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Date:  Thu, 15 Mar 2007 23:17:12 +0900
From:  nami @ math.sci.hokudai.ac.jp
Subject:  [drf 0651] Re: 国内スポーツ関連学会連携会議について(報告)
Cc:  Hiromichi KATO <katze @ lib.hokudai.ac.jp>

At Thu, 15 Mar 2007 13:58:06 +0900,
Hiromichi KATO wrote:
> 学会誌の電子ジャーナル化から冊子体の廃止まで―
> 日本細胞生物学会Cell Structure and Function誌の場合
> http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/48/1/1/_pdf/-char/ja/
> 
> を読んでいたので、雑誌出版から大会重視という道もありだなあと
> 思ったのです。
> ただこの記事からは、それでうまく行きそうなのかどうかの目処が
> よく分からないんですが。

記事からは分からない、そういうことがあるから、

> 実際、どうなんでしょうね? 大会で、直に人と会って喋ったことで
> 有意義な知見を得たとか、共同研究のきっかけになったとか。

たとえ海外でも会いに行って話を聞くわけです。要するにDRFでやっているこ
とが研究活動そのものであると。みなさん、研修などで日常的に経験してます
よね。例えば、この手の記事を書いてる人をDRFのワークショップで呼んでみ
たらどうでしょう。 

> 今ではSNSみたいな、物理的接触と実体のある組織化でしか手に入らない
> ものを模倣する仕組みが出現したって状況があるわけですけど。
> あんまり重要視されないのかなぁ、もはや。

日本数学会の会費は年間19000円ですが、大会参加料は取りません。そういう
運営もありえます。これは、数学という分野が研究者の交流なしに成り立たな
い、という事情もあって成立しているわけですが、話題のスポーツ関連学会と
か、他の学会はどうなんでしょうね。

学会講演は必ずしも業績にはなりませんが、覚えてもらっておくと人事のとき
に効いてくる、ということもあるはずです。とにかく、分野ごとの研究活動を
ある程度は把握しないと提案としては何も始まらないでしょう。

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行木孝夫 (NAMIKI Takao)
北海道大学理学研究院数学部門 (Tel/Fax 011-706-4439)