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[drf:1647] Re: 論文はいつまでPDF[only]か?
- Date: Tue, 23 Feb 2010 18:42:16 +0900
一橋大学 小野 様
DRFの皆さま
初めてポストします。
山形大学の土屋と申します。
> 『グーテンベルクからグーグルへ : 文学テキストのデジタル化と編集文献学』
> は人文学からの視点ですが、社会科学にしても、「テキスト」をどう確保するか、
> というのは学術インフラとして重要な点かと思います。
> マルクス研究にMEGA(マル・エン全集)が必須なように、
> 社会科学系の研究書や、民族誌、報告書、データなども機関リポジトリが
> 整備していくのだとすればPDFじゃないですよね・・・
> というのは先の話のようで、そんなに先の話でもないような気もしています。
手前味噌ながら、先週開催されたDRF-KanNihonkaiで、
テクストを確保するのはなぜか、そのためにリポジトリはどのように役に立て
るかという問題意識のもとに発表をさせていただきました。
よろしければ、ご笑覧ください。
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF-KanNihonkai
同じような問題意識をお持ちの方がいらしたので、心強くなってついポストし
てしまいました。
Wataru Ono さんは書きました:
>みなさま
>
> 小野@一橋です。
>
> 逸村先生のおっしゃるとおり、紙に打ち出して読むことがとりあえず前提
> なPDFでは、モバイル端末でなんとか「見る」ことはできますが、「読む」ことが
> できるか・・・というところがとりあえずの課題です。
>
> さらに、「研究する」ことができるか、という点では、
> ある電子ブックデバイスでは、引用部分を共有する機能があるとかいう話も聞きますし、
> 「セマンティック・ジャーナル」みたいな動きもありますよね?
>
> 一方、モバイルじゃなくっても、
> 『グーテンベルクからグーグルへ : 文学テキストのデジタル化と編集文献学』
> は人文学からの視点ですが、社会科学にしても、「テキスト」をどう確保するか、
> というのは学術インフラとして重要な点かと思います。
> マルクス研究にMEGA(マル・エン全集)が必須なように、
> 社会科学系の研究書や、民族誌、報告書、データなども機関リポジトリが
> 整備していくのだとすればPDFじゃないですよね・・・
> というのは先の話のようで、そんなに先の話でもないような気もしています。
>
> 「編集」という行為をだれが負担するのか、というのは現在の「査読」を
> どうするのか、と相似形かとは思います。
>
> TEI(Text Encoding Initiative)にマークアップするのは誰なんだろう、
> 研究者じゃないとすれば、図書館員?
>
> もちろん、
> 「紙」を引きずっている、のが悪いことかどうかは別の問題なので、
> 紙もしくはそれに準じるPDFに固定してこそ、将来的にのこる成果だ、
> とか、いう考え方もあるかと思います。
>
>2010年2月18日9:20 Kitayama Shinichi <k3301571 @ xxxxxxxx>:
>>
>> 小野@一橋大学附属図書館 さま
>>
>> 北山@鹿大です。
>>
>> iPhoneアプリで、PDF見らるのではなかったでしょうか?
>> (あれ?アレはメールの添付文書のプレビューだけでしたか?)
>>
>> iPhoneではちょっと、と思いますが、もうすぐ発売されるiPadだと、
>> 機関リポジトリの論文閲覧の需要があるような気がします。もしかする
>> と大学コミュニティの中では、これがiPadのキラーソフトにすらなるの
>> ではないかと、大袈裟ですが思ってました。
>>
>>
>> iPadなんか、リポジトリ関連の経費で図書館で購入して研究すべし
>> とか思ってますが、私、既に図書館の人でないのでお小遣いで買お
>> うかな。・・・・というわけで今日から500円玉貯金。
>>
>>
>> --
>> 北山信一(iria @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx)
>> _/_//_//_//_//_//_//_//_//_/_//__//__//
>> 鹿児島大学学術情報部
>> 情報企画管理課情報システム管理係
>> TEL:099-285-7406 or 099-285-7171
>> FAX:099-285-7413
>> http://www.lib.kagoshima-u.ac.jp/
>> http://ir.kagoshima-u.ac.jp/
>> /_//_//_//_//_//_//_//_//__//__//__//
>>
>>
>>
>>
>>> From: ono.wataru.plus @ xxxxxxxxx
>>> Date: Wed, 17 Feb 2010 19:29:17 +0900
>>> To: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
>>> Subject: [drf:1635] 論文はいつまでPDF[only]か?
>>>
>>> みなさま
>>>
>>> 小野@一橋大学附属図書館です。
>>> ちょっと雑談です(雑談しかしていない、という説はありますが)。
>>>
>>> JAIRO資源タイプ別コンテンツ数内訳(割合)
>>> http://irdb.nii.ac.jp/analyis/index.php
>>> によれば、80%くらいがいわゆる雑誌論文ですが、
>>> このほとんど(全部?)がPDFかとおもわれます。
>>>
>>> ところで、
>>> 世の中ではiPhoneだSmartPhoneだ、smartq5だとかなっていて、
>>> そういうので論文を読みたい、という人もだんだん増えてくるはずです。
>>>
>>> 実際、
>>> Swets社、電子ジャーナル1万1千タイトルをiPhone/iPod Touchからアクセス可能に
>>> http://current.ndl.go.jp/node/12108
>>> 米O'Reilly、iPhone電子書籍「Learning Python」など17点公開
>>> http://journal.mycom.co.jp/news/2009/07/20/005/index.html
>>> DynaMed:iPhone等からも利用可能です!
>>> http://www.med.lib.keio.ac.jp/news.htm#20091204
>>> とかいうニュースも多くなってきています。
>>>
>>> で、標題の、[機関リポジトリの]論文はいつまでPDF[only]か、
>>> というのを意見交換できれば、いいなぁと思っています。
>>> いかがでしょうか?
>>>
>>> iPhoneなんかで研究ができるか!という人はまだまだ多いでしょうが、
>>> iPhoneでの小説などの読書になれた層が、早晩研究者になってくるとすれば、
>>> 来年ではないにしろ早ければあと数年でそういう時代になってもおかしく
>>> ないですよね。
>>>
>>> やっぱり、論文をTEIみたいなのでマークアップする時代がくるのでしょうか?
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2009年10月1日より館名が変わりました
新名称=「山形大学小白川図書館」
旧名称=「山形大学附属図書館」
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土屋 直之
山形大学小白川図書館
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図書チーム(情報サービス担当)
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