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[drf:2994] Re: 【質問】正誤表について
- Date: Wed, 18 Apr 2012 19:05:58 +0900
山本@北大図です。
図書館員的には、そのあたりは刷と版の違いで対応を変えるところ
ですね。
一方、出版者が wikipedia のように電子出版する場合には、加除式
として扱うことは可能だと思います。陽の下に新しきものはナシ。
最初の話で、目の前に正誤表があるとき、それが正されるべき元文献
とは別に作成されたものならば、あるがままに別のものとして扱って、
メタデータとして相互リンクを張るなどのおせっかいをする程度では。
もともとの資料をいじる権利があるのは著者か出版者などであって、
資料を伝達するだけの仲介者がそこに手を加える場合には、何らかの
注記をして「これはもうオリジナルじゃないんだよ」と明示するのが
図書館的な慣習でしょう。
---
山本和雄 <ymmt @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
(2012/04/18 18:27), Masamitsu Kuriyama wrote:
> 皆様
> 完全に出遅れましたが。。。
> Wordの変更履歴表示も思い浮かびますね。
> 朝日新聞の記事データベース「聞蔵」では、元記事の下に訂正記事と
> 「本文は訂正してあります」との断り書きをつけて、元記事を修正し
> ているようですね。単純だけどいいやり方だと思います。
> 全文検索のことを考えると元の論文が訂正してあった方がいいような
> 気がします。
>
> 栗山 正光
> 常磐大学人間科学部現代社会学科
> 〒310-8585 水戸市見和1-430-1
>
> (2012/04/18 16:55), SUGITA Shigeki wrote:
>> 杉田です。
>>
>> そしたら、Wikipedia方式とかいいと思うんですよ。
>> すべてのdiffが保存されてて。ああいうふうにならんでしょうか。
>> arXiv.orgも表に見える最新版の下に旧版が積み重なっています。
>>
>> 足りないのは、どの時点の版でpeer reviewを受けたか、という情報か。
>>
>>
>> 2012年4月18日12:33 Syun Tutiya<tutiya @ xxxxxxxxxx>:
>>> 杉田さん、
>>>
>>>> ――しかし、紀要の場合の(1)のケースは、自分が版元である電子出版なの
>>>> だから、正誤表なんてせずに、原文そのものを訂正してしまえばいいのにと
>>>> 私は思います。
>>> それはそうなのですが、訂正前の論文から引用されたものを見て、その原論文
>>> にあたったとき、黙って訂正されていると利用者としては困るのです。だから、
>>> 「そこに視線がいったとき」なにかがpop upなどして、ここはあとで訂正した
>>> んだよと出てくれるといいですがね。
>>>
>>>> (石投げられるかもしれませんが敷衍すれば、「訂正できない」という紙出
>>>> 版の致命的欠点を、「初出時の状態が固定される」と美点として祭り上げる
>>>> のはノスタルジックな反動と感じます。論文はオンラインで常に更新され、
>>>> 常に「これが私のファイナルアンサー」、という具合にはならんものでしょ
>>>> うか。本は紙出版時代にすら改版によってそれを指向してたのだから)
>>> ということで、ノスタルジーではなく、まさに学問が巨人の肩の上につみあがっ
>>> て(?)進歩するための仕組みとしての引用行為を利用する以上、しょうがない
>>> のだと多みます。石は投げませんが。
>>>
>>> 土屋
>>
>>
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