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Date:  Thu, 07 Dec 2006 09:55:32 +0900
From:  uchijima @ ad.kanazawa-u.ac.jp (内島秀樹)
Subject:  [drf 0070] Re: 自IR紹介(室蘭工業大学)

室蘭工業大学 高野さま

 内島@金沢大です。

 予算なんですが、本学では、昨年度私が科学研究費の奨励研究というので70万程度を
頂いて、インストール実験みたいなことをしていました。100万が上限で、90数万円を
要求し、この金額がついてきました。(高校の先生方や技術官の方が主に応募する費目)

 北大の杉田さんも今年度取られています。今年度の締め切りは来年1月早々です。

 奨励研究は、CSI予算と同じで申請計画と実際の執行対象が異なってもかまわない極めて
フレキシブルな科研です。機関リポジトリの試行実験とか、学術情報のインターネット流通
実験とか、テーマを決めて申請してみる手はあると思います。

 予算の執行対象もハード、ソフト、海外出張(調査)など自由です。また、必要があれば
申請者だけでなく同行者もこの予算で出張できるようです(学術振興会に私が確認しました)。

 ちなみにこの予算で私が執行した対象は以下でした。

テーマは、機関リポジトリの本学キャンパスでの導入実験と導入条件の海外実地調査といったもの。

(1)海外調査  マサチューセッツ工科大学図書館、カリフォルニアデジタルライブラリー(CDL)
(2)ハード   リポジトリ用のUPS購入、DSpace購入代金の一部
(3)消耗品   アドボカシーに必要な印刷用の用紙代金
(4)国内調査  リポジトリの導入に必要なベンダーとの折衝、国内の他大学のリポジトリ視察
(5)学会出席  図書館情報学会研究大会出席(学術コミュニケーションに関するテーマで・・・)

 とても融通が利いて、リポジトリ導入(実験)に利用するにはとても便利でした。もし、少しでも
予算を獲得したいのであれば、トライしてみればいかがでしょう。

 CSI参加大学の方も、海外調査などCSI予算や学内予算に依存しなくても、こうした外部資金を利用
することも可能と思います。

TAKANO Naoki さんは書きました:
>室蘭工業大学の高野と申します。
>では早速,本学の自己紹介を簡単に。
>9.これまでの事業実施状況
> 中古PCによるテスト環境構築(現在好評頓挫中)。
>10.導入システム
> DSpace(予定)。
>11.悩み事
> 学内で機関リポジトリの相談ができる人がいない。
> 具体的な「悩み事」が発生する以前の段階で停滞しているのが悩み。
>------------------------------------------------------------------
>
>実は本学,次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業の
>採択機関ではありません。
>しかしながら「小規模・小予算・小人材な大学でもリポジトリ構築が
>できるということが実証できれば,日本全国にもっともっとたくさんの
>リポジトリが出来るのかな? だったら,ウチがやったろうじゃん」という
>意気込みから,この度DRFの末席を汚させていただくこととなりました。
>
>とにかく「名前以外はなーんにも決まっていない」という状態で,
>皆様には教えを乞うてばかりになるかもしれませんが,
>どうぞよろしくお願いいたします。
>
>-- 
>高野直樹(TAKANO Naoki)
> 室蘭工業大学図書課学術情報係
> TEL:0143-46-5191 FAX:0143-46-5196
> E-mail:takanona @ mmm.muroran-it.ac.jp
>
>
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