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Date:  Tue, 5 Dec 2006 18:53:22 +0900
From:  "Masamitsu Kuriyama" <mtkuri @ tokiwa.ac.jp>
Subject:  [drf 0042] eメールによるポストプリントの送付(Re:  Re: 	フルテキストデータへの書誌事項書き込みについて

加藤様
> おそらくブラックになります。
> 本当に個人的にやっているのならともかく、リポジトリ*システム*を図書館あるいは
> 大学として用意した時点で組織的な関与があると看做されると思われますし、また

原文をもう一度読んでみると、
>> Only the metadata will then be
>> accessible webwide, but that will be sufficient to allow all individual
>> user-needs to be fulfilled with the help of the IR's EMAIL EPRINT button
>> (allowing users to request a single email copy semi-automatically via
>> the IR's web interface and email).

EMAIL EPRINTボタンは、IRのウェブ・インターフェースと電子メールを介して
半自動的に電子メール・コピーを一部請求する、とのことですので、著者の
アドレス(および、ひょっとしたら、「eプリントください」という本文)が入って、
メール・ソフトが立ち上がるだけかもしれませんね。
それでメールを受け取った著者が自ら送付するということだったら問題ない
わけですよね?
著者にとって余計な手間が少し増えますが、実質、オープン・アクセスに
限りなく近づくような気がします。
そうなると、今度は出版社がオープン・アクセス拒否が無意味なことを悟る、
というのは楽観的過ぎるシナリオですかね。

高橋様
> そこまでしてやる意味というのは何なんでしょう? 出版社がオー
> プン・アクセスを認めていないことに対して、「そんなことしても
> 無駄ですよ、幾らでも方法はあるんです」と身体を張ってアピール
> するということでしょうか?

それはやはり、100%オープン・アクセスという理想に少しでも近づきたい
ということなのではないでしょうか。
そんなことが果たして本当に可能なのか、そもそもそれが理想なのか、
といった根源的な問題はありますけどね。

            栗山 正光
            常磐大学人間科学部現代社会学科
            〒310-8585 水戸市見和1-430-1