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[drf:2555] Re: 2010年度のNACSIS-ILLについて
- Date: Tue, 05 Jul 2011 13:51:04 +0900 (JST)
小野さん、
> 本題(IR)とはまったく関係ないのですが、
>> 6. 現物貸借ほ全体件数は、94907件でついに10万件を切った。前年比△6%。
>> 2008年度まで件数は増加して105877件まで行ったが、昨年から減少傾向(?)。
> 現物貸借が減っているのはどうしてなのでしょうか?
> 単純に考えれば、もっぱら現物貸借を利用しているのは人社系で、
> EJとかIRとかとは直接(少なくとも大きな)関係はなさそうだし、
> デジタル化が進んでいるような著作権切れのものは古い本がほとんどで
> 元々現物貸借にはなじんでいなかった、ような気がしました。
> 人社系も研究スタイルが変わってきている、ということでしょうか。
この点が、調査に携わっている4人(千葉大竹内先生も含めて)の目下の最大の
関心事です。これまでに出た仮説としては、
1. CATへの登録が減っている、劣化していることの影響かもしれない(研
究費購入しても図書館所蔵にならないため)
2. Amazonなどですぐ買えるようになったので、貸してもらえるかわから
ないILLは使わないし、自分のものになったほうがうれしい
3. そもそも図書を利用する研究スタイルが減っている(小野説?)
4. 大学図書館が相互貸借での資料利用をすすめていない(例えば窓口業
務が委託されていて、そこにいるスタッフが未所蔵資料を利用したい
と思っている利用者に対して他館からの借用サービスがあることを知
らせていない)
などがありますが、決定的証拠はないと思います。どうやって調べればよいの
かの研究会をやらねばと思っています。
土屋
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