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[drf:956] シボレス認証って何? Re: Fwd: Shibboleth access now available for Cambridge Journals Online
- Date: Wed, 11 Mar 2009 11:26:52 +0900
北大 杉田です。
オフトピックではありますが――、
シボレス認証で電子ジャーナル、ってどういうことか初めて聞く方にはぴん
とこないかもしれませんので、私の理解の範囲で例をあげて少し補足します。
――――――――――――――――――――――――――――――――
あなたは、英国の大学の研究者です。
大学はエルゼビア社と購読契約をしているので、キャンパスにいる限り
はサイエンスダイレクト読み放題です。
でも、自宅(あるいは出張先)でも電子ジャーナルを読みたい。
しかし、サイエンスダイレクトの個人IDは持っていない。
地元大学の構成員DBには自分のことが登録されているのだけど、なんと
かならないものか。
――――――――――――――――――――――――――――――――
(1)サイエンスダイレクトに行きます。
http://www.sciencedirect.com/
(2)このままだとサイエンスダイレクトの上っ面は見えるが、本文を見よ
うとすると、キャンパス外なのではじかれてしまいます。(とします)
(3)サイエンスダイレクトの右上隅にある、
「 Athens/Other Institution Login 」
という小さな文字をクリックします。
(4)プルダウンから、
「UK Access Management Federation」
を選びます。
(5)出てきた中から、所属大学を選びます。(どれか適当に押してみてく
ださい)
(6)地元大学の構成員DBの画面が出てきました。
ここに、大学に登録してある自分のID・パスワードを入力します。
(7)以降、サイエンスダイレクトをフルに使えます。
――――――――――――――――――――――――――――――――
※土屋先生の指摘した「日本にもJapan Shibboleth Federationはすでに存在
します。しかし、問題もあり、このFederationのメンバーはいまのところ
NIIだけ」というのは、上記(4)のプルダウンで出てくる、
Japanese Research and Education (UPKI-Fed)
のことです。構成機関としては、
National Institute of Informatics
が出てきています。
※上ではサイエンスダイレクトの利用例を挙げましたが、他に、次のような
サービスシステムがシボレス認証に対応しています。
https://spaces.internet2.edu/display/SHIB2/ShibEnabled
以上、門外漢ではありますが、知る限りのシボレスのイメージです。
補足訂正などありましたらよろしくお願いいたします>識者各位
Syun Tutiya さんは書きました:
> 内島さん、みなさん、
>
>> 金沢大の内島です。リポジトリと直接関係のない話題ですが,,,
>
> 同じく。
>
>> わが国でもイギリスのようにフェデレーションを構成して,認証基盤を
>> 共有することになるんでしょうか。
>
> はい、もちろん。実は、日本にもJapan Shibboleth Federationはすでに存在
> します。しかし、問題もあり、このFederationのメンバーはいまのところNII
> だけです。
>
>> でもそのためには(電子ジャーナルの
>> 認証に使うためには)大学図書館が何かやる必要がありますね。
>
> はい、もちろん。何をしたらいいか、箇条書きにしてほしいというお願いを
> NIIの山地先生あてに依然このリストで投稿したのですが、山地先生よろしく。
>
> 土屋
>
--
杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
電話番号:011-706-2524,ファクシミリ:011-706-4099
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