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[drf:1373] DRFIC2009へのお誘い
- Date: Mon, 16 Nov 2009 19:11:00 +0900
drfのみなさま
金沢大学の内島です。
本日、お知らせがありましたように、国際会議の一般申し込みの期限が今週金曜日まで
延長されることになりました。
今回は、新規として北米からお二人のエントリーをいただき、北米のもっともすぐれた
実践例(ロチェスター大学)であるギボンズ氏(ロチェスター大学副館長)、同じく北米
のオープンアクセスマンデートと大学へのインパクトを語るにもっとも相応しいシュレン
バーガー氏(アメリカ公立大学協会)が見え、前回は全く見えなかった北米の状況を垣間
見ることができます。
ちなみに、両氏とも、昨年、SPARCが開催したSPARC Digital Repsitory Meeting 2008に
基調講演とセッションの司会(ギボンズさん)として参加されていました。
ヨーロッパからは、リポジトリポータル、e-Science、DRIVER、COAR(Confederation of
Open Access Repositories)に関わっているアリシアさんとCERNのメレ氏が来て、欧州の
リポジトリとゴールドジャーナルの両方の話を聞くことができます。これはおおむね欧州
の現在のオープンアクセスの2つの焦点について概況を知ることができることになります。
このうち、アリシアさんとは10月22日の上記COARの設立式ときに直接お会いしてい
ます。ヨーロッパのプロジェクトはかなり上級職の方が引っ張っている感じですが、でも
自前でプロジェクトを作り上げている手作り感が濃厚で非常に楽しい集まりでもありまし
た。JISC(イギリスのリポジトリなどを支援する助成機関)のエグゼクティブの方も参加
されその中に溶け込んでいたように思います。
その意味で、実際に当日懇親会も含めてご参加いただければ色々とお話も聞け、雰囲
気もつかんでもらえるんではないかと思います。
アジア・太平洋からは、前回のARROWプロジェクトのマネージャー(グロンアウェーゲン
氏)と同僚のセフトン氏が来日します。オーストラリアのリポジトリ運動は2つにまとめ
られ、その1プロジェクトの概略と、2つを合わせたオーストラリア全体のお話が聞けます。
これらは、オーストラリア政府の助成による公的プログラムです。
台湾からは、台湾のリポジトリ、ポータル、デジタルライブラリなど全般を総括する立場
からのお話がきけます。前回の方よりより包括的なお話となるようで、台湾の状況を知るに
は最適の機会となります。オーストアリア、台湾、日本と並べて、その差異と同一性を知れ
ば、日本の今後や長所、欠点などもよく見えるのではないかと思います。
香港から、香港大学のデビッド・パーマーが見えます。研究者ページの優れた実践をなさ
っている方で、引用回数の表示などを組み込んで、リポジトリの研究環境への組み込みを通
じて、リポジトリのコンテンツ増加や視認性の改善に努めておられます。香港はイギリスの
影響か、オープンアクセスやリポジトリへの取り組みが積極的に見え、そうした状況を知る
いい機会になろうかと思います。台湾、香港の2つを見れば、アジアの状況の概略はわかる
ように思います(香港以外の中国大陸はまだ始まったばかり、、、)
実行委員会の一人として、現在の北米、ヨーロッパ、そして太平洋地区の状況を知り、今
後のリポジトリ運営や研究者へのアプローチ方法、オープンアクセスの政策立案、リポジト
リプロジェクトの組み方など多様な関心から参加できる陣容になったと考えています。
なお、本学(金沢大学)からは私を含めて5名が参加します。
会費(3000円、2日目の昼食とコーヒー、茶菓を含む)はあるものの、是非皆さまの積
極的なご参加をお待ちしています。交通に至便な東京・大岡山でお会いしましょう。
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国際会議開催決定、参加者募集中! http://drfic2009.jp
DRFIC2009「オープンアクセスリポジトリの現在と未来
―世界とアジアへの視点から―」
12月3日(木)〜4日(金)東京工業大学蔵前会館にて
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https://ml.hines.hokudai.ac.jp/mailman/listinfo/drf