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[drf:3465] Re: 学位規則の改正案に関するパブリックコメント



企画WG 杉田(小樽商大)です。長文失礼。

(2012/11/30 18:19), Syun Tutiya wrote:
> まあまあ、たかが「公的文書」です。しかし、具体的に考えていったいどうい
> うことになるのか、各大学における対応を考えて、そのなかで図書館なり、機
> 関リポジトリがどう動けばよいのかのを考えないといけないタイミングです。

これから起きることは、

1. 成案となる
2. 各大学にその情報が流れてくる
3. なかに「機関リポジトリ」という文言が出てる

 ※ここで情報を受けた総務担当部署に、ああ、あの図書館の
  やってるやつだな、と気付いてもらえる必要がありますね

4. 大学内で、どのように改正案を運用しようかという相談になる

という感じになりましょうか。

この 4. において、リポジトリサイド具体的な懸案事項を吟味しておく必要が
ありますね。共通的な懸案について思いつくところを挙げてみますと、

(1) メタデータの問題
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・学位論文メタデータ標準案
 http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?plugin=attach&refer=DRF4&openfile=Proposal%20Metadata%20Elements%20forDissertation%EF%BC%88drf4%EF%BC%891.pdf
 (第4回DRFワークショップ「日本の機関リポジトリとそのテーマ2008」.平成20年11月27日)
・学位論文ネットワークとメタデータ標準案/富田健市(東京工業大学)
 http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?plugin=attach&refer=DRF-Ookayama&openfile=021009_05.pdf
 (DRF地域ワークショップ(関東地区).平成21年2月9-10日)

いよいよこれらのエレメントセットの実装、クロスウォークの実装
(場合によっては再吟味も?)

各リポジトリ、お金かかります。
それか、有志でどこかに集まって教え合いながら自分のリポジトリの設定・
修正作業をする?

(2) 国立国会図書館への電子的納本方法
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
SWORDでやるか、あるいはオランダのようなリソースハーベスティングでやるか。
個人的には、オランダ方式がスマートに思います。

これも各リポジトリ、お金かかります。

もっとも、それには国立国会図書館側にもシステム的な措置が必要となってしま
いますが、しかしもはやCDRやUSBスティックやメール添付で送るとか、そういう
原始的なことは避けたいです、よね?

※オランダの方式はどんなものかというと、DRIVERガイドライン日本語版の
 「MPEG-21 DIDL (xml コンテナ) の使用-複合オブジェクトのラッピング」の
 「背景情報」のところに情報があります。
 http://www.driver-support.eu/documents/DRIVER_Guidelines_v2_japanese.pdf

> DIDL XML コンテナは元々、MPEG-21 DIDL の初めての実装としてSURF のDARE プログ
> ラムで開発された。この開発は次の論拠による。
>  ・長期保存を目的としてE-Depot システムにリソースを入力するため、ローカル
>   リポジトリから国立図書館へデジタルリソース(PDF など)を転送するOAIPMH
>   を介したリソースハーベスティングのためのソリューション
(中略)
> DIDL XML コンテナは2006 年夏以降DARE で使用されている。その結果、現在、オラン
> ダの全リポジトリのコンテンツがオランダ王立図書館のE-Depot システムに収められて
> いる。

(3) その他、どんなことを考えておけばいいでしょうね?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・PDFフォーマット?
・ついでにETD-MS対応してNDLTD(国際的な学位論文目録)にもメタデータ提供?
・各大学で、対教務部門の学内説明向けに使えるプレゼン資料のテンプレートの
 ようなものをみんなで作ってみておく?


とりあえず私の思いつくところは以上。
このMLには、本件についての大学図書館サイドの議論参加者の方々もおられると
思います。情報あればください。それから、ここでの話も必要に応じて汲み上げ
ていってもらえますでしょうか。

というわけで技術サポートWGの方、それからとくにメタデータについては目録業
務経験のある担当者の方、あと広報WGも?、出番です!
一緒に改正に備えましょう。

-- 
杉田茂樹 <ssugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
小樽商科大学学術情報課長(附属図書館)
電話番号:0134-27-5269,ファクシミリ:0134-27-5278
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