[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:544] RE: [drf:542] Re: [drf:541] Re: [drf:540] Re[2]: [drf:536] RE: [drf:535] doiが決まれば出版扱い?



谷藤様、栗山様
 
コメントありがとうございます。
 
エルゼビアのArticles in Pressには、以下の3段階があります。
なお、Articles in Pressを提供するか、またどの段階のものを使用するかは、
各ジャーナルのpublisherの判断によります。
・Accepted Manuscript
 著者から受け取ったファイルをそのままPDF化し、簡単な表紙を付けたもの
・Uncorrected Proof
 原稿の体裁は冊子体と同じものになっているが、著者校正が終わっていないもの
・Corrected Proof
 著者校正も終わり、Volume/Issue/Pagesが割り振られるのを待っているもの
 
話題が、校正段階における修正についての話に移っているような気がしますが、
著者原稿のIRへの搭載という最初の話題に戻ると、Articles in Pressの段階で
IRに搭載されても、冊子体が発行されてからIRに搭載されても、早さ以外の点
では違いはありません。通常、IRへの搭載が認められている著者原稿は、受理
された時点のもの(査読の結果までは反映できる)であり、受理後の校正段階
での修正を反映することは認められていないからです。つまり、Articles in
Pressの段階で搭載しようが、冊子体が発行されてから搭載しようが、搭載できる
著者原稿の内容は同じということになります。
 
エルゼビア・ジャパン株式会社
高橋 昭治
 

________________________________

From: owner-drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx 代理 M. Tanifuji
Sent: 2008/06/05 (木) 18:12
To: Masamitsu Kuriyama
Cc: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
Subject: [drf:542] Re: [drf:541] Re: [drf:540] Re[2]: [drf:536] RE: [drf:535] doiが決まれば出版扱い?




栗山様

実は<実体験からコメントするのですが>Articles in Pressとは
日本語では初校版のことなので、著者が校正をしている(印刷に
回った著者原稿が、出版紙面体裁として正しく表現されているか
を確認している最中の)版です。ですから、体裁としては出版社版
ですが、著者修正は入りますし、その修正範囲は多岐にわたります。
希にはページ差し替えもあったりするくらいです。その修正理由は
著者側のミス、出版者側の製作工程のミスの両方があります。

・・・なので、そのような校正中の版を、アチコチで見れるようにしたら、
最終版(著者確認も終わって出版社Published dateがついた版)が
出たときには、アチコチのリンク先が最終版であることは必須。
それを実現するためにはDOI(Articles in Press版と最終版は同じ
DOIだ、という前提で)さえつけておけばテクニカルには解決するのですが。。

谷藤幹子/NIMS


On Thu, 05 Jun 2008 19:03:08 +0900
Masamitsu Kuriyama <mtkuri @ xxxxxxxxxxxx> wrote:

MK>
MK> 谷藤様,高橋様
MK> ここでいうArticles in Pressというのはdoiがついてサイエンス・ダイレクトで
MK> 公開されたものということですから,まさに出版社版でもはや著者修正は
MK> 入らないんじゃないのでしょうか?
MK> 私が誤解してるのでしょうか?
MK>
MK>             栗山 正光
MK>             常磐大学人間科学部現代社会学科
MK>             〒310-8585 水戸市見和1-430-1
MK>
MK>
MK> ----- Original Message -----
MK> From: "M. Tanifuji" <TANIFUJI.Mikiko @ xxxxxxxxxx>
MK> To: "Takahashi, Shoji (ELS-TOK)" <S.Takahashi @ xxxxxxxxxxxx>
MK> Cc: <drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx>
MK> Sent: Thursday, June 05, 2008 6:34 PM
MK> Subject: [drf:540] Re[2]: [drf:536] RE: [drf:535] doiが決まれば出版扱い?
MK>
MK>
MK> >
MK> > 高橋様
MK> >
MK> > 斎藤さんからのご質問を横取りするようで恐縮です。
MK> > 高橋様のご教示、有難うございます。そうしますと、Articles in Pressの
MK> > ように、かなり高い確率で構成段階での著者修正がはいる(最終形とは
MK> > 異なる、場合によって数値まで変える人もいる、というような)状態のもの
MK> > でも、オリジナリテイの確保(内容が多少変わったかもしれなくても公開
MK> > によって確保してしまう)と言って良い、ということなのですね。
MK> >
MK> > なるほど。
MK> >
MK> > これはプレプリントサーバーの公開原稿も、レビューされた論文(原著
MK> > 論文)も、変わるかもしれないレビュー済み論文(著者版IR原稿)も
MK> > 区別なく、公刊(アイデアの先取性)という点においてさえ差がないと言え、
MK> > 我ながら意外感とともに、研究所の研究者にも、ともかく早く
MK> > どこかに載せてしまうが勝ちと、勧めるべき(IR意図)かとも理解しました。
MK> >
MK> > (本当なのかなぁ、、、という気持ちがぬぐえないものの)
MK> >
MK> > IR専門家の皆さんではとっくに認識されていることなのかもしれず、
MK> > もしかしたら失礼をしました。
MK> >
MK> > 谷藤幹子/NIMS
MK> >
MK> >
MK> >
MK> > On Thu, 05 Jun 2008 16:59:55 +0800
MK> > "Takahashi, Shoji (ELS-TOK)" <S.Takahashi @ xxxxxxxxxxxx> wrote:
MK> >
MK> > TS(> 物質・材料研究機構
MK> > TS(> 谷藤 様
MK> > TS(> 
MK> > TS(> ScienceDirectの場合には、ほとんどの場合、論文の履歴として
MK> > TS(> 以下の4つの日付が掲載されています。この日付は、論文の
MK> > TS(> HTML版とPDF版の両方に記載されています。
MK> > TS(> - Received
MK> > TS(> - Revised
MK> > TS(> - Accepted
MK> > TS(> - Available online
MK> > TS(> 
MK> > TS(> Available onlineが、Articles in PressとしてScienceDirectで
MK> > TS(> 公開された日なので、論文公開日はAvailable onlineの日付と
MK> > TS(> 考えていただいて大丈夫だと思います。
MK> > TS(> 
MK> > TS(> Articles in Pressに掲載される前に、受理された論文の著者原稿が
MK> > TS(> IRに掲載されてしまう可能性がゼロとは言い切れませんが、IRに
MK> > TS(> 掲載する際にはDOIの記載をお願いしていますので(つまりその時点で
MK> > TS(> オンライン版が存在する)、正しく運用していただける限りは、その
MK> > TS(> ような状況は起こらないはずと考えています。
MK> > TS(> 
MK> > TS(> エルゼビア・ジャパン株式会社
MK> > TS(> 高橋 昭治
MK> > TS(>
MK> > TS(>
MK> > TS(> ________________________________
MK> > TS(>
MK> > TS(> From: M. Tanifuji [mailto:TANIFUJI.Mikiko @ xxxxxxxxxx]
MK> > TS(> Sent: 2008/06/05 (木) 16:27
MK> > TS(> To: Takahashi, Shoji (ELS-TOK)
MK> > TS(> Cc: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
MK> > TS(> Subject: Re: [drf:536] RE: [drf:535] doiが決まれば出版扱い?
MK> > TS(>
MK> > TS(>
MK> > TS(>
MK> > TS(> 高橋様
MK> > TS(>
MK> > TS(> そうなのですね、知らなかったです。そうしますと、論文公開日は
MK> > TS(> だれが、どのバージョンを保証するのでしょうか。多分、ScienceDirect
MK> > TS(> より前にIRが出版する可能性はないので心配不要、ということなのですね?
MK> > TS(>
MK> > TS(> そうなのですか・・・
MK> > TS(>
MK> > TS(> 谷藤幹子/NIMS
MK> > TS(>
MK> > TS(>
MK> > TS(> On Thu, 05 Jun 2008 10:57:02 +0800
MK> > TS(> "Takahashi, Shoji (ELS-TOK)" <S.Takahashi @ xxxxxxxxxxxx> wrote:
MK> > TS(>
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> 筑波大学斎藤さま、DRFのみなさま
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> こんにちは。エルゼビアの高橋です。エルゼビアのジャーナルが例
MK> > TS(> TS(> に挙がっていますので、コメントいたします。
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> エルゼビアの場合には、Articles in Pressの時点でリポジトリに
MK> > TS(> TS(> 搭載していただいて大丈夫です。
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> エルゼビアでは、著者原稿をリポジトリに搭載する際に、書誌情報
MK> > TS(> TS(> とDOIを記載することをお願いしていますが、Articles in Pressを
MK> > TS(> TS(> 掲載する時点ではDOIのみの記載で結構です。しかし、最終的に
MK> > TS(> TS(> Volume/Issue/Pagesが確定した時点で、書誌事項を追加で記載して
MK> > TS(> TS(> いただく必要があります。
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> ちなみに、Articles in Pressは、Volume/Issue/Pagesは決定して
MK> > TS(> TS(> いないものの、通常の論文と同様に参考文献として引用することも
MK> > TS(> TS(> 可能です。エルゼビアの場合には、Articles in PressのPDFの最初
MK> > TS(> TS(> のページに以下のような引用方法が注釈として掲載されています。
MK> > TS(> TS(> (たぶんこれが今回問い合わせがあった先生の論文だと思います。)
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> Please cite this article in press as: Okushima, S.,
MK> > TS(> TS(> Tamura, M., A double calibration approach to the estimation
MK> > TS(> TS(> of technological change, J Policy Model (2008),
MK> > TS(> TS(> doi:10.1016/j.jpolmod.2008.03.003
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> 最後に宣伝をさせてください。
MK> > TS(> TS(> エルゼビア・ジャパンでは、7月17日(木)東京、18日(金)大阪で
MK> > TS(> TS(> 「ライブラリ・コネクト・セミナー2008」を開催いたします。今年の
MK> > TS(> TS(> テーマは「Return on Investment 〜 図書館への投資効果 〜」です。
MK> > TS(> TS(> プログラムの詳細およびお申し込みはこちらから。
MK> > TS(> TS(> http://japan.elsevier.com/lc2008/
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> -----------------------------------------------------
MK> > TS(> TS(> エルゼビア・ジャパン株式会社
MK> > TS(> TS(> マーケティングマネージャー 高橋 昭治
MK> > TS(> TS(> 〒106-0044 東京都港区東麻布1-9-15 東麻布一丁目ビル4階
MK> > TS(> TS(> TEL: 03-5561-5994(直通) 5034(代表) FAX: 03-5561-5047
MK> > TS(> TS(> E-mail: s.takahashi @ xxxxxxxxxxxx
MK> > TS(> TS(> http://japan.elsevier.com <http://japan.elsevier.com/>  <http://japan.elsevier.com/>
MK> > TS(> TS(> -----------------------------------------------------
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> -----Original Message-----
MK> > TS(> TS(> From: owner-drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx [mailto:owner-drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx] On Behalf Of Mika SAITO
MK> > TS(> TS(> Sent: Wednesday, June 04, 2008 6:16 PM
MK> > TS(> TS(> To: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx
MK> > TS(> TS(> Subject: [drf:535] doiが決まれば出版扱い?
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> DRFの皆様
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> 筑波大学の斎藤です。
MK> > TS(> TS(> 先生からご提供いただいた論文のポリシーを調べていて、
MK> > TS(> TS(> ご相談したいことがあります。
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> それは、Journal of Policy Modelingという雑誌に掲載予定の
MK> > TS(> TS(> 論文で、先生からは、「Elsevierのwebサイトでは、
MK> > TS(> TS(> article in pressのところからすでに公開されており、
MK> > TS(> TS(> 紙媒体の出版待ちである。最近ではdoiが決まれば
MK> > TS(> TS(> 出版扱いのようなので、送りました。」
MK> > TS(> TS(> とのコメントをいただきました。
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> ご相談は「doiが決まれば出版扱い?」、
MK> > TS(> TS(> それから「紙媒体の出版を待たずにリポジトリに登録OK?」です。
MK> > TS(> TS(>  
MK> > TS(> TS(> これに関連した疑問ですが、
MK> > TS(> TS(> 最近は、アクセプトされた直後に、
MK> > TS(> TS(> リポジトリに著者最終原稿を提供してくださる先生が
MK> > TS(> TS(> 少しずつですが増えてきており(とてもうれしいです、でも)、
MK> > TS(> TS(> その場合もリポジトリへの登録のタイミングをどうするかで
MK> > TS(> TS(> 悩んでいます。
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> ご教示いただければ幸いです。
MK> > TS(> TS(> どうかよろしくお願いします。
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> #
MK> > TS(> TS(> 余談ですが、別の先生からいただいた著者最終原稿で、
MK> > TS(> TS(> SHERPA/RoMEOで雑誌名から検索した出版社のポリシーに
MK> > TS(> TS(> したがって登録準備を進めていたら、この雑誌のコピーライト表示が、
MK> > TS(> TS(> 「2008 Society for ○○. Published by ××. All rights reserved.」
MK> > TS(> TS(> となっていることに気付きました。
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> 著者の気持ちになって、最初から原典に当たって、
MK> > TS(> TS(> 学会と著者との間の著作権譲渡契約を確認していれば・・・。
MK> > TS(> TS(> 反省です。(でもつい、まずはSHERPAに頼ってしまうf^^;
MK> > TS(> TS(> それに学会のHPに記載がないー!問い合わせなくちゃです)
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(> TS(> *---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
MK> > TS(> TS(> 斎藤 未夏
MK> > TS(> TS(> 筑波大学附属図書館情報管理課専門職員(リポジトリ)
MK> > TS(> TS(> yano @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
MK> > TS(> TS(> Tel:029-853-2470 Fax:029-853-6311
MK> > TS(> TS(>
MK> > TS(>
MK> > TS(> NIMS 谷藤幹子
MK> > TS(> Tel. 029-859-2041(直通), 2494(共通)
MK> > TS(> Fax. 029-859-2400
MK> > TS(> http://www.nims.go.jp <http://www.nims.go.jp/>  <http://www.nims.go.jp/>
MK> > TS(> http://e-materials.net <http://e-materials.net/>  <http://e-materials.net/>
MK> > TS(>
MK> > TS(>
MK> > TS(>
MK> >
MK> > NIMS 谷藤幹子
MK> > Tel. 029-859-2041(直通), 2494(共通)
MK> > Fax. 029-859-2400
MK> > http://www.nims.go.jp <http://www.nims.go.jp/> 
MK> > http://e-materials.net <http://e-materials.net/> 
MK> >

NIMS 谷藤幹子
Tel. 029-859-2041(直通), 2494(共通)
Fax. 029-859-2400
http://www.nims.go.jp <http://www.nims.go.jp/> 
http://e-materials.net <http://e-materials.net/>