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[drf:42] 特許申請中の内容を含む技術報告



DRFの皆様

筑波大学附属図書館の斎藤です。

学内の技術専門職員の方から、
「特許申請中の内容を含む技術報告をリポジトリで公開してもよいか」
との問合せがありました。

特許出願前のものについては、特許法第29条に規定される
発明の新規性を喪失する可能性があることから、
出願後にリポジトリで公開することをお勧めしています。

特許庁のHP
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/index.htm
においても、「特許出願以前に発明を公表することは
できるだけ避けることが賢明」とされています。

特許出願後の流れとしては、出願日から1年6月経過後に、
発明の内容が公開広報によって公開されます。
したがって、特許申請中のものについてのリポジトリでの公開に
ついては、

●公開広報によって公開されてからが望ましい
●公開は可能だが公開時期は著者の判断でお願いしたい
●出願後であれば公開広報前でも特に問題ないのですぐに公開できる

といった回答が考えられますが、どれが著者にとってベストな回答か、
恥ずかしながら確信が持てません。
DRFの皆様のご意見を伺えれば幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。

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斎藤 未夏 
筑波大学附属図書館情報管理課専門職員(リポジトリ)
yano @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Tel:029-853-2470 Fax:029-853-6311