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[drf:956] シボレス認証って何? Re: Fwd: Shibboleth access now available for Cambridge Journals Online



北大 杉田です。

オフトピックではありますが――、
シボレス認証で電子ジャーナル、ってどういうことか初めて聞く方にはぴん
とこないかもしれませんので、私の理解の範囲で例をあげて少し補足します。

 ――――――――――――――――――――――――――――――――
 あなたは、英国の大学の研究者です。
 大学はエルゼビア社と購読契約をしているので、キャンパスにいる限り
 はサイエンスダイレクト読み放題です。
 でも、自宅(あるいは出張先)でも電子ジャーナルを読みたい。
 しかし、サイエンスダイレクトの個人IDは持っていない。
 地元大学の構成員DBには自分のことが登録されているのだけど、なんと
 かならないものか。
 ――――――――――――――――――――――――――――――――

 (1)サイエンスダイレクトに行きます。
  http://www.sciencedirect.com/

 (2)このままだとサイエンスダイレクトの上っ面は見えるが、本文を見よ
  うとすると、キャンパス外なのではじかれてしまいます。(とします)

 (3)サイエンスダイレクトの右上隅にある、
   「 Athens/Other Institution Login 」
  という小さな文字をクリックします。

 (4)プルダウンから、
   「UK Access Management Federation」
  を選びます。

 (5)出てきた中から、所属大学を選びます。(どれか適当に押してみてく
  ださい)

 (6)地元大学の構成員DBの画面が出てきました。
  ここに、大学に登録してある自分のID・パスワードを入力します。

 (7)以降、サイエンスダイレクトをフルに使えます。

 ――――――――――――――――――――――――――――――――

※土屋先生の指摘した「日本にもJapan Shibboleth Federationはすでに存在
 します。しかし、問題もあり、このFederationのメンバーはいまのところ
 NIIだけ」というのは、上記(4)のプルダウンで出てくる、

  Japanese Research and Education (UPKI-Fed)

 のことです。構成機関としては、

  National Institute of Informatics

 が出てきています。

※上ではサイエンスダイレクトの利用例を挙げましたが、他に、次のような
 サービスシステムがシボレス認証に対応しています。

 https://spaces.internet2.edu/display/SHIB2/ShibEnabled



以上、門外漢ではありますが、知る限りのシボレスのイメージです。
補足訂正などありましたらよろしくお願いいたします>識者各位


Syun Tutiya さんは書きました:
> 内島さん、みなさん、
> 
>>  金沢大の内島です。リポジトリと直接関係のない話題ですが,,,
> 
> 同じく。
> 
>>  わが国でもイギリスのようにフェデレーションを構成して,認証基盤を
>> 共有することになるんでしょうか。
> 
> はい、もちろん。実は、日本にもJapan Shibboleth Federationはすでに存在
> します。しかし、問題もあり、このFederationのメンバーはいまのところNII
> だけです。
> 
>> でもそのためには(電子ジャーナルの
>> 認証に使うためには)大学図書館が何かやる必要がありますね。
> 
> はい、もちろん。何をしたらいいか、箇条書きにしてほしいというお願いを
> NIIの山地先生あてに依然このリストで投稿したのですが、山地先生よろしく。
> 
> 土屋
> 


-- 
杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
電話番号:011-706-2524,ファクシミリ:011-706-4099
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