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[drf:2059] Re: Google Scholar に採録されるために
- Date: Sat, 09 Oct 2010 10:20:06 +0900 (JST)
北村さん、
野中さんが答えるべきであるのですが、お忙しいようなので。
まず、
> 標記のGoogle Scholarについて質問です。
> ・本学では、Google Scholarへの採録は申請しておらず、
> 今回お知らせいただいたDSpaceの設定もやっておりません。
Google Scholarは、もともと勝手にやってきて勝手に持っていくというクロー
ラなので、「申請」は不要ですし、されても困るということだと思います。そ
のくせ、「クロールしやすくしてほしい」というある意味で図々しいお願いを
することがあるというになっています。しかし、クロールされ、検索対象とな
ることによってクロールされた側でもアクセスが増えることが予想されるので、
相互に得になっているということで、勝手で図々しいGoogle Scholarは愛され
ているわけです。(また、認証が必要で勝手なクロールができないところとは
別途さまざまな関係をつけようとしているようです(たとえば、STM出版者等)
が、利害損得の勘定は同じ論理だと思います)。
ということで、
(中略)
> ・登録件数の半分しか採録されていない
> (紀要論文でも採録されているものとされていないものがある)
> ・bitstreamへのリンクが多く、アイテムページへのリンクが少ない
> 上記の点は気になるのですが、この結果はGoogle Scholarに採録されていると
> 考えてよろしいのでしょうか?
採録(インデスク)はされているが、Googleとしては全部採録したい、高知工大
さんとしては全部採録されたいということであれば、その採録(インデクシン
グ)は不完全であるということになります。ただし、
> 採録されているなら、このままでいいかなと思ったのですが、
> 採録依頼をすることで、よりヒットするようになるなら、
> サーバ管理者に設定の修正をお願いしようかと考えています。
ということについては、上述のように勝手にクロールですから、「採録依頼」
をするのではなく、DSpaceに一定の手を加えて、勝手なクローラがやってきた
ときに上手にクロールしインデクスできるように手を貸す、といっても、たん
なる設定変更をしてやればいいということです。ということで、リポジトリの
可視性を高め、利用を増やしたいならば、あまりむずかいいことを考えずに
(上に述べてきたことは不当に長ったらしいですが)、修正したほうがいいと思
います。
土屋
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