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[drf:230] Re: [drf:229] Re: [drf:227] Re: [drf:226] Re: ベルリン5(長文)
- Date: Wed, 24 Oct 2007 20:05:23 +0900
土屋先生
多分、図書館予算が伸びているようなところはほとんどないと思います。しか
し他方で、外国雑誌予算が図書館予算にはいっているところもほとんどないの
ではないかと思います。外国雑誌を予算化していたところはほとんどなく、教
員、講座、学科、学部の判断で勝手に購読やキャンセルをしていたというのが
実情だったと理解しています。したがって、外国雑誌「支出」と図書館予算は
独立だったと思われますので、「食う」という意味がよくわかりません。
私が記憶する限り、筑波大では雑誌予算は図書館予算の中に
組み込まれていました。それで、外国雑誌の値上がりにつれて
その部分が膨れ上がり、その分、図書の購入が減っていたのです。
筑波の特殊事情だったんですかね。
ただ、大学全体で考えた場合、雑誌購入費が増えれば必ずどこかで
予算が削られていると思うのですが。。。
論文生産の多寡
は、研究能力にほかなりませんから、能力のある研究者の環境を向上させるこ
とによって、研究をより振興し、その環境向上の経費についてくる間接経費で
基盤を充実させ、そのような研究者の多い大学はさらに研究成果をより多く算
出するということになるのだと思います。
ううっ、返す言葉がありません。厳しいなあ(^^;)。
がでたりしているところからみると、あの$3000は妥当なところなのではない
でしょうか。
素朴な疑問として、印刷体を作らないのになぜそんなにかかるんだろう
というのがあります。
査読は研究者が無給で引き受けるんでしょうし。
goldの道を突き進んで、読者支払いモデルの方が全体として安上がり
だった、などというのでは有難くないですよね。
しかし、50%の論文を生産しているアメリカがちゃんとself archiveしてくれ
るならば別、つまり、努力と費用に見合うと思いますが、そうでないとすると、
イギリスと日本とドイツ(でも、Max Planckぐらいでしょうか)ががんばっても
せいぜい30%強です。したがって、運動としては、あまり成算のある運動とは
いえないのではないでしょうか。
なんだか地球温暖化の議論みたいになってきましたね。
そういえば、温暖化にも義務付けうんぬんがでてきますね。
栗山 正光
常磐大学人間科学部現代社会学科
〒310-8585 水戸市見和1-430-1