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Date:  Thu, 05 Jul 2007 15:13:35 +0900
From:  Shinji Maeda <maeda @ library.osaka-u.ac.jp>
Subject:  [drf 0903] Re: 機関リポジトリサーバのバックアップについて

小樽商科大学 鈴木 さま
DRFのみなさま

大阪大学附属図書館 前田 です。


私も常々IRサーバのデータバックアップには思いをめぐらせて
いるのですが、テープドライブはやめたほうがいいと思います。
理由はテープに退避させるのもテープからデータをHDに移す
場合でもかなり時間がかかるからです。多分それだけで1日以上
IRサーバの復旧・公開が遅れると思います。
加えてバックアップソフトで40万なら迷わずメディアはHDD
でしょう。外付けのUSB-HDDとかなら比較的安いし簡単かと
思います。それに特にソフトウェアを用いなくても、
 1)メタデータ
 2)ログ関係
 3)一次情報(ファイルそのもの)
なら、1)は利用するDBソフトのコマンドで、2)と3)は
OSのコピーコマンドで普通にバックアップできるのではないか
と思います。
ついでに、サーバを自力構築されるならHDDのRAID1(ミラーリング)
は必須かと思います。元来RAIDでないマシンもRAIDカード1枚と
同一型番のHDD1個を買い足せば簡単にミラーリングマシンに変身
します。値段的にも両方で2万もしない位ですし。
最近のLinuxならインストールの時にソフトウェアで(同一HDD内
の複数のパーティションを用いて)ミラーリングする設定がありますが、
やはりハードウェアでRAIDしたほうが安心です。

マシンのスペックについても、いつも思うのですが、IRサーバに
求められるレベルってそんなに高くないと思います。上に言った
ようなデータ保護についてミラーリングなんかしてちょっと気を
使った構成にさえしておけば、「型落ち」マシンでも十分な気が
するのですが・・・・・・。そう思って私は拾ってきたマシンに
Dspace 入れていろいろ遊んでいます。