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[drf:3118] Re: アーキビストとライブラリアン
- Date: Thu, 28 Jun 2012 09:21:24 +0900
高橋@民博です。
■力石@核融合研さん
> 「(NIFSの)アーカイブ」は、後世の研究等の資料として供
> するため、とにかく核融合研がらみのメモから何から片っ端
> から収集、整理補完する(対象としている利用者は、一般所
> 員ではなくて、(多分所外の)後世の研究者)
民博のアーカイブズも、館内研究者よりも、館外の研究者からの
問合せ、閲覧照会がメインです。館外の研究者の方は、本当によく
ご存じで、ご教授いただくこともあります。
■土屋@山形大学さん
> 民博様は施設の性質上、大学図書館よりもアーキビストの職域
> が大きいように拝察しました。
あ、そうかもしれないですねぇ、有象無象があるし。ただ、図書
室がなんでもかんでもやるのではなく、分担があって、
標本資料(「物」です) ⇒ 情報企画課(展示も所掌)
文献図書資料(「紙」) ⇒ 情報サービス課(図書室)
映像・音響資料 ⇒ 情報システム課(電算、ネットも)
という振り分けになっています。
それぞれに保管・保存・運用方法が異なるので、「餅は餅屋」と
いうことですかね。
この中で一番「ラフ」なのは当然、情報サービス課、つまり図書
室です。とはいえ、書庫に窓は全くなく、年間を通して日中はエア
コンが運転されていて、大体25度前後ぐらいになっています。湿度
も50%ぐらいだったかな。ま、60%になっても気にしてませんが。な
んやムッとするなぁと(笑) ちなみにマイクロ室は、18℃45%です。
どちらも集中管理なので、図書室では何もできません。
情シ課なんて、市販CDでも恒温恒湿(18℃35%だったかな)に保
管しています。利用する時は、室温に慣らす必要があるので、モノ
によっては一週間後ぐらいになったりします。
標本資料はもっと大変。一度外に出すと、必ず燻蒸処理をしてか
らでないと収蔵庫に戻せませんから、ものによっては一ヶ月ぐらい
かけて燻蒸したり...えと、なんの話でしたっけ(・・;)
> 図書館員としても一定のアーキビスト的知識・
> スキルを得る努力が必要かもしれないですね。
ジレンマに苦しむんじゃないでしょうかね。
僕自身は、アーキビスト的な考え方に馴染めず、梅棹資料室の方
とずいぶん衝突しましたよ。もう、全然かみ合わないので。しまい
に「寄贈された図書は、どんなものでも特別扱いはしない。帯やカ
バーは捨てる。しおりや出版案内が挟まっていたら捨てる。IDラベ
ルはここに貼る、磁気テープも入れる、蔵書印やらなんやら所定の
位置に押しまくる。サインがしてあるからと言って有難がったりは
しない。それが嫌なら寄贈せんといて」(ノ-"-)ノ~ ┻━┻
とまで言いましたからね。
誤解のないように申し添えさせていただきますが、今ではとても
仲良しですよ(^○^) もちろん、譲りませんが <(`^´)>
宝光院文書データベース、凄いですね。整然としていますね。見
やすく、検索もできるし、わかりやすい。ゼミにお願いしたのは正
解ですね。図書館員だと、こんな風には作れないでしょう。目録頭
ですから。うーん、見やすいし、きれいだなぁ。
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国立民族学博物館 情報管理施設 情報サービス課
高 橋 安 司 ( TAKAHASHI, Yasushi )
TEL:06-6878-8227 FAX:06-6878-8249
E-mail: taka8441 @ xxxxxxxxxxxxxxxxx
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