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[drf:339] イギリス合同出張報告2
- Date: 24 Jan 2008 17:37:51 +0900
drfのみなさま
内島です。イギリスからの続報です。
火曜日は、ノッティンガム大学のSHERPAを訪問しました。対応してくださったのは、
Bill Hubbard、Peter Millington、Jane Smith、Stephen Pinfieldの主要なメンバーでした。
セッションは、(1)Jane Smith によるsherpaの概要説明、(2)筑波大の斉藤さんによるSCPJの概
要説明、(3)Peter Millington による、Romeoデータベースの拡張と多言語化及び海外フランチャイ
ズの導入による多言語情報の強化、の3点についてプレゼンテーションが行われ、それぞれについてディ
スカッションが行われました。
(3)のセッションでは、このDBの拡大プランが、1年間に期間限定されたJISCの助成によるものであ
ること、ドイツ、オーストラリア等の協力により、JISCの助成が切れた後も事業継続し、こうした
国際協調をベースにしてさらにこの事業を継続するためのJISCの助成を獲得にいく戦略である、との説
明がありました。この国際協調とフランチャイズの候補として日本の参加の可能性を聞かれました。こ
の点については、資金的な援助は難しいこと、しかし労力の点では(あくまでも個人的な意見ですが)
協力を惜しむもの
ではないこと、などについてコメントしました。この依頼については、帰国後詳しくご報告するととも
に関係各位にご相談したいと考えています。
また、この点について今年11月にアメリカで開催されるリポジトリの会議で情報交換のための話し合い
の機会を持つことも提案し、Bill Hubbard氏から同意を頂きました。
水曜日は、私と筑波の斉藤さん、北大の川村さんは、バース大学に本拠を置くUKOLNを訪問しました。
対応者は、Repository Research TeamのMahendra Mahey氏、Koraljka Golub氏、Ann Chapman氏、Man
jula Patel氏、バース大学のリポジトリ担当者であるKara Jones氏の各氏です。
セッションは、(1)Kala Jonesさんによるバース大学のリポジトリの簡単な紹介、(2)Mahendra
さんによるJISC及びリポジトリリサーチチームの業務の説明、(3)リサーチチームによる2つのプレ
ゼン(e-science関連プロジェクトとメタデータを利用したソーシャルタギング(分類や統制語をメタデ
ータに追加し、コンテンツの利用性を高めるプロジェクトのように受け取りました)、(4)北大の川
村さんによるAIRWayの説明と提案の4つについて行われました。
最後のAIRWayのセッションでは、AIRWay採用のためのイギリスやヨーロッパでの広報や拡大の可能性
について提案し、色々と意見を頂ました。とりあえず、あらたな広報資料を作成して、Mahendra氏に送
付し、テクニカルなメーリングリストで提案をしてくださることになりました。今後、この点でリポジ
トリリサーチスタッフと連絡を取り合い、協調関係を継続していくことが、AIRWayの国際化のために重
要となりますか?この点についても、帰国後詳しくプロジェクト関係者とご相談したく思います。
以上、簡単ですが、2日分のご報告でした。