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[drf:2545] Re: RePEc関連



一橋大学附属図書館の阪口です。

>行木様、深川様、深川様

> サブジェクトリポジトリの運営側がIRを無視するという気分はわからないでも
> ないのですが、一定水準を維持した学術刊行物のプラットフォームとしてのIR
> という観点はもう少し普及してもよいと思うのです。普及させるのが誰の仕事
> かはともかく。

これは、IR側が学内のRePec登録研究者に地道に広報し、普及させていくという
方法しかないように思います。

先週学内のリポジトリの会議があり、IRに収録している紀要論文もRePEcに登録
することが決まりました。その際、RePecに登録している教員と色々やりとりし、
IRへの理解を少しでも深めていただいたと感じています。


> この独自開発部分が共通化できると何かよいことはあります?

本学はDSpaceを使用しているので、DSpaceでワーキング・ペーパー・シリーズを
公開しているIRからRePec提供用のファイルをシステム的に作成できるようになると
思います。


> これをよく見ると、リンク切れのところも結構ありそうですね。IRの狙い所な
> のかもしれません。

IRからRePEcにデータ提供するとこで、各研究者が行っている業績登録作業の負担を
軽減できる、という持って行き方をすれば、研究者に喜ばれるかもしれません。


> 一橋大学ではIRから提供されているのですね。
> (私どもはIRからは提供していませぬ)
> 
> このリストを見てみますと、連携して幸せに
> なりそうなところは、かなりありそうですね。
> 
> # 独自開発しなくちゃいけないから連携出来
>    ない?

ワーキング・ペーパーは各研究科等のHPでも公開しており、IRで同じものを公開する
必要があるのか、というような学内の調整が必要になると思いますが、IRの存在感を
学内に示せると考えます。


> 一橋大に限らず、SSRNの登録ができるようになると、
> もっと多くの機関が幸せになれる可能性が出てくる
> と、単純に考えてよいですか?

単純に考えてよいと思います。


> 過去の資料をみたところ2008年時点の参加数は
> Who participates in Japan
>                 ・ 11 institutions to provide metadata
>                 (3 research institutions, 8 universities)
> となっていたので、ここ数年ですごく増えたと言うことでしょうか。。。

http://edirc.repec.org/japan.html で本のマークがある組織が、出版物を
登録している組織ですので、30組織くらいではないでしょうか。機関数は
もう少し減りますね。


> RePEcからくる利用統計のメール(研究者曰く成績表)によれば
> 先月は下記の通りでした。
> 
> Page views (file downloads)
> Last month:    1544 (398)
> Previous month: 1735 (488)
> Last 3 months: 5213 (1471)
> 
> 
> ただ、うちの場合非常にコンテンツ数が少ないです。
> RePEcに登録しているのは英語の分だけなのでさらに少なく
> たぶん約300件程度です。

> まあ研究所なので大学より規模が小さいこともありますが、
> コンテンツ収集方針として、Discussion Paoerの他は原則査読付き論文しか入れな
> いことになっています。
> (著者の希望があれば、それ以外のものも登録しています)

本学の成績表は、以下でした。コンテンツ数は1800なので、1論文あたりの平均月間
本文DL数は貴研究所の1/3程度ですが、桁外れに少なくはない、ということがわかり、
とても参考になりました。ありがとうございました。

Page views (file downloads) 
Last month:    3621 (627)
Previous month:        4117 (762)
Last 3 months: 11308 (2046) 


> SSRN連携の件も、どなたか情報をおもちでしたら引き続きぜひ知りたいです。

http://papers.ssrn.com/sol3/DisplayPipPublishers.cfm をざっと見たところ、
日本の機関では、

・Japan Financial Economics Association (日本ファイナンス学会?)
・Nomura Institute of Capital Market Research (野村資本市場研究所)
・Osaka University (大阪大学(の社会経済研究所)?)
 
が、Partners in Publishing(PIP)に登録していました。PIPに登録したければ、
SSRNにメールをよこせ、という段階で本学は止まっていました。


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一橋大学 学術・図書部 学術システム課
主査(コンテンツ主担当)
阪口 幸治 (Koji Sakaguchi)

〒186-8602 国立市中2-1
TEL:042-580-8247  FAX:042-580-8232
E-mail: sys-co @ xxxxxxxxxxxxxx
 
 


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