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Date:  Thu, 14 Jun 2007 04:55:13 +0900 (JST)
From:  <izumi @ mp.nii.ac.jp>
Subject:  [drf 0868] ETD1日目(Re:  ILLとリポジトリ(Re:  Re:追伸1Re:  Re:化学記号等のメタデータ入力方法、他いろいろ)

千葉大・加藤さま、皆さま

  杉田元三重大です。こんにちは。 

 ILLを「リポジトリにあります」といって謝絶する件数、
 実数として出てくるとインパクトありますね。
 有難うございます!
 
 数年前、EJにあります、と学内依頼者に案内を出して
 いて、そのうちそういう案内を出す必要もなくなって
 いきましたが、ILLの前にWebcat、だけじゃなく、IRも
 要チェックということが普通になる日も近い!?かも
 しれませんね。
#それともまずGoogle Scholarでチェックでしょうか。

  IRが持続できる一つのキーポイントが、既存の業務・
 サービスからいかにシフトできるか。だと思いますの
 で、こういう実証研究はとても重要だと思います。
 世界的にも、こういうアプローチはあまり例が無いの
 ではないでしょうか?
 ぜひまた続報を書いてくださいね。

--- 
 今日は、スウェーデンのUppsala大学で実施されている
 ETD2007の初日でした。
 http://epc.ub.uu.se/etd2007/

 午後から"European-E-theses working group"のワーク
 ショップがあり、途中のコーヒーブレイクあたりから
 参加してきました。

 司会は、JISCのNeil Jacobsさんで、ヨーロッパ各国の
 担当者が、新たなプロジェクトGUIDEのあり方、電子学
 位論文のメタデータの持ち方(?)、機関リポジトリと
 の関係、学生の教育との関係などなどを熱くディスカッ
 ションされていました。

 GUIDEのURL
 http://www.dartington.ac.uk/guide/index.asp

 正直なところ、なかなか全部は理解できなかったのです
 が、いろいろ難しい問題がある中、ED FOXさんという方
 (山本@名大さん曰くスーパー・マリオに似ている)が
 とても前向きに、諦めずに頑張ろうよ、ということを力
 強く話していて、印象的でした。
 彼は、NIIの神門先生をご存知だと言っていました。

 そのあと夕方からのOpening Receptionと平行して、特
 別に歴代の学長ほか科学的な著名人、王族等の肖像が
 飾ってある貴賓室のガイド・ツアーがありました。
 なにしろ500年以上の歴史がある大学ですし、今年生誕
 300年を迎えた植物学のリンネさんもいた大学ということ
 で、重みを感じました。
 
 ちなみにそのお部屋には、先月日本の天皇がウプサラ大
 を訪れた時にも立ち寄られたそうです。
 http://monado2.blogspot.com/2007/05/japanese-royalty-honours-linnaeus.html

 ビュッフェスタイルのお食事はとても美味しかったです。
 ホスト国のスウェーデンからの参加者が多かったですが、
 話した人だけでもスイス、フランス、アメリカ、インド
 と、出身国は多様で、システムエンジニアや図書館員が
 集まって、皆で電子学位論文のことを話している様子は
 ちょっと感動でした。
 名簿によると、約140人くらい参加しているようです。

 明日は朝からびっしりとスケジュールが入っています。
 それでも8時9時頃はまだ明るくて、充分散策が楽しめそう
 です。

 私は、村上先生との共著者ということで、15日午前中に
 発表する予定です。
 同じ時間帯の別のお部屋で、MITの人が話すので、そちら
 を聞きたいなぁ・・・と思いつつ。
 日本の取組みを世界にアピールして来たいと思っており
 ます。
 えー、詳しいレポートは、山本@名大さん、どうぞよろ
 しくお願いいたします。
  
 ではでは、これから寝る前に通しで発表練習します!!
#なんだかすごく歴史的な重厚な建物なので、プレゼンも
#緊張してしまいそうです。