[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[drf:2591] Re: 書籍のカバー、帯の扱いをどうするか
- Date: Wed, 10 Aug 2011 16:39:48 +0900
江草@国立教育政策研究所です。
大学図書館や専門図書館では、
カバーや帯を捨ててしまうところが多いようですね。
たしか、国立国会図書館でもそうだったようなきがします。
公共図書館では、カバーや帯を残すところが増えてきています。
つまり、カバーや帯をつけたまま、ブックカバーを貼付けた装備をしているということです。
本を手に取る大きなきっかけの一つとなっていることからかと思います。
カバーや帯は、本を売るための仕掛けとして
出版社がかなり力を入れているものですもの、当然ですよね。
また、帯の内容を登録し、検索/表示対象としている
書籍データベースも実在します。
「BOOK」データベース
http://www.nichigai.co.jp/dcs/index3.html
というわけで、
検索のキーとなりえる有用な(メタ)データとして、
アーカイブの観点から残しておくべき(メタ)データとして、
機関リポジトリに、(電子的な)メタデータとして登録するという選択はありだと思います。
また、物理的な本の管理としても公共図書館のように、カバーや帯を残すようにするという選択もありだと思います。
ま、その分コストは増えますから、
あとは、コストとメリットとのトレードオフだと思いますが。
ただ、カバーや帯を保管しない、メタデータを付与しない理由として、
今までしてなかったからとか、
他の大学図書館や専門図書館や国立国会図書館が
やってないからという理由だけでは、
利用者は納得しないだろうなと思いますね。
すみません、なんて答えていいだろうの答えにはなってませんね。。。
2011年8月10日16:07 Yasushi TAKAHASHI <taka8441 @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>:
> まいど、高橋@みんぱくリポジトリです。
>
> 通常、書籍を受け入れる場合、帯、カバーは外して捨てますよね。
>
> これ、リポジトリの場合はどうしてますか、電子化する時。
>
> 雑誌でこれは問題になることはありませんが、書籍を登録する機関も
> 増えてきていますし、今後の参考に、みなさんのお考えをお聞きしたい
> のですが。
>
> 元々は、アーキビスト的な仕事をしておられる方から、素朴な疑問と
> して問いかけられて、答えに窮したことなのですが。
>
> ********
> 図書館の方は、カバーやら帯やらを外し、捨てている。書籍の保存、
> 保管の都合からだろうが、あれは解せない。カバーの「そで」には著者
> 紹介や略歴などの書誌的な情報が書かれていることが多く、カバーデザ
> インや写真が貴重な資料となることも多い。また、「帯」は販促手段で
> はあるが、推薦文やあらすじ、紹介文などを多少凝ったデザインで入れ
> たりしていて、それはそこにしか存在しない文章でもあるわけで、それ
> を捨ててしまうのは如何なものか。
>
> 図書館としては、連綿と続いてきた大いなる方針や、図書館業界とし
> ての常識・約束事があり、カバー・帯そのものにはなんら価値も意義も
> 見出せないものであるから捨てるのだ、という確固たる信念のもと行っ
> ているのだろうか。それとも、ただ「そうするものだから」「そうして
> きたから」という惰性で行っていて、「何も思わず、考えず、感じず」
> やっているのか。未だに納得できる理由や説明を聞いたことは無い。
>
> もうこれまで捨てられ失われてきたものは、取り返しが付かないから
> 諦めるとして、機関リポジトリとかをやっておられる現在、今後、電子
> 化に当たり、書籍のカバーや帯を、やはり捨てた後の裸の書籍だけをデ
> ジタル化して残していくのか、それでいいのか。
> ********
>
> というものです。
>
> さて、みなさん、どうしましょ。なんて答えましょ。
>
> あ、国会図書館はどうしているんだろ、と、今気が付いた。
>
> --
> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
> 国立民族学博物館 情報管理施設 情報サービス課
> 高 橋 安 司 ( TAKAHASHI, Yasushi )
> TEL:06-6878-8227 FAX:06-6878-8249
> E-mail: taka8441 @ xxxxxxxxxxxxxxxxx
> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>
>
>
>
> ──────────────────☆────────
> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
> 2011年8月号を発行しました!
>
> DRF(Digital Repository Federation)
> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
> ─────★─────────────────────
>
--
江草 由佳 (Egusa, Yuka); yuka @ xxxxxxxxxx;
国立教育政策研究所 教育研究情報センター 研究員
〒100-8951 東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館6階6C
TEL/FAX 03-6733-6544
国立教育政策研究所の霞が関コモンゲートへの移転に伴い、
2008年1月から研究室の住所、電話番号が変更になりました。
メールアドレス、所属等は変わっていません。
──────────────────☆────────
月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
2011年8月号を発行しました!
DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
─────★─────────────────────