北大 杉田(DRF事務局)です。
第2回ワークショップのグループ討議への「ご意見ご質問用紙」中、取り上げ
ることのできなかった話題がありましたので、こちらで失礼します。
とりあえず当方での事例などを記しますが、ぜひ他の大学のみなさまにもフォ
ローをお願いしたく思います。
> DSpaceでリポジトリ構築中ですが、コミュニティ&コレクション
> の設計の仕方や設計する際の注意点。
別便の中で、名大さんから
> 分析によると、アイテムへ到達する手段は、コレクションやコミュニティのツリーを手繰ってではなく専ら外部からの検索経由なので、カテゴライズってどのくらい注力すべきなのか考えてしまうことがあります。だからではないですが、未分類のアイテムが溜まり気味ですいません。
とのご意見がありましたが同感です。
利用のしやすさ等、考えすぎず、大学のサイトとしてそれっぽい外見にしてお
く程度でよろしいのではないでしょうか。
(真のユーザは外部のサービスシステムから直接アイテムに来る)
なお北大では、
コミュニティ 学部名
サブコミュニティ 専攻名
コレクション 資料のタイプ(公表済査読済資料/その他公表済資料/教育資料)
個々のアイテム
コミュニティ 学部名
サブコミュニティ 紀要タイトル
サブコミュニティ 巻号
個々のアイテム
という二通りの整理をしていますが、前者については組織変更がひんぱんで
フォローしがたいので、
・サブコミュニティ 専攻名
・コレクション 資料のタイプ
の層を廃止することにしました。
#つまり、トップ階層に置く学部名の下に直接アイテムを配置したいと思っ
#てます。が、DSpaceの仕様上ちょっとやり方を思いつけず悩み中。
> 営業活動のすすめ方、ポイント。
理解と賛同を得ることと、実際にデポジットの手を動かしてもらうことの間
にはかなりの溝があるように感じます(仮に「電子メール添付で送るだけ」と
いう運用だとしても)。
こちらでは↓これらがたいへん参考になりました。
Stephen Pinfield, Mike Gardner and John MacColl.“e-プリント機関アーカイブのセットアップ”. Ariadne. Issue 31, March-April, 2002
http://www.nii.ac.jp/metadata/oai-pmh/eprints/
阿蘓品 治夫. “機関リポジトリを軌道に乗せるため為すべき仕事 ─千葉大学の初期経験を踏まえて─”. 情報管理. Vol. 48, No. 8, (2005), 496-508
http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.48.496
営業活動上の話題ですが、当方では次のような感じです。
http://www.nii.ac.jp/irp/info/2005/debrief/hokudai.pdf
> システムはCentOSですが、さらに最適なOS。
うーん。何でもいいような気がしますがどうなのでしょう。
> ファイアウォール環境。
こちらではファイアウォール類がなく、参考になりそうな情報を持ちません。
持つとすれば、とくにIRだからどうということはなく、一般的なサーバ機器の
保護と同じ考え方でよいような気がしますがどうなのでしょう。
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杉田茂樹 <sugita @ lib.hokudai.ac.jp>
北海道大学附属図書館情報システム課システム管理係
電話:011-706-2524 ファクシミリ:011-706-4099
HUSCAP http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/
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