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[drf:293] Re: [drf:279] Re: [drf:262] 第3回ワークショップ報告



小樽商大 鈴木です。

もう先月となってしまったDRF第3回ワークショップについて、
森石さん、感想をおねだりしておきながら、すみません。

> 紀要といえば、ILLの寸劇を見て思ったのですが、

> 所属著者論文までいかなくても、紀要は発行大学に依頼するのが当たり前というのが
> 正常な気がします。

他大学紀要は受付けないというポリシーの機関もありますよね。
紀要は、機関リポジトリ云々以前に、発行大学が電子公開する
のが当たり前なのかなという気がします。
本学はまだ公開していなくて、誠に申し訳ありません〜。

以下、「ILの寸劇」について、未見の方に説明させてください。
ご存知の方はお読み飛ばしください。

------- koko-kara -------
DRF3の2コマ目の事例報告で、
 話題提供「ドキュメントデリバリーサービスとしての機関リポジトリ」
       (北海道大学ほか)
を北大杉田さんと担当させていただきました。

内容を簡単に言うと、
・ILLは所蔵館主義でIRは著者館主義である。他にも違うところはあるが
・ILLとIRは同じ雑誌危機対抗の情報流通手段である点では同じ。だから、
・もっと2つの業務は接近してもよいはずだ。といったことです。

業務接近のアイデアとして、

1. ILL受付の文献に学内の先生の文献があったら、
 「あなたの論文を読みたい人がいました!」、だからIRに
  掲載しませんか?、とコンタクトするきっかけにできる、
2. その機会を多くするために、
  所属研究者著作文献のILL複写依頼は無料で提供する
 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ということを考えました。

所属研究者の著作ILLを無料で行うのは、IRは無料提供しているのだから、
ILLでも無料で行ってもいいはずだ、という思いもあるのですが(笑)
無料ということで依頼が増えるのではないか、という狙いです。

なぜ依頼を増やしたいかというと、IRに載せたい(IRに載せるために
先生にコンタクトをとるきっかけにしたい)からで、IRに載せれば、
ILLの必要が無くなり、著者も読者も図書館員もハッピーだからです。

また、依頼を増やしたいもう一つの理由として、自学の研究者の文献
流通を把握したいということがあります。
ILLは、著者が全く知らないところでやりとりされている文献流通です。
IRでは、著者はダウンロード回数などを知ることができます。
ILLも同じ図書館員が関わっているサービスとして、著者に文献依頼を
お知らせすることができたらいいなと思いました。


小樽商大では、このアイデアを取り入れることにしまして、現在、
試行中です。
皆さま、小樽商大研究者の著作コピーは小樽商大にどうぞ!

# コメントに記載していただければ嬉しいですが、そうでなくても
# こちらで本学研究者と気づいた受付は無料でお送りします。

------- koko-made -------

といった、以上のアイデアを寸劇とパワーポイントで紹介しました。
寸劇にご協力くださった俳優の皆さまは、次の通りです。(役のabc順)

 筑波大学・高橋課長  (A大学研究者役)
 筑波大学・齋藤専門職員(A大学図書館員役)
 山形大学・米沢ユニット長(B大学研究者役)
 広島大学・上田さん  (B大学図書館員役)
 北海道大学・川村さん (C大学図書館員役)

当日ご紹介しそびれて申し訳ありませんでした。
ありがとうございました。



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>北大 杉田です。
>
>第二部の動画を追加しました。
>
>http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF3
>
>話題提供「機関リポジトリによる文献オープンアクセス化の狙いと戦略」(金沢大学ほか)
>話題提供「ドキュメントデリバリーサービスとしての機関リポジトリ」(北海道大学ほか)
>話題提供「オープンアクセス活動の世界的動向」(千葉大学ほか)
>
>SUGITA Shigeki さんは書きました:
>> 北大 杉田です。
>> 
>> 先週、無事、第3回ワークショップを開催しました。
>> 多くのみなさまにご来場いただきまして、どうもありがとうございます。
>> 
>> 基調講演の模様をWikiに掲載しましたので、参加できなかった方、ぜひ
>> ご覧いただければと思います。
>> 
>>  http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF3
>> 
>> 資料についても可能な範囲で掲載していきたいと思います。
>> 
>> では、次は、1月30〜31日、大阪でお会いしましょう!
>> 
>
>-- 
>杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
>北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
>電話番号:011-706-2524,ファクシミリ:011-706-4099
>HUSCAP http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/
>

-- 
小樽商科大学附属図書館  参考係
鈴木雅子 jako @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Barrel  http://barrel.ih.otaru-uc.ac.jp