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[drf:590] Re: [drf:588] Nature Publishing Groupの助成研究のセルフアーカイブ無料代行



行木です.

SWORDはOR2008でも結構出てきていました。報告交流会での山地さんの講演に
あった通りです。山地さんと行木のところで、EPrints 3 で SWORD を使った
バッチ登録に成功しています。メタデータをXMLで記述しておいて、本文はXML
内にBase64エンコードして埋め込むか、XMLとzip圧縮しておくかして、Atom
Publishing Protocol で送り込む実装のようです。

北大ローカルな話題ですみませんが、北大数学の講究録をHUSCAPへ自動登録す
るとき、EPrintsからOAI-PMHでメタデータを取得してから本文を持っていきま
す。この場合はDSpace側で内部を触ることになるのですが、これをEPrintsに
もDSpaceにも触らずに登録用のアカウントさえあれば自動的に実現することが
できるわけです。

これを実現した時にSWORD作ろう的な発想をできなかったことをちょっと反省。
-
行木孝夫 (NAMIKI Takao)
北海道大学理学研究院数学部門 (Tel/Fax 011-706-4439)

At Thu, 10 Jul 2008 12:42:49 +0900,
SUGITA Shigeki wrote:
> それから、Peter SuberのOpen Access Newsに次のようにありました。
> SWORDというものをよく知らないのですが、よさそうな話ですね。
> 
>  このほど、Natureの著者への代理登録サービスについてアナウンスが流
>  れたところだが、これに関連して、Peter SuberがLes Carrに「EPrints
>  は、個別の手動登録以外に、こうしたバッチ処理によるダウンロード〜
>  アップロードに対応可能かどうか」コメントを求めた。
> 
>  Les Carrの答えは次のような肯定的なものだった。
> 
>   「EPrintsもDSpaceもバッチ登録が可能になっている。もっとも、
>   眼前の論点に関して言えば、さらに、双方とも、自動登録のため
>   に新たに開発されたSWORDプロトコル(リポジトリ登録のための
>   簡易ウェブサービスプロトコル)に対応している。我々SWORD開
>   発陣は、機関リポジトリと既存の分野特化型リポジトリとの、
>   双方向的な自動的feed(杉田疑問:一方に入ったものがもう一方
>   にも登録される、ということ?)の可能性について、分野特化型
>   リポジトリたちとぜひとも共同で取り組みたいと考えている」
> 
> (Suberの)コメント:さらに若干の論点があるだろう。Nature Publishing
> Group (NPG) は、少なくとも、機関リポジトリへの文献登録が義務化された
> 大学に所属する著者たちのために、査読済の論文原稿をNPGのジャーナルから
> 該当機関リポジトリへ登録してやることを考えている。しかし、そのために
> は『機関リポジトリ側に、出版社が著者を代理して機械的に登録することを
> 受け入れられるだけの、システム的な受け口が必要である。もし可能なら、
> PubMed Centralと同一仕様だとなお好便である』。EPrintsとDSpaceがバッチ
> 登録の仕組みを持っている、ということなので、もし、これが実現すれば、
> 両ソフトウェアを使用する世界のリポジトリの大半にそれなりの効果がある
> だろう。いい話だ。ボールはNPGのコートにある。
> 
> 
> -- 
> 杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
> 北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
> 電話番号:011-706-2524,ファクシミリ:011-706-4099
> http://eprints.lib.hokudai.ac.jp