栗山先生、皆様、
阿蘓品@NIIです。
いつもCiNiiを見守って頂きありがとうございます。
http://ci.nii.ac.jp
最初に少し宣伝です。
最近、リニューアルしました。ご存じない方は下記をご参照ください。
http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/index.html#20061225
あと、近日中にさらにOpenURL対応(CiNiiから発信、CiNiiが受信 の両方)を
予定していますので、自機関のOPACやリゾルバ、あるいはRefWorksへのダイレク
トエクスポートも可能となります。その節には是非ご活用を。
>> CiNiiのリンク機能さまさまです!!
>> 担当者さまにはいろいろご苦労があろうかと思うのですが、著者所属
>> で絞れることといい、最近のCiNiiの「使えるデータベース」ぶりには
>
> 便乗して、無知をさらけ出して恥ずかしいのですが、お聞きします。
> ちょっと話がずれますが、CiNiiから機関リポジトリの本文データへの
> リンクというのはNIIではどのように考えていらっしゃるのでしょうか?
ゆくゆくは、CiNii内にIRのMetadataも統合したいなと考えています。
そうすると、多分、同じPDFについて有料版と無料版が併存するとかいった状況
も想定されますが、現段階でそこら辺を議論して後ろ向きになるのももしょうが
ないので、それについてはこれ以上つっこまないでください。
で、当面は、JuNii+をGeNiiファミリー(現在4人兄弟)の一員として迎え入
れ、SOAPで統合検索の対象にすることを考えています。それはそう遠くない先に
実装する予定です。
> たとえば国会図書館の雑誌記事索引は大学紀要などの論文データを
> 多数収録しているわけで、それらは今、せっかく大学のリポジトリに
> 本文があるにもかかわらず検索結果から本文へのリンクはない状態
> です(よね?)。これが私は昔から不満なのですが。
確かにそうですね。ごもっともです。OpenURL対応で少しはワンストップでのフ
ルテキスト到達率があがりはしますが・・。
紀要については、これまでバラバラにELS印のものと自家製(IR蓄積物ある
いはその他)のものが併存してきた訳ですが、個人的には、これを同じ方向に収
束させ、CiNiiで一元的に検索・到達可能にするようにしていきたいと希望
をもっています。
と当時に、CiNiiが唯一絶対のものになることなく、無料有料の世の中の諸
々のリンキングツールとそりの合う、何というか、出入り自由なインフラ的な使
われ方をするように(とはいえCiNiiにお客は来て欲しいですが)持って行きた
いと考えております。
CiNiiやデジアカのようなセントラルなポータル、GoogleやGoogleScholarのよう
なサーチエンジン類、個々の機関のリンキングツール(Federated searchやリゾ
ルバ)とが、併存・協力してより効果的なナビゲーション環境を演出すべく、我
々関係者(皆様も当然ここに入る)はさまざまに試行して行かねばならないのだ
と思います。
> WebcatPlusへのリンクで図書館の所蔵が出てきてもあまりうれしくない
> (失礼!)。
もはやそれで足りる時代でないのは明白ですよね。
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国立情報学研究所
開発・事業部コンテンツ課 学術ポータル係
阿蘓品治夫 ASOSHINA Haruo
101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
Tel 03-4212-2330 Fax 03-4212-2375
mail asoshina @ nii.ac.jp