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[drf:2630] Re: 書籍のカバー、帯の扱いをどうするか
- Date: Fri, 02 Sep 2011 18:01:22 +0900
土屋先生、
山本@北大図です。
おっとすみません、燃料投下したのでもうちょっと書き込みが増えるかと
しばらく見てませんでした。
大雑把で申し訳ありませんが、図書館間協力の話を想定してました。
もともと特定のコミュニティに対する収書と提供で始まったのが、
単館主義 (という専門用語があったかどうかはウロ覚え。。。) では需要を賄えず、
欧米で図書館間協力が制度として整ってきたのが19世紀末ぐらいまで。
サービスの優良取組事例を進化論的に整理したランガナタンの五原則 (1931) で
明確に「すべての」と言い出して、図書館学教育もだいたいこの頃までに並行整備、
考え方の受容が進んで日本にまで及んで図書館法 (1950)、大学設置基準 (1956)。
これで最近50年か100年ぐらい。
網羅的となると各国に納本制度があり、もっと歴史は古いのですが、
これはコミュニティの範囲が国レベルになっているだけで、
すべての需要に応えるための制度ではないので想定から外しました。
現実は土屋先生のご指摘のとおりほど遠いのですが、
スローガンとしては「すべての本」ということになっているはず。。。
ILL も、日本では JMLA・JPLA が葉書フォームを使って頑張ってましたが、
実際に多くの図書館が協力に本腰を入れたのは NACSIS-CAT & ILL が稼働して
NII と関連団体が尻を叩き始めた90年代以降なので、
ここでも電子化がブレイクスルーだったと考えられます。
---
山本和雄 <ymmt @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
(2011/09/02 16:55), Masamitsu Kuriyama wrote:
> 土屋先生
>>> 実は「潜在的にすべての本へのアクセスを保証する」というのも
>>> 最近50年か100年ぐらい図書館が前面に掲げてきたテーマなのです。
>> 不勉強ですいません。これは何に書いてあるの?
> 山本さんのお考えになっているのとは違うかもしれませんが、たとえば
> IFLAが、Universal Availability of Publications Core Activity (UAP)
> なんてのを1979年から2002年にかけて行っています。
> http://archive.ifla.org/VI/2/uap.htm
> これは要するに国際的なILLを支援するために標準的な申込フォームや
> 支払用のバウチャーといった仕組みを整えるといった活動だったようです。
> 私は直接経験してないのですが、お世話になった図書館員は多いのでは。
>
> 栗山 正光
> 常磐大学人間科学部現代社会学科
> 〒310-8585 水戸市見和1-430-1
>
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