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[drf:1224] DRFtech-Kyoto: NIMSxDRFワークショップのご案内



DRFの皆さま、物質・材料研究機構の高久です。

9月7日(月)に京都大学において標記のワークショップを開催いたします。

今回は、リポジトリに対する現場の研究者の声とeScience・研究環境・学術情報
流通とリポジトリの関係、また、それらに応えるべきリポジトリシステムの要件
というテーマを設定し、分野横断的に議論を行いたいと思っております。

どうぞふるってご参加ください。

詳細URL: http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRFtech-Kyoto

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DRF主題ワークショップ(技術と研究が出会うところは)
「Workshop of Application of Repository Infrastructure for eScience and
eResearch  ----研究成果やデータを永久保存していく活動へ向けて」

・日程:2009年9月7日(月)13:00〜16:30
・主催:Digital Repository Federation (DRF), 独立行政法人物質・材料研究機構
・共催:京都大学図書館機構
・場所:京都大学附属図書館ライブラリーホール
・対象:IR技術者(思想設計・システム開発にかかわってきた人)
    IR利用者(研究者・研究分野を超えて主役として成果の保存と発信に関
         心のある人)
    そのほか一般の方の参加も歓迎します

お申し込み不要、参加自由です。附属図書館入口カウンターに申し出て入館して
ください。

§プログラム§

<テーマ1 研究環境を理解する> 13:00-14:30
	研究者が日常的に使う情報環境と望むこと(資源、データ形式、取り出
	し、自前DBとの同期など).研究分野を越えたメタデータ/コンテンツ
	共有の必要性・可能性・問題点
・行木孝夫(北大、数学分野、研究者視点)
 「Network of Digital Repository in mathematics community」
・轟眞市 (物材機構研究員、材料科学分野、研究者視点)  
 「セルフアーカイビング事例から読み解く、研究情報環境が備えるべき機能」
・植田憲一(電通大教授、研究者視点)、米田仁紀(電通大准教授、研究者視点)
 「(演題未定)」

<テーマ2 情報環境を共有する> 14:30-15:30
	世界で進むデータアーカイブの動き、日本のIRアプリケーション(今やっ
	ていること、考えていること)、そのためのリポジトリアプリケーショ
	ンの可能性・実効性
・坂東慶太(My Open Archive、システム視点)
 「草の根リポジトリ活動から見た、学術流通とリポジトリ」(仮題)
・Malte Dreyer (マックスプランクデジタルライブラリー、インフラ視点)
 「New phase of eSciDoc -- Solution for eScience, Comparison of IR
  softwares」
・高久雅生 (物材機構エンジニア、システム視点) 
  「NIMS eSciDoc -- a feedback from Japanese aspects」

<テーマ3 横断的にディスカッション> 15:40-16:30
	将来の科学情報資源をざっくばらんに議論しましょう。
	YouTubeなどの画像、FaceBookなどのSNS、蓄積した情報資源の活用技術
	(辞書化、意味検索、分類、編集からパーソナライズまで)
・杉田茂樹、鈴木雅子(デジタルリポジトリ連合)
 「“Beyond Institutional Repositories”及び“Beyond Romary &
  Armbruster on Institutional Repositories”レビュー」
 
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§企画趣旨§

 研究成果やデータを永久保存していく活動は、研究組織の維持や発展のために
必要なシステムであると同時に、研究者のセルフアーカイブすなわちprivate
libraryとして日常的に利用でき、かつ発信力をもって流通することが可能な仕
組みに研究者も関心を持つようになりました。
 例えば研究室内の研究成果や実験データなどを研究室サーバーに集積して、研
究室内で共同利用したり、個人でデータベースを構築してホームページから公開
することも普通に行われるようになりました。そのような日常において、安定し、
永続的に継承できる知識アーカイブとしての仕組み(インフラストラクチャ)が、
昨今の様々なウェブ技術や無料サービス、あるいはオープンソースのソフトウエ
アで実現できるようになり、それらをデジタルアーカイブ(リポジトリ、データ
ベース)あるいはeScience,eResearchと称して研究環境全体を包括して捉えら
れる時代にまで進んできました。
 そのような中で、技術志向に陥ることなく、しかし研究者の体温にあったアー
カイブ環境はいかなるもので、それに応える技術やウェブ社会の方向性、といっ
たところをざっくばらんに話す座談の場として本ワークショップを企画しました。
研究分野や年代による違い、あるいは組織や国を超えて、科学研究の永続的な保
存と発信に向かって、認識を共にする方々の参加をお待ちしています。また飛び
入りプレゼンも歓迎します。
               物質・材料研究機構 谷藤幹子・高久雅生
                            2009年8月1日

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参考:上記ワークショップと連日開催

RIMS研究集会/国立情報学研究所SPARC Japanセミナー
「数学におけるデジタルライブラリー構築へ向けて  --研究分野間の協調のもとに」

主催: 京都大学数理解析研究所
共催: 京都大学図書館機構, 国立情報学研究所 国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)
場所:京都大学附属図書館ライブラリーホール
日程:9月8日(火)9日(水)
詳細:http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2009/20090908.html
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高久 雅生 <TAKAKU.Masao @ xxxxxxxxxx>
// 物質・材料研究機構 科学情報室 主任エンジニア
// 〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
// Tel: 029-859-2813   Fax: 029-859-2400

Attachment: DRFワークショップ20090907企画内容.pdf
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