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[drf:3444] Re: OA出版は購読モデル出版よりも安上がりか?(SCHOLCOMMより)



杉田さん、

> 私もなかなか理解できず、今一つ自信がないのですが、、、、
> 
>>  If it does NOT come from the author's own pocket, then there will be no
>>  more incentive for authors to publish less than there has been for
> academics
>>  to ask libraries to keep subscriptions in place.
> 
> それ(APC)が著者自身のポケットから出るのでなければ、著者が論文を発表する
> のを控えようというインセンティブにはならないだろう、これまで研究者が
> 図書館に予約購読を続けるよう頼むインセンティブがなかったのと同様に。
> 
> という意味ではないでしょうか?
> no more 〜 than という構文で、publish lessとthanの間で切れるんじゃない
> かと思うのです。

それで正しいと思います。than のあとの、there as been の主語として、
incentive があったのが、この構文を作るために消えているわけですね。訳と
しては、「インセンティブがなかったのと同様に」というのはやや強すぎる
(本当にそれがゼロであるかのような意味になってしまいます)ので、

        著者が論文を発表するのを控えようというインセンティブは、せいぜ
        い、これまで研究者が図書館に予約購読を続けるよう頼むインセンティ
        ブの程度のものだ

程度ではないかと思います。

> 蛇足ですが、サンディ・サッチャー氏はプリンストン大学同窓会(?)のメール
> アドレスを使っていますが、元ペンシルベニア州立大学出版局の人で、出版
> 人としての立場からの発言が多いですよね。

AAUP(American Association of University Presses)のPresidentをやったこ
ともある方です。ここのウェブページの内容はそれなりにおもしろいです。

土屋
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 2012年11月号(34号)を発行しました!

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