DRFの皆さま、物質・材料研究機構の高久です。 9月7日(月)に京都大学において標記のワークショップを開催いたします。 今回は、リポジトリに対する現場の研究者の声とeScience・研究環境・学術情報 流通とリポジトリの関係、また、それらに応えるべきリポジトリシステムの要件 というテーマを設定し、分野横断的に議論を行いたいと思っております。 どうぞふるってご参加ください。 詳細URL: http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRFtech-Kyoto _______________________ DRF主題ワークショップ(技術と研究が出会うところは) 「Workshop of Application of Repository Infrastructure for eScience and eResearch ----研究成果やデータを永久保存していく活動へ向けて」 ・日程:2009年9月7日(月)13:00〜16:30 ・主催:Digital Repository Federation (DRF), 独立行政法人物質・材料研究機構 ・共催:京都大学図書館機構 ・場所:京都大学附属図書館ライブラリーホール ・対象:IR技術者(思想設計・システム開発にかかわってきた人) IR利用者(研究者・研究分野を超えて主役として成果の保存と発信に関 心のある人) そのほか一般の方の参加も歓迎します お申し込み不要、参加自由です。附属図書館入口カウンターに申し出て入館して ください。 §プログラム§ <テーマ1 研究環境を理解する> 13:00-14:30 研究者が日常的に使う情報環境と望むこと(資源、データ形式、取り出 し、自前DBとの同期など).研究分野を越えたメタデータ/コンテンツ 共有の必要性・可能性・問題点 ・行木孝夫(北大、数学分野、研究者視点) 「Network of Digital Repository in mathematics community」 ・轟眞市 (物材機構研究員、材料科学分野、研究者視点) 「セルフアーカイビング事例から読み解く、研究情報環境が備えるべき機能」 ・植田憲一(電通大教授、研究者視点)、米田仁紀(電通大准教授、研究者視点) 「(演題未定)」 <テーマ2 情報環境を共有する> 14:30-15:30 世界で進むデータアーカイブの動き、日本のIRアプリケーション(今やっ ていること、考えていること)、そのためのリポジトリアプリケーショ ンの可能性・実効性 ・坂東慶太(My Open Archive、システム視点) 「草の根リポジトリ活動から見た、学術流通とリポジトリ」(仮題) ・Malte Dreyer (マックスプランクデジタルライブラリー、インフラ視点) 「New phase of eSciDoc -- Solution for eScience, Comparison of IR softwares」 ・高久雅生 (物材機構エンジニア、システム視点) 「NIMS eSciDoc -- a feedback from Japanese aspects」 <テーマ3 横断的にディスカッション> 15:40-16:30 将来の科学情報資源をざっくばらんに議論しましょう。 YouTubeなどの画像、FaceBookなどのSNS、蓄積した情報資源の活用技術 (辞書化、意味検索、分類、編集からパーソナライズまで) ・杉田茂樹、鈴木雅子(デジタルリポジトリ連合) 「“Beyond Institutional Repositories”及び“Beyond Romary & Armbruster on Institutional Repositories”レビュー」 ---- §企画趣旨§ 研究成果やデータを永久保存していく活動は、研究組織の維持や発展のために 必要なシステムであると同時に、研究者のセルフアーカイブすなわちprivate libraryとして日常的に利用でき、かつ発信力をもって流通することが可能な仕 組みに研究者も関心を持つようになりました。 例えば研究室内の研究成果や実験データなどを研究室サーバーに集積して、研 究室内で共同利用したり、個人でデータベースを構築してホームページから公開 することも普通に行われるようになりました。そのような日常において、安定し、 永続的に継承できる知識アーカイブとしての仕組み(インフラストラクチャ)が、 昨今の様々なウェブ技術や無料サービス、あるいはオープンソースのソフトウエ アで実現できるようになり、それらをデジタルアーカイブ(リポジトリ、データ ベース)あるいはeScience,eResearchと称して研究環境全体を包括して捉えら れる時代にまで進んできました。 そのような中で、技術志向に陥ることなく、しかし研究者の体温にあったアー カイブ環境はいかなるもので、それに応える技術やウェブ社会の方向性、といっ たところをざっくばらんに話す座談の場として本ワークショップを企画しました。 研究分野や年代による違い、あるいは組織や国を超えて、科学研究の永続的な保 存と発信に向かって、認識を共にする方々の参加をお待ちしています。また飛び 入りプレゼンも歓迎します。 物質・材料研究機構 谷藤幹子・高久雅生 2009年8月1日 ---- 参考:上記ワークショップと連日開催 RIMS研究集会/国立情報学研究所SPARC Japanセミナー 「数学におけるデジタルライブラリー構築へ向けて --研究分野間の協調のもとに」 主催: 京都大学数理解析研究所 共催: 京都大学図書館機構, 国立情報学研究所 国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan) 場所:京都大学附属図書館ライブラリーホール 日程:9月8日(火)9日(水) 詳細:http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2009/20090908.html _______________________ -- 高久 雅生 <TAKAKU.Masao @ xxxxxxxxxx> // 物質・材料研究機構 科学情報室 主任エンジニア // 〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1 // Tel: 029-859-2813 Fax: 029-859-2400
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DRFワークショップ20090907企画内容.pdf
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