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[drf:2561] Re: 2010年度のNACSIS-ILLについて
- Date: Tue, 05 Jul 2011 21:00:14 +0900
複写依頼件数で大学トップを走り続ける,筑波大学附属図書館の大澤です。
本学では,2008年〜2010年,人文系,教育系の利用する古い図書・雑誌が利用で
きなくなったため,期間中,学生のILL料金を無償にしました。それでも極端な
数値の変化はなく,減少傾向でした(高止まりかもしれません)。物理的・金銭
的要因ではないのでしょうか。同時期に耐震工事をしていた館はかなりあったと
思いますが,どうだったのでしょうか。
(2011/07/05 13:51), Syun Tutiya wrote:
> 小野さん、
>
>> 本題(IR)とはまったく関係ないのですが、
>>> 6. 現物貸借ほ全体件数は、94907件でついに10万件を切った。前年比△6%。
>>> 2008年度まで件数は増加して105877件まで行ったが、昨年から減少傾向(?)。
>> 現物貸借が減っているのはどうしてなのでしょうか?
>> 単純に考えれば、もっぱら現物貸借を利用しているのは人社系で、
>> EJとかIRとかとは直接(少なくとも大きな)関係はなさそうだし、
>> デジタル化が進んでいるような著作権切れのものは古い本がほとんどで
>> 元々現物貸借にはなじんでいなかった、ような気がしました。
>> 人社系も研究スタイルが変わってきている、ということでしょうか。
>
> この点が、調査に携わっている4人(千葉大竹内先生も含めて)の目下の最大の
> 関心事です。これまでに出た仮説としては、
>
> 1. CATへの登録が減っている、劣化していることの影響かもしれない(研
> 究費購入しても図書館所蔵にならないため)
> 2. Amazonなどですぐ買えるようになったので、貸してもらえるかわから
> ないILLは使わないし、自分のものになったほうがうれしい
> 3. そもそも図書を利用する研究スタイルが減っている(小野説?)
> 4. 大学図書館が相互貸借での資料利用をすすめていない(例えば窓口業
> 務が委託されていて、そこにいるスタッフが未所蔵資料を利用したい
> と思っている利用者に対して他館からの借用サービスがあることを知
> らせていない)
>
> などがありますが、決定的証拠はないと思います。どうやって調べればよいの
> かの研究会をやらねばと思っています。
>
> 土屋
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筑波大学附属図書館情報管理課リポジトリ担当
大澤 類里佐 tulips-r @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Tel.:029-853-2470 Fax:029-853-6052
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