[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:199] Re: [drf:195] Re: [drf:191] IR紹介(京都工芸繊維大学)



京都工芸繊維大学 瓶子様

千葉大学の鈴木と申します。
IRご紹介ありがとうございました。

美術作品というコンテンツは、当館でも今年3月に、
卒業生のインダストリアルデザインを200件近く、
登録しました。

著作権についてはまだまだ現役バリバリであり、
意匠権の問題やデザイナーとデザイン事務所、メーカーとの
関係など、いろいろ複雑なことがありましたが、
やはり業者とともに(笑)、なんとか登録をいたしました。
そのうちの一部ではありますが、立体を回転させて撮った
動画も収録しています。

こういったデザイン関係のコンテンツにはノウハウがなく、
苦労したのですが、京都工芸繊維大学さんが始められたという
ことで、心強いです。今後ともよろしくお願い致します。

また、当館には、リポジトリには入れていませんが、
近代デザイン画像データベースがあります。
明治大正昭和初期の作品が多く、限りなくグレーであり、
歴代の担当者が公開のための権利処理に非常に苦労してきたもの
ですが、これも、貴学のポスター登録の例がすごく参考になりそうです。

今後ともよろしくお願い致します。



>
>金沢大学 内島様
>
>京都工芸繊維大学、瓶子です。ご質問、ありがとうございます。
>
>> 工芸繊維大という特性上、色々な個性的なコンテンツがあるんでしょうね。設計図
>>などは権利関係は設計者なのか、あるいは施工者(がいるとして)と共同なのか興味
>>深いところです。
>
>    設計図については、設計者側からの承諾は既に得ているのですが、問題な
>    のは防犯上の理由から、現存する建物については公開できない、という点
>    です。
>    従って、その辺りの調査から始める必要があり、選定に手間取っているの
>    が現状です。
>
>> ところで、いくつか質問させて頂きたいのですが、
>>(1)「紀要の自動投稿」というのはどのようなものでしょうか?
>>(2)教員評価データベース、研究者総覧との連携はどのようなこと(システム)
>>   を想定しておられるのか、
>> ご教示頂ければ幸いです。
>
>   (1)
>    本学は平成18年度に開学以来の大改組を行い、学部も以前の工芸学部と
>    繊維学部の2学部から工芸科学部1学部になりました。
>    その関係で従来学部毎にあった紀要を1本化し、取り扱いの事務部署も
>    本年より情報課(学術情報担当)に集約することとなりました。規則類に
>    ついても一新することとなり現在委員会で検討中です。
>    また一方で、リポジトリのコンテンツについては(当面は美術工芸資料
>    館の収蔵品を登録していくにせよ)、いずれ紀要等の登録は必要不可欠な
>    ものであることから、この機会を捉えて、紀要への投稿希望者には、リポ
>    ジトリへの登録を前提に、予め複製権や公衆送信権等の許諾を得ておくよ
>    うな規定を検討しています。(セルフアーカイブ化は現時点では見送って
>    います)
>   (2)
>    現行の研究者総覧システムを大学評価基礎データを基盤とする新システム
>    に一新し、リポジトリやシラバス等とのシステム間の連携を図り、データ
>    の一元的管理、教員入力の負荷軽減等を目的にプロジェクトを立ち上げる
>    計画です。
>    リポジトリ側としては、他システムから自動的に投稿される、というイメ
>        ージですが、既に実現されていたり構築に向けて検討されている大学が
>        多々あるように見受けられますので、今後この件で先進校にお伺いし、
>    ご教授願うことがあると思いますので、その際はよろしくお願いします。
>
>
>> 評価DBや研究者の業績DBとの連携はかなり数が増えそうな雰囲気なのでお互い
>>に考えていることを公開するのは参考になるかと感じています。
>>
>>#先日の九州地区の「オーバーレイジャーナル」もそうでしたが、なんとなく埋もれ
>>#ている面白いプロジェクト、試みが結構あるような気がします。是非、みなさん自分
>>#達の試みを公開して、アピールしましょう。
>>
>>>3.今年度の目標
>>>・以下の事項を実現し、本年度内での本公開を目指します。
>>> 体制の整備―――――情報化推進委員会学術情報活性化専門
>>>           部会での規則整備
>>>           紀要の自動投稿に関する規則を検討
>>> コンテンツの充実――美術工芸資料館所蔵品の内、ポスター
>>>          (掲載済み)以外のもの、建築設計図等
>>>           の公開を目指す
>>> 
>>>4.中長期的目標
>>>・学内の教員評価データベース及び研究者総覧との連携を進める
>>>
>>>5.基本的なコンセプト
>>>・京都工芸繊維大学の研究者等が作成した学術論文、学位論文、
>>> 紀要論文、収蔵品等の電子的な学術情報を保存・公開する。
>>
>> このあたりはどこも同じ悩みですね。本学でも著作権の許諾確認は人を雇用
>>してあたっていますが、この予算がなくなるときついです。
>>
>> ところで、下記の美術工芸資料館収蔵品に関する著作権処理というのが興味
>>深いです。是非、この辺りのノウハウ、経験を公開してくださると参考になる
>>と思います・・・。
>
>    この件については、以下のプロセスで行いました。
>    ・コンサルから著作権処理、コンテンツ作成までを一貫して実施
>     可能な業者の選定。
>    以下、この業者さんとの共同作業の内容です。
>    ・数万点に及ぶポスターの中から、既にデジタル化されたもの、
>     あるいはネガの状態で保有している作品の調査。
>    ・上記の中から、作者没後の年数(戦時加算等も含めた年数)など
>     を調査。
>    ・そこからセーフティーなものを抽出。
>     A〜Dの安全度ランク付け。(作者不詳の分も含めて)
>    ・これらの作品のうち、今回は「A」についてデジタル化し、登録
>     した。
>    とにかく初めての事ばかりでしたので、相談できる業者さんの
>    存在は大きかったです。
>
>>>8.悩みごと 
>>>・規則類の整備が遅れている
>>>・人、金、物の不足
>>>・著作権の処理に時間と金がかかる(特に美術工芸資料館収蔵品に関して)
>>>
>>>以上
>
>        以上、私のわかる範囲でお答えしましたが、的はずれの回答であった
>    かもしれません。この点、何卒ご容赦ください。
>                             以上
>>>
>>>******************************
>>>京都工芸繊維大学 
>>>情報課 主査(情報化推進担当)
>>>瓶子明弘(ヘイシ アキヒロ)
>>>MAIL: ab7060 @ xxxxxxxxxxxxx
>>>TEL:075-724-7060
>>>FAX:075-724-7180
>>>〒606-8585
>>>京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地
>>>******************************
>>>
>>>
>
>

---------------------
鈴 木 宏 子
千葉大学附属図書館
 情報部情報サービス課
 情報サービス企画担当
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
tel:043-290-2262 fax:043-290-2266
suzuki @ xxxxxxxxxxxxxxxx
-------------------------