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[drf:567] Re: [drf:564] Re: [drf:557] Re: [drf:556] Re: [drf:549] 既存画像PDFからのOCRテキスト抽出を大量に一括で



加藤@北大図です。

> ログを調べたところ、メタデータ表示画面を見た人のだいたい半分がコンテンツ
> をダウンロードしているようです。
> 残り半分はメタデータを見ただけで不要なコンテンツであると判断しています
> が、ダウンロードした場合は最後まで目を通すことが多いと考えられます。
> それに対して検索エンジンでフルテキストがヒットした場合は、即ダウンロード
> につながりますが、一瞥しただけで捨てられるケースが非常に多いだろうと考え
> られます。

この辺、記事(論文)の種類によって全然異なるように思います。
私が読むときは大体以下のように違います。

仮に 上段=目的 中段=方法・過程 下段=結論
という構造をしていたとして

・ 調査(アンケート)・実験もの
上段を軽く読んですぐ下段。下段に興味なければ捨て。
下段に興味あれば中段を仔細に見る。

・ 論評もの
上段から中段にかけてじっくり読み、興味持てなければ捨て。
ただし一応下段まで流し読みぐらいはする。

・ 開発(こんなの作った)もの
上段をじっくり読んで、興味持てなければ捨て。
興味あれば中段から下段まで。
ただし成果物でなく開発方法だけを参考にしたい場合は上下段を
すっ飛ばして中段。

・ 報告・レポート・コラム(短報)・レターもの
全体的に流し読み。

こんな要領です。メタデータにアブストラクトがついている場合、
そこには上段(と下段)に当たる部分が書かれていることが多いわけですが、
上の各種類によって、メタデータレベルでの判断の度合が変わりますよね。
メタデータでは判断つかないものは仕方ないので本文を読みますが、
当然種類によって一瞥して捨て、となることもしばしばあるわけです。
また、その記事の使い方にもよる(興味本位か実用か等)でしょう。

大雑把にでも、記事の種別とその読解者の典型的な行動モデルを考えないと
おっしゃるようなことは言えないように思います。
ほとんどどんな記事でも行動が同じあるならば、新しい知見ですね。

-- 
加藤 大博 :: KATO Hiromichi
mailto:katze @ xxxxxxxxxxxxxxxxx
北海道大学附属図書館 情報管理課 図書受入担当
TEL 011-706-4028 / FAX 011-706-4109