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[drf:3198] Re: フィンチレポート Re: Re: eLife誌関連記事(試訳)
- Date: Sun, 29 Jul 2012 22:59:57 +0900 (JST)
鈴木さん、みなさん、
>> # それにしても、どれにもフィンチレポートが出てきますね。
>> eLifeセミナーのためにフィンチレポートもちょっと押さえておきましょ、
> というわけで、フィンチレポートの
> (1) 事務局のウェブサイト
> http://www.researchinfonet.org/publish/finch/
> (2) Nature掲載記事
> Open access: Let's go for gold
> Michael Jubb (Research Information Network, London, UK.)
> Nature 487, 302 (19 July 2012) doi:10.1038/487302a
> Published online 18 July 2012
> を訳してみました。下手な訳ですみません。
> 間違い等、ご指摘いただければ幸いです。
ありがとうございます。細かいことは別にして、やはり、このFinch Reportに
ついては、勉強するだけではすまない問題が含まれていると思います。という
のも、これまで、イギリスについては、RCUKなどから出ているメッセージは、
基本的に機関において研究者がリポジトリに自分の論文を登載することによっ
て、オープンアクセスの実現を図る、とくに、その登載を義務化することによっ
て全面的な論文オープンアクセスの早期実現を図るという理解でいたと思いま
す。JISC-REPOSITORIESなどのリストにおけるさまざまな取り組み、論調もそ
れを前提にするものでした。
しかし、Finch Reportは、あっけらかんと、そのような経緯は無視したかのよ
うに、論文のOA刊行に研究費助成の一部を割くべしと提案しているようです。
この意味では、これまでのイギリスにおける理解とやや隔絶していると考えら
れます。
したがって、RINのサイトの説明と(かなりの人々がこの結論の背後にあるいく
つかの勢力のひとつとして想定している)NPGの雑誌にRINの人が書いた記事を
紹介するしただけでは、間違いがなかったとしても、このリストの読者におい
てやや誤解や混乱が生まれるのではないかと危惧します。
この点へのご対応について、鈴木雅子さんにはよろしくお願いしたいと存じま
す。
土屋
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