加藤様 みなさま
三根さんの要約読ませて頂いた後、当該論文を読みました。
PNASという半年後にすべての論文がオープンアクセスになる「半年間だけ
のハイブリッド雑誌」、しかもどこでも買っていて当然の雑誌に掲載された
論文で、オープンアクセス論文が引用度、非引用のリスクとも刊行後1年以上
経っても優位に立っているという興味深い分析で、是非日本語で読めたらな
と思います。
ハーナッドたちとの議論の論点は、オープンアクセス論文の方がセルフア
ーカイブ論文より有意に引用度が高い点でした。
なんとなく、個人的には、研究者が論文を探すときに何を使って、何を探
すのか、何を持って引用すべき対象と判断するのか、そのあたりに関わりが
あるような気もし、色々な観点を含んだ分析結果のような気がします。
Shinya Kato さんは書きました:
>内島さま
>
>Eysenbachの論文の要約が以下で公開されています。
>
>三根慎二:オープンアクセス論文の引用アドバンテージ
>Eysenbach, Gunther(Centre for Global eHealth Innovation, University Health Network; and Department of
>Advantage of Open Access Articles. PLoS Biology. vol.4, no.5, 2006. e157.
><http://www.graduates.slis.keio.ac.jp/shodoc/2006/mine_605.html>
>
>なお、Eysenbach論文の紹介記事の仮訳を添付します。
>
>オープンアクセスはより多くの引用をもたらす(Jeffrey M. Perkel)
>Perkel, Jeffrey M. Open access brings more citations. The Scientist, 16th May 2006.
><http://www.the-scientist.com/news/display/23448/>
>
>一度ご連絡したと思いますが、ご参考まで。
>
>加藤信哉(山形大学)