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[drf:3935] Re: 著者版と雑誌掲載時でタイトルが異なる論文について
- Date: Fri, 29 Nov 2013 06:09:30 +0000
- Accept-language: ja-JP, en-GB, en-US
- Thread-index: AQHO7L5pUwUtjPlYHEWE4Yi1PD48tJo7tEow
- Thread-topic: [drf:3933] Re: 著者版と雑誌掲載時でタイトルが異なる論文について
杉田様
お世話になっております。エルゼビアの高橋です。
最初に「私自身は(エルゼビアの正式見解ではありません)修正して
かまわないと思いますが」と書いた通り、お気持ちはわかるのですが。。。
今回安藤様からいただいた実例も送ったうえで、
・変更が大きなものではないこと(とはいえ正しい英語にするためには
意味のある変更です)
・著者版と出版社版でタイトルが異なっていると読者が混乱する可能性が
あること
の2点を説明したうえで、オープンアクセスおよびリーガルの担当者から
確認をもらっているので、私としてはこれ以上はいかんともしがたいです。
ただ、私の最初のメールで紹介したポリシーがある状態で、論文タイトル
だけ例外として認めることは難しいことをご理解いただければと思います。
エルゼビア・ジャパン株式会社
高橋 昭治
-----Original Message-----
From: DRF [mailto:drf-bounces @ xxxxxxxxxxxxxxxx] On Behalf Of SUGITA Shigeki
Sent: Friday, November 29, 2013 1:50 PM
To: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
Subject: [drf:3933] Re: 著者版と雑誌掲載時でタイトルが異なる論文について
杉田です。
いやしかし、著者としては、同一性保持権(人格権)だのなんだのとは
言わず、あるいは校正に協力し、タイトルの変更について、明にあるいは
暗に合意しているわけですよね。
原タイトルでなされたCopyright Transfer契約はその時点で変更契約
ないし破棄・再契約され、Copyright Transfer契約上のmanuscript titleは
上書きされる。その手続きが実際になされている(改めてのタイトル改訂
原稿の提出+Copyright Transferへのサイン)か、省略されているかは
存じませんが、新タイトルがmanuscript titleと看做されるべきでは。
と、高橋さん、本社を説得してもらえませんか。
(いや、もっとも、法律談義で白黒つけたいわけでなく、異版についての
必要以上の混乱をさけて実用性をとるほうが、世のため著者のため
読者のため著作権者(出版社)のためと思うので、タイトルぐらいは不問に
してほしいわけです。)
2013年11月29日 12:13 <mtkuri @ xxxxxxxxx>:
> 高橋様、
> なるほどやはりそうですか。
> まあタイトルと言えど出版社が生み出した付加価値ではありますね。
>
> 安藤様、皆様
> というわけで、残る問題はメタデータのタイトルをどうするかですね。
> 著者の希望に沿えば、junii2の場合、titleに出版社版のタイトル、
> alternativeに原稿のタイトルを入れるということになるでしょうか?
> カタロガーの感覚からいくと逆のような気もしますが、まあどっちでも
> いいですよね。
>
> 栗山 正光
> 首都大学東京学術情報基盤センター
> 〒192-0397 八王子市南大沢1-1
> e-mail: mtkuri @ xxxxxxxxx 電話,FAX:042-677-2406
>
>
> ----- Original Message -----
>> 首都大学東京安藤様
>>
>> お世話になっております。エルゼビアの高橋です。
>> 本社担当者に確認いたしました。
>>
>> ・著者原稿の修正は、弊社ウェブページの記載の通り不可です。
>> これは論文タイトルであっても同じです。
>>
>> ・著者原稿を機関リポジトリに掲載する場合、通常、書誌情報の
>> HTMLページおよび原稿のカバーページが伴うと思いますが、
>> そこに出版社版の論文タイトルを記載していただくことは
>> 問題ありません。
>>
>> エルゼビアでは、著者原稿の掲載の際に下記の注釈を付けるように
>> お願いしています。通常は著者原稿とカバーページがまとまった
>> 1つのPDFになっていると思いますので、著者原稿と出版社版で
>> タイトルが異なっていることについての説明にはなっていると思います。
>>
>> NOTICE: this is the author’s version of a work that was accepted for publication in <Journal title>. Changes resulting from the publishing process, such as peer review, editing, corrections, structural formatting, and other quality control mechanisms may not be reflected in this document. Changes may have been made to this work since it was submitted for publication. A definitive version was subsequently published in PUBLICATION, [VOL#, ISSUE#, (DATE)] DOI#
>>
>> よろしくお願いいたします。
>>
>> -----------------------------------------------------
>> エルゼビア・ジャパン株式会社
>> マーケティングマネージャー 高橋 昭治
>> 〒106-0044 東京都港区東麻布1-9-15 東麻布一丁目ビル4階
>> TEL: 03-5561-5994(直通) 5034(代表) FAX: 03-5561-0451
>> E-mail: s.takahashi @ xxxxxxxxxxxx
>> http://japan.elsevier.com
>> -----------------------------------------------------
>>
>>
>> -----Original Message-----
>> From: DRF [mailto:drf-bounces @ xxxxxxxxxxxxxxxx] On Behalf Of Takahashi, Shoji (ELS-TOK)
>> Sent: Thursday, November 28, 2013 11:43 AM
>> To: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
>> Subject: [drf:3925] Re: 著者版と雑誌掲載時でタイトルが異なる論文について
>>
>> 首都大学東京安藤様
>>
>> お世話になっております。エルゼビアの高橋です。
>>
>> > 実は、問題ある論文の3点中2点がエルゼビアから出版されたものです。
>>
>> そうでしたか。。。 確認してみますのでしばらくお待ちください。
>> 私自身、受理後に論文タイトルが校正されることがあるということを
>> 初めて知りました。どの程度の変更だったのかも気になりますし、
>> 具体例があったほうが確認も早いと思いますので、実際の例を別途、
>> 私あてにメールしていただけませんでしょうか。
>>
>> よろしくお願いいたします。
>>
>> -----------------------------------------------------
>> エルゼビア・ジャパン株式会社
>> マーケティングマネージャー 高橋 昭治
>> 〒106-0044 東京都港区東麻布1-9-15 東麻布一丁目ビル4階
>> TEL: 03-5561-5994(直通) 5034(代表) FAX: 03-5561-0451
>> E-mail: s.takahashi @ xxxxxxxxxxxx
>> http://japan.elsevier.com
>> -----------------------------------------------------
>>
>>
>> -----Original Message-----
>> From: DRF [mailto:drf-bounces @ xxxxxxxxxxxxxxxx] On Behalf Of Andoukazumi
>> Sent: Thursday, November 28, 2013 11:27 AM
>> To: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
>> Subject: [drf:3924] Re: 著者版と雑誌掲載時でタイトルが異なる論文について
>>
>> 高橋様
>>
>> お世話になっております。首都大学東京、日野館の安藤です。
>>
>> 実は、問題ある論文の3点中2点がエルゼビアから出版されたものです。
>> 今回出版社からの意見を伺うことができ、非常にありがたく思います。
>>
>> > 今回の安藤様の質問は論文タイトルに限ったものでした。論文タイトル自体は
>> > 書誌情報の一部ですので、私自身は(エルゼビアの正式見解ではありません)
>> > 修正してかまわないと思いますが、厳密を期すのであれば、対象となる論文の
>> > 出版社に確認していただくしかないのではないでしょうか。
>>
>> 個人的なご意見として、論文タイトルの修正は構わないと思うとのことですが、
>> 出版社として、
>> 1. 論文タイトルの修正も不可なのか
>> 2. 論文原稿には手を入れず、その前に注意書きを加えても良いか
>>
>> を教えて頂けないでしょうか。
>> よろしくお願いいたします。
>>
>>
>>
>> (2013/11/28 11:01), Takahashi, Shoji (ELS-TOK) wrote:
>> > 首都大学東京安藤様
>> > 千葉大学杉田様
>> > DRFのみなさま
>> >
>> > いつもお世話になっております。エルゼビアの高橋です。
>> >
>> >> ・投稿段階の原稿ファイル(preprint)を機関アーカイブに載せること。
>> >> ・査読・校正を反映した原稿ファイル(postprint)又はpreprintとの正誤
>> >> 表を機関アーカイブに載せること。
>> >>
>> >> つまり、(preprintのセルフアーカイブしか認めていないRoMEOイエローの
>> >> 出版社の場合を除き)基本的には査読・校正の結果が反映されているべき。
>> > 杉田様のメールにあった上記の部分についてコメントさせてください。
>> > 出版社によって例外はあるかもしれませんが、通常はpostprintには
>> > 「校正を反映」することはできないのではないでしょうか。
>> > エルゼビアの場合、Accepted Author Manuscriptの定義は以下のようになっており、
>> > 原稿に反映させることができるのはあくまで原稿が受理されるまでになされた
>> > 変更です。
>> >
>> > http://www.elsevier.com/journal-authors/author-rights-and-responsibilities#definitions
>> > - Accepted Author Manuscript (AAM) Definition: An accepted author manuscript (AAM) is the author's version of the manuscript of an article that has been accepted for publication and which may include any author-incorporated changes suggested through the processes of submission, peer review and editor-author communications. AAMs do not include other publisher value-added contributions such as copy-editing, formatting, technical enhancements and (if relevant) pagination.
>> >
>> > NIH のFinal Peer-reviewed Manuscriptの定義も同様に査読の過程における
>> > 変更を反映させることとなっています。
>> >
>> > http://grants.nih.gov/grants/glossary.htm
>> > Final Peer-reviewed Manuscript
>> > The author's final manuscript of a peer-reviewed article accepted for journal publication, including all modifications from the peer review process.
>> >
>> > Postprint(著者最終稿)を説明するためには、杉田様が作成された下記の資料が
>> > 一番わかりやすいと思い、私も時々説明に使用させていただいているのですが、
>> > これでも著者最終稿に反映させることができるのは査読の過程における変更まで
>> > となっています。
>> > http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?Documents
>> > 「機関リポジトリと著作権(北海道大学)」
>> > http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?plugin=attach&refer=Documents&openfile=H18%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB%E7%A0%94%E4%BF%AE%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E5%8C%97%E5%A4%A7.ppt
>> >
>> > 今回の安藤様の質問は論文タイトルに限ったものでした。論文タイトル自体は
>> > 書誌情報の一部ですので、私自身は(エルゼビアの正式見解ではありません)
>> > 修正してかまわないと思いますが、厳密を期すのであれば、対象となる論文の
>> > 出版社に確認していただくしかないのではないでしょうか。
>> >
>> > もし今回のやりとりについて私が何か勘違いしているようであればご指摘いた
>> > だけると嬉しいです。
>> >
>> > -----------------------------------------------------
>> > エルゼビア・ジャパン株式会社
>> > マーケティングマネージャー 高橋 昭治
>> > 〒106-0044 東京都港区東麻布1-9-15 東麻布一丁目ビル4階
>> > TEL: 03-5561-5994(直通) 5034(代表) FAX: 03-5561-0451
>> > E-mail: s.takahashi @ xxxxxxxxxxxx
>> > http://japan.elsevier.com
>> > -----------------------------------------------------
>> >
>> >
>> > -----Original Message-----
>> > From: DRF [mailto:drf-bounces @ xxxxxxxxxxxxxxxx] On Behalf Of Shigeki Sugita
>> > Sent: Wednesday, November 27, 2013 6:10 PM
>> > To: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
>> > Subject: [drf:3920] Re: 著者版と雑誌掲載時でタイトルが異なる論文について
>> >
>> > 千葉大学 杉田です。
>> >
>> > こういう実務的な話は楽しいですね。
>> >
>> >> B- 原稿に修正を加える
>> > がベストと思います。
>> >
>> > Self-Archiving FAQの「著者は何をするのか」の項、
>> >
>> > What can researcher/authors do to facilitate self-archiving?
>> > http://www.eprints.org/openaccess/self-faq/#researcher/authors-do
>> >
>> > に、
>> >
>> >> Self-archive your pre-peer-review preprints in your institutional (or central) Eprint Archives.
>> >> Self-archive your post-peer-review postprints (or corrigenda file) in your institutional (or central) Eprint Archives.
>> > とあります。すなわち、
>> >
>> > ・投稿段階の原稿ファイル(preprint)を機関アーカイブに載せること。
>> > ・査読・校正を反映した原稿ファイル(postprint)又はpreprintとの正誤
>> > 表を機関アーカイブに載せること。
>> >
>> > つまり、(preprintのセルフアーカイブしか認めていないRoMEOイエローの
>> > 出版社の場合を除き)基本的には査読・校正の結果が反映されているべき。
>> >
>> > で、本来は、
>> >
>> > (1) (タイトルはもちろん)本文全体にわたって、原稿ファイルの隅々ま
>> > で査読・校正結果を反映させる(=原稿ファイル自体を修正する)。
>> >
>> > (2)それが面倒なら、手元に残っている最終提出稿に、校正段階での変更を
>> > 示す正誤表を作って添付する。
>> >
>> > を著者にお願いしたいところではあるが、そこまでお願いできなければ、
>> >
>> > (3)せめてタイトルぐらいは正しておく。
>> >
>> >
>> >
>> > というわけで、IR担当だった頃の自分の経験では、(3)でやっていました。
>> >
>> > HUSCAPの育て方
>> > http://www.nii.ac.jp/irp/event/2008/debrief/pdf/p_hokkaido_huscap.pdf
>> >
>> > の左から5つ目の上段のメールのような内容で著者の先生とは調整しました。
>> >
>> >
>> >
>> > (2013/11/27 14:35), Andoukazumi wrote:
>> >> みなさま
>> >>
>> >> 初めて投稿いたします。
>> >> 首都大学東京、図書館日野館の安藤と申します。
>> >>
>> >> 頂いた著者版と雑誌掲載時とで、タイトルの異なる論文が3点ありました。
>> >> (出版社に渡った後に、変更が加えられたようです。)
>> >>
>> >> このような事例、または対応策をご存知でしたらご教示いただけないでしょうか。
>> >> DRFのWikiに、事例はありませんでした。
>> >> 事例が無い場合は、対応策についてご意見いただければ幸いです。
>> >>
>> >> 対応策は3点考えてあります。
>> >> 著者としては、C案が良いとのことでした。
>> >> 著者には、希望の対応策になるとは限らないと説明してあります。
>> >>
>> >> どうぞよろしくお願いいたします。
>> >>
>> >> 〇対応策
>> >> A- PDFのタイトル通りメタデータを入力する
>> >> →雑誌掲載タイトルはどこかの項目に書く
>> >> →同じ論文でタイトルが異なるものが流通しても良いのか?
>> >>
>> >> B- 原稿に修正を加える
>> >>
>> >> C- 雑誌掲載時タイトルで入力し、どこかの項目にPDFタイトルを書く
>> >> →論文検索時に出やすい(と予想される)
>> >> →PDFとメタデータのタイトルが異なるので、データの誤入力と勘違いされる可能性あり
>> >>
>>
>>
>> --
>> ♪------------------------------------♪
>> 安藤 和実(ANDOU, Kazumi)
>> 首都大学東京 日野キャンパス管理部
>> 学務課図書係 (図書館日野館)
>>
>> 〒191-0065 東京都日野市旭が丘6-6
>> TEL:042-585-8614 FAX:042-583-5026
>> ando-kazumi @ xxxxxxxxxxxxx
>> ♪------------------------------------♪
>>
>>
>> ──────────────────☆────────
>> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>> 2013年11月号(46号)を発行しました!
>>
>> DRF(Digital Repository Federation)
>> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
>> ─────★─────────────────────
>> ──────────────────☆────────
>> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>> 2013年11月号(46号)を発行しました!
>>
>> DRF(Digital Repository Federation)
>> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
>> ─────★─────────────────────
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>> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>> 2013年11月号(46号)を発行しました!
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>> DRF(Digital Repository Federation)
>> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
> 2013年11月号(46号)を発行しました!
>
> DRF(Digital Repository Federation)
> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
2013年11月号(46号)を発行しました!
DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
2013年11月号(46号)を発行しました!
DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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