内島様
早稲田大学の今村です。
ご丁寧な説明をいただきありがとうございます。
ベンダーが保存しているか否かといった情報も共有していければ
と思います。
>今村さま 栗山先生 みなさま
>
> 内島です。
>
> Peter Suberも言っていますが、HHMIには助成条件を強制できる立場にあり、E社の
>方針を上回る権利があるわけで有償グリーンのような無駄な方向に走るのはどうかと
>思います。
> IRは無償でグリーンが可能で、PMCは有償でembargo付きというのは、さらに納得で
>きないところです。どのみち、ハーベストすればだれでも引けるのだから、PMC自体が
>IRからハーベストすればなにもお金を払う必要はない。
>
> しかし、いずれにしろ、「著者最終稿」というのは研究者にとって未知の概念でま
>ずここを広報して、保存してもらうことがIRのマネージャーの仕事ですね。この場合
>あきらめず、個別にベンダーに保存の有無と提供を聞いてみるのは無駄ではないと思
>います。著者最終稿に関しては*未来志向が大事*ということかと思います。
>
> ちなみにE社は投稿原稿にロゴ入りのテンプレートを持っており、これは使えません。
>
> 金沢大学でも図書館委員の先生に提供をお願いしましたが、テンプレート版以外は
>保存していないとのご返事を頂き、次回の執筆時の保存をお願いしたところ、早速最
>新の論文(E社のTetrahedron Letters投稿分)を頂きました。
>
> このあたりの条件は出版社ごとに確認が必要です。また、人文社会系の図書館委員
>の方に聞いたところでは紙の校正刷りに赤を入れる習慣(多分国内の学会誌)がある
>そうで、この場合は「著者最終稿」はないので、今後作ってもらうことが必要になり
>ますが、これはお願いするのはとても難しい話です。
>
> グリーンの道というのは、いずれにしろ、これから作る必要がありそうです。
>
>>たしかにおっしゃるとおりかと思います。
>>カレントアウェアネス-R No.3218には1記事あたり1000〜1500ドルを支払う契約条件
>>として紹介されていますね。
>>
>>>内島様、皆様
>>>The author manuscript has been through the peer review process and
>>> accepted for publication, but has not undergone editing and formatting.
>>>とのことですね。
>>>ですから、見栄えの悪いものを出したくないという著者には不満かも。
>>>これはいわばセルフアーカイビングの外注(丸投げ?)ですね。
>>>どの程度の金額が支払われるのかわかりませんが、そこまで研究者
>>>を甘やかしていいものか、という気もします。
>>>また、もしエルゼビアがこれを新しいビジネス・モデルと考えていると
>>>したら、邪道なんじゃないですか、と言いたくなります。
>>>
>>> 栗山 正光
>>> 常磐大学人間科学部現代社会学科
>>> 〒310-8585 水戸市見和1-430-1
>>>
>>>----- Original Message -----
>>>From: ""内島秀" "樹"" <uchijima @ ad.kanazawa-u.ac.jp>
>>>Sent: Monday, May 21, 2007 9:36 AM
>>>Subject: [drf 0784] Re: 著者版が入手できない場合の対応について
>>>
>>>
>>>> 今村様 みなさま
>>>>
>>>> 内島です。
>>>>
>>>> Haword Hughes Medical Institiute(HHMI)が著者最終原稿のPMCへのポストを
>>>> 義務化するにあたり、Elsevier及びCell Pressと交わしたアグリーメントでは有償
>>>> で、ElsevierがHHMIの助成を受けている研究者に代わって最終原稿をPMCへ投稿する
>>>> ことをうたっています。もともと最終原稿を保管しているのかこれから保管するの
>>>> かよくわかりませんが、やろうと思えば当然できるわけです。
>>>>
>>>> 両者のアナウンスはこちら
>>>> http://www.hhmi.org/news/hhmielsevier20070308.html
>>>>
>>>> このアグリーメントは、6ヶ月のembargo付きです。もともと、IRへの投稿であれ
>>>> ばEembargoなしの無償で実行できることを考えると’お金の無駄’のような気がし
>>>> ますが・・・。
>>>>
>>>
>>>
>>
>>
>>
>
>