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[drf:811] エルゼビア社Accepted Manuscript



北大 杉田です。

土屋先生から、

AMERICAN-SCIENTIST-OPEN-ACCESS-FORUM
(AMERICAN-SCIENTIST-OPEN-ACCESS-FORUM @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx)

というメーリングリストで、標記に関する興味深い議論が流れている
とお知らせ頂きました。
http://listserver.sigmaxi.org/sc/wa.exe?A2=ind08&L=american-scientist-open-access-forum&O=D&F=l&P=103966
からはじまるスレッドです。

要点を下に抜書きします。著者の同意のもとで、ということですね。

▼コリン・スミス(英国オープン大学)

サイエンスダイレクトは、次のように、迅速な文献公開・流通を図っ
ている。(Articles in Pressシステム)
1.Accepted Manuscript(著者稿)掲載
2.Uncorrected Proof(Pub版)で置換
3.最終PDFで置換
この1の段階のものは著者稿であるので、IRへの搭載が可能かもと思
い、Daviess Menefee(エルゼビア図書館連携ディレクター)に聞いて
みたところ、OKとの返事をもらった。
これは福音である。Uncorrected Proofで置換されるまでの「チャン
スの小窓」(window of opportunity)ではあるが。

▼カレン・ハンター(エルゼビア副社長)

その通りである。ただし、誤解のないよう言っておくが、著者自身に
よる機関リポジトリへの搭載を許容しているのであって、もしも、機
関リポジトリ運営者による系統的なダウンロード・IR搭載を認めてい
るわけではない。

▼Chuck Hamaker(ノースカロライナ大学?)

経験上、我々の多くの学部では、IRへの文献登録は、著者自身が秘書
や学生やスタッフに命じてやらせている例が多い。厳格にとれば、こ
ういうパターンは認められない?

▼カレン・ハンター(エルゼビア副社長)

そうではない。認められないのは、著者が主導することなく、リポジ
トリ運営者が定期的にAccepted Manuscriptをかきあつめるような企て
である。

-- 
杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
電話番号:011-706-2524,ファクシミリ:011-706-4099
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp