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[drf:125] Re: [drf:123] 著者負担機関ライセンス?



杉田さん、

> 本日、ある国内の学会事務局の方とお話しをしました。
> 「機関単位の契約により、何がしかの経費負担に基づき、当該
>  機関所属研究者のセルフアーカイビングを包括的に許諾する、
>  というのはどうか」
> というアイディアを立ち話レベルでお聞きしました。
> 著者単位のOAオプションの拡大版という感じでしょうか。
> 既にこういう例ってあるのでしょうか。どなたか情報ありまし
> たらお願いします。

これ(杉田さんのでなく、IPAPの)は非常識な発言だと思います。セルフアーカ
イビングというのは、著者が自分の権利を行使するものですから、著者による
出版者への著作権譲渡の際に留保されるべきものです。これは、商業出版社に
とっては常識です。たしかに、最終的な著作権者である出版社が事前に許諾し
ていると考えることはできますが、著作権譲渡を前提として出版しているわけ
ですので、譲渡の条件となるべき「セルフアーカイビング権」(この表現は「権
利」ということばを使っているのでミスリーディングですがお許しを!)を買う
ようなことはあり得ません。

まったく学会出版者はけちで強欲で困ります。あっ

> それから、このメーリングリストには学術出版関係の方々もお
> られると思います

そうなのですか。それでは失言ですね。

土屋