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Date:  Fri, 20 Apr 2007 10:03:18 +0900
From:  uchijima @ ad.kanazawa-u.ac.jp (内島秀樹)
Subject:  [drf 0727] Re: 名古屋大学附属図書館研究年報5号刊行
Cc:  drf @ lib.hokudai.ac.jp

谷藤様

 金沢の内島です。これは20以上の機関が機関リポジトリをこれらの
ディレクトリにエントリーしているという意味です。

 イギリスとアメリカの比較ですが、IRの数で言うとアメリカの方が
大学数に応じて多いです。ただし、JISC(Joint Information System 
Committee=イギリス政府の下にある情報関係の助成団体)のイニシャ
チブの影響でイギリスの方がいろんな意味で国単位でのまとまりがあ
るような印象があります。アメリカのような規模で一つにまとまるの
は難しいとも言えます。

 ただし、オープンアクセスの実現と言う意味では国による区別はあ
まり意味がなく、BOAI(Budapest Open Access Initiative)によって
定義された査読論文(この場合は「著者最終稿」)のセルフアーカイ
ブにより、「世界大」の査読済論文のコホートができること(=オー
プンアクセス)だけが重要とも言えます。

 Budapest Open Access Initiativeは下記をご覧下さい。これがIRと
いう名称が登場する直前にオープンアクセス運動のマイルストーンに
なった会議と宣言です。

  http://www.soros.org/openaccess/

 以上すでにご存知のことでしたらご容赦下さい。

M. Tanifuji さんは書きました:
>内島様
>
>こんなに早く、しかも情報豊かな資源を教えていただいて
>感動しております。有り難うございます。OpenDOARを拝見
>するにつけ、つくづくイギリスは、もはやアメリカ制覇主義を
>とうに打ち破っているのではないか、とさえ思いました。
>
>日本20台という単位はマシン台数という意味でしょうか?
>それとも機関数という意味でしょうか?
>
>有り難うございました。
>
>谷藤/NIMS
>
>
>On Thu, 19 Apr 2007 17:17:44 +0900
>uchijima @ ad.kanazawa-u.ac.jp (内島秀樹) wrote:
>
>内> 谷藤様
>内> 
>内>   金沢大学の内島と申します。
>内> 
>内>  グラフですが、下記の2つのサイト(イギリスで運営)でこのサイトに登録している
>内> リポジトリの棒グラフを世界、国別、コンテンツタイプ別などで出力するツールを提供
>内> しています。ただし、サイトへの登録は任意ですので、全てのリポジトリを網羅してい
>内> るわけではありません。日本はどちらも20台の登録にとどまっています。
>内> 
>内> OpenDOAR
>内> http://www.opendoar.org/find.php?format=charts
>内> ROAR
>内> http://roar.eprints.org/index.php?action=generate_chart&chart_type=stacked
>内> 
>内> 
>内> M. Tanifuji さんは書きました:
>内> >皆さま
>内> >
>内> >谷藤@NIMSと申します、初めまして。今週からMLに参加しました。
>内> >
>内> >4/1付けで機関リポジトリ(デジタルライブラリ)をプロデュースする立場
>内> >(図書館を運営する)になりまして、皆さまにお聞きしたいこともあって
>内> >メールを投稿します。
>内> >
>内> >教えていただいた逸村さん情報を受けて、早速に名大特集号を
>内> >拝読しました。宇陀先生ならではの”動機の真理”という洞察に学び、
>内> >村上さんの総括によって復習と理解の再生をしました。巻頭言に
>内> >こめられている強いメッセージと共に、勉強になる特集号でした。
>内> >
>内> >−−
>内> >
>内> >さて助けが欲しいこととは、
>内> >* 海外と日本のIR機関数の最近年グラフ
>内> >  (-->ドンドン増えて広がっていることを言いたい)
>内> >* リポジトリポンチ絵
>内> >  (-->初心者向き)
>内> >を、どなたかお持ちか、所在をご存じではないでしょうか?
>内> >
>内> >5月始めにNIMS研究者(初めてIRを真面目に聞く人達)に対して、
>内> >これから数千万円を使うにあたり、しゃべるようお達しを理事長から
>内> >うけてしまいまして焦っております次第です。
>内> >
>内> >
>内> >On Wed, 18 Apr 2007 13:43:34 +0900 (JST)
>内> >"ITSUMURA, Hiroshi" <hits @ slis.tsukuba.ac.jp> wrote:
>内> >
>内> >IH> 皆様
>内> >IH> 
>内> >IH> 逸村です。
>内> >IH> 
>内> >IH> 『名大附属図書館研究年報 第5号』が刊行されました。
>内> >IH> PDF版が以下で公開されています。
>内> >IH> 冊子体はこれから送付とのことです。
>内> >IH> 
>内> >IH> http://libst.nul.nagoya-u.ac.jp/report/f_report.html
>内> >IH> 
>内> >IH> 本号は機関リポジトリと学術情報発信特集です。
>内> >IH> 
>内> >IH> 2/8のワークショップで紹介しました「名古屋大学Web
>内> >IH>  サイト資源におけるDublin Core に準拠したメタデータ
>内> >IH> の生成」も収録されています。
>内> >IH> 
>内> >IH> 逸村裕
>内> >IH> 
>内> >
>内> >==============================
>内> >305-0047 つくば市千現1-2-1
>内> >独立行政法人 物質・材料研究機構(NIMS)
>内> >科学情報室長
>内> >谷藤 幹子
>内> >E-mail: tanifuji.mikiko @ nims.go.jp
>内> >Tel. 029-859-2041(直通)
>内> >Tel. 029-859-2494(部屋)
>内> >Fax. 029-859-2400
>内> >http://www.nims.go.jp
>内> >http://e-materials.net
>内> >==============================
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>305-0047 つくば市千現1-2-1
>独立行政法人 物質・材料研究機構(NIMS)
>科学情報室長
>谷藤 幹子
>E-mail: tanifuji.mikiko @ nims.go.jp
>Tel. 029-859-2041(直通)
>Tel. 029-859-2494(部屋)
>Fax. 029-859-2400
>http://www.nims.go.jp
>http://e-materials.net
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