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[drf:2834] Re: Fwd: [GOAL] Re: op-ed on Research Works Act in today's NYT
- Date: Thu, 12 Jan 2012 16:31:01 +0900
内島課長,皆さま
> しかし、OA誌へのニーズを掘り起こすために、インセンティブ経費を時限付きで
> 積むのはまったく問題ない。
>
> まずはそこから。
>
> いわば、「日本版COPE」ですね。このあたりもJUSTICEとか次期CSIとかに期
> 待ししたい,,,。JUSTICEでコンソーシアム価格のAPCを設定し、次期CSIで
> ナショナルなインセンティブ経費を積んで、導入実験を行い、結果を研究者と
> 共同発表するとか,,,。(妄想)
この妄想,やってみる価値あり,でしょうか。
何事も,新しいことに「全面的に」「本格的に(正式に/運用ベースで)」
実施するのは難しいので,まずは,「部分的に」「実験ベースで」やって
みるのが良いように思います。
一歩を踏み出さなければ何も変わらない(変えられない),という気が
しております。
(2012/01/12 16:06), uchijima hideki wrote:
> 森様 皆様
>
> 内島です。
>
> アイゼン教授の主張をダイレクトに理解すると、ビッグディールをやめて
> その予算をだんだん増えてきているOA雑誌のAPCに充てろ、そうすれば出版社
> は干上がるし、OAは伸びる、ということかと思いました。
>
> これはPLoSとかBMCのような成功誌を支援する、という域を超えてるように
> 感じました。
>
> 現在、OA雑誌による公開論文は250万論文のどれだけをしめるのか、統計
> はある(作れる)はずですが、このAPCのためにビッグディールや雑誌購読を
> やめる訳にはいかないでしょう。OA雑誌だけでは研究はできない。発表者側の
> 視点でなく、利用者の視点にたてばそう言わざるを得ないわけです。
>
> このあたりの統計については、2月のSPARC Japanセミナーで報告があるはず
> ですね?PLoSのビンフィールドにも聞いてみたい点の一つです。
>
> 森さんが触れている、「APC高騰化問題」「コントロールの主体問題」はま
> だまだ、先の話で、speculationの域を出ない、というのが私の感想です。た
> ぶん、生命科学とか一部ではトレンドになりつつあるのでしょうが、全体の問
> 題にはまだならないような気がします。
> しかし、OA誌へのニーズを掘り起こすために、インセンティブ経費を時限付きで
> 積むのはまったく問題ない。
>
> まずはそこから。
>
> いわば、「日本版COPE」ですね。このあたりもJUSTICEとか次期CSIとかに期
> 待ししたい,,,。JUSTICEでコンソーシアム価格のAPCを設定し、次期CSIで
> ナショナルなインセンティブ経費を積んで、導入実験を行い、結果を研究者と
> 共同発表するとか,,,。(妄想)
>
>> 購読費をAPCにすれば,「読者が限定されている格差問題」が誰もが
>> 読めるという解決にはなりますが,「APC高騰化(するであろう)問題」や,
>> 「学術情報流通基盤をだれがコントロールするのか」問題が残ること
>> になるのでしょうか?
> いつかCOPEやその他の結果として、PLoS Oneやその他のイミテーション雑誌が
> 市場を席巻し、研究者からの自主的な予算要請が出始めたら、上記の問題群に取
> り組むことが「できます」ね。また、ハーナッドのグリーン路線も「転覆」され
> るわけですが、まだ時期尚早では。
>
> ──────────────────☆────────
> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
> 2012年1月号を発行しました!
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> DRF(Digital Repository Federation)
> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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国立情報学研究所 学術基盤推進部 学術コンテンツ課 専門員
(SPARC担当) 森 いづみ
〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋2−1−2
Tel: 03-4212-2302,Fax: 03-4212-2375
E-mail: izumi @ xxxxxxxxx
Web: http://www.nii.ac.jp/content/, http://www.nii.ac.jp/sparc/
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