[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:1886] Re: Fwd: Springer introduces new open access journals



土屋先生 みなさま

 内島です。大手学術出版社がフルオープンのタイトル群を作ったということは
今後いろいろな影響を与えていくかなと考えると興味深いですね。研究者(投稿
者)、助成機関(の助成)(これはすでに海外では存在しているわけですが)、
他の大手出版社、、、

>>  ゴールドOAとグリーンOAの持続性の議論は欧米でも盛んですが、Springer
>> がハイブリッドでない、フルオープンアクセスジャーナルを出したことは興味
>> 深いことです。

 PLoS ONEはブログによると、リジェクト率が低く、従ってローコストで収益を上
げ、にも関わらずインパクトファクターが「a stunning 4.351 」とのことで、下記
の「好循環」が「優れた」研究者を集めているオープンアクセスジャーナルというこ
とです。

>          オープンアクセス誌の掲載料を支払える
>      ⇔  研究費が潤沢
>      ⇔  研究成果についてすでに定評がある
>      ⇔  インパクトファクターの高い雑誌に採用される
>という「よい」循環があるみたいなので、なんとなく貧乏人の見方のようであ
 
 Springerがどのような読み(実験結果)でこれを開始したのか、興味深いところ
ですが、とりあえず、優れた著者の優れた論文がただで読めるようになれば、「貧
乏」な読者も、free rideで利益を享受できますね。

 ただし、著者支払いモデルがメジャーになると投稿する立場からは困ることにな
りますが、そんなことはありえないでしょうか?

 まあ、読者と投稿者では立場が変わるということでもありますが、OAによる引用
アドバンテージが確固として実証されないうちは、読者の立場からは「道楽」がど
んどん増えるとうれしいことになりますね。

>るオープンアクセス誌は、実は、金持ちの道楽(?)ということになるのでしょ
>うか。

-------------------------------------------
*アドレスが、@ad.から@adm.に変わりました。

--
DRF mailing list
DRF @ xxxxxxxxxxxxxxxx
https://ml.hines.hokudai.ac.jp/mailman/listinfo/drf