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土屋先生
International journals published by societies: ACSはたしかにリストプラ
             イス平均8.3%値上げのようですが国大図協コンソーシアムとし
             ては、これよりも有意に低い値上げ率で押えました。

最近の状況に疎いので頓珍漢なことを言っていたらご容赦いただき
たいのですが、低い値上げ率であっても、図書館予算の伸び率より
は大きいということはないでしょうか?
外国雑誌の予算が図書購入予算をどんどん食って行くという状況は
改善されているのでしょうか?

             また、Big dealを亨受できない人についての問題ですが、大半
             の研究はわずかの大学で行なわれているのであり(あまりこれ
             を強調したくありませんが)、そのような大学ではまず必要な
             タイトルは購読できているのが実態です。したがって、

those who can not enjoy big deals
             は、あまりいないというのがわれわれの推測です。

そうかもしれません。
しかし、これはロングテールを切り捨ててしまう考え方ですよね?
それとも、こと研究に関する限り、そもそもロングテールにはならない
とお考えでしょうか?

             toll free なアクセスを考えるとき、gold路線でいくと、1論
             文$3000とすれば、日本から出ているものが毎年10万論文以上
             はあるわけですから、300億円以上になり、大学図書館全体の
             外国雑誌支払い総額300億円をはるかに越えます。
             (3000*120*100000=360億円)

しかし、たとえば1論文$2000であれば、はるかに下回るわけですよね?
私には$3000というのは高すぎるように思えるのですが、、、

             いくらGreen路線をわれわれがが
             んばっても、逆に世界の論文の10%強をtoll freeにすることが
             できるだけです。

これはしかし、世界各国がそれぞれ自国の分を行うことで、100%に
近づけるというのが運動の趣旨ではないのでしょうか?
10%の国際貢献(^^;)をすべきではないのでしょうか?

            栗山 正光
            常磐大学人間科学部現代社会学科
            〒310-8585 水戸市見和1-430-1