山地先生、栗山先生、森様、森下様、みなさま
いつもお世話になっております。エルゼビアの高橋です。
博士論文への再利用に関するエルゼビアの対応は、
Author Rightsのページ(http://www.elsevier.com/authorsrights)に記載されています。
(著者のみなさまに同意していただくJournal Publishing Agreementにも同様の内容
が記載されています。)
Author Use
http://www.elsevier.com/journal-authors/author-rights-and-responsibilities#author-use
Authors can use either their accepted author manuscript or final published article for:
...
- Inclusion in a thesis or dissertation
...
ということで、投稿論文の内容を博士論文に含めることは問題ありません。
併せてAuthor Postingに関してまとめたページ(上記Author Rightsページの
Author Postingタブ)も紹介させてください。
http://www.elsevier.com/journal-authors/author-rights-and-responsibilities#author-posting
ご参考まで。
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エルゼビア・ジャパン株式会社
マーケティングマネージャー 高橋 昭治
〒106-0044 東京都港区東麻布1-9-15 東麻布一丁目ビル4階
TEL: 03-5561-5994(直通) 5034(代表) FAX: 03-5561-0451
E-mail: s.takahashi @ xxxxxxxxxxxx
http://japan.elsevier.com
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-----Original Message-----
From: DRF [mailto:drf-bounces @ xxxxxxxxxxxxxxxx] On Behalf Of mtkuri @ xxxxxxxxx
Sent: Thursday, October 03, 2013 10:18 PM
To: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
Subject: [drf:3856] Re: D論に含まれる投稿論文の処理
森様、山地先生、皆様
> JCな皆さま、このようのDRFはこわいオジサンの集まりではなくて、
こわいオジサンって私のことだったらうれしい栗山です。
私事で恐縮ですが、9月末で常磐大学を退職し、首都大学東京学術情報
基盤センターの図書館部門の教員として着任いたしました。
司書課程から大学図書館へと戻ったことになります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
ということで、担当者の情報共有としては、「SHERPA/RoMEOを検索してみ
ましょう」というノウハウだけでなく、もう一歩「実際問題こうなります」
というところまでつっこんだ情報共有をしたいわけなんです。
確かに、SHERPA/RoMEOの情報だけでは心もとなくて、どう行動したかの
具体的な事例報告がほしいですよね。
赤信号でもみんなで渡れば恐くない。
もちろん、「ウチの場合はオプション料金は大学が出すってことにしま
した」なんていう大学さんの事例もあれば、併せて参照したいですね。
ハーナッドが聞いたら嘆くでしょうね。
日本の場合、まさか国がオプション料金の予算をつけるということはないと
思いますが。
栗山 正光
首都大学東京学術情報基盤センター
----- Original Message -----
山地先生、皆さま
お茶大の森です。
> JCな皆さま、このようのDRFはこわいオジサンの集まりではなくて、
> やわらかいコミュニケーションの場ですから、気後れせず使って下さい。
JAIRO Cloudユーザの皆さまも、そうでない皆さまも、そのとおり
ですよ~!こわそうに見えるかもしれないけど、コワくないですから。
ぜひ疑問・質問、投げてくださいね!
>> #FAQみたいなサイトがほしいですね。
このことについて、ちょっとメンドクサイ長文のポストをします。
先日、私自身、ACS(American Chemical Society)のOAポリシーについて
質問を受けて、悩みました。
博論の著者ではなく、その指導教員の先生から「添付のフォームを出版社
に提出済みなんだけどその場合はどうなるのか」という質問があったのです。
私事ですが、三重大時代には実務担当者をしていました。
昔とった杵柄とばかりに「まずはSHERPA/RoMEOを検索するのがセオリー」
と思ってと着手したのですが、やはり一つ一つ読み解いていくのは大変な
作業でした。
※SHERPA/RoMEO
海外出版社のジャーナルの著作権とセルフアーカイブに関するデータベース
http://www.sherpa.ac.uk/romeo/
●状況:添付のフォーム
「AMERICAN CHEMICAL SOCIETY/JOURNAL PUBLISHING AGREEMENT」に
サインして提出済み
→著者がACSのジャーナルに論文を公表する前後に作成するいかなる
論文のバージョンも、ACSに著作権が委譲されることになる。
→つまり、博論の一部に体裁を変えて用いることもできないってこと。
●SHERPA/RoMEOによると、ACSの著作権・セルフアーカイブポリシーは、
”White:アーカイブは公式にはサポートされていない”
http://www.sherpa.ac.uk/romeo/search.php?id=4&fIDnum=|&mode=simple&la=en
●著者が、別途論文をオープンアクセスにするための別料金を支払う
「AutheorChoice」という仕組みもある。
http://pubs.acs.org/userimages/ContentEditor/1218220609981/authorchoice_form.pdf
**Select Appropriate Fee:
ACS Members Enjoy
Substantial Discounts
☐ $3000 Base Fee for Standard ACS AuthorChoice
☐ $2000 Affiliated with a subscribing institution (33% discount)
☐ $1500 ACS Member but not affiliated with a subscribing institution
(50% discount)
→このオプションのうち、ウチはACSの購読機関なので2つ目に相当する
んだけれど、実際問題博論の著者に$2000払ってくださいと強制はでき
ないよなぁ・・・。
ということで、先生への回答としては、上記の事実を伝えたうえで、現実
問題「やむをえない事由がある」として、「要約」を公表することになる
と思います、と回答しました。
一度このプロセスを確認すれば、ACSがからんだ時点で調査するまでもなく
「やむをえない事由」とする、というルーチンにできると思います。
ということで、担当者の情報共有としては、「SHERPA/RoMEOを検索してみ
ましょう」というノウハウだけでなく、もう一歩「実際問題こうなります」
というところまでつっこんだ情報共有をしたいわけなんです。
もちろん、「ウチの場合はオプション料金は大学が出すってことにしま
した」なんていう大学さんの事例もあれば、併せて参照したいですね。
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月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
2013年10月号(45号)を発行しました!
DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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