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[drf:1015] Re: [drf:1011] つくばリポジトリで学位論文を新たに300 件公開
- Date: Mon, 06 Apr 2009 09:54:20 +0900
筑波大学 斎藤 さま
みなさま
阪大 前田 です。
便乗宣伝です。阪大も年度末に200件程度一括でアップしました。
博士学位論文の過去分を登録・公開する際の問題として、
著者の連絡先を調査するのが難しいということがありますが、
研究者であればReaDなどで確認することができる!
ということに気づき、連絡先が確認された603件について、
著者である研究者の方々に登録をお願いする文書をお送り
したところ、310件を超える許諾が得ることができました
(うち登録の準備が整ったもの300件をこのたび公開)。
阪大では、博論過去分の連絡先調査に、
1)ReaD
2)過去数年分の職員録
※阪大に舞い戻っているヒトも結構いるので。
3)Google Scholar
を利用しています。1)2)3)の順番でやっているのですが、
3)はあまり収穫はないですが、それでも調べないと「ヒット
するかも知れないのに・・・」と夢に出てくるので、調べる
ことにしています。連絡先判明の半分以上はReaDによるもの
です。
#依頼文書をお送りしたのは平成19年度なのですが、
今でも、ふいに登録許諾書が届くことがあったりします。
これ、あります。疲れているときにこれが来ると元気が出ます。
たいていは何か「感謝します」の文面が添えられていて幸せです。
本学では残念ながら、学位論文の電子ファイルでの提出
とリポジトリへの登録許諾が、制度的に規定されてはおらず、
新規学位取得者のうち登録を許諾が得られるのは2割強です。
今回の作業を通じて、学位取得後すぐは難しくても、
数年もしくは20〜30年経過したものについては、
連絡先さえ判明すれば、許諾は得やすいのかも
しれない、と感じました。
阪大では2007年度に博士学位授与の全研究科回りをやって、その
おかげで今でも春・秋のシーズンには部局の大学院係から許諾書の
束が送られてきますが、過去分についても連絡先が判明してコンタクト
した分には大体3割〜4割はOKの返事が来ます。博論は許諾が
得やすい、と思います。
新年度はまた改めて研究科回りするつもりです。2年経つと、以前
渋ってた研究科長さんや事務長さんが交代して、理解者が現れるかも
知れませんから。最近漸く、落ち着いて時期を待つことを覚えました。
済みません、以上です。