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[drf:2618] Re: 書籍のカバー、帯の扱いをどうするか
- Date: Sat, 27 Aug 2011 10:17:47 +0900
池田@九大です。
だいぶ前のメールに、いまごろですが...
>>> Fri, 12 Aug 2011 23:51:09 +0900 (JST) の刻に
>>> mtkuri @ xxxxxxxxxxxx氏曰く
>
> >紙 (粘土板も?) の時代には、流通プロセスのなかで現物を保存する機能を
> >果たすことのが重要なポイントだったのですが、
> >電子の時代にはそれだけでは済まなくなって、その周辺の機能への拡張を
> >考える必要が出てきたのでは?
>
> 図書館は、紙 (粘土板も?) の時代には、[学術情報の]流通プロセス
> のなかでそれなりの役割を担うことができたのですが、電子の時代に
> なって、流通プロセスから排除される可能性が高まった、と私は思う
> のです。
> 電子ジャーナルは機能拡張などではなく、従来の流通プロセスを根本
> から覆しつつあるのではないでしょうか。
> で、落ちこぼれた図書館しては、博物館機能でつましく生きるのかな、
> と。。。
図書館は、図書にメタデータをつけてきたわけで、メタデータで生きるのでは
ないかと思います。メタデータは、ある意味なんでもよくて、目録データだけ
でなく、位置に関する情報も重要なメタデータです。なので、「私の蔵書に関
するデータを図書館に作ってもらう」という意図で、研究費買った本は(数学
を除く理系には珍しく?)備品登録します。
#ただ、プライバシー保護のため、現在は私(の配架 ID)で、一覧を引かせて
#くれないのですが。
#あと、異動すると、このデータベースが使えなくなるのが痛いところです。
大学図書館に限れば、「利用者の」図書に関するメタデータとかも有望じゃな
いかと思います。九大の附属図書館の MyLibrary は、過去の貸出履歴が見れる
ので、すぐには読まない本でも「ブックマーク」するために借ります。
図書館ではないのですが、辞書の新しい使い方として、英辞郎の iPhone アプ
リにある「登録」ボタンに感心しました。一部を選択する、という操作だけで
すが、一種の編集作業を利用者に解放して、「自分だけの辞書」を作らせる、
というわけです。図書館もこんな方向を目指すべきでは、と思っています。
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池田 大輔 (准教授)
九州大学大学院 システム情報科学研究院 情報学専攻
〒819-0395 福岡市西区元岡744
Mail: daisuke @ xxxxxxxxxxxxxxxxxx
(旧 daisuke @ xxxxxxxxxxxxxxxx)
Web (Personal): http://www.inf.kyushu-u.ac.jp/Members/daisuke
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