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[drf:1253] Re: 搭載論文の加筆修正をどう処理するか



高橋さま、みなさま

北大・紙谷@京都お留守番組 です。
ばたばたしていたので、なかなか反応できなくてすみません。

私も過去に話題に出たような気がしたのですが、過去ログに
見つけられなかったのでHUSCAPの事例を紹介します。

> 『誤字脱字等の修正をしたい場合、どのようにすればいいのか。例
> えば、著者が自分の原稿を修正したい場合、そうした修正は著者に
> 対して、システムとしてリポジトリはどのように許しているのか。
> 日付をつけてバージョンを更新するシステムがありますか?』

HUSCAPの場合、今のところこの手の質問は紀要論文に対してでした。
そこで、原則としては正誤表方式で対応しています。具体的には、
紀要に載ったものは出版元の大学としてそのまま保存すべきと考えている、
との前提をお伝えした上で、正誤表の発行について出版元の担当の先生と
相談していただけるよう、お願いしています。
(どのみち、紙の方も訂正が必要ということになりますので。)

極稀なケースですが、大幅改稿のご希望が寄せられることもあります。
その場合は、既に公開されているものはそのままに、改稿バージョンを
新たに公開し、メタデータを相互リンクさせています。
(Dspaceの内部リンク機能を使用しています。)
例)
初稿(紀要掲載):http://hdl.handle.net/2115/16880
改稿      :http://hdl.handle.net/2115/33953

(原則として、HUSCAPは「どこかで公開されたもの」しか収録しない
 ルールなのですが、これは、先にHUSCAPで公開することで投稿・出版の
 妨げになる(新規性がなくなる)のを防ぐためのものなので、
 著者の先生にその旨を確認した上で、上記の措置を採っています。)


なお、資料の改変関係のことは、
「北海道大学学術成果コレクション資料提供・公開細則」
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/siryo/teikyo.pdf
で、
> 公開後に提供者自身が資料の本文等の主たる内容を改変し置き
> 換えること、ないし資料本体を削除することは、原則として
> 認めない。内容の改変が必要な場合は、当該資料の別版として
> 新規に提供を受ける。資料本体の削除が必要な場合は、提供者の
> 申請に基づいて行う。
と定めています。

ご参考まで。

-- 
紙谷五月
北海道大学附属図書館学術システム課
TEL: 011-706-4025
FAX: 011-706-4099
MAIL: satsuki @ xxxxxxxxxxxxxxxxx
HUSCAP: http://eprints.lib.hokudai.ac.jp

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