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[drf:3692] Re: 博士論文の要旨・本文のアイテム分け



土屋先生、富田様、鈴木様、皆さまへ

法政大学市ヶ谷図書館・山崎です。こんにちは。

鈴木様、医学系の論文って1年を超えて本文が公開できない慣例があるの
かを私は知らないのですが、公開禁止期間を過ぎた段階で「学位論文」
のコンテンツで出した要約に加えていく形で著者版最終稿全文を遡及公開
するということを仰っているのですよね?

「学術雑誌論文」として別途公開するのは各大学リポジトリの姿勢として
素晴らしいと思いますが、「学位論文」のコンテンツ部分がリポジトリの
システムとしては国会と連動させるために様々改修をしている筈なので、
ここをどう運用させるのかがカギだと思います。
念のため確認です。
 

   




----- Original Message -----
> 旭川医大 鈴木です。
> 
> 土屋先生、ありがとうございます!
> 本学の規程まで見て頂き、恐縮です。
> 
> > 公表ずみの論文を「学位論文」として提出することが
> > 原則であるので、公表されていると考えざるを得ません
> 
> ですが、「公表された論文又は発表機関の掲載予定証明
> 書等で公表の確認ができる論文」 としておりますので、
> 掲載予定証明書付き論文については、学位授与後に公表
> されることになります。
> 
> 土屋先生の見解によれば、
> 
> ・学術雑誌で公表された論文、
> ・1年以内に掲載予定である論文
> は、インターネット公表されているので学位授与者は
> 機関リポジトリ等で本文を公開する義務はない、
> 
> ・掲載予定が1年を超えた日付の場合
> ・予定が狂って掲載が1年を超えちゃった場合
> のみ、要約をリポジトリに掲載して公表すればよい、
> 
> ということになりますですね。
> 
> これとは別に、図書館は、従来通り、学術雑誌論文として
> 雑誌掲載論文の著者稿等を出版者ポリシーに従って
> リポジトリに登録してオープンアクセスとする。
> このメタデータに、学位名や学位授与年月日等を記載する。
> 
> すっきりです。
> 
> うちもそうしようかなー、本学はそうしようと思ってたさ、
> 等、同志のみなさん、メールお待ちしております。
> 
> 
> 
> 
> 2013年5月30日 1:01 Syun Tutiya <tutiya @ xxxxxxxxxx>:
> > 鈴木さん、
> >
> >> 学術雑誌(電子ジャーナル)で公表する場合は、
> >> 博士論文本文を機関リポジトリ等で公開する義務があるのでしょうか?
> >> ないのでしょうか?
> >
> > ぼくは、旭川医科大学の場合には、博士論文本文を機関リポジトリ等で公開
す
> > る義務はないと思います。
> >
> >> 条文確定前は、電子ジャーナルはインターネット公表しているとみなし、
> >> 本文は不要、当該博士の学位の授与に係る論文の内容の要旨と
> >> 論文審査の結果の要旨の公開だけで良いという見解でした。
> >> DRFwikiにもそのように記載されています。
> >> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?ETD2013#ra25d023
> >
> > 一応、
> >
> > ・ 旭川医科大学学位規程 http://www.asahikawa-med.ac.jp/bureau/kitei/reiki_honbun/w2390217001.html

> > ・ 旭川医科大学博士論文審査実施細則 http://www.asahikawa-med.ac.jp/bureau/kitei/reiki_honbun/w2390228001.html

> > ・ 旭川医科大学博士論文審査に関する申合せ http://www.asahikawa-med.ac.jp/bureau/kitei/reiki_honbun/aw23902291.html

> > ・ 学位論文関係諸手続 https://docs.google.com/viewer?url=http%3A%2F%2Fwww.jimu.asahikawa-med.ac.jp%2Fgakusei%2Ftebikironbun.doc

> > ・ 旭川医科大学大学院規程関係了解事項 http://www.asahikawa-med.ac.jp/bureau/kitei/reiki_honbun/aw23902531.html

> >
> > を拝見しました。これらによれば、公表ずみの論文を「学位論文」として提
出
> > することが原則であるので、公表されていると考えざるを得ませんね。しか
し、
> >
> >         http://www.elsevier.com/authors/author-rights-and-responsibilities#rights

> >
> > では、"Inclusion in a thesis or dissertation"はOKと書いてあるので、
そ
> > の論文そのものが博士論文として提出されることはあまり考えていないかも
し
> > れません。
> >
> > いずれにせよ、「旭川医科大学大学院規程関係了解事項」は、各種規定類の
解
> > 釈が時代に応じて変化したことを知るためになかなか面白い文書です。たと
え
> > ば、共著者の人数制限を加減する様子(現在は、学位申請者が筆頭著者なら
ば
> > 共著者の数に制限はない)とか、「参考論文」を出させるときの編数の調整
と
> > か、「研究期間」の計算方法の微調整とかなどなど。
> >
> > それはそれとして、また、既発表論文をコピーして表紙をつけると学位論文
に
> > なるということが「正しい」「よい」「本来的な」「学位授与という目的に
適っ
> > た」ことであるのは別として、当該学位論文が発表された論文であることは
確
> > 実なのですから、「当該博士の学位を授与される前に既に公表したときは、
こ
> > の限りでない」が適用されることになり、学位取得者は公表の義務を免除さ
れ
> > ますから、機関リポジトリで公開する必要はなくなります。
> >
> > しかし、この方式だと、発表ずみ論文が10年後にretractされたら、当然、
学
> > 位は自動的に剥奪とせざるを得ないですね。
> >
> > 土屋
> 
> 
> 
> --
> 鈴木雅子 <msuz @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
> 旭川医科大学教務部図書館情報課
> TEL:0166-68-2221 FAX:0166-68-2229
> AMCoR  http://amcor.asahikawa-med.ac.jp/
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