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[drf:2933] Re: SPARC Japan セミナー 2011 「 OA メガジャーナルの興隆」のご紹介
- Date: Sun, 4 Mar 2012 12:21:04 +0900 (JST)
土屋先生
ご教示ありがとうございました。
>>> 2017年には全論文の半数がオープンアクセス誌で出版されるようになり、
>>> 2020年には全論文の9割がオープンアクセス誌で出版されるようになる
>>
>> これは人文・社会科学も含めての話でしょうか?
>> 自然科学だけだとあり得る、という気はしますが。。。
>
>はい。残りの1割が人文社会科学系という計算です。つまり、自然科学系は
>100%OAとなるということです。
それはまた、ずいぶん大胆な予測ですね。
でも、ソ連崩壊の例を引くまでもなく、体制が変わるときは
あっと言う間ですから、起こらないとは言い切れませんよね。
#もっと身に迫った問題として定員割れ地方弱小私大の
破綻ってのもあるのですが。。。
>
> http://poynder.blogspot.com/2012/03/scholarly-publishing-where-is-plan-b.html
>
>がなかなか示唆的です。
はい、このところポインダーのブログは一段と充実していま
すね。長いのでなかなか読み切れないのですが。。。
今回のインタビューの相手はウォール街の投資会社のアナ
リストですか。
この方はエルゼビアのRWA支持に最初から反対で、NIHや米
連邦政府のOA義務化があったところで大量の購読キャンセル
が起こるとは考えられない、というご意見のようですね。
図書館員は今でもビッグディールが好きだから、図書館が
まかなえる範囲に合わせて商売すれば、ビッグディールは
まだ長く続くというようなこともおっしゃってますね。
いずれにせよ、研究者コミュニティ自身が新しい体制の
プランを作らない限り、学術出版は変わらない、というのが
結論でしょうか。。。
栗山 正光
常磐大学人間科学部
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