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[drf:2850] Re: SCOAP3 (Re: 訳してみました:APCの損益分岐点は600ドル?)
- Date: Mon, 16 Jan 2012 18:08:53 +0900 (JST)
栗山さん、
>> いえ、この計算は簡単です。A大学がSCOAP3に1000万円拠出しているとすれば、
>> SCOAP3タイトルを出版する出版社に対するA大学の支払額が1000万円分減額さ
>> れるというだけです。どの出版社についていくら減額するのかの計算は、適当
>> にやればよいわけです。
>
> よく考えたら、これは出版社側がとてものめない条件ではないでしょうか?
> SCOAP3拠出額に応じて一定額を減額するというならわかるのですが。。。
> これでいいんだったら、主な大学が今の契約額をそのまま維持さえすれば
> 全部オープンアクセスになってしまいますよね??
はい、そう見えますし、redirectionの理念からいえば当然そうなるべきです。
が、そうはいきません。それは、集金再配分組織が存在しないからです。
しかしこれを出版社が飲めなかというとそんなことはないはずです。なぜなら
ば、販売コストをほとんどかけないでこれまでおなじ収入をあげることができ
るからです。新タイトルを出して総量が増えれば、それを可能にするために存
在するであろう集金再配分組織にそう言えばいいわけですし、それが駄目だと
その組織が言ったら、買ってくれる図書館を探せばいいわけで、そうなると、
またもとにもどるという仕組みだと思います。
> 何かとんでもない勘違いをしているでしょうか???
はい、オープンアクセス出版は出版社にとってはそれなりに成り立つモデルだ
と思うわけです。
土屋
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