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[drf:2588] 書籍のカバー、帯の扱いをどうするか



まいど、高橋@みんぱくリポジトリです。

 通常、書籍を受け入れる場合、帯、カバーは外して捨てますよね。

 これ、リポジトリの場合はどうしてますか、電子化する時。

 雑誌でこれは問題になることはありませんが、書籍を登録する機関も
増えてきていますし、今後の参考に、みなさんのお考えをお聞きしたい
のですが。

 元々は、アーキビスト的な仕事をしておられる方から、素朴な疑問と
して問いかけられて、答えに窮したことなのですが。

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 図書館の方は、カバーやら帯やらを外し、捨てている。書籍の保存、
保管の都合からだろうが、あれは解せない。カバーの「そで」には著者
紹介や略歴などの書誌的な情報が書かれていることが多く、カバーデザ
インや写真が貴重な資料となることも多い。また、「帯」は販促手段で
はあるが、推薦文やあらすじ、紹介文などを多少凝ったデザインで入れ
たりしていて、それはそこにしか存在しない文章でもあるわけで、それ
を捨ててしまうのは如何なものか。

 図書館としては、連綿と続いてきた大いなる方針や、図書館業界とし
ての常識・約束事があり、カバー・帯そのものにはなんら価値も意義も
見出せないものであるから捨てるのだ、という確固たる信念のもと行っ
ているのだろうか。それとも、ただ「そうするものだから」「そうして
きたから」という惰性で行っていて、「何も思わず、考えず、感じず」
やっているのか。未だに納得できる理由や説明を聞いたことは無い。

 もうこれまで捨てられ失われてきたものは、取り返しが付かないから
諦めるとして、機関リポジトリとかをやっておられる現在、今後、電子
化に当たり、書籍のカバーや帯を、やはり捨てた後の裸の書籍だけをデ
ジタル化して残していくのか、それでいいのか。
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 というものです。

 さて、みなさん、どうしましょ。なんて答えましょ。

 あ、国会図書館はどうしているんだろ、と、今気が付いた。

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 国立民族学博物館 情報管理施設 情報サービス課
   高 橋 安 司 ( TAKAHASHI, Yasushi )
  TEL:06-6878-8227  FAX:06-6878-8249
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