[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:4145] Re: 「博士論文=出版社版」 の場合の対応について



内島さん、

> 内島です。学位論文の規定改正の趣旨を踏まえれば、特に医学系の
> 学位授与の慣行から言えば、「著者最終稿」を公開すべき対象として
> 認定するのが、いいと(たぶん、図書館のIR担当者はほとんど)思って
> いたように思います。

でしょ。

> ですので、その質疑のときはがっくりした人が多かったと推測します。

そこでは、がっくりしてはいけないので、ちゃんと反論しないと。

> 先生がおっしゃるように、学位審査元や学位取得者からの要望があれ
> ば、もっともいいですね。そうすれば図書館は積極的にこれをサポートで
> きます。
> ちなみに私が知る範囲で、著者最終稿の存在と公開許諾の状況をお
> 知らせして、(逆に)これを学位申請論文とした方が存在しています。

あまりにテクニカルな解のような気もしますが、まあいいでしょう。というか、
だいたい(共著の)抜刷を何通か出して、学位論文と称する、それを学位論文と
して受けとる感覚は理解できないのです。

大学図書館としては、著者最終稿を公開する方向を推進する(なぜならば、そ
のことによって、今回の学位規則改正の趣旨の実現が図られるから)ことでい
いのではないでしょうか。それがルール違反かどうかは、実際にはだれも気に
しないということは別にしても、著作権等との関係で現実的な最善の解決であ
るあることは確実なので、そうすればいいと思います。また、Q&A的には、
「...というようなことを大学院係長がNII主催の会合で口走ったことはある
が、その真意については確認されていない」と付記しておけばよいのではない
でしょうか。

土屋
──────────────────☆────────
月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
 2014年9月号(56号)を発行しました!

DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
─────★─────────────────────