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Date:  Mon, 18 Dec 2006 21:34:46 +0900
From:  Koichi Ojiro <ojiro @ nii.ac.jp>
Subject:  [drf 0194] Re: 教授会における説明会第2弾&質疑応答集(三重大)

杉田様,皆さま

お疲れ様です。

図書館はこれまで専ら利用者(読者)としての教員(研究者)を相手に
してきたわけですが,IRを推進するにはどうしても発信者(著者)とし
ての教員(研究者)と密接な関係を結ぶ必要があります。

図書館が中心となって機関リポジトリを推進することの図書館にとって
の隠れた最大のメリットというか恩恵というか楽しみは,発信者(著者)
としての教員(研究者)と身近に接し,そこから,これまでになかった
新たな図書館サービスのヒントを得られることではないかと愚考するの
ですがいかがでしょうか。

(尾城)

-------- Original Message --------

> 皆さま
> 
>   杉田@三重大です。
> 
>  先週の水曜日12月13日に、教授会における説明会第2弾を実施いたしました。
>  DRFの質疑応答集も更新しましたので、よろしければご参照くださいませ。
>  http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?Documents
> 
>  半日で4学部を行脚しましたのでかなり疲れましたが、生物資源学部、工学部
>  では笑いを取り、人文学部、教育学部では拍手をいただき、まずますの感触
>  が得られました。
>  特に教育学部では、うちの若手職員柴田さんが説明会デビューをして、立派に
>  役目を果たしてくれたのが何よりの喜びでした。
> 
>  ちなみに、笑いが出たのは以下の説明をしたときでした。
> 
>  ・またまた何か面倒なことをさせられるのでは?と思っていらっしゃる先生も
>   いらっしゃると思われますので、先生方にはご負担をお掛けしないよういろ
>   いろと・・・・。
> 
>  ・GoogleでMIUSEを検索すると「今のところ」ちゃんとトップにランクされます。
> 
>  ・来年度の事業展開は、今年度、どれくらいたくさん論文を登録できるかで
>   査定され、配分額が変わってくることになるかと・・・。
>   ↑
>   この件に関しては、最後に司会の学科長の先生が「・・・ということなので、
>   先生方、登録にご協力ください。」と発言されて、またまた笑いが出ました。
> 
>  先生方、やはり普段苦労されていることに言及されると、笑いがでるのですね。
>   
>  また、教育学部の説明会終了後、数学の先生が部屋の外に追いかけてきてくだ
>  さって「Googleで検索できるようになるなんて、すごい!めちゃめちゃ読んで
>  もらえて、引用されるよねー。自分の分は全部登録したいけど、だめ?」と
>  おっしゃってくださいました。
>  また、同じく数学の別の先生は、既に何本か論文をご提供くださいました。
>  数学の先生にとって、OAは親和性が高いのでしょうか?!>>行木先生
>  
>  更に、生物資源学部のある先生は「これまで100本くらいあるから、ほとんど
>  抜き刷りだけど、全部準備します。電子ファイルもいくつかあるけど、容量が
>  大きいからHDDごと図書館に持っていくよ。」とおっしゃってくださいました。
> 
>  帯広畜産大学さんもおっしゃっていましたが、先生と図書館の距離が近いと、
>  とてもうまく進むケースが多そうですね。
>  三重大は、これまで情報リテラシーを全学的に展開していたため、顔見知りの
>  先生が多いというのは強みかもしれないと思いました。
>  こういう、アーリー・アダプターになってくださる先生方の文献をタイミング
>  よく的確に処理していくことで、先生方から草の根的にご支持いただけるよう、
>  進めて行きたいな、と思っております。
> 
>  なお、もっともムズカシイ(?)質問が沢山出るだろうと思われた人文学部
>  では、著作権についての質問が既にこれまでの教授会・評議会で話題になり、
>  回答済みだったせいか、「PDF化の際のフォーマット」についてという、技術
>  面の質問だけしか出なかったのが意外でした。
> 
>> (3)そうでなくて、著者の研究者の方がWordなりを送ってきてくれた場合は、
>>  * 文章の変更を許可しない。
>>  * テキスト、画像、およびその他の内容のコピーを許可する。
>>  * 印刷は許可する。
>>  というPDFにする。
> 
>  説明会の前日、同志社の原さんと北大の杉田さんがちょうど話題にされていた
>  ので、慌てず回答することができて、まるで試験の一夜漬けのヤマが当たった
>  ような嬉しさでした。有難うございました!!
> 
>  ということで、皆様もぜひぜひ、質疑応答集を(差し支えない範囲で)公開
>  していただいたり、「こんなこと聞くのはちょっと・・・」なんて思わずに
>  どんどん自IR紹介などを通して、質問・発言していただければ幸いです!
>  どうぞよろしくお願いいたします。
> 
> 
> SUGITA Shigeki さんは書きました:
>> 参考までに、北大や三重大での質疑の内容が下記にあります。
>> 説明会の記録、スライド等、アップロードできるようにしていますので、
>> ぜひ共有していきましょう。
>>
>> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?Documents
>>
>>    * 学内研究者向け説明会質疑応答集(北海道大学)
>>      fileHokudai_QA.xls
>>
>>    * 学内研究者向け説明会質疑応答集(三重大学)
>>      fileMiedai_QA20061201.xls
>>
>> FAQを公開されている大学もありますね。
>>
>> (東京大学さん)
>> http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/faq.html
>>
>> (名古屋大学さん)
>> http://info.nul.nagoya-u.ac.jp/info/index.php/FAQ
>>
>> (広島大学さん)
>> http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/portal/faq.html
>>
>> (九州大学さん)
>> https://qir.kyushu-u.ac.jp/info/index.php?FAQ
> 
> 
>  DRF幹事さま:
>  各大学さんのFAQ、DRFからリンクしていただけたら便利ですね。
>  中味的にはDocumentのページからが分かりやすそうですが、いかがでしょうか?
> 
>  次回は、12月25日(月)に学内共同利用施設等教授会において、説明会をさせて
>  いただくことになりました。これで、大々的な説明会は完了ですっ!
>  クリスマスプレゼントみたいに良い話だと思っていただけたらいいなぁと思って
>  おります。
> 
> 
> SUGITA Shigeki さんは書きました:
>> 同志社大学 原さま、
>>
>> 北大 杉田です。
>>
>>> すでに実施されている大学での事例など教えていただけるとありがたいです。
>>> 個別に対応されている例もあるかも知れませんが。
>> こちらでは、
>>
>> (1)著者の研究者の方が自身でPDF化して送ってくれた場合はそのまま手をつけない。
>>
>> (2)同じく、AIP、APS、IEEE、Cambridge University Pressなど、出版社版PDFをIRに
>>  搭載してもいいという出版者のEJからダウンロードしたPDFはそのまま手をつけない。
>>
>> (3)そうでなくて、著者の研究者の方がWordなりを送ってきてくれた場合は、
>>  * 文章の変更を許可しない。
>>  * テキスト、画像、およびその他の内容のコピーを許可する。
>>  * 印刷は許可する。
>>  というPDFにする。
>>
>> というようにしています。(3)では「コピー許可」の点が東大さんと違いますね。
>>
>> ただ、著者からPDF化の際の設定について特段の申し出があった場合はその意向に
>> 従っています。絶対に文章を持っていかれたくないのであえて紙からスキャンとか。
> 
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> 
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> 情報図書館チーム 情報リテラシー担当
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