DRFの皆様
千葉大学の高野です。
1月23日から26日までテキサス州サンアントニオで行われたOpen Repositories
2007に千葉大から高木先生と参加し、昨日帰国しました。
詳細な報告は村上先生、北大小坂さんからありましたので、2日目のPlenary
Session 1:Management Strategy and Policyの3番目に行った千葉大の発表につ
いて簡単にご報告させていただきます。
タイトル:
CURATOR:Japan's first IR
概要:
・千葉大のリポジトリCURATORの歩みと概要について
・コンテンツ内訳について
・オーバーレイジャーナル2誌(千葉医学会雑誌、公共研究)の紹介
#リポジトリ事業は、図書館と教員の両方にとってメリットがあることを強調
・e-Science dataプロジェクトの紹介(真菌ギャラリー、衛星データ、工業デザ
イン)
・コンテンツ形成戦略
(1.Principle of Principled Promiscuity 2.教員との協力 3.アウトソー
シング)
・日本のリポジトリ運用状況について
・リポジトリに関するNIIの活動、CSI事業(シンポジウム、著作権DB、AIRwayな
ど)、DRFの活動についてなど
・CURATORの目指すところ
大学の説明責任を果たすこと、大学の活動のショウケースとしての役割、e-
Scienceデータ提供推進
村上先生には、現地でいろいろとお世話になったうえに、CSIに関するスライド
も提供いただき、心より感謝申し上げます。また北大行木先生、小坂さんともご
一緒できて心強かったです。特に北大のHUSCAPについて関心を持っていたアメリ
カの大学の人が質問をしてこられたので、小坂さんがいらしてくださってありが
たかったです。ありがとうございました。
日本に興味を持っている海外の人は多いと感じました。日本に行ったことがあ
る、京都が好き、という人が何人かいましたし、四国八十八ヶ所めぐりが好きと
いうアメリカの人がいて、CSI採択大学分布地図のスライド(村上先生作)を見
て、四国にCSI事業採択大学が2箇所あったね、と一瞬のスライドだったのに目ざ
とくみつけ、レセプションのとき話しかけてこられました。
ちなみに村上先生が速報メールで言及された発表中の難しい単語は、コンテンツ
形成戦略の「Principle of Principled Promiscuity」です。ここで噛んでし
まったので、「すみません、bossがこういう言い回しが好きなもので」と言い訳
して笑いをとりました。このフレーズは土屋先生の作です。CURATORは、雑誌論
文限定、とか貴重コレクション限定、というリポジトリではなく、なんでもOK!
というリポジトリで、それは「ポリシーあるなんでもあり」である、という意味
です(とわたしは理解しています)。
今回の会議の発表のスライドは近日中にwebで公開されるとのことです。
今回、わたしは周囲に恵まれて、発表の準備をすることができ、無事に終えるこ
とができました。
貴重な勉強の機会を頂いたこと、大変ありがたく感謝しております。
取り急ぎお礼とご報告申し上げます。
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高野 厚子 :takano @ ll.chiba-u.ac.jp