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[drf:4480] Web上でのOAWの取組(情報提供)



DRF-MLみなさまなど

広島大(・DRF企画WG) 川村です。
いつもお世話になっております。

オープンアクセスウィーク,いかがお過ごしでしょうか。

本家では,今年のテーマ"Open in Action"にちなみ
Open Access Week action portal
(http://www.action.openaccessweek.org/ )
なるものを開設しているようです。情報提供までにお知らせします。

私もまだ使ってみていないのですが,
アクションリストの中から「自分がやったこと」を登録するものに見えます。
(後で集計結果を公開したりするのだろうか。。)

このポータルについてSPARCのNickさんがブログに投稿していましたので,
いいかげんな訳を以下に記します。
#ポータルについてはよくわかりませんが,参考サイトは面白そうです。

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出典:http://www.openaccessweek.org/profiles/blogs/commit-to-putting- open-in-action
(いい加減訳。間違いもあるので,正確に知りたい方は出典をあたってください。)

今年のテーマOpen in Actionは研究や学問をオープンにしたり,他者にそのこと を勧める試みです。

私たちは,OAW期間中や年間を通して自分が行ったOAに関するキーステップを確 認することができる[an Open Access Week action portal]を作りました。今年 のテーマは個人レベルの取組に焦点をあてています。このポータルはOAを進める 取組や個人の取組を記録し,オープン化の勢いを実証します。

[Open Access Week Action Portalへ訪れるにはここをクリック]

下に,ポータルに表示されるアクションリストと個々の詳細,それぞれのアク ションについての参考文献を示します。

自分が投稿する参考や同僚への共有のために,自分の専門分野のOAジャーナルの リストを作る。[Directory of Open Access Journals](DOAJ)はコミュニティに よりつくられた質の高い・査読のある・OAジャーナルのリストです。DOAJは[自 分の専門分野に関するOAジャーナルをプラウズ(browse open access journals by discipline)]し,自分にあうオープン出版を探し出すための出発点として最 適です。また,投稿を決める前にジャーナルを評価するために [Think.Check.Submit.]というサービスもあります。

ミーティングなどでオープンアクセスに関する話し合いを始める。教員集団,研 究室,研究グループなどでオープンアクセスに関する議論をはじめる機会を見つ け,[研究のオープン化がインパクトの向上につながる(can increase the visibility and inpact of their work)]ことを共有しましょう。PhD Comicsの [Open Access Explained]のような動画が対話を始めるきっかけとして役に立ち ます。

来年までにオープンアクセスジャーナルに最低1つの原稿を投稿しましょう。自 分の分野にあったOAジャーナルがわかったら,来年までに原稿をOAジャーナルに 送ることを宣言しましょう。[WhyOpenResearch]というサイトでは,OA化に関す るコストを抑えるための方法が書かれています。

OAW期間中に最低1つの論文をOAリポジトリに投稿し,同僚にもそのことを勧め ましょう。[A growing number of studies]はオンラインでだれでも入手できる ことで論文の閲覧数,ダウンロード数が増え,(最終的に)引用数が増えること を示しました。[Sherpa-Romeo]や[Dissem.in]のようなツールを使うことで,既 に出版した論文をオープンにできるかを調べることができ([約80%の出版者(an estimated 80% of publishers)]は著者が論文をオープンにすることを認めてい ます),[Directory of Open Access Repositorys]は2600以上の機関リポジトリ やサブジェクトリポジトリがリストされています。

これから出版する学術成果については,パブリックアクセスにする権利を守るた めに,これからの出版物には[SPARC author addendum]を使いましょう。 copyright transfer formにサインする時,著者はどの権利を残し,どの権利を 譲渡するかを決めることができます。SPARC author addendumは購読型雑誌の copyright transfer agreementを変更するために使える法的文書です。この文書 を使うと成果物のの授業などでのコピー配布,機関や個人のWebサイトへの掲 載,派生した成果物の作成など,著作権のうち自分が保持したままにしておきた い権利を残しておくことができます。


OAに対する機関のサポートに関する学内での対話へ貢献しましょう。大学は各教 員集団の研究や学術のオープン化をサポートする取り組みを-[機関のOAポリシー (institutional open access policies)から昇進と雇用のガイドラインにおいて OAをサポートする文言を盛り込む(expressing support for Open Access in promotion and tenure guidlines)]といったことまで-いっそう続けいく必要が あるでしょう。 [ROARMAP]を使えば,すでに研究成果をパブリックアクセスにす るポリシーを持っている機関や研究助成機関を探すことができます。もし自分の 機関がすでにそのようなポリシーを持っているのであれば,そのポリシーをより 効果的に実行する仕組みを学内で連携をしながら作っていきましょう。もし機関 にポリシーが無いのであれば,OAの重要性に関する対話-OAは教員集団や機関, 現在機関にある研究や学術のオープン化をサポートする様々なポリシーにとって どのように利点となり得るのか-をスタートさせましょう。

[the San Francisco Declaration on Research Assessment(DORA)に署名をし て],ジャーナルベースの評価指標の利用を控えましょう。欠点のあるジャーナ ルベースの評価指標から離れることはOAへ大きく踏み出すためには重要なステッ プです。現在,12000人以上,900機関以上がDORAに署名をしており,DORAは ジャーナルベースの指標,例えば雑誌のインパクトファクターなどを使わず,代 わりに個々の論文のクオリティーを研究者の評価,雇用,昇格,女性の決定など に利用するといった内容が含まれています。

Impact storyにサインアップし,またORCIDを取得する。[Impactstory]は研究者 の研究のインパクトを調べ,共有することができるオープンソースのウェブサイ トです。加えて,Impactstoryにはたくさんの指標があり,例えば自分研究成果 がどのくらいOAになっているか測定できる[a badge]があります。Impactstoryは [ORCID]-個人の識別子であり,その人とその人の活動(論文なども含む)の自動 リンケージ機能があります-を利用しています。

私たちは皆さんがOAWの期間中(そして,年中!),オープン化のためのアクショ ンをすることを期待しています。そして,それぞれの取り組みをこのポータルに 登録し,集団としてのオープンアクセスの勢いを実証することを期待しています。

[Click here to is it the Open Access Week Action Portal]

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よろしくお願いいたします。

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〒739-8512 東広島市鏡山1-2-2
広島大学社会産学連携室図書館部
図書学術情報企画グループ
川村 拓郎 (KAWAMURA, Takurou)
Tel. 082-424-6228 Fax. 082-424-6211
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