[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:4345] 神戸大学シンポジウムリマインダー



みなさま

 神戸大学で開催するシンポジウムが近づいてきました。まだまだ
余裕がありますので、皆さんのエントリーをお待ちしています。

 http://lib.kobe-u.ac.jp/www/html/events/euoa.html

 初日の講師、ミーニョ大学のロドリゲス館長、OpenAIREの
コーディネーターのドナテラ・カスティーユ博士は2日目の
パネルにもご参加頂く予定で、日欧の機関リポジトリの取り
組みについて多くの有益なお話を聞けるいい機会になります。

 ロドリゲス館長は世界で最も成功したオープンアクセス義務化
の政策を所属大学で実現したオープンアクセスのパイオニアで
す。ヨーロッパの機関リポジトリ運動の中心的な働きをしている
方です。事例報告等も数多くされており、翻訳もあります。

 論文の翻訳(niiのサイトから)
  https://www.nii.ac.jp/irp/archive/translation/pdf/minho2005.pdf
 D-Lib magazineの論文(英語)
  http://dlib.org/dlib/january08/ferreira/01ferreira.html
 リチャード・ポインダーによるインタビュー
  http://poynder.blogspot.jp/2013/07/eloy-rodrigues-on-state-of-open-access.html

 2004年にハーナッドが来日し、図書館総合展で講演しましたが、実践
畑の方としてはそれ以来の最も知られたOAリーダーの来日です。ハーナ
ッドらの義務化の議論もミーニョ大学での実践と相互に影響を与えてきて
います。

 カスティーユ博士は、イタリアの国立研究所の研究員ですが、OpenAIREの
コーディネーターとして、EUのFP7やHORIZON2020の助成を受けつつ、ハー
ベスターとしての運用と研究データのオープンアクセス化のパイロットプロジェクト
への対応などを担っておられる方です。

 2014年のCOAR(Confederation of Open Access Repositories)での講演資料
  https://www.coar-repositories.org/files/1_OpenAIRE-
      COAR_session1_DonatellaCastelli.pdf

 ロドリゲス館長もカスティーユ博士もヨーロッパの大学図書館コミュニティの
仲間として、ヨーロッパのオープンアクセス、オープンサイエンスを、実践的な
立場から担っている方々です。欧米と同じレベルで日本がオープンサイエンス
を実現するのはなかなか困難とは思いますが、これから何らかの形でコミット
していくとすれば、今回のコンフェランスはよい情報収集の機会になると思われ
ます。

 2日目の日欧の参加者によるパネルでは、日欧の実践的な情報を共有できた
らと考えています。もちろん、2日目の日本人の講師の方々のお話も今の日本
の状況を俯瞰するには最適の内容となるものと思います。

 この機会を見逃さず、最新動向をキャッチアップするための利用下されば幸い
です。

 神戸大学附属図書館情報管理課企画係(シンポ担当)
   kobelib-event1@lib.kobe-u.ac.jp(申し込み)
──────────────────☆────────
月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
 2015年9月号(68号)を発行しました!

DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
─────★─────────────────────