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[drf:4339] Re: 海外大学図書館における研究データ公開支援について



「意味論的」という言葉で、やっと話の筋道が見えてきました。


Dataについて、それをどう作ったか?という点に着眼すると、
たとえば、
 Experimental data
 Observational data
といった区分を設けることができると思います。

UKアーカイブの
 Interview transcript
 Focus Group
というのは、Observational Dataの下位区分に相当するように見えます。
つまり、
Interviewという方法を使って作ったObservational data
Focus Groupという方法を使って作ったObservational data
という感じです。

Dataと論文の関係で言うと、「論文に使われたデータ」は、特別扱いする必要があると思います。
ただし、「特別扱い」の方法としては、少なくとも2つのアプローチが考えられます。

  Published Data
という下位概念を設定する

    Dataの版管理の中で
Version=Version of the record
    とする

「論文に使われたデータはオープンアクセスにする」というルールが確立すると仮定すると、
アクセス制御や、DOIを付与することや、論文へのリンクを張る、といった作業が発生するでしょうから、
この事も含めて考えると、下位概念を設定した方が仕事がしやすくなるのではないかと思います。せ


ただし、山本さんが指摘しているように、「面倒な話は全部メタデータに押し込んでしまえ」というCOARのやり方も一理あると思います。

2015年9月10日 10:47 Kazuo YAMAMOTO <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>:
山本@横国大図です。

話を元に戻して、

> LIBLICENSEやGOALに流れた通り、COARが資源タイプに関する統制語彙の
> 国際的標準化の議論(+パブコメ募集)をしており、その中で、科学デー
> タに付す語彙が、
>
>  dataset
>
> のひとつしか定義されていない

COAR の考えでは、dataset は単独で捕捉するものでなく、
研究プロジェクトや研究成果とリンクするので、
意味論的にはそちらからたどることができるでしょ、
という発想なのかな?

杉田さんとしては、dataset を独立事象として捕捉したい。ということ?
形式的には、データの採集対象とか、採集方法、時期、場所などの 5W1H。
そのうち what? に相当する記述を統制語化しておきたい、という話に
なるのかな。

---
山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>


2015-09-10 10:28 GMT+09:00 Kazuo YAMAMOTO <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>:
> 山本@横国大図です。
>
>> 形態区分的なものでなく、意味論的?な区分は考えられないですかね。
>
> 意味、といえば主題分類。
> 慣れ親しんでいるモノとして、NDC 補助表・助記法を挙げねばなるまい。
>
> ---
> 山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
>
> 2015-09-10 10:17 GMT+09:00 杉田茂樹 <ssugita @ xxxxxxxxxx>:
>> 杉田です。
>>
>> 形態区分的なものでなく、意味論的?な区分は考えられないですかね。
>>
>> UKデータアーカイブ(人社系)では、
>>
>> http://discover.ukdataservice.ac.uk/QualiBank
>> (左ペインの「Resource type」を開く)
>>> Interview transcript (464)
>>> image (156)
>>> Essay (154)
>>> Reports (139)
>>> Annotated questionnaire (100)
>>> audio (3)
>>> User Documentation (2)
>>> Web resource (1)
>>> Focus group (0)
>>> Interview summary (0)
>>> Open Ended Question (0)
>>> Survey Booklet (0)
>>
>> というようなResource typeを持っているようです。
>> (ここにもimageとかaudioとか形態ありますが。)
>>
>>
>>
>> On 2015/09/10 10:01, Kazuo YAMAMOTO wrote:
>>> 山本@横国大図です。
>>>
>>> データを管理する単位はファイル毎で、
>>> メタデータもファイル毎に付与することになるとして。
>>>
>>> データファイル一般の識別に関して、普及してる例では、
>>> Windows の拡張子。しかし、どのアプリに受け取らせるかの話なので
>>> ぐちゃぐちゃしてますが。
>>> (昔の) Mac OS の Resource Fork はデータ側で情報を持つので、
>>> 構造化はされてますね。
>>> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF
>>>
>>>
>>> データアーカイブの必要要件として、データのバージョン管理と
>>> データを処理すべきソフトウェアのバージョン管理が肝要になる
>>> ようですが、なんだか昔の Mac OS に先祖がえりの気分。
>>>
>>> ---
>>> 山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
>>>
>>>
>>> 2015-09-10 9:11 GMT+09:00 杉田茂樹 <ssugita @ xxxxxxxxxx>:
>>>> 恒松さん、栗山さん、池内さん、
>>>>
>>>> 千葉大 杉田です。
>>>>
>>>> どうもありがとうございます。いつも勉強になります。
>>>> 「dataset」という言葉づかいそのものについて、深く考えたことが
>>>> ありませんでした。
>>>>
>>>>> Dublin CoreやDataCiteのメタデータスキーマの
>>>>> TypeやResourceType,あるいはデータ形式では細かすぎるから,
>>>>> ということかなと思いました。
>>>>
>>>>
>>>> LIBLICENSEやGOALに流れた通り、COARが資源タイプに関する統制語彙の
>>>> 国際的標準化の議論(+パブコメ募集)をしており、その中で、科学デー
>>>> タに付す語彙が、
>>>>
>>>>  dataset
>>>>
>>>> のひとつしか定義されていないので、さあこれからというときにそれで
>>>> はさびしいのでないかと思ったのでした。
>>>>
>>>> 文書の体裁のコンテンツについては、「研究論文」だの、「学会発表ポ
>>>> スターのうちproceedingsに載ってないもの」だの、「内部向けの研究
>>>> レポート」だの、「学士論文」だの、いろいろ細分化して定義している
>>>> のに。
>>>>
>>>> https://www.coar-repositories.org/news-media/coar-launches-draft-resource-type-vocabulary-for-open-access-repositories/
>>>>
>>>> どうよ。
>>>>
>>>>
>>>> --
>>>> 杉田茂樹 <ssugita @ xxxxxxxxxx>
>>>> 千葉大学附属図書館利用支援企画課長
>>>> 電話番号:043-290-2242,ファクシミリ:043-290-2255
>>>> ──────────────────☆────────
>>>> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>>>>  2015年9月号(68号)を発行しました!
>>>>
>>>> DRF(Digital Repository Federation)
>>>> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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>>
>>
>> --
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>> 千葉大学附属図書館利用支援企画課長
>> 電話番号:043-290-2242,ファクシミリ:043-290-2255
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