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Date:  Tue, 30 Jan 2007 20:51:49 +0900
From:  SUGITA IZUMI <izumi @ ab.mie-u.ac.jp>
Subject:  [drf 0452] Re: 学位論文を収録対象にされていますか?

北大・杉田さま、皆さま

  杉田@三重大です。
 タッチの差で、北大さんからのポストを集計に反映できませんでしたので、
 改めてご報告いたします。 杉田@北大さん、有難うございました!

 もうこうなったら、ライフワークにしようかしら?と、一瞬思いましたが、
 2/20締め切り(!)のCSI事業報告書に、各資料種別ごとのコンテンツ作成
 状況を書くことになっているんでした。
#あ、でも、これは「作成件数」だから、ポリシーまでは分からないですね。

 ということで、改訂版です。(^^)
 
 図書館・室での受入については、今回ご回答いただいた大学さんのみ
 (全13大学)です。

 機関リポジトリへの収録ポリシーについては、今回のご回答+ML上で
 別途発言されていた内容+実際の各大学さんのリポジトリへの収録状況
 (全28大学)を集計いたしました。

 北大さんは、HUSCAPの収録状況から推測させていただいていたので、4)、
 5)の対象数には変更はありません。
 積極的ではないとのことですが、「はい」で集計させていただきました。


-----------------取りまとめ(2007/01/30)---------------- 

1)大学・図書館名

2)博士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
  はい :12
  いいえ: 1

3)修士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
  はい : 5
  いいえ: 8

4)博士学位論文を機関リポジトリに収録している・収録予定
  はい :20
  いいえ: 9(「現時点で登録が一件も無く、コミュニティも
          作成されていない」大学さんが含まれます)

5)修士学位論文を機関リポジトリに収録している・収録予定
  はい : 9(「登録は無いがコミュニティが作成されている」
         大学さんが含まれます)      
  いいえ:20

6)その他特記事項

------------------------------------------------------------

SUGITA Shigeki さんは書きました:
>4)の博士論文について、現在北大に所属している先生方ご自身の博士論
>文を手始めとして収容をはじめるつもりで、一斉アンケートを行いました。
>アンケートは回収率30%、その中で約55%の先生方がスキャン+公開の同
>意書にサインをしてくださいました。これから、経費と相談しつつ、スキャ
>ニングに取り掛かります。

 なかなか、の確率(?)ですね。(^^)
 100人いらしたら、16人くらいっていう感じですか?

>http://www.as-works.co.jp/html/gyoumunaiyo_opticbook3600.htm
>
>このスキャナを使います。本のまま平面としてスキャンできる。

 おお、リーズナブルですね。
 三重大は、ちょっと奮発してこれを買いました↓
 Document Scanner "DR-7080C" 
  http://cweb.canon.jp/documentscanner/dr-9080c/index.html
#学内共通経費(科研費の何割かを大学がぴんはねしたお金)で、買い
#ました。研究環境の向上に資する目的ということで。(^^)

  画像PDFをプリントアウトしてスキャンすると、OCRのログが1ページ
 ずつExcelの1セルで取れるので、メタデータ起すのがものすごくラク
 になりそう!と思いましたが、結局は元原稿にかなり左右されますね。
#mがrrに化けていたり・・・。(^^;
 抄録が短い場合は、手打ちしたほうがかえって早いです。
 抄録が長い場合は、かなりラクみたいです。


SUGITA Shigeki さんは書きました:
>北大 杉田です。
>
>遅くなってすみません。
>
>> 1)大学・図書館名
>
>北海道大学附属図書館
>
>> 2)博士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
>
>はい
>
>> 3)修士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
>
>いいえ
>
>> 4)博士学位論文を機関リポジトリに収集している・収集予定
>
>収集対象としていますが、積極的に集めてはいません
>
>> 5)修士学位論文を機関リポジトリに収集している・収集予定
>
>収集対象としていますが、積極的に集めてはいません
>
>> 6)その他特記事項
>
>4)の博士論文について、現在北大に所属している先生方ご自身の博士論
>文を手始めとして収容をはじめるつもりで、一斉アンケートを行いました。
>アンケートは回収率30%、その中で約55%の先生方がスキャン+公開の同
>意書にサインをしてくださいました。これから、経費と相談しつつ、スキャ
>ニングに取り掛かります。
>
>http://www.as-works.co.jp/html/gyoumunaiyo_opticbook3600.htm
>
>このスキャナを使います。本のまま平面としてスキャンできる。
>
>-- 
>杉田茂樹 <sugita @ lib.hokudai.ac.jp>
>北海道大学附属図書館情報システム課システム管理係
>電話:011-706-2524 ファクシミリ:011-706-4099
>HUSCAP http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/
>OAI-PMH http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace-oai/request

 

SUGITA IZUMI さんは書きました:
>皆さま
>
>  杉田@三重大です。こんにちわ。
>
> さきほど、16:30〜始まったWGから戻りました。
> 前半は別の審議だったとはいえ、修士論文ネタだけで3時間・・・。
> メンバーの先生方は、まだ続きをされていることと思います。(^^;
>
>−−−
> 結論から申し上げますと、紆余曲折ありましたが、修士論文の公開に
> かかる全学統一フォーマットの「同意書」が承認されました。
> 「他大学の事例」のご報告が、インパクトがあったようです。
> 皆さまのおかげです。本当に有難うございました。
>
>−−−
> 三重大の修士論文公開にかかる同意のレベルは、以下の5つです。
> 細かい突っ込みはいろいろ入れたいですが、もう日が無いということで、
> これで行くことになりました。
>
>  □一切同意しない。
>  □氏名と論題の公表に同意する(OPACで検索できるようにすること等)
>  □氏名と論題と抄録の公表に同意する(研究科HP等に掲載すること等)
>  □図書館で閲覧に供する(冊子を図書資料として閲覧に供すること等)
>  □図書館で閲覧(ウェブを含む)、複写、貸与に供する(リポジトリ
>   への登録・公開及び冊子を閲覧、複写、貸与に供すること等)
>
> 公開の主体は大学、依頼文書は研究科長名、同意の主体は学生本人で、
> 指導教員のサインもいただきます。
>
>#三重大の場合、冊子を図書館に寄贈していただき、利用に供することと
>#個人情報保護法の絡みがスタートだったので、博士論文より、修士論文
>#の同意書フォーマットが先に決まってしまいました。(^^;
>
>−−−
> 前回、中間取りまとめをしたあとにご回答くださった分などを追加した
> 取りまとめを以下にご報告いたします。
>
> 図書館・室での受入については、今回ご回答いただいた大学さんのみ
> (全12大学)です。
> 機関リポジトリへの収録ポリシーについては、今回のご回答+ML上で
> 別途発言されていた内容+実際の各大学さんのリポジトリへの収録状況
> (全28大学)を集計いたしました。
> 
>-------------------------取りまとめ------------------------ 
>
>1)大学・図書館名
>
>2)博士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
>  はい :11
>  いいえ: 1
>
>3)修士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
>  はい : 5
>  いいえ: 7
>
>4)博士学位論文を機関リポジトリに収録している・収録予定
>  はい :19
>  いいえ: 9(「現時点で登録が一件も無く、コミュニティも
>          作成されていない」大学さんが含まれます)
>
>5)修士学位論文を機関リポジトリに収録している・収録予定
>  はい : 9(「登録は無いがコミュニティが作成されている」
>         大学さんが含まれます)      
>  いいえ:19
>
>6)その他特記事項
>
>------------------------------------------------------------
>
> 4)5)は、各大学さんのリポジトリへの収録状況から推測した
> ケースが含まれますので、確実な数ではありません。
> 参考程度にご利用くださいませ。
>
> 本日のWGにおける「紆余曲折」の内容は、知財とのからみもあり、
> なかなか興味深かったです。
> 「知財系の人って、そういうふうに考えるんだー。びっくり!!」
> というのが、正直な感想です。
> 詳しいお話は、DRF2ワークショップでぜひ!(^^)
>
> 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 
>
>
>SUGITA IZUMI さんは書きました:
>>筑波大・山本さま、横国大・久保さま
>>皆さま
>>
>>  杉田@三重大です。
>>
>> 学位論文の取扱いにつきまして、引き続き情報提供をいただきまして
>> 誠に有難うございました!
>>
>> 決裁中その他で、係メールのほうへ情報提供いただいた大学さんも含
>> め、現時点で三重大含めて10件の事例が集まりましたので、以下の
>> とおり差し支えのなさそうな範囲でご報告いたします。
>>
>> とても示唆に富んだコメントもたくさんいただきました。
>> 明日のWGの答弁にあたり事実確認ができ、また勇気をいただくこと
>> ができました。有難うございます。
>>
>> まとめると、
>>
>> ■修士論文をリポジトリに収録しようとしている大学さんは、諸般の
>>  事情から、現時点で分かっている範囲では小数派のようです。
>>
>> しかし逆に・・・
>>
>> ■修士論文ならではの需要、扱いやすさもありそうです。
>>
>>  修士論文を収録対象にされる大学さんからは、以下のコメントを
>>  いただきました。
>>  ・「優秀賞」受賞論文のみを対象とする
>>  ・ネットで公開するニーズが高いと推測される
>>  ・学術論文投稿に投稿しないものが多い(出版社の著作権ポリシ
>>   ーの確認が不要)
>>
>>
>>-------------------------中間取りまとめ------------------------ 
>>
>>1)大学・図書館名
>>2)博士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
>>  はい :9
>>  いいえ:1
>>3)修士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
>>  はい :4
>>  いいえ:6
>>4)博士学位論文を機関リポジトリに収集している・収集予定
>>  はい :9
>>  いいえ:1
>>5)修士学位論文を機関リポジトリに収集している・収集予定
>>  はい :4      
>>  いいえ:6
>>6)その他特記事項
>>
>>------------------------------------------------------------
>>
>>久保いくこ さんは書きました:
>>>国の学位規則第9条の
>>>「博士の学位を授与された者は、当該学位を授与された日から一年以内に、
>>>その論文を印刷公表するものとする。」
>>>があるので、博士論文はリポジトリもOKなものが多いと思います。
>>>過去の修論は仕方ないにしても、もし学内の規則で修論をリポジトリに
>>>載せることにできれば、今後の修論はリポジトリへの登録を前提に
>>>書いてもらえるかもしれませんが、
>>>いまの横国大はそこまで手が回っていません、、(蛇足でした)
>>
>> ほんとうに、「今後の修論はリポジトリへの登録を前提に書いて
>> もらえる」ようになるのが、理想ですね。(^^)
>>
>>#そして、修論に限らず、どんな研究教育成果も・・・!!?
>>#それには、法整備を含むいわゆる「マンデイト:mandate」がある
>>#程度必要なのでしょうね。
>>
>> 明日のWGの結果とともに、これまで既に同内容でコメントをいた
>> だいた大学さんの分も集計に加えたうえで、改めてご報告したいと
>> 存じます。
>>
>> 今後とも、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
>>
>>
>>>1)大学・図書館名
>>>2)博士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
>>>  はい・いいえ
>>>3)修士学位論文を図書館・室で図書資料として受け入れている
>>>  はい・いいえ
>>>4)博士学位論文を機関リポジトリに収集している・収集予定
>>>  はい・いいえ
>>>5)修士学位論文を機関リポジトリに収集している・収集予定
>>>  はい・いいえ
>>>6)その他特記事項
>>> 
>>>---------------------------凡例------------------------
>>>1)三重大学附属図書館
>>>2)はい(医学部以外)
>>>3)はい(医学部以外)
>>>4)はい(著者の了解が得られたら収録)
>>>5)はい(著者および指導教員の了解が得られたら収録)
>>>6)修士論文については、図書館資料としての受入・利用に供する
>>>  こと、機関リポジトリに登録・公開することについて、同意書
>>>  のフォーマットを検討中
>>>------------------------------------------------------------
>>>1)三重大学医学部図書室
>>>2)はい(医学部分のみ)
>>>3)いいえ
>>>4)はい(著者の了解が得られたら収録)
>>>5)審議中
>>>6)修士論文については、図書館資料としての受入・利用に供する
>>>  こと、機関リポジトリに登録・公開することについて、医学部
>>>  独自の部問題点があるため、全学的な動きに合わせられるかど
>>>  うか検討中。
>>>------------------------------------------------------------
>>
>>=================================================
>>Sugita Izumi 杉田いづみ  izumi @ ab.mie-u.ac.jp
>>
>>国立大学法人三重大学 学術情報部(附属図書館)
>>情報図書館チーム 情報リテラシー担当
>>
>>〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577 
>>Tel:059-231-9089 (ext.2208) Fax:059-231-9800
>>図書館Web:http://www.lib.mie-u.ac.jp/
>>問合先Email:literacy @ ab.mie-u.ac.jp
>>
>>
>>
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>☆ Sugita Izumi 杉田いづみ  izumi @ ab.mie-u.ac.jp ☆
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