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[drf:2260] シンポジウムご案内
- Date: Sat, 19 Feb 2011 12:12:14 +0900 (JST)
みなさま、
直接このリストには関係ないのですが、千葉大学で企画しているシンポジウム
をご案内申し上げます。電子ジャーナル普及は、雑誌保存庫・利用場所として
の図書館の研究支援機能をほぼ抹消しました。(情報リテラシー教育、データ
ベースユーザ講習の集客が低かったことは別にして)これまで閲覧者サービス
としてしか実施していなかった以上、図書館が学習支援機能を主体的に担って
いたとはいえません。したがって、これからの大学図書館は、滅びつつある印
刷媒体流通の末端のひとつとして細々と生き残るかどうかという問題を残しつ
つも、研究支援とも学習支援とも無縁の存在となっていくという方向性が明確
になりつつあるように思われます。
以上は、私的見解にすぎず、千葉大学としては、そういうペシミスティックな
発想とは無関係に、将来の高等教育全般を展望しつつ、そのような悲観的将来
を克服する試みを図書館を中心として展開しようと考えております。2月28日
開催という直前のご案内になりまことに申し訳ありませんが、すでに他の経路
にて情報入手されたかとも思いますが、あらためて、以下のとおりお知らせ申
し上げます。
プログラムURLは、
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/event/cudnp/
です。
土屋(千葉大学)
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シンポジウム: 出版が変わる 学びが変わる
― 大学教育改革と電子出版のクロスロードに立つ図書館 ―
千葉大学は高等教育の質の向上を求める社会の要請に応え、大学における学
びを変革するために、「アカデミック・リンク」という構想を提案していま
す。大日本印刷株式会社は、そのような学びを支える出版界の電子化の推進
に取り組んできました。両者は、デジタル環境下の大学における教育研究の
改革を促進し、日本の現状を打破するために平成23年4月から共同のプロジェ
クトを発足させることで合意し、その企図に関心を持たれる方とともにこの
課題と計画を広く共有し、発展させる場として、このシンポジウムを企画、
開催することといたしました。
プロジェクトの発足にあたり、現状認識を示し当面の取組みを提案する基調
講演、実際の大学教育現場からの事例報告、そして、教育・図書館・出版と
いう多角的な視点からのディスカッションを通して、電子出版の時代の中で
変わりゆく高等教育の展望・未来像を語り合うことで、出版社、大学、そし
て高等教育改革に関心を持つすべての人々とともに日本の大学教育と知識基
盤の構築の将来を構想したいと考えます。
日時: 2011年2月28日(月) 13:00−17:00
場所: 大日本印刷(DNP)五反田ビル1階セミナーホール(東京都品川区)
主催: 千葉大学・大日本印刷株式会社
プログラム
12:30-13:00 受付
13:00-13:10 開会挨拶 西村 靖敬(千葉大学附属図書館長)
13:10-13:25 文部科学省挨拶
13:25-13:50 基調講演1 『千葉大学アカデミック・リンクの挑戦』
竹内 比呂也(千葉大学文学部教授)
13:50-14:20 基調講演2 『【仕分け】の時代の学術出版 ―新しい学術コミュニケーションの形を求めて、あるいは電子出版時代に学術出版は存在意義を示せるか』
鈴木 哲也(京都大学学術出版会専務理事 編集長)
14:25-14:55 事例報告
『よみがえる事典 ―参考図書の電子的再生と活用―』
佐藤 宗子(千葉大学教育学部教授)
『e-learning環境の活用による物理学教育の改革』
山本 和貫(千葉大学大学院融合科学研究科准教授)
14:55-15:10 試行プロジェクト報告 安平 進(丸善株式会社デジタル
化推進本部)、米田 奈穂 (千葉大学情報部)、池尻 亮子 (同左) 、
川本 一彦(千葉大学総合メディア基盤センター准教授)
15:10-15:30 休憩
15:30-16:55 パネルディスカッション
パネリスト:黒田 拓也 (東京大学出版会営業局長)、 長丁 光則
(大日本印刷株式会社教育・出版流通ソリューション本部営業推進
部企画開発グループリーダー)、竹内 比呂也、佐藤 宗子、山本 和貫
司会: 川本 一彦
16:55-17:00 閉会挨拶 西村 達也(大日本印刷株式会社常務役員)
申込方法:
https://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dF9QbUZBZTd0WF9XdmhJSm10di1HcXc6MQ
参加費: 無料
締め切り: 2011年2月21日(月) ※定員になり次第締め切ります。
問い合わせ先: 千葉大学情報部(附属図書館)学術情報課学術情報グループ
e-mail: fae2248 @ xxxxxxxxxxxxxxxxx
TEL: 043-290-2251, FAX: 043-290-2255
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次は2月、北海道と九州で!
DRFtech-Asahikawa(旭川医科大学,平成23年2月4日)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRFtech-Asahikawa
DRFtech-Kumamoto(仮称)(熊本大学,平成23年2月18日)
DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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