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[drf:2622] Re: 書籍のカバー、帯の扱いをどうするか



山本@北大図です。

土屋先生ご指摘の「図書館にないもののほうが多い」のは、
電子化以前からそうであり、何も変わってはいないと思います。
今後、図書館が電子化にうまく対応することで、
「図書館にないもの (主に現在、流動的、個人的)」と「図書館にあるもの
(主に過去、固定的、集団による評価済み)」がシームレスに利用できるように
なると良いのではないでしょうか。

例えば何かを調べていて、そのことに詳しい誰かとコンタクトを取れるなら
「それを知りたければ、これを見ろ」とかピンポイントで進展が得られます。
一方、図書館に頼ってみても今はブラウジングして探すぐらいしか手段がなくて、
(残念ながらそれを喜んでいる利用者は多い)、やはりメタデータが足りないのかな、
という気もします。
図書館は、誰か知っている人に直接聞けるという個人的な僥倖を普遍化することで、
時空の制約を超えた情報入手を成立させるための装置としての従来からの機能を
さらに洗練させる必要があると思います。

どうすれば良いのか判りませんが、
メタデータは、情報の生産者や探索者自身が自分用のメタデータを付け加え、
それを共有蓄積していくことでかろうじて、後から似たような探索者が来たときに
役立つ可能性が出てくるのでは。
そう考えると、カバーや帯もメタデータの情報源には成り得るのでは。

---
山本和雄 <ymmt @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>


(2011/08/29 17:38), Masamitsu Kuriyama wrote:
> 皆様
> 話を元に戻すと、学術情報の流通プロセスの本流に関わりたいのであれば、
> 本のカバーや帯は捨ててしまってかまわないし、電子化する必要もないと
> いうことですよね。
> そんなことにエネルギーを使っている暇があったら、もっと他にやること
> があるのではないか。
> あ、いえ、別に筑波の大澤さんをけなしているわけではありません。決して。
>
>    栗山 正光
>    常磐大学人間科学部現代社会学科
>    〒310-8585 水戸市見和1-430-1
>  
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