はじめて投稿させていただきます。日本哺乳類学会の子安といいます。 学協会関係でアーカイブを担当しており、著作権マネージャーとして引用等の許諾もおこなっております。 先週末、入試でなにかと騒がしい京都大学博物館を訪問し、収蔵標本の撮影やキュレイターと会話をしてきました。 その時に、ロンドンの自然史博物館に留学していたキュレイターから「ベンチフィー(座席料)を100万円近く納入しました」 という話を聞いて、自分が同じ部門にいったときもベンチフィーを納めたことを思い出したものです。 当時はその研究で学位をとるつもりはなかったのですが、突発的な事情があり、その時の写真を含むデータで学位を とることになりました。論文の出版の際に、念のために博物館のカウンターパートに問い合わせると、 博物館の許諾担当者にメールをまわされて、「商業利用でなければ出版してよろしい」という許諾が得られました。 自然史系の博物館収蔵標本には著作権はありませんが、所有権はあり、有料で研究(写真、計測はいいが複製はだめ) できるが、その出版の際の許諾はさらに別、という経験をしたことになります。 その時の論文は一括して商業ベースのデータベースに含まれているのですが(出版学協会が博物館資料の掲載に 不安内なため問題とならなかったらしい)、きわめて問題がありそうに思われます。 昔の件には触れたくはありませんが、今後の許諾問題で博物館標本が含まれる論文が出てきた際の 方針をたてておくのが(防衛的な意味で)よさそうに思われました。 こうした点に、皆様はどのように対処されるのでしょうか? ------------------------------------------------------- 子安和弘 (KOYASU, Kazuhiro ) 日本哺乳類学会 アーカイブ担当/SPARC JAPAN担当 愛知学院大学歯学部解剖学講座 464-8650 名古屋市千種区楠元町1-100 Tel: 052-757-6756(講座直通) Fax: 052-757-6755(講座直通) e-mail: k0yasu @ xxxxxxxxxxxxx ------------------------------------------------------- On 2011/02/28, at 18:25, MORIMOTO Shun wrote:
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