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[drf:2349] Re: IRと業績DBの連携について
- Date: Sun, 6 Mar 2011 08:46:11 +0900 (JST)
核融合研の力石です。
>>「業績DBに載ってる情報が必ずしも正確ではない。」
>というわけで,データは業績DBからいただくものの,図書館員が目で見て修正をしてか
>ら正式登録しています。
不確実な情報をもとにすると、確認修正のための手間が増える、という問題がある(この、「(教員に限らず)職員の手間が増える」というのは、なるべく避けたい)のと、
Volなどに間違えがあると論文を探すのに結局SCOPUSなどの外部のDBを使う必要があって、「それなら最初から外部のDBを使えばいいのでは?」という話もでてきています。
>思いつきなので実際にやるといろいろ問題がありそうですが,IR登録を先にする流れに
>してしまえば捕捉も完璧になるような気もします。義務化や評価の話にもなりそうです
>ね。
情報の捕捉に関しては、
論文の執筆から出版、費用の負担までの一連の業務の中にシステムを組み込んでしまう、というのが一番効果的かと思っています
。
たとえば、DRFIC Osakaの海外事例の中にあった、「リポジトリシステムで研究や論文執筆のための環境を提供している」というのはその一例かと思います。これが実現できれば、リポジトリのシステムの中で論文が執筆されるので、書誌情報や原稿が最初からリポジトリに登録されていることになります。
また、核融合研の論文情報システムでは、
・プロジェクト研究の成果発表に関する承認作業でこのシステムを使う。
・論文掲載費の支出をこのシステムをもとに行う(登録されていない論文には掲載費を支出しない。)
・年報記載の論文リストはこのシステムの情報を基にしておこなう。(以前はリストを提出していましたが、それに代えて論文システムに登録する)
という具合に、論文発表の事前承認、発表後の支出、年度のまとめ、の業務に組み込んでしまっています。このおかげか、感覚的には第一著者が核融合研の論文に関しては、90%程度以上は登録されているようです。
>>『最近の研究成果』みたいなページ(題目と概要が書かれてて、リポジトリの当該資
>料にリンクが張られている)
>>を作れない?」ってなリクエストが来てます。
>普通のhtmlだとこういうの面倒ですね。私は図書館ホームページのメンテもしています
これで、一番負担になるような、ページに掲載する「概要」の作成かと思っています。というのは、専門家以外もみるページなので、それに合わせて書く必要がある(論文に書いてるAbstractの転載では済まない)ので。これをやろうとすると、論文を書いた人の負担が増えるので、先のメールに書いた「追加の手間を発生させない」という方針と合わなくなってしまいます。
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