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[drf:1370] DRFIC2009 セッション1 講演者の方々をご紹介します!
- Date: Mon, 16 Nov 2009 13:03:26 +0900
※複数MLにクロスポストしております。重複の節はどうぞご容赦ください。
DRFの皆様
北陸先端大図書館の寺田です。お世話になっております。
DRFIC2009の開催もいよいよ来月となりました。
この国際会議を楽しみにされている方はもちろんのこと、参加をご検討されて
いる方、私からは、第一セッションでお話いただく講演者をご紹介したいと
思います!!
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<第一セッション> 「成熟と展望: 電子環境下の科学・研究・出版」
座長/土屋 俊(千葉大学)
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「高エネルギー物理学における学術情報流通のイノベーション:
リボジトリーと オープンアクセス」
◆◆ サルバトレ・メレ さん(欧州合同素粒子原子核研究機構) ◆◆
現在進行中の物理学のオープンアクセスジャーナルのプロジェクトSCOAP3
(Sponsoring Consortium for Open Access Publishing in Particle Physics)
を担当されています。
SCOAP3は核物理学分野の主要な有料電子ジャーナルを主な購読機関(欧州、北
米、日本など)の会費制で買い取ってオープンジャーナル化しようとするプロ
ジェクトで、欧米では大学図書館界(たとえばARL,ACRLなど)を中心に基本的な
支持を受けています。
オープンアクセスは(1)グリーンの道(リポジトリによるセルフアーカイ
ブ)、(2)ゴールドの道(著者支払モデルなどによるオープンアクセスジャー
ナルの創刊)の2つの方法により実現されるとしていますが、ごく狭い特定分野
で(2)を目指すのが、SCOAP3です。
オープンアクセス論者のStevan Harnadなどからは、グリーンの道(著者最終
稿のセルフアーカイブ)をすでに認めている出版社の電子ジャーナルタイトルを
「買い取る」のは無駄との批判もありますが、オープンアクセスはグリーン路線
だけでなく多様な道があるべきとの理解も広範にあり、こうしたゴールドの道は
次第に拡大の方向にあります。今回は、オープンアクセスという観点から、機関
リポジトリに限定されない広い範囲のお話を聞くいい機会になります!
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「データ中心科学のためのデータリポジトリ・インフラ」
◆◆アリシア・ロペス・メディナさん(スペイン国立通信教育大学・COAR)◆◆
スペインのリポジトリのナショナルポータルである RECOLECTAのプロジェクト
マネージャで、スペインの研究図書館連合やECのE-Science関連のプロジェクト
や委員会などでも活動されており、スペイン及びヨーロッパのリポジトリを語っ
ていただくのにもっとも相応しいスピーカの一人です。
アリシアさんは、ヨーロッパのリポジトリプロジェクトであるDRIVERでも活躍さ
れています。
今回は、NII、DRFも創立機関として参加したオープンリポジトリ連合
(COAR=Confederation of Open Access repositories)の財務担当理事に選出さ
れ、ヨーロッパのe-Scienceを中心とするリポジトリの状況とCOARの目的などに
ついてスピーチされる予定です。
COARの設立式(10月22日ベルギーで開催)では、DRFのメンバー数名が直
接お会いして歓談しました!
http://www.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=981
(NIIのプレスリリースのCOAR設立時の集合写真)↑前列右から5人目の女性で
す。
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「研究成果の展開・普及のために不可欠なリポジトリの役割」
◆◆ ディビッド・シュレンバーガーさん(アメリカ公立大学協会) ◆◆
アメリカ公立大学協会の副会長、元カンザス大学の副学長。
最近は、学術情報流通分野での発言が多く、昨年開催されたSPARC DR Meeting
2008では、閉会時のキーノートスピーチを行い、大学の成果の視認性や納税者へ
の還元の観点からデジタルリポジトリを強く擁護する発言をされており、この時
のスピーチは実行委員会の投票でも高い評価を得ています。
現在、アメリカ全体を見渡して、大学経営や学術情報流通全体への大きな観点
からリポジトリを語っていただくのにもっとも相応しい北米の代表的な識者の
一人です!!
今回は、ハーバードなどの義務化の流れについて、北米やグローバルなオープ
ンアクセスへのインパクトを踏まえてスピーチされる予定です。
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以上、セッション1で海外からお招きする講演者3名のご紹介でした。
海外の最新の状況を知ることができるいい機会になると思いますので、
ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております!!
◆◆ 一般参加の応募を 11月20日(金)まで延長しています。◆◆
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デジタルリポジトリ連合国際会議 2009
「オープンアクセスリポジトリの現在と未来 ―世界とアジアへの視点から―」
DRF International Conference 2009
"Open access repositories now and in the future"
--from the global and Asia-Pacific points of view--
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日 時:平成21年12月3日(木),4日(金)
会 場:東京工業大学 東工大蔵前会館1階 くらまえホール
主 催:DRFデジタルリポジトリ連合,SPARC Japan/国立情報学研究所
共 催:東京工業大学附属図書館
後 援:国公私立大学図書館協力委員会,国立大学図書館協会,
公立大学協会図書館協議会,私立大学図書館協会,SPARC
参加料:3,000円(資料費2,000円,茶菓代1,000円)
#必要な方には、内訳(資料費・茶菓代)を明記した領収書を当日
発行いたします。
◆参加登録はHPから
http://drfic2009.jp/registration_jp.htm
◆プログラム
http://drfic2009.jp/program_jp.htm
◆ご質問・お問合せは
DRFIC2009事務局 secretariat @ xxxxxxxxxxxx
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国際会議開催決定、参加者募集中! http://drfic2009.jp
DRFIC2009「オープンアクセスリポジトリの現在と未来
―世界とアジアへの視点から―」
12月3日(木)〜4日(金)東京工業大学蔵前会館にて
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DRF mailing list
DRF @ xxxxxxxxxxxxxxxx
https://ml.hines.hokudai.ac.jp/mailman/listinfo/drf