[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:978] 落穂 Re: International Repository Workshop 2009報告



北大 杉田です。

> 3月16日から17日にかけてアムステルダムで開催された、「International
> Repository Workshop 2009」に出席しました。同会議は、

これに関連して現地で見聞きしたことをふたつ。

(1) @mire(http://atmire.com/)

DSpaceの追加モジュールなどを開発しているプロジェクト。その中の
人であるベルギーの技術者さんとお話ししました。DSpaceのコンテン
ツ統計、利用統計ツール「Repository Contentand Usage Analysis」
を手掛けているとのこと。
http://atmire.com/bibliography.phpの「Repository Content Analysis」
の「デモを見る」というところなどから様子が見られます。
#これ、設置してみたいのですが、どこから取り出せるのかよくわか
#りません。どなたかわかったら教えてください!

利用統計のほうではロボット類の取扱いに苦心している様子でした。
いずこも同じですね。ROATではロボットリストを共同メンテしようと
しつつあるよ、ということを話しました。

この@mireを自分は知らなかったのですが、Open Repositories 2009
(https://or09.library.gatech.edu/)を後援することになっている
ようでもあり重要な存在なのでしょうか。OR2009は日本からも何人か
参加すると思いますが、DSpaceミーティングで何がしら見られたらぜ
ひ教えてください。

(2) DRIVERガイドライン準拠のためのシステム改修

ミーニョ大学(DRIVERパートナー)のロドリゲス館長と、素のDSpace
がDRIVERガイドラインに準拠するためには何が必要かという話をしま
した。
DRIVERガイドラインでは、'driver'というセット名で本文付きコンテ
ンツだけが刈り取られるよう、システムを調整しなければならないの
ですが、DSpaceではその点がもっとも難問だとのことで、自分も同感
でした。ミーニョは、フルテキスト持ちが基本ではあるのだが、エン
バーゴ(公開制限期間)などの関係でメタデータだけ公開してるケー
スもあるとのことで。

なお、まだちゃんと読みといていませんが、(1)で挙げた@mireでは、
ニュース欄(http://atmire.com/news.php)に、

> January 2009
> @mire implements full DRIVER 2.0 compliance for the Institute
> of Tropical Medicine.

とありました。もう実装が存在するのかな。

-- 
杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
電話番号:011-706-2524,ファクシミリ:011-706-4099
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp