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[drf:2685] Re: 機関リポジトリの運用指針について
- Date: Mon, 24 Oct 2011 09:58:49 +0900
国立民族学博物館 高橋さま
海洋研究開発機構の高井です。
【社会通念上(の問題)】
【セキュリティ上の問題】
【本運用指針に定めのない事項】
いずれについても、詳細にご回答いただいて助かります。
関係者に説明できそうになかったので
(おそらく私が想像力に乏しいため)
具体的な事例を伺うことができて
大変参考になりました。
また、指針に盛り込み過ぎて
身動きが取れなくなってしまわないように
留意しようと思います。
ご助言に感謝します。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
-*-*-
高井 紀子
〒236-0001横浜市金沢区昭和町3173-25
独立行政法人海洋研究開発機構 横浜研究所
事業推進部 図書館課
TEL: 045-778-5478 FAX: 045-778-5484
(2011/10/24 9:26), Yasushi TAKAHASHI wrote:
> 高井さま
> 高橋@みんぱくリポジトリです。
>
> いま少々ジタバタあがいている案件があって反応が遅れてしまい
> ました。ごめんなさい。
>
> 運用指針は結構面倒くさくて、案を作るときにはそれなりに悩ん
> だような記憶があります。事務方と研究者とでは、それぞれ異なる
> 突っ込みがあって、難儀したようにも思います。けれど、もう作っ
> てしまったので、そのへんのことは忘れてしまっていて、そういう
> 意味では、私、お気楽極楽な性格で、あまり参考にはなりません。
>
> さて、本題です。
>
>> 【社会通念上(の問題)】
> これは所謂「公序良俗に反する」事柄を意味することが多いかと
> 思います。ところが、これほど突っ込まれる文言は無くて、何が猥
> 褻かという点を問題にされたら最後、話は無茶苦茶のぐだぐだで不
> 毛な議論が続くはめになったりします。外部からもそれって何、と
> 言われたりすると説明しにくい。誠にもって面倒くさい。
> ところが「社会通念上」とか言うと、これが見事に解決される。
> しかも範囲が広くなる。現在過去未来、洋の東西を問わず、森羅万
> 象全て、常識の範囲で、と。
> というわけで、私は、公序良俗云々の言い換えの成功例だと思っ
> ています。
>
>> 【セキュリティ上の問題】
> うちの場合だと、個人情報保護、プライパシーの侵害、これを想
> 定するかと思います。なんせ文化人類学ですから、家系図やら門地
> やら、これが絡むと、ややこしくなるもので。
>
>> 【本運用指針に定めのない事項】
> 簡単です。何をどう細かく決めても考えても、常に想定外のこと
> や、意表を突く展開は起きます。「何があるかわからん」事項に対
> して、を考えてのことかと思います。これは絶対に必要です。
>
> ところで、
>
> うち(国立民族学博物館)では、あまり余計な事は書いていませ
> ん。運用指針にある「免責事項(9.と10.)」にあるように、
> なんかあっても、それは書いた人の責任です。「本館は一切責任を
> 負わない」し、だから最初の方に「公開の制限(5.)」があり、
> 書いた人が、公開範囲を決めるようになっています。
>
> ただし、「削除・非公開(6.(2))」でのみ、研究出版委員
> 会の判断で、削除・非公開にすることができると、それなりの介入
> はできるようにしてあります。
>
> それと、最後の「その他(12.)」で、想定外のことは関係者
> 間で別途協議しましょう、と、書いてます。「絶対に必要」だから。
> これって、事務屋の習性ですかね。いや、深い意味はなくて、そ
> のまんまの意味です。どうにでも対処できるように(みえるように)
> しておく、と(笑) 逃げ道?
>
> ほら、やっぱりあんまり参考にならないなぁ。
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