[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:3186] Re: ICTK2012(インドの図書館情報学国際会議)に参加してきました



土屋先生

一橋大学の阪口です。

> その手のものが「少なからずあ」ることはそのとおりですが、所詮、全体を見
> れば少数でしょう。タイトルはあっても、論文数としては少ないわけです。か
> つ、
> 
>          (要するに、人社系の資料はもっと電子化・可視化する必要があるということです)
> 
> というのはそのとおりなのですが、それはどう考えても「人社系の資料」を生
> 産する学者の問題であり、図書館が手伝ってやる必要なんて全然ないのです。
> 勝手にやらないで、その分野がなくなったとしても、図書館にはなんの責任も
> ありません。図書館の方々がそこで、人文社会系資料のことを持ち出して議論
> する理由も気持ちも理解できないのです。

「人社系の資料」の電子化について、学者の問題であり、図書館が手伝う必要が
ないというのは、その通りですが、以下の個人的な関心で持ち出した次第です。

1.STMではOAメガジャーナルとかの議論が行われている一方、人社系はまだ
電子化のレベルで止まっており、学術情報の流通にかなり格差や温度差がある。
また、今後その差はますます広がり、人社系は時代から取り残されていくだろう。

2.機関リポジトリ担当の実務的なレベルで、電子化されていない雑誌について、
出版元へのリポジトリの事業の説明や、転載手続きの煩雑さなど、著作権処理に
手間がかかる。また、紙スキャンも、抜刷等の貸与・返却もあり結構手間なので、
電子化が進めば、これらの負担が減るだろう。

--------------------------------
一橋大学 学術・図書部 学術システム課
主査(コンテンツ主担当)
阪口 幸治 (Koji Sakaguchi)

〒186-8602 国立市中2-1
TEL:042-580-8247  FAX:042-580-8251
E-mail: sys-co @ xxxxxxxxxxxxxx
──────────────────☆────────
月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
 2012年7月号(30号)を発行しました!

DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/ 
─────★─────────────────────