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[drf:4403] Re: 月刊DRF2月号(通巻73号)を公開しました
- Date: Mon, 01 Feb 2016 21:32:39 +0900 (JST)
恒松さん、
> 『オープンアクセス方針のイロハ』は、大変勉強になりました。
> ありがとうございます。
> 一点だけ、気になったポイントがあります。
> 著 者 補 遺 ( author addendum)ですが、サイエンス・コモンズ翻訳プロジェクトでは、
> 「著者用追記文書」と訳しています。
> *http://sciencecommons.jp/resources/faq/authorsaddendum
> <http://sciencecommons.jp/resources/faq/authorsaddendum>*
> 出版契約に限らず、
> addendumは、契約文書末尾に追加することにより、追加文書よりも前に書い
> てある条項を上書きする効力があるもの、と私は理解しております。その意
> 味で、「補遺」というのは弱すぎる感じがします。
うーん、これはすでに語感の問題にすぎないような気がします。法律の解説書などで
は、法律の改正によって該当しなくなった内容を「補遺」を(かつては)頒布、
(いまは)ウェブ掲載によって上書きしています。これは、間違いを正したわけ
ではないので、「訂正」とは呼ばないことになっているはずです。したがって、
「補遺」が効力上「追記」に加えて弱いということはないだろうと思います。
「言い遺したことを補う」ということであれば、本来言うべきであったという
ことの含意をもつので、「追って記す」というただ書き加えたというよりは
「強い」語感を与えるともいえるわけで、まあ、どっちでもよいのではないで
しょうか。
土屋
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月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
2016年2月号(73号)を発行しました!
DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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