[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:2072] Re: ACS のポリシーが変更になったんですね!



土出様、鈴木様、皆様


こんばんは。ご無沙汰しています。東北大学の加藤です。

土出さんの質問に対するお答えです。

まず、用語定義は、Terms to Know <http://pubs.acs.org/page/4authors/jpa/terms.html>
にあります。時系列に並べると次のようになります。

Submitted Works → Accepted Works → Published Works

ACSにレビュー    ピアレビューに   ACSの雑誌に出版   
と出版のために   より修正されて   が受理されたもの
投稿された原稿   いるがACSによる  でACSによるビア
          copy editingと   レビュー、編集及
          製作前のもの    製作による修正
                    を反映

Accepted WorksもPublished WorksもSubmitted Worksの一つのバージョンの位置づけ
です。土出さんの理解でよいと思います。

次に、ウェブサイトやリポジトリへのAccepted WorksやPublished Worksのポスティング
の条件ですが、大学所属の著者については大学当局が義務化を行っていること、また、
例えば大学のような非政府機関の義務化の場合、ACSのしかるべき雑誌の編集長から書
面で承諾をもらうことが挙げられています。

残念ならが、土出さんの理解のようにSubmitted Worksについてはややこしい手続きを
とらなければリポジトリにポスティングできない、Accepted Worksについては義務化の
条件が資金助成や所属機関になければリポジトリへのポスティングができない、
Published Worksのポスティングは有料のAuthorChoice Programでしかできない、ようで
す。間口が広がったのはSubmitted Worksだけかもしれません。

なお、Frequently Asked Questions about the ACS Journal Publishing Agreement
<http://pubs.acs.org/page/copyright/journals/faqs.html>の質問19.「自分の論文を
機関リポジトリや分野別リポジトリにポストできますか?」にわかりやすい説明があり
ます。

それでは。



>鈴木さま,みなさま,
>
>こんにちは,土出@阪大です。
>
>ちょっとよくわからなくて,ACSのサイトのポリシー自体を頑張って読んで
>いたのですが…
>Accepted Works と Published Works (査読後の著者最終稿と出版者版??)
>について,条件とされている以下の一文が気になっています。
>
>・It is mandated by the Author(s)' funding agency, primary employer, 
>or, in the case of Author(s) employed in academia, university administration.
>
>これって,その論文著者の助成もとや大学がOA(セルフアーカイブ)義務化
>をしてないとそもそもダメ,ってことでしょうか??日本は登録できるのか
>…?
>
>上司(前田)がgreenと聞いて喜んで条文を見たら上記の「条件にmandate」
>が書いてあって,(怒)… ;;
>
>
>ACSの新しいcopyright policy
>http://pubs.acs.org/userimages/ContentEditor/1285231362937/jpa_user_guide.pdf
>
>読んだ感じ:
>・Submitted Works (プレプリントか)→登録可,但しACSのeditorからOKの書類
>が必要。採用・出版されたらメタデータに注記・最新版へのリンク等を追加する。
>・Accepted Works と Published Works→助成元や大学がmandateしてること。
>公的助成のmandateは大体12ヶ月なので,大学mandateしていても,12ヶ月はembargo。
>即時公開をしたい場合は,追加金オプション(author choice)を選ぶことができる。
>こちらも,ACSのeditorからのOK書類が必要。
>・何にしても非商業利用であること。ガイドラインあり。
>
>
>うーん読み違えていたらすみません。どなたかお助けください。
>
>
>
>------
>>北大 鈴木です。
>>
>>米国化学会(American Chemical Society)は、機関リポジトリ
>>への搭載をまったく認めていなかったと思いますが、このほど、
>>ポリシーがグリーンに変更されたようですね。ぱちぱちぱち。
>>
>>情報管理Web:
>>http://johokanri.jp/stiupdates/property/2010/10/005103.html
>>
>>著者が雑誌編集者に確認しないといけない、とか、
>>オンライン出版より12ヶ月後じゃないとだめ、とか、
>>これこれの文言を掲載しないといけない、とか、
>>出版社版はOA料金を払う場合のみ、とか、
>>いろいろ条件があるようですが、ともかく、嬉しいですね。
>>
>>
>>
>>-- 
>>北海道大学附属図書館学術システム課
>>鈴木雅子 TEL: 011-706-2524
>>HUSCAP: http://eprints.lib.hokudai.ac.jp
>>
>> ─────────────────────☆──────────
>>    10月18日〜24日はオープンアクセスウィークです
>>      Unlock and Open 鍵はあなたの手に。
>>   DRF デジタルリポジトリ連合は,学術研究の自由な共有を支援します。
>>   http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?OAWeek%202010
>> ─────★──────────────────────────
>>
>
>
>--------------
>
>土出郁子 (TSUCHIDE Ikuko)
>大阪大学附属図書館 (電子コンテンツ担当)
>tsuchide @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
>TEL:06-6850-5071 FAX:06-6850-5052
>
>
> ─────────────────────☆──────────
>    10月18日〜24日はオープンアクセスウィークです
>      Unlock and Open 鍵はあなたの手に。
>   DRF デジタルリポジトリ連合は,学術研究の自由な共有を支援します。
>   http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?OAWeek%202010
> ─────★──────────────────────────
>
---------------------------------
加藤信哉
東北大学附属図書館総務課
〒980-8576 仙台市青葉区川内27-1
Tel:022-795-5907 FAX:022-795-5909
e-mail:skato @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
---------------------------------


 ─────────────────────☆──────────
    10月18日〜24日はオープンアクセスウィークです
      Unlock and Open 鍵はあなたの手に。
   DRF デジタルリポジトリ連合は,学術研究の自由な共有を支援します。
   http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?OAWeek%202010
 ─────★──────────────────────────