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Date:  Mon, 15 Jan 2007 13:11:07 +0900
From:  SUGITA IZUMI <izumi @ ab.mie-u.ac.jp>
Subject:  [drf 0353] 著者名典拠的な機能と教員識別ID(Re:  Re: 医学系の紀要類の登録)

金沢大・内島さま
皆さま

  杉田@三重大です。

 三重大の場合、機関リポジトリから業績DB(教員活動DB)へデータを引き渡すための
 キーという役割のみ想定しているので、、今のところ非常にシンプルに考えている
 のですが、

> どのメタデータに入れるか今迷っているところです。科研番号は公開されてもいいも
>のか、ハーベスティングする必要があるのか、色々と考える要素があるので。将来典拠
>みたいなものを作るのであれば、ハーベスティングできるようにしておいた方がいいか
>なとも思いますし。業績DBのリソースを一意に指示するためのあいまいでないキーとし
>て、identifier.other(DSpceの場合)に入れようかな、とか考えています。

 著者名典拠的な機能をどこかに作って、そこからハーベストされるときの事を考えて
 おくことも必要そうですね。

 少し話しはズレますが、
 「論文評価の新パラダイム?多段的に引用を分析する方法」という記事が、カレント
 アウェアネス-Rに掲載されていました。
 http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=2865

 解説によると、以下のような内容のようです。
------------------------------------------------------------------------------
 非引用回数による論文の計量的評価方法を改良する試みについての研究。
 著者を識別するための識別子として、UAI(Universal Author Identifier)という
 ものが提唱されている。
 論文の唯一識別子であるDOI(Digital Object Identifier)と合わせて、DOIとAOI、
 すなわち論文と著者の組で、分析が行われていまる。
------------------------------------------------------------------------------

 図書館の目録的な考えでは「著者名典拠」という感覚なんですが、個人の特定が「評価」
 に絡むと、ちょっと生々しい感じだなぁと思いました。
 雑誌のIF(インパクト・ファクター)を評価に使うより、ずっと正確で公正なのだろう
 とは思いますが・・・。

 ところで、ご存知の方も多いと思いますが、カレントアウェアネス-Rを含むNDL関西館
 の Current Awareness Portalは、ものすごく使える情報サイトですね!
 RSSの登録をしてあるのですが、毎日発見があってとても面白いです。

 そして、アップが早いです・・・!
 たとえば、「科学技術情報流通技術基準(SIST)の改訂案」のニュースは、国大図協の
 事務局さんからメールが送られてくるよりも早かったです。
#国大図協からのメールは、館内で再転送という二段構えになるので・・・


内島秀樹 さんは書きました:
>杉田さま みなさま
>
> 金沢の内島です。
>
> 業績DBとの連携についてはどちらからどちらへデータを運ぶかで違いがありますが、
>教員同定用のキーが必要であることは大きく言って共通する要素かなと思います。
>
> こちらのシステムでは、業績DBから転送されるデータを同定するため、科研番号を
>使う必要があり、これをIRで追加する予定でいます。
>
> どのメタデータに入れるか今迷っているところです。科研番号は公開されてもいいも
>のか、ハーベスティングする必要があるのか、色々と考える要素があるので。将来典拠
>みたいなものを作るのであれば、ハーベスティングできるようにしておいた方がいいか
>なとも思いますし。業績DBのリソースを一意に指示するためのあいまいでないキーとし
>て、identifier.other(DSpceの場合)に入れようかな、とか考えています。
>
> 共済番号を使うのか、科研番号を使うのか、難しいところですが、国公私立で共有す
>る典拠みたいなものを作るとすれば、国立大学法人専用で大学院生は所有しない番号よ
>りは、科研番号の方がいいかと(個人的に)考えています。(でも私学は私学で私学
>共済の番号があるか?でも番号構成が同じであれば一意にはならない可能性もあるし。)
>
> ちなみに金沢大は、業績DBは原則入力必須で、科研番号は必須のアイテムになってい
>ます。科研番号のない研究者はいない、あってはならない(?)前提のようです。
>
> 典拠機能、皆さん意見はいかがでしょうか。
>
>> 教員IDの話にもからみますが、これから研究者の異動が多くなる傾向
>> にあるようですし、著者名典拠、みたいなのがあったほうが良いので
>> しょうか・・・?以前にも話題になっていましたでしょうか・・・?
>>
>>
>>>その他,家内制手工業になる部分も出てきそうですが,この辺は何とかなるかな,と思っています。
>>
>> #「家庭内手工業」じゃなく「家内制手工業」ですね。>>自分(恥)
>> #でも、ぐぐると「家庭内」のヒット件数のほうが多かったです!?
>>
>> 
>>HASHI Yohei さんは書きました:
>>>三重大学杉田様,皆様
>>>金沢大学の橋です。
>>>
>>>> 医学部の紀要のバックナンバー電子化を外注するに際し、NIIの目次
>>>> 速報DBに入れた情報が使えるのではないかというアイデアが出て
>>>
>>>実は金沢大学でも丁度,これをやろうとしていたところでしたので
>>>
>>>> 医中誌の検索結果をダウンロードして使えば、本文PDF化だけ外注し、
>>>> メタデータは家庭内手工業で充分いけそうです。
>>>
>>>これについては非常にタイムリーな情報でした。ありがとうございます。
>>>金沢でも医中誌Webを使えていたのですが,これまで私自身ほとんど使ったことがなく,今回初めて充実した内
容が
>>登録されていることを知りました。
>>>#やはりデータベースについては,いつも使っている方でないとなかなかうまい使い方の発想が出て来ないです
>>ね。
>>>
>>>本文を電子化する予算も限られていますので,医学系の紀要の電子化については,この手を検討しようと思いま
>>す。ちなみに医中誌Webには次のようなデータが入っていたのですが,やはり抄録が入っているのが大きいと思い
ま
>>す(メタデータ入力を外注するとこの部分にかなりお金がかかるようです)。
>>>
>>>金沢大学では,和文論文の場合でも著者の英文表示も入れているのですが,これが入っていないのがネックでは
あ
>>ります。皆様のところでは,入れていらっしゃるでしょうか?
>>>――――――――――――――――――――――――――――
>>>遠心性運動及び求心性運動が腱に及ぼす影響
>>>Author:中村立一(金沢大学 大学院 医学系研究科 がん医科学 専攻 機能再建学)
>>>Source:金沢大学十全医学会雑誌(0022-7226)112巻1号 Page19-27(2003.02)
>>>論文種類:原著論文
>>>シソーラス用語:Wistarラット; 運動負荷試験; 腱損傷(実験的); 大腿筋; 膝蓋靱帯; 膠原線維; 腱炎(実験的)
>>>チェックタグ:ラット; 動物; メス
>>>Abstract:大腿四頭筋の遠心性運動と求心性運動が膝蓋腱の微細構造に与える影響を組織学的に比較検討した.
手術
>>によって膝蓋腱の内外側1/4ずつを切除して腱幅を半分にし,腱にかかる張力を2倍にした12週齢の過負荷モデル
ラッ
>>トを作製し,これに対して走行負荷を行った.続いて両運動が腱の成熟過程に及ぼす影響を明らかにするために,7
週齢
>>の幼若ラットに対して速度15m/分,傾斜15度,30分間の下り坂定と上り坂走を毎日負荷し,膝蓋腱に上じた変化を電
子
>>顕微鏡で検討した.遠心性運動は求心性運動に比較して腱の損傷を来たし易い一方で,腱炎の修復過程に必要不可
欠な
>>腱の修復強度を増加させる作用を持ち,腱炎の再発率を低下させる有効な運動療法であることが示唆された
>>>――――――――――――――――――――――――――――
>>>その他,家内制手工業になる部分も出てきそうですが,この辺は何とかなるかな,と思っています。
>>>
>>>> CiNiiのリンク機能さまさまです!!
>>>
>>>> 欲を申し上げれば、RefWorks等へのデータ取り込みなどのことがある
>>>> ので、結果の一覧表示画面で一括取り込みが出来ればなお嬉しいなぁ
>>>> と・・・ゼイタクなことを思っております。
>>>
>>>私もこの機能があるといいなと思っています。ご検討頂ければ幸いです。
>>>
>>>橋 洋平 金沢大学情報部情報企画課情報企画係長
>>>TEL:076-264-5204 FAX:076-234-4050
>>>e-mail: yhashi @ ad.kanazawa-u.ac.jp http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp 
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>>☆ Sugita Izumi 杉田いづみ  izumi @ ab.mie-u.ac.jp ☆
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☆ Sugita Izumi 杉田いづみ  izumi @ ab.mie-u.ac.jp ☆