DRFのみなさま:
はじめまして。大学評価・学位授与機構の芳鐘と申します。
よろしくお願いいたします。
機関リポジトリの話とは,直接は関係ないのですが,
先日参加したビブリオメトリクス関係の国際会議,ISSI 2007で,
オープンアクセスのハーナッドさんの講演
"Open Access Scientometrics and the UK Research Assessment Exercise"
がありました。
会議のサイト(http://issi2007.cindoc.csic.es/)から原稿を見ることができます。
(Programのところから。)
内容は,既に彼がいろんなところで書いていることの繰り返しで,
そんなに新しい話ではなかったと思いますが,今回は,
会議のテーマに合わせて,研究評価の指標がらみの話を前面に出しては
いました。
フロアの反応は,あまり芳しくないというか,
「OAの理屈は分かるけど現実的じゃないのでは?」とか,
「タダにしたら,JASISTとかつぶれちゃう!」とか,
否定的な意見が大半で,
ビブリオメトリクスのコミュニティは,保守的というか,
あんまりOAのことを意識していない研究者が多いんだなあ,
という感じでした。
(一方,ハーナッドも負けていなくて,ガーフィールドに対して逆に
けんか(?)をふっかけてましたけど。
「インターネット時代に,あなたの考え方は旧い」みたいに。)
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芳鐘 冬樹
大学評価・学位授与機構 評価研究部 助教
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