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[drf:286] DRFワークショップ感想文



みなさま

長崎大学の森石です。
あらためまして、DRFワークショップではお世話になりました。
記憶をさかのぼり感想文を書いてみました。

第2部で非常に笑い(動画ありがとうございます)、第3部は出版者サイドの話を
かなり興味深くうかがったワークショップでしたが、第1部もとてもわかりやすかったです。
倉田先生のお話で、コンテンツには学術雑誌論文よりも紀要や貴重資料が多いという
現状が、別にマイナスとしては話されていなかったのが印象に残っています。

紀要や貴重資料ばかりのリポジトリはよろしくないというイメージがありましたが、
大学アーカイブの側面もありますし、それより、各大学のリポジトリの目指す方向が
明確になっていることが重要なのだとかしこまって聞きました。

紀要といえば、ILLの寸劇を見て思ったのですが、ILLの担当者時代に、論文を著者の
所属大学に依頼するどころか、紀要ですら、発行大学ではなく、安くて近い(=早い)
大学を優先して頼みがち(頼まれがち)だったことを思い出しました。

所属著者論文までいかなくても、紀要は発行大学に依頼するのが当たり前というのが
正常な気がします。最近はそうなっているのでしょうか。リポジトリ=紀要にしたくは
ないですが、基本コンテンツと考えていいと思うし、自学紀要は無料コピーという試行なら
どうだろうなどと考えました。
ただ本学の状況は、すべての紀要の電子化には遠いですし、NIIの電子化事業に
頼っている状態なので、先のことを考えないといけないです。

なお、寸劇のILL試行案については本学では、やるならILLじゃなくてDDSにすれば無料で
いいじゃないかという反応と、結局は平均文献受け取り日数が延びるじゃないか、
という反応がありました。実際のところはILL担当者まかせです。

たいした感想ではなく恐縮ですが、ワークショップも図書館総合展も興味深く、
また懇親会でみなさまとお話でき、参加できてよかったです。
ありがとうございました。


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 森石 みどり     MORIISHI Midori 
 長崎大学附属図書館(学術コンテンツ担当)
  〒852-8521 長崎市文教町1-14 
  Tel:095-819-2195  Fax:095-819-2196
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