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[drf:2769] Re: 問題のOA出版?



土屋先生

谷藤@物材機構です。
OA出版の商業活動たけなわ・・と言った感の一年間総評を図書館総合展で
お聞きしてから、一層にOA出版社の身元確認の方法に頭を悩ませています。
と言うのも、この2,3年に研究者にもOA感覚が身に付いてきて、
研究費で払って自由に読んで貰えるなら、という理由で
新興出版社からの書籍執筆依頼を受けた研究者から、身元照会を受ける需要
が多くなりました。物材機構だけでもBeallさんのリストにあるOA出版社
から多くの「誘い」が来ています。

そこで疑問。Beallさんは、信用できる人なのでしょうか?
コロラド大学だから、とか、図書館員だから、というフィルタをかけない
までも、”Do not do business with the above publishers,”と言い切れる
判断根拠はどこにあったのだろうかと思いました。

出版履歴や雑誌平均IF値、被引用の範囲などの定量的に見えること以外に、
実際の出版物の目次、EditorやAuthorを見て専門家として気づくことが
自然の判断基準だろうと思いますが、果たしてその会社は来年も存続して
いるのか?という企業体としての信頼度だけは、昨今のネットビジネス
で分からないことです。

#ちょうど、InTechからのOA出版依頼を受けた研究者に返信を書いて
 いた最中に、読まずにはいられないブログの紹介を受けて、
 有難うございました。(知っておいた方が良いことがありました)

谷藤幹子/NIMS



On Mon, 05 Dec 2011 10:03:05 +0900 (JST)
Syun Tutiya <tutiya @ xxxxxxxxxx> wrote:

> みなさま、
> 
> 図書館総合展@横浜パシフィコでのDRF8以来、ゴールドOAが重要な話題となっ
> ていると思いますが、American Scientis Open Access Forumメーリングリス
> トで以下のようなブログについて報告があったので、ご紹介します。
> 
>         http://metadata.posterous.com/83235355
> 
> 問題のあるOA出版者ということで、SAGEと別れたあとのHindawiまではいってい
> るので、ちょっときびしい評価かなとも思いますが、それ以外のはこれまでい
> ろいろ取り沙汰されてきたもの(たとえば、Alabama乱射事件のDove Pressとか)が
> 多いので、参考になると思います。キャンパスで、OA出版は、たとえば教員業
> 績評価などのとき話題になりことですので、情報としてもっておくにこしこと
> はないだろうと思います。
> 
> 土屋
> ──────────────────☆────────
> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>  2011年12月号を発行しました!
> 
> DRF(Digital Repository Federation)
> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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NIMS 谷藤幹子
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