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[drf:4289] Re: PLOS誌とデータ管理



みなさま,

まとまりのない問いかけに,事例等のコメント,ご教示,ご意見
ありがとうございました。


大園さん,岡大の例ありがとうございます。
阪大も同じ条件で見てみました。
157件あって,いくつか開いてみたところ,外部データリポジトリにfigshare
を利用している論文が多い一方,外部にはデータをいれていないものもあり,
学内(研究科内)の独自のデータリポジトリらしきものを利用している?と思わ
れるケースも見つかりました。


吉川さま,JaLC DOI付与の事例ありがとうございました。
恥ずかしながら,「登録実験プロジェクト中間報告会」は把握していませんでした。
紀要論文などにselfDOIは付与しやすいだろうし,学内広報にもきっと
既に使っておられるんだろうなと思いましたが,
それもどの程度の大学・機関で実装始めているのか,という疑問と,
「研究データ」を扱う際に,「データも扱える」と「doi付与」がセットだと,学内の
研究者に話がしやすいかも,という思いつき(?)の2つがありました。

研究データに関しては,実験プロジェクト中間報告会の千葉大さんの資料が
参考になりました。
https://japanlinkcenter.org/top/doc/150703_2_7_chibadaigaku.pdf
どの程度のデータを扱うかというポリシーと,メタデータ記述の具体的なところが
これからの課題と明言されていてわかりやすかったです。
その意味では,論文関連のデータはメタデータを作成しやすいのではという
気がしました。


栗山先生,
> そうすると、CNRIのhandle(hdl: で始まるやつ)はもうやめて、
> JaLCに乗り換えた方がいいということですかね?

これは私もどうなのだろうと思いました。。
handle対応していれば,doiでなくてもよいのではとも思いますが,
研究者の間で通りの良いdoiはあったほうが広報的にいいのかなあ
という気もします。
乗換?というより,併記?できるのでしょうか。


谷藤さん,すっきりしたコメントをありがとうございました。
仰る通り,機関リポジトリの位置付けと活用について教員と共通の
認識を持てるようになる,少なくとも機関にはセルフアーカイブできる器が
きちんとあることを知らしめる,は,今なお最大の課題なのではないかと
いうように思っています。それには機関リポジトリがきちんと研究者のニーズ
に合っているか,をもっといろいろ知りたいし,「こうやれば正解」はないよう
にも思いますので,試行錯誤が続くのだろうとも思います。



-----------------
2015年7月27日 22:41 Jiro Kikkawa <jiro.kikkawa @ xxxxxxxxx>:
土出 様
みなさま

はじめて投稿します。筑波大学大学院の吉川です。

> 既に70機関がNII経由でJaLC準会員になっているということで,オリジナルのdoiの付与
> 事例がすでにあればお伺いしたいです。

これはJaLC準会員がJaLC DOIを自らのコンテンツに
付与している事例について、という意味でしょうか?
もしそうであれば、「オープンアクセス・サミット2014」
での北海道大学、静岡大学、麻布大学の機関リポジトリ
の事例報告が公開されています。資料は以下のURLです。
http://www.nii.ac.jp/irp/event/2014/OA_summit/

また、今月3日に開催された「ジャパンリンクセンター
研究データへのDOI登録実験プロジェクト中間報告会」
の資料も公開されています。
https://japanlinkcenter.org/top/index.html#top_event


2015年7月27日 18:37 TSUCHIDE, Ikuko <tsuchide @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>:
> 谷藤さま,
> 恒松さま,
>
>
> ご教示ありがとうございます。土出です。
> 既に70機関がNII経由でJaLC準会員になっているということで,オリジナルのdoiの付与
> 事例がすでにあればお伺いしたいです。
>
>
> PLOSのデータ管理のためのリポジトリですが,メジャーなデータリポジトリがある分野
> はもちろん,わざわざ機関のリポジトリに搭載しなくてもよいかと思います。なくても,
> figshareやZenodoに登録すると言われればそれまでですので,機関のリポジトリは
> 研究者もしくは所属機関にとってそれらに勝る何らかのメリットがないといけないですね。
>
>
>
>
> ----------------------
> 2015年7月27日 14:19 恒松直幸 <naoyuki.tsunematsu @ xxxxxxxxx>:
>>
>> 土出様、前田様、
>>  皆様、
>>
>> 「研究(系)機関のリポジトリはPLOS誌の受け皿として売り込めるんじゃ
>> ないかという気がしました。
>> 」
>>
>>
>> 話は、そんなに簡単ではない、と思います。
>> http://journals.plos.org/plosone/s/data-availability
>> をスクロールダウンすると、Recommended Repositoriesという項目が出てきて、100近いリポジトリーの名前が挙がっています。
>>
>>
>> Recommendedであって、Requiredではありませんから、このリストにないリポジトリーを使えない、という事ではないと思います。しかし、雑誌の編集側との交渉が必要になるのではないか、と思います。
>>
>> PLOSに投稿しようとする研究者の視点で考えると、面倒な交渉をするよりも、これらのリポジトリーのどれかにデータを格納する方が簡単ではないでしょうか。
>>
>> また、少なくともRegistry of Research Data Repositories
>> (Re3Data)に登録されていないリポジトリーは、雑誌の編集側としても「そのリポジトリーって、大丈夫なの?」という疑問を持たざるを得ないでしょう。
>>
>> 雑誌のタイトルと同様に、データリポジトリーも知名度や認知度が重要な時代になっていると思います。
>>
>> 恒松//JST 知識基盤情報部
>>
>>
>> 2015年7月27日 13:58 M. Tanifuji <tanifuji.mikiko @ xxxxxxxxxx>:
>>>
>>> JaLC新規会員、お待ちしています!そして民活も・・ 谷藤
>>>
>>>
>>> On Mon, 27 Jul 2015 13:50:27 +0900
>>> Shinji Maeda <maeda @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
>>>
>>> > 谷藤 さま
>>> > みなさま
>>> >
>>> > 阪大 前田 です。
>>> >
>>> >
>>> > あっ、NII には下のほうにあったのですね。
>>> > ありがとうございました。
>>> >
>>> >
>>> >
>>> > On 2015/07/27 13:33, M. Tanifuji wrote:
>>> > > 土出様、前田様
>>> > >
>>> > > JaLC正会員22,準会員はJST傘下が949、NII傘下が70とありますね。
>>> > > https://japanlinkcenter.org/top/doc/list%20of%20members.pdf
>>> > >
>>> > > 谷藤幹子/NIMS
>>> > >
>>> > >
>>> > > On Mon, 27 Jul 2015 13:07:58 +0900
>>> > > Shinji Maeda <maeda @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
>>> > >
>>> > >> 阪大 土出 さま
>>> > >> みなさま
>>> > >>
>>> > >> 阪大 前田 です。
>>> > >>
>>> > >>
>>> > >>> はたまた,PLOS誌の場合,うちのリポジトリはdoi付与はできないけど,
>>> > >>> handle対応してるからこれでaccession numbers と見なして使えるお,
>>> > >>> という解釈はありか?
>>> > >> handle は当然、accession number だと思っています。
>>> > >> 要は、その資源の安定的確定的なネット上の所在地のことでしょう。
>>> > >>
>>> > >>> さてNIIがJaLC準会員募集を今年から始めておられたかと思いますが,
>>> > >>> 会員の登録ってどのくらいされてるんでしょうか。
>>> > >> ↑これは私も知りたい。 (^_^)
>>> > >>
>>> > >>
>>> > >>
>>> > >> On 2015/07/27 12:29, TSUCHIDE, Ikuko wrote:
>>> > >>> みなさま,
>>> > >>>
>>> > >>> ご無沙汰をしております。土出@阪大です。
>>> > >>>
>>> > >>>
>>> > >>> 先日(10日前),東北学院大の佐藤義則先生の講義をとある研修で受けまして,
>>> > >>> 「PLOS ONEでは論文に関するデータは登録して公開するようにというポリシー
>>> > >>> になっている」
>>> > >>> と教わりました。
>>> > >>> その後,NIMSの方からも同じ内容のお話を伺いました。
>>> > >>>
>>> > >>>
>>> > >>> PLOSの記事にデータ公開に関するものが確かにあり,
>>> > >>> http://journals.plos.org/plosone/s/data-availability
>>> > >>>
>>> > >>> ・例外を除いて原則データ出すように
>>> > >>> ・データにはdoiまたはaccession numbers を振るように
>>> > >>>
>>> > >>> とよめます。
>>> > >>> (もちろん,例外はあり)
>>> > >>>
>>> > >>>
>>> > >>> 研究(系)機関のリポジトリはPLOS誌の受け皿として売り込めるんじゃ
>>> > >>> ないかという気がしました。
>>> > >>> PLOS誌への投稿,WoSをざっと引いてみた感じでも,阪大関係の著者
>>> > >>> の論文が2014年で129件ヒットします。
>>> > >>>
>>> > >>>
>>> > >>> さてNIIがJaLC準会員募集を今年から始めておられたかと思いますが,
>>> > >>> 会員の登録ってどのくらいされてるんでしょうか。
>>> > >>> doi付与はリポジトリコンテンツに対して既に始まってるのか。
>>> > >>> 始まっているとして,それをウリに学内広報はどれくらいやっているか?
>>> > >>>
>>> > >>>
>>> > >>> はたまた,PLOS誌の場合,うちのリポジトリはdoi付与はできないけど,
>>> > >>> handle対応してるからこれでaccession numbers と見なして使えるお,
>>> > >>> という解釈はありか?
>>> > >>>
>>> > >>>
>>> > >>> うちではこんなんあった,とか,doiつけました,等々,
>>> > >>> 教えていただければ幸いです。
>>> > >>>
>>> > >>>
>>> > >>>


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吉川 次郎 Jiro Kikkawa
筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科
博士前期課程2年次 逸村裕研究室
Gmail: jiro.kikkawa @ xxxxxxxxx
Mail: jiro @ xxxxxxxxxxxxxxxxxx
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月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
 2015年7月号(66号)を発行しました!

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土出郁子(TSUCHIDE, Ikuko)
大阪大学附属図書館 総合図書館資料管理主担当
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TEL: 06-6850-5063 FAX: 06-6850-6044

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