DRF参加機関のみなさま,公開MLのみなさま,
こんにちは,DRF国際連携ワーキンググループの土出です.
企画WGに続きまして,国際連携WGからも,
今年1年の国際連携ワーキンググループの活動を振り返り,
皆さまへのご報告とし,活動へのご参加・ご協力に感謝申し上げます.
2012年の国内での活動では,
英国リポジトリコミュニティとの協力覚書(3月,RSP/UKCoRRと締結),英国・豪州との,
リポジトリコミュニティの現状やオープンアクセスについての意見交換・情報共有(英国
11月,豪州12月),OAWへの参画(10月)
などがありますが,なかでも,
翻訳部隊の活躍
が,大きかったかと思います.
BOAI10の翻訳,リチャード・ポインダー氏のインタビュー記事の翻訳,月刊DRF英訳(3月
増刊号,6月号)などをはじめ,海外メーリングリストの気になるトピック紹介など,WG
内にとどまらず,有志のメンバーで,和英,英和を通じて海外のホットな話題の紹介に努
めました.
そのほかにも,COAR年次集会への参加(5月・スウェーデン・土出,城),OR2012へのポ
スター出展(7月・イギリス・西薗),ICTK2012での招待発表(7月・インド・土出),IC
OLC(10月・オーストリア・杉田,鈴木・柴田)などを通じ,日本の状況を直接伝えると
ともに,機関リポジトリを含めた大きな枠組みでのオープンアクセスについても取り上げ
てきました.
今年はBOAI10周年,新たな10年に向けた提言が発表されました.グリーンOAを着実にやっ
ていこうという力強いメッセージの一方,「ビジネスモデルとしてのゴールドOA」「AP
C」イギリスの「フィンチ・レポート」の公表が話題になりました.
しかしまた同時に,海外のリポジトリコミュニティとの対話を通じて,英国も豪州もリポ
ジトリを取り巻く状況が日本と似通っていることもわかりました.
来年も目が離せない,リポジトリとオープンアクセスのホットな状況を現在進行形で紹介
し,これから私たちは何をどうしていきたいか,一緒に考えていければと思います.
どうぞよいお年をお迎えください.
DRF国際連携ワーキンググループ
土出郁子(大阪大学)/主査
西薗由依(鹿児島大学)/副査
逸村 裕(筑波大学、アドバイザー)
加藤信哉(名古屋大学、アドバイザー)
栗山正光(常磐大学、アドバイザー)
柴田育子(一橋大学)
杉田茂樹(小樽商科大学)
鈴木雅子(旭川医科大学)
高橋欣瑛(小樽商科大学)
土屋 俊(大学評価・学位授与機構、アドバイザー)
三根慎二(三重大学、アドバイザー)
城 恭子(事務局・北海道大学)