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[drf:268] Re: [drf:264] Re: [drf:248] Re: 小樽商科大学学術成果コレクション(Barrel)試行版を公開しました
- Date: Thu, 22 Nov 2007 20:48:44 +0900
小樽商大 鈴木です。
>Barrelは、OSのインストール、IR構築、各種機能追加、環境設定等
>一括して、おなじみ江別の鈴木敬二氏に30万円で外注しました。
>
について、「江別の鈴木敬二氏」って何者ですか?という
問合せがありましたので、補足します。
鈴木氏は、リポジトリのオープンソフトウェアである
DSpaceとEPrintsの日本語化をボランティアベースで行い、
Webで公開している人です。
http://www12.ocn.ne.jp/~zuki/Japanization/index.html
30万円という価格は、
・ソフトは全てオープンソフトウェアである
・今回小樽商大で行った程度の作業は、本来自力でもできる、
との判断とのことです。
また、SEではなく元図書館員で、リポジトリの構築等が本職
ではない、というわけで、引き受ける場合は安価です。
どんな依頼を受けるかはご本人にお問いあわせください。
個人的には、せっかくのオープンソフトウェアなのにそれを
インストールするのに高いお金を払うのはなんか変だと思います
ので、自力で構築するか、情報処理系スタッフか学内の先生、
院生さんにお願いあるいは援助してもらうのが理想でした。
そもそも、日本の機関リポジトリは平成16年にNIIがおこなった
「学術機関リポジトリ構築ソフトウェア実装実験プロジェクト」
に端を発しています。(鈴木氏はここで講師もされていました)
http://www.nii.ac.jp/metadata/irp/workshop.html
このプロジェクトで、お金をかけずに機関リポジトリを構築で
きるように、オープンソフトウェアであるDSpace・EPrintsを
機関の職員が自力で構築できる細かい手順、(英米で開発された
ソフトウェアなので)日本語での検索や表示などをするにはどう
したらよいか等についてもまとめている報告書を作成しました。
http://www.nii.ac.jp/metadata/irp/NII-IRPreport.pdf
BarrelはDSpaceを選択しましたので、この報告書通りに自分たちで
構築しようと当初は考えていました。うまくいかないところは
DRF-MLで聞けば教えてもらえます。が、諸般の事情によりまして、
江別の鈴木氏に外注した方が経済的だと判断した次第です。
長くなってしまいました。ご参考になれば幸いです。
-----------------------------------------------------------------
>小樽商大 鈴木です。えらく間があいてしまって恐縮ですが
>北大杉田さん、感想ありがとうございます!反応うれしいです。
>
>HUSCAPが30件スタートだったことをもちろんすごく意識して、
>Barrelも30件でスタートしました。31件にすればよかったです。
>でも、冷静に考えるに、教員が2200人いる総合大学の30件と、
>教員130人のしかも文系単科大学の30件は全然違いますよね...
>単純換算、500件スタートだと評価してください!(笑)
>
>しかし、コンパクトな大学なので先生との距離が近い利点はある
>ように思います。話しかけるチャンスもあちこちにありますし、
>(ILLの文献受け渡しとか、文科省の外国雑誌利用アンケートの
>お願いとか、生協でばったり会ったときとか...。図々しいだけですか。)
>それから、10月から学科会議で説明とお願いの時間(約15分)を
>いただいて回っていて7つ中5つ終わったのですが、全部終わると
>欠席していた方を除く全教員に私たちの口から説明できたことに
>なります。北大にいたときには想像もしなかった嬉しい状況です。
>
>
>> メニューを選択するたびに樽のアイコンが移動するのがかわいいですね。
>> 検索窓を上部に押しやってしまっているのも、すっきりして、よいと思い
>> ました。
>>
>樽のアイコンが移動するのかわいいでしょうー。
>南さんが高野(室工)さんに回答した[drf:250]中にもありますが、
>Barrelは、OSのインストール、IR構築、各種機能追加、環境設定等
>一括して、おなじみ江別の鈴木敬二氏に30万円で外注しました。
>樽アイコンや検索窓のアイデアも鈴木氏から出していただきました。
>自分たちでインストールするつもりだったのですが、図書館の耐震工事や
>いろいろ重なってなかなか時間や手が足りなーい、システムの構築より、
>先生方への広報、コンテンツ集めに力を注ぎたーい!というわけで、
>IRシステムに詳しい上に安価な見積だった鈴木氏にお願いしました。
>細かな希望、修正にも対応してもらっています。
>今後さらに、Researcher toolも試行する予定です。
>
>少し前のカレントアウェアネスに、
>http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=4493
>「機関リポジトリの国際調査(The International Survey of Institutional Digital Repositories)」
>が出て、「初期費用として平均約7万8千ドル(約880万円)がかかっている」
>と報告されている、とありましたけど、あんなのないですよね。
>だいたい、どうして日本のリポジトリが対象となってないのか。ぷんぷん。
>
>
>> 件数はまだ少ないようですが、一括登録モノがなく、先生方にもIRを身近
>>
>そもそも一括登録するものがない、ということもあるのですが(笑)
>先生方に接近することがIRの第一の目的といっても過言ではないと思う
>今日この頃です。
>
>
>> 海外大手と違って、国内学会、国内出版、とくに文系だと著者最終稿よりも
>> Publisherバージョンのほうが許諾を得やすいですもんね。
>> このやり方は、先生方にも格段に受け入れられやすいでしょうね。
>>
>はい。そうなんですよね。
>文系の分野の中には著者最終稿の電子ファイルがそもそも存在しない
>です、よね。ということも、先生方の話を聞くうちに分かりました。
>
>なので、OCRかけたほうがいいのかなぁ、どうしようと迷っているところ、
>京大筑木さんのご意見[drf:260]↓大変参考になります。ありがとうございます。
>
>>多くのお客さんはメタデータ経由ではなく、Googleから本文の単語
>>でひっかけてくるようなので、不完全でもOCRをかけてテキスト化
>>しておいた方がいいですよ、というのがこれまでの経験から
>>いえることでしょうか。
>
>確か、昨年、行木先生や三重だった杉田さんや...でもOCRについて
>話題にされていたように記憶しているのですが...。
>その時は無関心だったので↑が本当かどうかろくに覚えていない上、
>DRF-MLのアーカイブでなかなか見つけられません;
>せっかくのアーカイブなので、検索できるようになるといいなー >北大様 ;-)
>
>長文になってしまいました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
>
>
>
>07/11/07 に SUGITA Shigeki<sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx> さんは書きました:
>>
>> 北大 杉田です。
>>
>> 公開おめでとうございます。
>> メニューを選択するたびに樽のアイコンが移動するのがかわいいですね。
>> 検索窓を上部に押しやってしまっているのも、すっきりして、よいと思い
>> ました。
>>
>> 件数はまだ少ないようですが、一括登録モノがなく、先生方にもIRを身近
>> に感じてもらえることと思います。
>> 鈴木さんもよくご承知の通り、北大も平成17年7月に30件で公開し、12月
>> までかかってやっと100件に手が届いたのでした。
>> 振り返ると、この時期の、一括登録モノのない状態での、地道な普及活動
>> は、「個々人が個別に文献をアーカイブして育てていくものなのだ」とい
>> う、IRの持続的発展のための一番のキモを明確に示す上で、とても意味が
>> あったと思います。
>> 営業の様子などまた教えてください。
>>
>> それから、学内向け説明。
>>
>> > Barrelにご寄贈いただける論文等の原稿ファイル(PDF,
>> > Word等)を電子メールで図書館にお送りください
>> >
>> > あるいは
>> >
>> > Barrelにご寄贈いただける論文等の抜刷、雑誌の余部等
>> > を図書館にお持ちください。
>>
>> 文系単科ならではでしょうか。参考になります。
>> 海外大手と違って、国内学会、国内出版、とくに文系だと著者最終稿よりも
>> Publisherバージョンのほうが許諾を得やすいですもんね。
>> このやり方は、先生方にも格段に受け入れられやすいでしょうね。
>>
>>
>>
>>
>> --- "suzuki masako" <jako @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> ---
>>
>> >
>> >みなさま
>> >
>> >小樽商科大学の鈴木です。
>> >
>> >「小樽商科大学学術成果コレクション」(愛称Barrel)
>> >試行版を公開しましたので、お知らせいたします。
>> >
>> > http://barrel.ih.otaru-uc.ac.jp/
>> >
>> >(Barrelとは、大きい樽という意味です。)
>> >
>> >これから、DRF-wiki
>> >「機関リポジトリを立ち上げたとき どことどこに申し出るとよいか」
>> >http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?startup
>> >をみながら各所に申請します。このページ便利ですね!
>> >ありがとうございます。
>> >
>> >今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
>> >
>> >
>> >--
>> >小樽商科大学附属図書館参考係
>> > 鈴木 雅子 0134-27-5274
>> > jako @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
>> >
>> >
>> >
>>
>>
>> --
>> 杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
>> 北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
>> HUSCAP http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/
>>
>
>--
>小樽商科大学附属図書館 参考係
>鈴木雅子 jako @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
>Barrel http://barrel.ih.otaru-uc.ac.jp
>
>
--
小樽商科大学附属図書館参考係
鈴木 雅子 0134-27-5274
jako @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx