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[drf:353] 4. 収集したコンテンツの将来への保存の体制 Re: [drf:345] DRFIC2008に想う
- Date: Mon, 04 Feb 2008 12:53:44 +0900
北大 杉田です。
> 4. 収集したコンテンツの将来への保存の体制について考えておくことの重要
> 性がちらちらと、しかし、いたるところで示唆されていたいたように感じ
> ました。しかし、保存ということを考えないまでも、現在の日本において、
> 電子的資源(digital object)の管理をどのように考えるのかが議論できて
> いないことを痛感しました。DOIだからといって別にCrossRefだけがすべて
> ではないのにと思うばかりです。
Marc van den BERGさん(アムステルダム大学)から、オランダでの、
NBN(資料ID)
DAI(著者ID)
の話がありました。発表後、お話ししたところ、
Q. NBNの管理は?
A. 国立図書館が発行する。
Q. NBNの粒度は? つまり図書にも、論文にもつくのか?
A. どちらにもつく。
Q. 論文ではDOIということも考えられるが?
A. あれは商用のものだ。
Q. DAIの付与タイミングは?
A. 各アイテムが各IRに登録される際に、メタデータとして与えられる。
登録担当者は、DAIのDBを引いて、各著者のDAIを知る。
総じて、
NBNについては、国立国会図書館のISSN管理
DAIについては、NACSIS-CATの著者名典拠DB
を連想しました。
> 電子的資源(digital object)の管理をどのように考えるのかが議論できて
> いないことを痛感しました。DOIだからといって別にCrossRefだけがすべて
CrossRef経由がいいのか、独自にDOIに参加するのがいいのか、コスト面、
運営面、サステイナビリティ含め、調査・研究の必要があると思います。
DRFの今後のひとつの課題でないでしょうか。
--
杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
電話番号:011-706-2524,ファクシミリ:011-706-4099
HUSCAP http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/