[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:4129] Re: 「博士論文=出版社版」 の場合の対応について



高橋さん、

> 「博士論文=出版社版」の場合に著者最終原稿を博士論文の全文として機関
> リポジトリに掲載できないとなると、現場のみなさまは研究者の方にどのよ
> うに説明されるのでしょうか? 私自身、今後も同じ質問をこのメーリング
> リストを読んでいない方からもいただくと思いますので、参考までにどなた
> か解説していただけると嬉しいです。

この件は、ぼくも議論を見ながら困ったものだと思っていた(ところがこの3週
間、本業でいそがしく逃避行動的投稿しかできなかった)ことなので、ご指摘
ありがとうございます。

おっしゃるとおり、著者最終原稿は査読を経た内容のものであり、採択された
論文です。そのあと出版者はコピーエディティグなどを行なうことによって付
加価値を高めて出版しているので、学術的価値について出版者版(登記版? 正本?
version of record)と著者最終版とは等価です。したがって、その内容につい
て学位審査が行なわれたならば、どちらを公表しても、学位論文は公表された
ことになります。ただそれだけのことなので、なんであんなややこしいQ&Aに
してしまったのかがわからなかったところです。

土屋
──────────────────☆────────
月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
 2014年9月号(56号)を発行しました!

DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
─────★─────────────────────