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[drf:4144] Re: 「博士論文=出版社版」 の場合の対応について



土屋先生 みなさま

 内島です。学位論文の規定改正の趣旨を踏まえれば、特に医学系の
学位授与の慣行から言えば、「著者最終稿」を公開すべき対象として
認定するのが、いいと(たぶん、図書館のIR担当者はほとんど)思って
いたように思います。

 ですので、その質疑のときはがっくりした人が多かったと推測します。

 先生がおっしゃるように、学位審査元や学位取得者からの要望があれ
ば、もっともいいですね。そうすれば図書館は積極的にこれをサポートで
きます。

 ちなみに私が知る範囲で、著者最終稿の存在と公開許諾の状況をお
知らせして、(逆に)これを学位申請論文とした方が存在しています。


2014年9月3日 14:44 Syun Tutiya <tutiya @ xxxxxxxxxx>:
内島さん、

> NIIで開催されたイベント(学位論文に関する)で、本省の
> 大学院係長が、審査で使われた’もの’でなければいけない
> という見解を質問に対する回答として発言したのが、その
> 根拠です。
> つまり、内容がほぼ同じではなく、審査に使われた’もの’
> を学位論文として見なすという形式的な解釈でした。
> ですので、著者最終稿を審査に使えば、これが公開すべ
> きものになります。

VoRと著者最終版は、(出版者がいうとおり)基本的には中身が同じ'もの"です。
そのことを大学院係長はちゃんとわかっていないのだろうと思います。われわ
れはそれをわかっていますから、同じものを公表しようとする著者を支援すれ
ばよいだけです。ちょっと質問されて、口頭で答えたことを金科玉条とするの
は、自尊心を欠いた小役人根性にすぎません。

土屋


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