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[drf:1829] Re: 国会図書館による学位論文デジタル化について
- Date: Thu, 17 Jun 2010 22:02:19 +0900 (JST)
中村さん、
> よくある縦割り行政の齟齬かと思っていましたが
> よくよく考えてみますと、立法府にある国立国会図書館と行政府の文科省:
> 三権分立のためにこうなってしまうのですね。
しかし、「縦割り」の弊害であることには間違いないと思います。国立国会図
書館は、国会のものですが、一般国民に対するサービスも仕事のうちなので、
ある意味では文部科学省と共通の訴求対象をもち、かつ、いまの大学図書館は、
国立大学ですら文部科学省情報課からはそれほど目をかけてもらっていないの
で、国民に直接訴求しないといけいということで、似たようなものなのに、そ
れ同士がちゃんとコミュニケーションとれていないということは問題だと思い
ます。
> 「電子データを受け取らないのはおかしい」と憤っていたのですが
> そうではなく、機関リポジトリで公開しているのなら
> それらをNDLが定期的にアーカイビングしているので
> わざわざNDLに提出しなくて良いということになるのですね。
そうなのですが、やはり、大学として送付したということも(理由はわかりま
せんが)大事だと思うので、制度整備は必要だと思います。
> 省令を変更したり、大臣通知を取り消すことは簡単ではありません。
「簡単でない」というは、「不可能ではないんだ」と理解するようにしようと
思っていません。
> 本学にも省令にそっくりな学位規程があります。
> その「印刷公表しなければならない」という条文に
> 「印刷公表に代えて、リポジトリ登録することができる」
> を付け加えてはどうかと考えています。
> ...他大学でこのような例はありませんでしょうか?
期待します。ただし、「印刷公表に代えて」はだめだと思います。そうではな
く、「本学は、リポジトリ登録することによって印刷公表したとしています」
ぐらいたいいのではないでしょうか。
> 本学では2000〜2010年度の学位論文の冊子体を電子化することを始めています。
> この分の著作権許諾は大学が取ることになるのでしょう。
> 2000年度以前の分は国立国会図書館に任せて
> 現在以降について,電子版を漏れなく収集して,
> 可能な限りそれらを公開することが大学リポジトリの使命かも知れません。
多分そうだと思います。自大学がどれだけ世界の学術に貢献しているかを示す
項目が必要だと思います。
とりあえず。
土屋
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