでオーバーレイなんて
>ない、といつものごとく厳しい反応が多いようが気がします。
>
>(3)は以下のような定義になり、あえてオーバーレイといわず、OA時代の雑誌
>だと言っているようですが・・・。
> 
> Then, maybe,access-provision will be abandoned by journals and they
> will charge (author-institutions) for peer-review and certification
> only. If some will want to call those journals "overlay journals," 
> they are free to do so. I would just call them "journals," in the OA era...
>
> レーム・クローの擁護論での「分散出版システム」のようなコンセプトにも、
>現状の学術雑誌の査読システムの現状(強い歴史的inertiaの存在)から全然否
>定的のように見え、私自身も概ねそのように考えていました。
>
> 千葉で一部の分野の先生方がオーバーレイジャーナル的にお使いになり始めて
>いる、というのは具体的にどのような使い方をされているのか、大変興味があり
>ます。もし、ご提供可能な情報があれば、ちょっとご教示願えますでしょうか。
>(先日のOpenScholarship 2006の最後で、JISCもオーバーレイジャーナルの実験
>プロジェクトを始めるとアナウンスしていました。)
>
> おそらくこれからリポジトリのコンテンツ収集案を練る大学にとってもとても
>参考になるに違いないと思うので・・・。でも、時間ができてからで結構ですの
>で・・・。
>
> それから、論文単位のダウンロードはこちらでもツールを有料で外注しようか
>と考えています。これはアドボカシーにはとても強力なツールですよね。 
>
>>>長期的目標   学内研究成果(論文以外も含む)を集中的に
>>>        収集・公開する仕組みを大学のシステムに組み込むこと
>>>  
>>>基本的なコンセプト 大学構成員の役に立つリポジトリであること          
>>>
>>>これまでの事業実施状況 
>>>        1.コンテンツ収集状況は、CURATORの「一覧」のページに随時更新
>>>          今年度は、デザイン作品画像、真菌データなど論文以外の収集
>>>に着手。
>>>          データセットは300件ぐらいは行く予定です。
>>>        2.Scirus連携(いろんなところで言っているのでご存知と思いますが)
>>>        3.昨年来、5回のシンポジウム、ワークショップを開催(流石に
>>>疲れた)
>>>        4.CSI事業で、DRF、著作権ポリシー、AIRWay(お役に立てず・・)
>>>に関して、
>>>          連携大学と協力中
>>>        5.CSI事業でリポジトリの評価、研究者支援について研究及び検討中
>>>
>>>導入システム   独自開発 (今は CMSが、e-repositoryとして売っている) 
>>>
>>>悩み事 1.統計について
>>>      オープンソースの統計ソフトAWStats を組み込んでいます。
>>>      これで全体の統計はわかるのですが、個々の論文についての、
>>>      アクセス数などがわかるようにカスタマイズされている大学は、
>>>      ございますか?(ミーニョ大学のように) いらしたら教えてください。
>>>
>>>    2.論文以外の研究データのメタデータについて
>>>      今のメタデータ(JuNii2含む)では、デザイン画像や動画、その他の
>>>      データを記述するのに苦労しています。例えば、作品の大きさなど、
>>>      項目がないものはすべてDescriptionに入れています。
>>>      すでに、画像や動画の登録に着手された方がいたら、教えてください。
>>>      また、衛星画像など、大きなデータに取り組んでらっしゃる方が
>>>      いらしたら、お話聞かせてください。
>>>
>>>1週間の最後に書いたので疲れが出て、
>>>くたびれた自己紹介になってしまいました(^^;)。
>>>すみません。
>>>今後ともよろしくお願い致します。
>>>来週から元気出します。
>>>
>>>======================================
>>>鈴木 宏子
>>>千葉大学附属図書館
>>>  情報部学術情報課雑誌情報係
>>>tel:043-290-2253 FAX: 043-290-2255
>>>suzuki @ ll.chiba-u.ac.jp
>>>附属図書館HP: http://www.LL.chiba-u.ac.jp/
>>>学術成果リポジトリHP: http://mitizane.LL.chiba-u.jp/curator/
>>>======================================
>>
>>橋 洋平 金沢大学情報部情報企画課情報企画係長
>>TEL:076-264-5204 FAX:076-234-4050
>>e-mail: yhashi @ ad.kanazawa-u.ac.jp http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp 
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鈴木 宏子
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suzuki @ ll.chiba-u.ac.jp
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