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[drf:2060] Re: Google Scholar に採録されるために
- Date: Tue, 12 Oct 2010 09:58:39 +0900
北海道大学附属図書館 野中です。
北村さま、土屋先生、ありがとうございます。
> > 採録されているなら、このままでいいかなと思ったのですが、
> > 採録依頼をすることで、よりヒットするようになるなら、
> > サーバ管理者に設定の修正をお願いしようかと考えています。
はい。Google Scholarの説明ページ(下記)を見ると
http://scholar.google.com/intl/en/scholar/inclusion.html
Inclusion Guidelines for Webmasters の Indexing Guidelines
を見ると、普通のWEBページだとどれがタイトルでどれが著者か、機械的に判
別しているので間違えることもある。よって採録されなかったり、検索結果ペ
ージ上での表示順が下の方になるかも、とあります。
なので採録されているとしても、可視性を高めたいのであれば、Googleのガイ
ドラインに沿った形(今回で言えばmetaタグにメタデータを記述)にしておく
のがよいと思います。
また、Google Scholarの利用というのは2007年の調査(学術図書館研究委員会
報告(下記))で、国内の研究者がよく利用する論文検索サービスとして
PubMed, WoS, CiNii に次ぐ第4位になっているということであり、私としては
重要視してもよいことだと思っております。
http://www.screal.org/apache2-default/
http://www.screal.org/apache2-default/Publications/SCREAL_REPORT_jpn8.pdf
以上ご判断の参考になれば。よろしくお願いいたします。
> 北村さん、
>
> 野中さんが答えるべきであるのですが、お忙しいようなので。
>
> まず、
>
> > 標記のGoogle Scholarについて質問です。
> > ・本学では、Google Scholarへの採録は申請しておらず、
> > 今回お知らせいただいたDSpaceの設定もやっておりません。
>
> Google Scholarは、もともと勝手にやってきて勝手に持っていくというクロー
> ラなので、「申請」は不要ですし、されても困るということだと思います。そ
> のくせ、「クロールしやすくしてほしい」というある意味で図々しいお願いを
> することがあるというになっています。しかし、クロールされ、検索対象とな
> ることによってクロールされた側でもアクセスが増えることが予想されるので、
> 相互に得になっているということで、勝手で図々しいGoogle Scholarは愛され
> ているわけです。(また、認証が必要で勝手なクロールができないところとは
> 別途さまざまな関係をつけようとしているようです(たとえば、STM出版者等)
> が、利害損得の勘定は同じ論理だと思います)。
>
> ということで、
>
> (中略)
> > ・登録件数の半分しか採録されていない
> > (紀要論文でも採録されているものとされていないものがある)
> > ・bitstreamへのリンクが多く、アイテムページへのリンクが少ない
> > 上記の点は気になるのですが、この結果はGoogle Scholarに採録されていると
> > 考えてよろしいのでしょうか?
>
> 採録(インデスク)はされているが、Googleとしては全部採録したい、高知工大
> さんとしては全部採録されたいということであれば、その採録(インデクシン
> グ)は不完全であるということになります。ただし、
>
> > 採録されているなら、このままでいいかなと思ったのですが、
> > 採録依頼をすることで、よりヒットするようになるなら、
> > サーバ管理者に設定の修正をお願いしようかと考えています。
>
> ということについては、上述のように勝手にクロールですから、「採録依頼」
> をするのではなく、DSpaceに一定の手を加えて、勝手なクローラがやってきた
> ときに上手にクロールしインデクスできるように手を貸す、といっても、たん
> なる設定変更をしてやればいいということです。ということで、リポジトリの
> 可視性を高め、利用を増やしたいならば、あまりむずかいいことを考えずに
> (上に述べてきたことは不当に長ったらしいですが)、修正したほうがいいと思
> います。
>
> 土屋
>
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> 10月18日〜24日はオープンアクセスウィークです
> Unlock and Open 鍵はあなたの手に。
> DRF デジタルリポジトリ連合は,学術研究の自由な共有を支援します。
> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?OAWeek%202010
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北海道大学附属図書館学術システム課
システム管理担当
Mail
nonaka @ xxxxxxxxxxxxxxxxx
TEL
011-706-4025
野中雄司
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