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[drf:2544] Re: RePEc関連




アジ研図書館の坂井です。

九州大学池田先生、一橋大学阪口様、北海道大学行木先生、山口大学深川様
ありがとうございます。


反応が遅くて申し訳ありませんが、いくつかおへんじとコメントを。

> というように、独自対応を各コンテンツフォルダがやっているところに、また
> 別の対応を強いるのか、という感じでした。標準的なものとして、我々は
> OAI-PMH を採用したといったものの、DR の分野での IR や OAI-PMH の認知は
> こんなものか、とも思いました。
>
> 以下、私も興味があります。少なくとも、以下の書き方からは「コンテンツホ
> ルダ」側が苦労している感じがしますよね。OAI-PMH 程度で情報をとっていっ
> てもらえば、と思うのですが、どうなんでしょうね。


RePEcに登録することを主目的としていなくとも、IRを持っていて、
一度作成したメタデータを使って他のサービスと連携したいと考えているところは多いのではないでしょうか。

やはりばらばらのIRより、大きなところにのせてもらう方が
ユーザーにとっても、発信者側にとっても効率がよい気がします。

IRの世界の外におけるOAI-PMHの認知度はあまり考えてみたことがなかったのですが・・・
RePEcができた当初よりは、IRも増えてきているし、対応してくれたらうれしいなーと
個人的には思います。

すみ分けモデルの件も、興味深いです。

SSRNの発表についてもお知らせありがとうございました。
↓こちらですね。
http://indico.cern.ch/contributionDisplay.py?contribId=2&sessionId=0&confId=132638

あとで読んでみたいと思います。

> http://edirc.repec.org/japan.html を見る
> と、結構日本の機関が登録されて
> いるので、IRと連携している機関がどれくらいあるのか興味があります。


けっこうありますね!

過去の資料をみたところ2008年時点の参加数は
Who participates in Japan
                ・ 11 institutions to provide metadata
                 (3 research institutions, 8 universities)
となっていたので、ここ数年ですごく増えたと言うことでしょうか。。。


> 貴研究所のアクセス数はどれくらいかお教えいただけませんでしょうか?
> (本学はROATで統計を取っており、アクセス元をrepec.orgでフィルターしています)


実は、恥ずかしながら独自ではきちんとしたアクセス解析をしていないのですが
(最近のアクセス統計のトピック、耳が痛いです。。。ROATも気になりつつ・・・)
以前、筑波大学の逸村先生や佐藤翔さんにログデータをお渡しして分析してもらったことがありました。

それによると、うちのIRではRePEc経由の割合が非常に高いです。

http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/200903.html
このページの「第Ⅰ部 テーマ編 」アクセスログから見るARRIDEの利用状況  / 佐藤翔・逸村裕

ただしこの分析は2008年3月〜9月のデータを元にしていますが、
同年十月にJAIROが試験公開されたことに関連してARRIDEへの
訪問者数は約1.5倍に伸び、日本語論文のダウンロード数も増加しています。


もう少し新しい佐藤翔さんらによる2009年1月〜12月のデータの分析によると、
http://hdl.handle.net/2241/106843
↑のペーパーのTable 1から計算してみたところ
論文1件あたりのダウンロード数は3件/月くらいでしょうか。
(RePEc経由以外を含む全体)

RePEcからくる利用統計のメール(研究者曰く成績表)によれば
先月は下記の通りでした。

Page views (file downloads)
Last month:    1544 (398)
Previous month: 1735 (488)
Last 3 months: 5213 (1471)


ただ、うちの場合非常にコンテンツ数が少ないです。
RePEcに登録しているのは英語の分だけなのでさらに少なく
たぶん約300件程度です。

いろいろなところに記事を書く度に、コンテンツ数ののび悩みが課題です・・・
と書いています。。。

まあ研究所なので大学より規模が小さいこともありますが、
コンテンツ収集方針として、Discussion Paoerの他は原則査読付き論文しか入れないことになっています。
(著者の希望があれば、それ以外のものも登録しています)

個人的にはパワーポイントでも何でも入れたらきっと誰かが使ってくれるんじゃないかな〜
いれたいな〜と思ったりしているのですが。

でもその辺で「IRにはたいしたコンテンツはない」というRePEcの中の人の発言がひっかかってきますね。
クオリティを重要視しているのでしょうね。

当研究所でも、RePEcにすべて登録しているわけではありませんし
OAI-PMH対応にしてIRと連携強化するにしても
IRの中身全部じゃなくて特定のシリーズ(=コレクション?)を持って行ってもらう設定にするとか
いろいろ工夫できるような気はします。

第一、総合大学のIRだったら、主題はいろんなものが入っているでしょうし。

長くなりましたが、そんなところです。

SSRN連携の件も、どなたか情報をおもちでしたら引き続きぜひ知りたいです。

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坂井 華奈子( Kanako SAKAI )
日本貿易振興機構 アジア経済研究所
図書館 資料整理課/機関リポジトリ事務局
〒261-8545 千葉県千葉市美浜区若葉3-2-2
TEL: (043)299-9712 FAX: (043)299-9734
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