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[drf:620] Re: [drf:615] Fwd: Oxford Journals now deposits NIH-funded articles into PubMed Central
- Date: Wed, 06 Aug 2008 08:45:07 +0900
栗山先生 みなさま
内島@金沢です。早読みで誤読を(またまた)してしまいました。下記
のパッセージが,先生が仰っている「著者最終原稿ではなく,出版社版」
を明記した部分でした。(拙訳をつけました)
「オープンアクセスになっているNIH助成論文はすぐに利用できるし,そう
でない論文は12ヶ月後には利用できる。どちらの場合も,NIH助成論文の
オリジナル原稿ではなく,最終出版版がPMC(PubMed Central)でホストさ
れることを明確にしておく。」
*この場合,オープンアクセスになっているNIH助成論文とはオックス
フォードの著者払いによる(ハイブリッド)オープンアクセスのことで
しょう。(http://www.oxfordjournals.org/oxfordopen/を参照ください。)
NIH-funded articles which are open access will be available
immediately, and those which are not open access will be available
after 12 months. To clarify, in both cases, the final published
version of the NIH funded article will be hosted at PMC, rather
than the original manuscript
http://www.sherpa.ac.uk/romeo.php (SHEPRAのOxford Univ. Pressの方針)
今,オックスフォードのポリシーを見ると,自然系12ヶ月のエンバーゴ,
人文社会系24ヶ月のエンバーゴとなっています。(これは以前からそうで
したでしょうか?)2008年8月更新となっているので,NIHにあわせて
新たにエンバーゴを設定(あるいは延長)したのでしょうか?
このあたりのNIHの義務化法案のエンバーゴ期間,投稿先が機関リポジトリで
なく主題リポジトリであるPubMed Centralであること,各出版社がグリーンの
方針をNIHにあわせているように見えることなど,ハーナッド教授が批判する点
はたくさんありますね。エンバーゴ期間が6ヶ月程度で出版社版が自由に見るこ
とができれば,これは「よい」イニシャチブのような気がしますが・・・。
>内島様
>最終原稿ではなくて出版社版を納入すると書いてありますよね。
>もちろん研究者にとっても助成団体にとってもその方がいいわけで、
>出版社側がまた一つ強力な巻き返しに出たという感じですね。
>グリーンOAの推進者、特にハーナッドの反応やいかに。
>#ってだいたい見当がつくんですけどね。
>
> 栗山 正光
> 常磐大学人間科学部
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内島秀樹
金沢大学情報部情報企画課
tel 076-264-5203
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