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Date:  Fri, 15 Dec 2006 16:27:54 +0900
From:  Hiromichi KATO <katze @ lib.hokudai.ac.jp>
Subject:  [drf 0183] Re: 自IR紹介(帯広畜産大学)

加藤@北大図です。

なんとなく一般論化してみます。

Eriko Oh-hira wrote:
>> 以前、全教員への全個別訪問という、ちょっと人数の多すぎる北大に
>> とってはやりたくてもやれない夢のような目論見を伺ったことがあり
>> ますが、以降首尾はいかがでしょうか。
>> もし進捗がありましたら、先生方の感触など、ぜひお聞かせください。
(中略)
> 「顔見知り」戦法は効果あるのだなあと。当学のような小規模大学ならでは
> かもしれませんが(笑)。

機関リポジトリのような、「あるといいけどなくてもいい」消極的賛成型
サービスを営業するには、
・ 相手は積極的に動くほどではないと思っているので、こちらから動く。
 特に物理的な行動(=部屋に出向く)は労力かかっているのが分かるので
 相手も多少聞く気になってくれる。
・ 相手のプライベート領域(心理的にも物理的にも)に入る。
が重要となります。帯蓄さんの場合、2番目の効果はでかそうですね。

特に研究者の方は、研究室にいる時はずっと気楽な様子です。
例えば、卒業論文を書くということでゼミに入ってみると、授業では
無愛想だった先生が、とても気さくに話すことが分かったり。
こういうときは警戒心が薄いので、かなり話を聞いてくれるだろうと思います。
逆に、聞いてくれないタイプは、
・ 元々反対
・ 相当頑固
・ 相当冷静、頭がきれる
です。この攻略はなかなか難しい。・・・って研究者の人も参加してる
MLで言うことではないかな?

自分がこの種の「消極的賛成型サービス」を受ける立場になって考えると
いいのかもしれません。
-- 
加藤 大博 :: KATO Hiromichi
mailto:katze @ lib.hokudai.ac.jp
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