行木@北大です。
At Mon, 18 Dec 2006 20:05:03 +0900,
SUGITA IZUMI wrote:
> ・来年度の事業展開は、今年度、どれくらいたくさん論文を登録できるかで
> 査定され、配分額が変わってくることになるかと・・・。
> ↑
> この件に関しては、最後に司会の学科長の先生が「・・・ということなので、
> 先生方、登録にご協力ください。」と発言されて、またまた笑いが出ました。
やっぱり学科長からの「登録にご協力ください」発言は違いますね。
もちろん杉田さん柴田さんをはじめとする三重大附属図書館の(IRに限らない
日常業務を通した)成果なわけで、数学がOA向きかどうかはこの文脈だと関係
ないように感じます。
教授会の話題も悲観的な材料が多いと察する昨今、そこで(普段から顔見知り
の図書館員から)見込みのある外部資金の紹介があった。しかも論文登録とい
う自助努力が結果につながる、ということで、一体感が生じたものではないで
しょうか。これに応えられれば拡大再生産が見込まれそうな雰囲気を感じます。
最後に回しましたが、数学がOA向きかといわれればその通りだと思います。成
果は論文でつきている(実験データなどがそうそうあるわけではない)、公開す
るという行為にそれほど障壁がない。研究室という概念がほとんどなく、院生
であろうと助手だろうと論文は単著か実際の共同研究者との共著(研究室のボ
スを共著にするような妙な習慣がない)。などなど。
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行木孝夫 (NAMIKI Takao)
北海道大学理学研究院数学部門 (Tel/Fax 011-706-4439)