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[drf:3315] Re: 出版社の著作権譲渡要求の動向



杉田 様

 国際連携WG 加藤(名古屋大学)です。


>> In their 2008 study, they found just over 50% of publishers asking for copyright transfer in the first instance (this had declined steadily from over 80% in 2003 and over 60% in 2005);  of these, a further 20% would provide a 'licence to publish' as an alternative if requested by the author.  At the same time, the number offering a licence in the first instance had grown to around 20% by 2008.  So that's nearly 90%, by my reckoning, who either don't ask for (c) in the first place, or will provide a licence instead on request.
> この2008年の 研究によれば、のっけから著作権譲渡を要求する出版社はわずかに50%強(これは、2003年の80%以上、2005年の60%以上、から漸減してきています)であったことがわかりました。これらのうち、さらに20%は、著者からの求めがあった場合は、「出版ライセンス契約」(a 'licence to publish')方式での代替の用意がありました。同時に、最初からライセンス契約方式を提示する出版社の数は2008年には20%前後まで増加しています。つまり、私の計算では、90%近くが、最初から著作権譲渡を要求しないかまたは求めに応じてライセンス方式に切り替えることを許容していると言えます。
>
> #この段落、ちょっと理解できていません。誤訳等アドバイスください。
> #とくに、'licence to publish'は、著作権譲渡までいかない出版社側の譲歩の一手法、
> #という理解でよい? それから、最後のとこ、なんでこれで90%になるの?
>

 この2008年の研究によれば → この2008年の調査によれば

 'licence to publish'は図書でいう出版契約に当るように思います。
 また、サリーのいう90%の内訳は、50%強(最初から著作権譲渡を要求)+20%
(著者から要求があった場合は出版契約)+20%(最初 から出版契約を提示)の
ようですが、"of these"が最初から著作権譲渡を要求する出版社50%を指すとすれば
90%ではなく、30%(50%×0.2+20%)にしからならないでしょう。
 2008年の調査報告は購入した記憶がありますので、宿舎を探して確認してみます。


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加藤 信哉(Shinya Kato)
名古屋大学附属図書館
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