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[drf:645] CiNiiから機関リポジトリの論文にリンク(同定・リンクのしくみ)



一橋大学・高橋さま,DRF-MLの皆さま

  杉田@NIIです。
 いつも大変お世話になっております。

 服部宛にいただきましたご質問につきまして,回答いたします。

 ほかにも,リンクボタン名等々沢山のご意見をいただいており,あり
 がとうございます。
 ご要望に応じられない点が多々あり心苦しいのですが,反響があるの
 はとても嬉しいです。

 今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。


情報推進課主査(コンテンツ主担当) さんは書きました:
> >
> >NII服部様
> >
> > 一橋大学の高橋です。
> >CiNiiとIRのリンクの仕組みの解説ありがとうございました。
> >(先ほど服部さま個人に返信してしましました。すいません。
> >もう一度DRFに投稿します。)
> >
>>> >> > 1. CiNiiの中の他のDBの書誌と同定されない場合は,バラバラの
>>> >> >   状態のまま表示されます。
> >
> >”バラバラ”というのは、IRDBから抽出された論文が
> >他のDBに同定できなかったら、そのまま新規レコードとして
> >登録されるという理解でよいのでしょうか?

 上記のご理解でよいです。
 ここで言っているのは,IRDBに同じ内容のメタデータが複数あった場合,
 他のDBの書誌と同定されない場合は名寄せされず,バラバラの状態で表示
 されるということを意味しています。

> >実は、本学の紀要はCiNiiに登録されていないものが多数ありますが、
> >本学の機関リポジトリには、ほぼすべての紀要論文が登録されています。
> >これらは、今回の仕組みが本格運用されれば、
> >本学でCiNiiに直接メタデータを登録することを考えなくても
> >IRDBからCiNiiに登録されることになると考えてよいのですね?

 はい,上記のようにお考えいただいてよいです。
 大学さん側の二重手間を省くことも,CiNii-IR連携の目的の一つです。


> >
>>> >> > 2. CiNiiの中の他のDBの書誌と同定された場合は,CiNii上での
>>> >> >   IRへのリンクは1つだけになります。
>>> >> >   その1つだけのIRのリンク先は,最初に同定されたIRのレコード
>>> >> >   のURIである確率が高いです。(確実に最初のものにリンクする
>>> >> >   ことは,システム的に困難)
>>> >> > (参考)CiNii収録データベース一覧
>>> >> >     http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/cinii-db.html
> >
> >最初に同定されたのが「著者版」だったけれども
> >もし他に「出版社版」も存在すると惜しいようにも思います。
> >著者版フラグを活用できるともっとよいと思うのですが、
> >ともかくもCiNiiからリポジトリ本文へという流れができること自体が
> >画期的なので、欲を言ったらキリがないのかもしれません。

 システム的に対応が難しいですので,ご了解いただきたく,よろしく
 お願いいたします。


> >
>>> >> > CiNii上では,どのIR由来かという情報は出せません。アイコンも
>>> >> > 各IRのものではなく,NIIで用意したもの1種類(日:機関リポジト
>>> >> > リ,英:Institutional Repository)となります。
>>> >> > 申し訳ございませんが,ご了承くださいますようお願いいたします。
>>> >> > CiNii上のIRのアイコンからは,そのIRのレコードの「URI」へのリ
>>> >> > ンクとなります。
> >
> >現在アイコンの調整中でしょうか?
> >「Full Text」と「機関リポジトリ」のアイコンが2つ表示され、
> >どちらもIRを指しているようですが。
> >http://ci.nii.ac.jp/naid/110006662936/

■「Full Text」のリンク:
 学術コンテンツ登録システムを利用して
 紀要本文のURLを登録したときに表示されるアイコンで,CiNiiでは
 DBとしては、NII-ELSのコンテンツとして扱われます。

■「機関リポジトリ」のリンク:
 同じ論文が北大さんのHUSCAPを通じて公開されています。
 HUSCAPのデータはIRDBを経由してCiNiiに渡りますので,CiNiiでは
 DBとしては,IRのコンテンツとして扱われます。

 このデータは、NII-ELSとIRのデータが名寄せされて、CiNiiに表示
 されています。
 リンク先は同じですが,出自が違うものですので,「Full Text」と
 「機関リポジトリ」のアイコンが2つ表示されています
 (上記ページの右部の収録DBが「NDL NII-ELS IR」となっていることで
 確認できます)。


 ご不明な点がございましたら,お知らせください。
 以上,どうぞよろしくお願いいたします。


> >以上、再度の質問で恐縮です。よろしくお願いします。
> >
> >
> >AYANO HATTORI さんは書きました:
>> >> drf MLの皆様
>> >>
>> >> 国立情報学研究所 学術コンテンツ課 服部です。
>> >> いつもお世話になっております。
>> >>
>> >> CiNiiとIRのリンクの仕組みについてご説明いたします。
>> >>
>> >> IRDBに集約した機関リポジトリのメタデータから,論文系のデータ
>> >> (NIItypeはJournal Atricle,Departmental Bulletin Paper,
>> >> Article)を抽出して,CiNiiとリンクさせています。
>> >> ※IRDB:NIIが各IRから収集したメタデータのデータベース
>> >>
>> >> CiNii上では,どのIR由来かという情報は出せません。アイコンも
>> >> 各IRのものではなく,NIIで用意したもの1種類(日:機関リポジト
>> >> リ,英:Institutional Repository)となります。
>> >> 申し訳ございませんが,ご了承くださいますようお願いいたします。
>> >> CiNii上のIRのアイコンからは,そのIRのレコードの「URI」へのリ
>> >> ンクとなります。
>> >>
>> >> 高橋さんからご質問のあった複数のIRに同じ論文が登録されている
>> >> 場合はこのような動きになります。
>> >> 1. CiNiiの中の他のDBの書誌と同定されない場合は,バラバラの
>> >>   状態のまま表示されます。
>> >> 2. CiNiiの中の他のDBの書誌と同定された場合は,CiNii上での
>> >>   IRへのリンクは1つだけになります。
>> >>   その1つだけのIRのリンク先は,最初に同定されたIRのレコード
>> >>   のURIである確率が高いです。(確実に最初のものにリンクする
>> >>   ことは,システム的に困難)
>> >> (参考)CiNii収録データベース一覧
>> >>     http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/cinii-db.html
>> >>
>> >> 以上,よろしくお願いいたします。
>> >>
>> >>
>> >>
>> >> 情報推進課主査(コンテンツ主担当) さんは書きました:
>>> >>> 皆様
>>> >>>
>>> >>>  一橋大学の高橋と申します。
>>> >>> 今回、どんな仕組みで、どんな実験をしているのかよくわからないので、
>>> >>> 素朴な質問です。
>>> >>>
>>> >>> 例示された論文は著者の尾崎さんと上田さんが同じ所属機関に
>>> >>> 所属していますが、複数の著者がいる場合、
>>> >>> 複数の機関リポジトリに同じ「本文」が登録されているケースもあると
>>> >>> 思います。その場合、複数の機関リポジトリへのリンクが
>>> >>> 全部、同じアイコンになってしまうのでしょうか?
>>> >>> 同じアイコンがいっぱいあったら、利用者には何故そうなるのか
>>> >>> わかりにくいような気がします。
>>> >>>
>>> >>> かといって、各大学がCoolなロゴをNIIに送って、
>>> >>> たとえば、Barrel(Full-text)とHERMES-IR(本文)とで
>>> >>> 集客を競うということになるのも、また、
>>> >>> 利用者から見るとどう違うのかよくわからない事態かもしれません。
>>> >>> いずれにせよ、たくさんの「本文」アイコンが並ぶのであれば、
>>> >>> 土屋先生の問題提起を読んで、せめて「出版社版」か「著者版」かは
>>> >>> 表示されていたほうがよいと思いました。
>>> >>>
>>> >>>
>>> >>> Syun Tutiya さんは書きました:
>>>> >>>> みなさま、
>>>> >>>>
>>>>> >>>>> 私は、CURATORのような固有名詞がたくさん並ぶよりも、
>>>>> >>>>> 機関リポジトリの方が、まだ一般名詞としてわからないなりにも、
>>>>> >>>>> 使っているうちになんとなく浸透していくのでは?と思ったのですが、
>>>>> >>>>> 「本文を読む」の方がさらに一般的ですね。
>>>>> >>>>> ガイダンスで学生に話すときにも言いやすいし、
>>>>> >>>>> 理解されやすいし。←ってことが大事ですね。
>>>> >>>> ただ、「本文」といっても奥が深いような気がします。
>>>> >>>>
>>>> >>>>         A. ELSに刊行本文の画像イメージがおいてある
>>>> >>>>
>>>> >>>>         B. ELSに刊行本文の画像イメージがおいてあるけど、CiNii
との契約次第で読める
>>>> >>>>
>>>> >>>>         C. オープンアクセスの出版者版がどこか別のところにあ
り、その本文が読める
>>>> >>>>
>>>> >>>>         D. 出版者版がどこか別のところにあり、その本文が出版者
との契約次第で読める
>>>> >>>>
>>>> >>>>         E. 出版者版がどこか別のところにあり、その本文が出版者
との契約次
>>>> >>>>            第で読めるが、どこかのウェブサイト(機関リポジトリを
含む)から
>>>> >>>>            も出版者版が読める
>>>> >>>>
>>>> >>>>         F. 出版者版がどこか別のところにあり、その本文が出版者
との契約次
>>>> >>>>            第で読めるが、どこかのウェブサイト(機関リポジトリを
含む)から
>>>> >>>>            は著者最終原稿が読める
>>>> >>>>
>>>> >>>> あるいは、さらに、これらの組み合わせもあるような気がしますが、
それぞれ
>>>> >>>> についてどういう案内をするべきなのか、キャンパスによって事情が
違ってく
>>>> >>>> るようなはなしをどう取り込むのかなど、誰か整理していただけると
ありがた
>>>> >>>> いというか、そういう整理はどこかにないのでしょうか。
>>>> >>>>
>>>> >>>> 土屋
>>>> >>>>
>>> >>>
>> >>
>> >>
> >
> >
> >--
> >一橋大学 学術・図書部 情報推進課
> >主査(コンテンツ主担当)
> >  高橋 菜奈子 (Nanako TAKAHASHI)
> >〒186-8602 国立市中2-1
> >TEL:042-580-8247  FAX:042-580-8232
> >E-mail: inf-c @ xxxxxxxxxxxxxx
> >