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[drf:3353] ご案内:第17回情報知識学フォーラム「震災の記憶・記録とアーカイブズ」 (11/4)
- Date: Wed, 24 Oct 2012 18:47:04 +0900
DRF MLの皆さま、物質・材料研究機構の高久です。
情報知識学会ではこの度「震災の記憶・記録とアーカイブズ」と題した標記の
フォーラムを来月11月4日に東京大学本郷キャンパスにて開催いたします。震
災の記憶をいかに記録し、アーカイブズとして後世へと残していくべきか、
本MLにもご関心の向きもあるかと思い、ご案内します。現在進行中のプロジェ
クトの事例報告、各分野の専門家による講演と討議を通じ、震災記録の現状と
課題について、参加者とともに考えていければと思っています。
詳細は、下記案内及び下記URLをご覧ください:
・プログラム詳細:http://www.jsik.jp/?forum2012
・参加申込URL:http://bit.ly/jsikforum2012
どうぞふるってご参加ください。
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第17回情報知識学フォーラム
「震災の記憶・記録とアーカイブズ」
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・日時:2012年11月4日(日) 10:00〜17:00
・会場:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館 1階 213号大講義室(12C室)
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/epage/access/index.html
・主催:情報知識学会
・後援:情報科学技術協会, saveMLAKプロジェクト, 日本災害情報学会,
情報メディア学会, 日本図書館情報学会, 日本アーカイブズ学会,
記録管理学会
・参加費:無料
・資料代:学会会員・後援団体会員:無料
一般非会員:3000円、学生非会員:1500円
□開催趣旨
震災復興を進めると同時に震災の記憶を後世へと残すことが、現在を生きる
我々の責務であると考えられます。現在、既に、震災の記憶を記録し、アーカ
イブズとして後世に伝えるための様々なプロジェクトが産官学で実施されてい
ます。しかし、そこではアーカイブすることが目的化しており、しばしば、記
録する、アーカイブすることの意味や意義をめぐる社会学的・哲学的な問いが
抜け落ちているようにも思います。失われる記憶や記録をまずはアーカイブす
ることが必要である一方、震災を記録することの意義は何か、またどのような
形でアーカイブするのが望ましいのかといった議論を同時に展開する必要があ
るように思います。本フォーラムでは、産官学で様々に実施されている震災の
アーカイブズプロジェクトの現状と課題を共有し、アーカイブズとは何か、ど
のようにあるべきか、どのように活用できるといったことについて、第一線で
活躍されている講師の方々および参加者の方々と議論することを目的としてい
ます。
シンポジウムの第I部では、現在、各所で取り組まれている震災アーカイブ
ズプロジェクトについてご紹介いただき皆さまと現状を共有するとともに、現
在の課題について議論を行います。
第II部で記録やアーカイブズの持つ意義を史学の立場からご提起頂き、災害
史学や産業史の研究者の方々が過去の資料をどのように調査しその時代や人々
を鮮明に浮かび上がらせてきたのか、過去の経験や知見をどのようにして現代
的文脈で展開し防災等に反映できるのかといったことについて議論したいと思
います。
最後に、第III部では、第I部、第II部での講演や議論を受けて、(未来の)
災害史学者や社会のために、我々は、どのような記録を、どのような形でアー
カイブすべきかということについて、議論を深めたいと思います。本シンポジ
ウムの開催を通じて、震災のアーカイブズに携わる方々にとってだけでなく、
311以降の現在を生きる我々自身、さらには将来の世代のために何らかの貢
献ができればと考えております。
□プログラム
10:00- 開会挨拶:石塚英弘・情報知識学会会長
◎第I部:震災の記憶・記録とアーカイブズ
10:10- 国立国会図書館における東日本大震災アーカイブの取組み
河合美穂
国立国会図書館 電子情報部電子情報サービス課次世代システム開発
研究室・室長
10:40- 震災をメディアはどう伝えてきたか
―東日本大震災アーカイブスの試み―
宮本聖二
NHK 知財展開センター アーカイブス部・副部長
11:10- 震災アーカイブズの現状と課題
岡本 真
アカデミック・リソース・ガイド株式会社・代表取締役
saveMLAK・プロジェクトリーダー
◎第II部:震災の語りと共有
13:00- 日本災害史とアーカイブズの役割
―変わるものと変わらないもの―
北原糸子
立命館大学・教授
13:40- 記憶・記録とオーラルヒストリー
松島 茂
東京理科大・教授
◎第III部:アーカイブズとアーカイブズ以降
15:00- 神戸の記憶・記録とアーカイブズ
奥村 弘
神戸大学・教授
15:30- 原子炉事故情報アーカイブの構築に向けて
中嶋英充、池田貴儀、米澤稔、板橋慶造
日本原子力研究開発機構
桐山恵理子
東京大学・特任研究員
岩田修一
事業創造大学院大学・教授
16:00- 記憶と解放、記憶と伝承
―インドネシア・アチェの津波の経験を踏まえて―
杉本めぐみ
国土交通省土木研究所・研究員
16:50- 閉会の挨拶:梶川裕矢・情報知識学フォーラム実行委員長
17:30- (懇親会)
□お問い合わせ先
情報知識学会事務局
〒110-8560 東京都台東区台東1-5-1 凸版印刷(株)内
E-mail: jsik @ xxxxxxxxx
http://www.jsik.jp/
--
高久 雅生 <TAKAKU.Masao @ xxxxxxxxxx>
// 物質・材料研究機構 科学情報室 主任エンジニア
// 〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
// Tel: 029-859-2813 Fax: 029-859-2400
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