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[drf:3455] Re: 学位規則の改正案に関するパブリックコメント
- Date: Fri, 30 Nov 2012 18:19:11 +0900 (JST)
内島さん、
> 下記のうち、「改正案に係る考え方」を読むと、この改正が、(学位論文という特
> 定のコンテンツ対象ではあるが)機関リポジトリにとってこれまでで最大のナショナ
> ル「マンデート」であることがよくわかります。
> オーストラリアのアーサー・セールが言っていたパッチワークマンデートをナショナ
> ルに実施するもの、と理解してよいようです。この意義は小さくはない、と思いました。
はい。小さくありません。例の審議まとめで、「大学等の生み出す多様な知的
生産物は、第4期科学技術基本計画において形成が謳われている「知識インフ
ラ」を構築するための中核的要素であり、我が国の貴重な財産として、社会に
共有され、活用されることが、今後の発展のために必要である。研究成果のオー
プンアクセス化への対応を含め、こうした知的情報の蓄積・発信は、社会への
貢献が求められる大学等の責務であり、そのための重要な手段として機関リポ
ジトリを位置づけ、整備・充実を図ることが望まれる。このことは、文部科学
省が策定した「大学改革実行プラン(平成24年6月)」における「大学ポー
トレート(仮称)」と同様に、大学の教育研究に関する積極的な情報発信を促
すことを目的とするものでもある。」(p.13)とされていることの一環になりま
す。機関リポジトリが日本の学術的知識の基盤となるということを予告するも
のであるとも言えます。
> ちなみに、JAIRO Cloudやリポジトリという用語が出てきます。図書館関係団体
> や情報課以外の部署の公的文書にこうした表現が出ること自体かなり大きな意味
> があるようにも感じました。
まあまあ、たかが「公的文書」です。しかし、具体的に考えていったいどうい
うことになるのか、各大学における対応を考えて、そのなかで図書館なり、機
関リポジトリがどう動けばよいのかのを考えないといけないタイミングです。
土屋
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