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[drf:2954] Re: 公共利用か研究利用か
- Date: Mon, 02 Apr 2012 00:23:00 +0900 (JST)
栗山さん、
> これはスチーブン・ハーナッドが、最近のアメリカの
> 公的資金による助成研究のOA義務化に関する立法の
> 動き(RWAは義務化禁止、FRPAAは義務化拡大と正反対
> なわけですが)を受けて論陣を張っているものですね。
> 各研究機関におけるセルフアーカイビングの義務化が
> 100%OA実現の近道、という従来からの主張の繰り返し
> に過ぎない、というと叱られるでしょうか?
> GOALメーリングリストでは、OAは研究者向けという点
> に反発が出て、それに対してハーナッドは研究者と
> いうのは研究機関に所属する者ばかりではなく、広い
> 意味での研究者であるといった回答をしていますね。
もちろん「各研究機関におけるセルフアーカイビングの義務化が100%OA実現
の近道、という従来からの主張の繰り返しに過ぎない」といえばそれまでなの
ですが、public accessとopen accessの違いを明確にしている点、学術は
esotericという主張を一貫させている点、そして、この2点から大学にとって
はpublic access論は説得力をもたないという結論にいたる論理構造がはっき
りと書かれているのははじめてではないかと思って、杉田さんに紹介したとい
う次第です。
土屋
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