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[drf:2396] Fwd: Re: DOIについて



DRF-ML各位

いつもお世話になっております。
北海道大学附属図書館の城と申します。
土屋先生からの投稿を以下転送いたします。

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Date: Mon, 04 Apr 2011 15:20:12 +0900 (JST)
Message-Id: <20110404.152012.179901505.tutiya @ xxxxxxxxxx>
To: drf @ xxxxxxxxxxxxxxxx, nakayama @ xxxxxxxxxxxxxxxx
Cc: tutiya @ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Subject: Re: [drf:2394] DOIについて
From: Syun Tutiya <tutiya @ xxxxxxxxxx>

中山さま、

> 以前のDRF-ML記事に見つけられなかったので質問したいのですが、紀要の記事な
> どにDOIをつけることはできるのでしょうか。商業出版社じゃないとダメなので
> しょうか。本学には出版会はありません。
> 
> Crossrefのページをみたのですがよく分かりませんでした。
> http://www.crossref.org/02publishers/59pub_rules.html
> 
> もし情報をお持ちの方がいらっしゃれば、お教えいただければ幸いです。

商業出版者である必要はありませんが、自分でDOIをつけるためには、
CrossRefの会員になる必要があります(当然経費(固定費+従量)は発生します。
NIIはそうしています。つまり商業出版社でなくてOK)。

それ以外にDOIをとる簡単な方法は、そのジャーナルをJ-STAGEを使って刊行す
ることです。J-STAGE(JST)としてCrossRefに入っていて、無料でDOIをつけて
れます。あとは、いくつかの学術雑誌を手がける印刷会社と話すことです(し
かし、オンライン・オンリーで相談にのってくれるかは相手次第かもしれませ
ん)。たとえば、http://www.sanbi.co.jp/sanbihp/sanbiicom/71icom.html を
見てください。

> なお本学では、ある学内紀要の電子版が外部から発行されています。担当の先生
> に「図書館に電子化を頼んだらISSNやDOIがつけられないから外部に頼んだ」と
> おっしゃられ、残念でした。

図書館は本来、DOIを付与する立場ではなく、DOIが付与されたオンライン資源
を利用者が利用するための環境を整備する立場ですから、「残念」に思う必要
はないと思いますが、この状況はむしろ図書館にそのような役割が求められて
いるという現状を示すものとして捉えるべきだと思います。

そのような需要の発生を睨んで、現在構築中の次期J-STAGEの一貫として、
J-STAGEに対して中立であり、日本発コンテンツにDOI付与をする機関の構想が
JSTにおいて進んでいます(NII武田先生が指導されています)。ここを待つこと
も可能ではありますが、創刊号との絡みがありますね。

また、北海道大学で紀要論文にDOIを振る話があったと思いますが、どうなっ
たんでしたっけ、杉田さん@小樽商大?

土屋


-- 

城 恭子
北海道大学附属図書館学術システム課
TEL: 011-706-4025
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