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[drf:769] [drf:768] Re: [drf:766] Berlin6 国際会議の周辺(SUB Goettingen)
- Date: Thu, 20 Nov 2008 16:24:56 +0900
筑波大学 斎藤様
東京工業大学の津久井です。コメント有難うございます。
ドイツではSHERPA/RoMEOで十分事足りるのですね。。。
たまたまお話を伺ったWittさんがおっしゃっていただけなので、
彼女の感覚がドイツ人共通のものであるかは判りません。
またポスターセッションの中でフランスの方と立ち話した際は、
自分たちもRoMEOで確認できない出版者のポリシーは個別に問合せしている、
SCPJプロジェクトは良いアイデアだね、
といったコメントもありましたことを補足致します。
京工業大学 津久井様
DRFの皆様
筑波大学の斎藤です。
津久井さん、ご報告ありがとうございます!
> 【ドイツ国内の出版者、学協会の公開許諾要件について】
> ドイツ版SHERPA/RoMEO http://www.dini.de/oap/
> を使い許諾要件を確認している。これは表示言語がドイツ語になっているだけ
> で、
> データの中身自体はU.K.のSHERPA/RoMEOと同一である。
>
ドイツ国内の出版者、学協会の公開許諾要件について
ドイツのIR担当者がどのように確認しているのか
とても関心があったのですが、ここでやっとSHERPAのページに
DINIへのリンクがあったことを思い出しました。
http://www.sherpa.ac.uk/romeoreuse.html
"Deutsche Initiative f[r Netzwerkinformation E. V. (DINI) "
This site provides German version of RoMEO based on
regularly updated downloads of RoMEO data.
以前SHERPAに、RoMEOのデータの出版元の種類と
国別の内訳について質問したことがあるのですが、
興味深かったのでご紹介します。
(10月24日に届いたメールの抜粋ですので、
その時点でのデータとお考えください)
> Publisher Types
>
> Commercial 134
> University Press 31
> Professional and Scholarly 41
> Society 239
>
> Countries
>
> USA 218
> UK 105
> Europe (not UK) 79
> Africa 5
> Asia 8
> Australasia 16
> Canada 10
> International 2
> Unknown 2
この統計の"Countries"のなかの"Europe (not UK) 79"
にドイツの出版社等が含まれているかわかりませんが、
ドイツではSHERPA/RoMEOで十分事足りるのですね。。。
#なお、先ほどお知らせしたSHERPAのページの下のほう
には、SCPJへのリンクもあります(^^)
TSUKUI Yuko さんは書きました:
>
> DRFのみなさま
>
> 東京工業大学の津久井です。
>
> Berlin6国際会議後半については武内さんから
> ご報告いただきましたので、遅まきながら私からは
> ゲッティンゲン州立大学図書館のElectronic Publishing担当者に
> 伺った話の概要をご報告します。なお概要をまとめるにあたっては、
> 竹内さんにもご協力頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
>
> -ここから------------------------
>
> 【お話を伺った方々】
> Dr. Brigit Shimicdtさん、Margo Bargherさん、Sabine Wittさん
> #前者お二人はBerlin6に出席されていて、
> 武内さんと一緒に主に11日にお話を伺いました。
> 会議終了後は津久井のみゲッティンゲン大学へ移動し、
> 14日にSabineさんにお会いしてきました。
>
> 【リポジトリへの登録について】
> ゲッティンゲンでは教員が研究者DBに入力したデータ(研究費を算定する際に
> 研究者DBの業績件数が参照されるため教員は熱心に登録している)を元に
> メタデータを生成、さらに図書館員がメタデータを整理した上でリポジトリへ
> 流して いる。
> リポジトリのメタデータに対し、基本的に教員が全文ファイルを登録する。
> 全文ファイルの入手については、大学から教員全体へ登録を要請するtop-down
> 方式と、
> 図書館から個々の教員へ依頼するbottom-up方式の双方からアプローチしている。
> (以上Bargherさん)
>
> 【大学を挙げてSpringerのOpen Access Choiceに合意した経緯について】
> まずゲッティンゲン大学とSpringerの間には、大学がSpringerから数学分野
> の雑誌を
> 多数出版してきたことに由来する特別なコネクションが存在していた。
> また大学側には、数年前雑誌の購読料が値上がりし多数の購読を中止した際、
> 教員から論文が読めなくなったとのクレームが多く寄せられていたという背景
> があった。
> そこで特別なコネクションを介し両者が協議した結果、現在の購読規模を
> 維持することを条件(!)に、破格のOpen Access Feeにてゲッティンゲン大
> 学所属教員の
> 論文をOpen Aceessにすることが取り決められた。
> (以上Bargherさん)
>
> Open Acess Feeの財源は図書館の資料購入費から支出される。
> 2008年の現時点におけるゲッティンゲン大学所属教員のSpringer誌掲載論文件
> 数は
> 約50件で、財政上十分支払い可能である。
> なおこのプロジェクトは2009年末まで試験的に行われるものである。
> (以上Wittさん)
>
> 【ゲッティンゲン大学出版会とリポジトリとの連携活動について】
> ゲッティンゲン大学出版会は、今年で発足して5年目となる図書館の一組織
> である。
> 以前から図書館では博士論文、海外機関との資料交換のため製本作業を行って
> おり、
> そのノウハウが活動のベースとなっている。
> 2007年は出版会から刊行された資料のうち、55冊が大学のリポジトリに登録
> された。
> なお一年当たりの出版点数は50冊前後である。
>
> 主に商業出版ベースに乗らない類の図書を刊行しているため、
> 著者はリポジトリ搭載により冊子の売り上げが減少することは心配しておらず、
> むしろ人の目に触れる機会が増加することを期待しているようだ。
> (以上Bargerさん、Wittさん)
>
> 【ドイツ国内の出版者、学協会の公開許諾要件について】
> ドイツ版SHERPA/RoMEO http://www.dini.de/oap/
> を使い許諾要件を確認している。これは表示言語がドイツ語になっているだけ
> で、
> データの中身自体はU.K.のSHERPA/RoMEOと同一である。
> 以前はドイツ国内の出版者へ個別に問合せしたこともあるが、
> 最近は基本的にドイツ版RoMEOで事足りている。
> (以上Wittさん)
>
> #上記ウェブページを機械翻訳にかけたところ、
> どうもシュトゥットガルト大学図書館が
> ドイツ版SHERPA/RoMEOをとりまとめているようです。
> 武内さんがBerlin6ポスターセッションの中で、
> ドイツではシュトゥットガルトがSCPJ同様の活動をしているという
> 話を聞かれたそうなので、このことかな、と思いました。
>
> -ここまで------------------------
>
>
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> 津久井祐子
> 東京工業大学 研究情報部 情報図書館課 電子図書館グループ
> Tel.03-5734-2099 / Fax.03-5734-3330
> e-mail : tsukui @ xxxxxxxxxxxxxxxxxx
> http://www.libra.titech.ac.jp/
>
>
>
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斎藤 未夏
筑波大学附属図書館情報管理課専門職員(リポジトリ)
yano @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Tel:029-853-2470 Fax:029-853-6052
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津久井祐子
東京工業大学 研究情報部 情報図書館課 電子図書館グループ
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