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[drf:106] Re: [drf:99] 業績DBと連携したい(Re: [drf:33] 業績DBソフト公開)
- Date: Tue, 04 Sep 2007 16:50:30 +0900
筑波大学 斎藤様
DRFの皆様
九州大学の田中です。いつもお世話になっております。
本学では昨年度業績DBとリポジトリの連携を実施しました。
(金沢大学・早稲田大学さんと連携した「業績DB・IR連携プロジェクト」)
九州大学の業績DBである「九州大学研究者情報」は格納データが多く(約15万件)、操作性やユーザインターフェースもデータ入力者である研究者に浸透したシステムであり、このシステムの改修は極力避けることが前提条件としてありました。
今回開発した「九州大学研究者情報」と「九州大学学術情報リポジトリ(QIR)」を連携するシステムを、「論文リンクシステム」と呼んでいます。
論文リンクシステムの具体的な連携方法については、中間データベースシステムを構築する方式をとりました。
「九州大学研究者情報」の改修は、以下の2点にとどめています。
・研究者情報の研究業績一覧ページの文献タイトルにQIRへのリンクアイコンが表示されるようにした
【具体例】
http://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K000173/research.html
・研究業績情報入力時に、研究者がQIRへのリンクを希望するかしないかを選択できるフォームをデータ入力インターフェースに追加した
※研究者情報の改修については、最小限にとどめたとはいえ、研究者情報を管理している大学評価情報室の先生方とは何度も打ち合わせを行い、リポジトリの趣旨をご理解いただいた上で、データ提供等全面的にご協力いただきました。
QIR側でも、研究者情報との連携を実現する機能は、基幹システムの外側に構築しているため、大幅な改修を行うことなく実現しています。
詳しくは、今月末発行予定の「九州大学附属図書館研究開発室年報」に論文が載ります。(QIRでも公開します)
論文リンクシステムを実際に運用していく過程で、多々課題は生まれていますが、連携の一例としてご報告いたします。
斎藤 未夏 さんは書きました:
> DRFの皆様
>
> 筑波大学の斎藤です。
> 業績DBとの連携についてのご相談です。
>
> リポジトリの営業活動の過程で、複数の先生から
> 「趣旨には賛同するが、業績DBとの連携はないのか」
> という声をいただいていたのですが、
> 少し前に金沢大学さまからお知らせのあった下記の記事に触発され、
> 先日、業績DB(日立製)の維持・管理を担当している部署に乗り込み、
> 担当者レベルで話し合いました。
> が、残念ながら、前向きな回答は得られませんでした。
>
> 業績DB担当者へ説明・提案したのは、次のような点です。
>
> ・メリット
> 1 代理投稿型の場合
> 業績DBへの登録とリポジトリへの論文送付の窓口の
> 一本化により、教員の負担が軽減される
> 2 ユーザ支援型の場合
> 業績DBにアクセスした一般の利用者に、
> 該当論文が容易に入手できる環境を提供することにより、
> 入学志望者等へのアピールを強化できる
> ・業績DB側の開発費は図書館で負担してもよい
>
> しかし担当者の意見としては、業績DBは独自システムであり、
> すでにカスタマイズを重ねた結果、たとえ開発費の問題が
> クリアされたとしても、これ以上のカスタマイズについては消極的に
> ならざるを得ない、とのことでした。
>
> とは言えこれでめげてはいけないと、ただいま作戦を練り直しております。
>
> そこで、業績DBの改造はどの程度必要なのか、また連携実現のポイント
> となった点、アピールのしどころ、連携の進捗状況等について、ご意見や
> コメントをお寄せ頂けないでしょうか。
> >業績DBとの連携を実現された、
> または実現されつつある大学の皆様
>
> どうかよろしくお願いいたします。
>
>
> 内島秀樹 さんは書きました:
>
>> DRFの皆様
>>
>> 金沢大学の内島です。
>>
>> 本学がCSI事業の領域2の委託事業で開発した業績DBとDSpaceの連携ソフトがダウンロード
>> 可能になりましたのでお知らせします。
>>
>> 下記のHPがメインページとダウンロード用のページです。
>> (1)メインページ http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp/kura/achievement/index.html
>> (2)ダウンロード用ページ http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp/kura/achievement/sub4.html
>>
>> これらの連携ソフトは、DSpace側にインストールして各大学の業績DBから呼び出して使うも
>> のです。従って、各大学の業績DB側が、このソフトを呼び出して業績DBのデータを引き渡すた
>> めの改修が必要になります。この部分は各大学での実装になります。この実装に必要な仕様も
>> ドキュメントとして公開しています。
>>
>> なお、本学の業績DBは株式会社SRA製です。従って同社製の業績DBを導入している大学は実
>> 費ですが、比較的容易に実装可能かと思います。また、可能な範囲でSRAも質問に答えるとの
>> 了解を頂いています。
>>
>> 詳しくはHPにアップした各文書をご覧下さい。また、不明な点については本学の担当係
>> にお問合せ下さい。
>>
>> 情報部情報企画課情報企画係 inkikaku @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
>> 電話 076-264-5204
>>
>> なお、今年度はDSpaceから業績DB側に論文を同定する情報(DSpaceのハンドル名)を返戻し
>> て業績DBを更新し、業績DBから論文にリンクを貼る機能を早稲田大学とともに開発・実装する
>> 予定です。
>>
>> お知らせまで。
>>
>>
>>
>>
>>
>
>
>
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九州大学附属図書館コンテンツ整備課電子化係
田中 由紀子
〒812-8581 福岡市東区箱崎6-10-1
TEL:092-642-2342 FAX:092-642-2330
E-mail:tanayu @ xxxxxxxxxxxxxxxxxx
九州大学学術情報リポジトリ(QIR)https://qir.kyushu-u.ac.jp/
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