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[drf:3121] Re: アーキビストとライブラリアン



栗山先生、

山本@北大図です。
実は私、最初は歴博採用でして、博物館図書室に8年もいたわけですが。

法人化前、採用に関しては国立機関は大学、国立博物館、共同利用機関に
限らず国家公務員として一律で、同列の採用でした。
文部技官や文部事務官の区別については、
「そんなものは雇用機関の都合でどうにでも変更できるんだよ」と
人事から言われて愕然とした記憶がありますが。。。

人事ローテーションに関しては、人員確保の都合でしょうね。
後発組の共同利用機関では、設置時に近隣大学や近隣地方自治体などから
人員が掻き集められます。それが例えば「庶務係長は○○大学のポスト」
みたいに慣習的な予約席となり、(時が経つにつれて現地採用職員も増えていく
のですが) それが基本となって人事ローテーションが形成されていきます。
歴博の場合、学芸系は主に千葉県 (埼玉県の人もいました) とローテーション
していました。何度も出戻る方もいるので、今もそうなのだろうと思います。
近隣に人が見当たらない場合、例えば民博の初代システム係長は東大大型
計算機センターからでしたが、遠くからでも確保します。そのような場合は、
ローテーションにはなりにくいですね。

東京国立博物館など、歴史のある博物館美術館では現地採用職員の占める
率が当然多くなり、水谷さんご指摘のように図書系ポストも少ないことから、
ローテーション事例になっていないのだろうと思います。
私と同期採用の人が東京の科学博物館図書室に採用されていましたが、
その後、図書課のレベルでポストが廃止されてしまいました。

---
山本和雄 <ymmt @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>


(2012/06/28 12:13), takeshi mizutani wrote:
> 栗山 様
> 高橋 様
> みなさま
>
> 水谷@東京国立近代美術館です
> 一連の「アーキビストとライブラリアン」のご投稿、興味深く拝読させて
> いただいております
>
> いまは独立行政法人になっている
> 国立美術館(東京・京都・西洋・国際)
> 国立博物館(東京・京都・奈良)は法人化前、文化庁施設等機関と位置づけられ
> 学芸系の研究職も「文部技官」でありました
> 事務官は国立大学との交流人事はいまでもありますが
> 学芸系の異動は館長職を除きほぼありません
> 国立の美術館・博物館の図書室で事務系正規職員としているのは
> おそらくお一人ではないでしょうか
>
> 民博、歴博は国立大学共同利用機関として研究職は「文部教官」
> でしたでしょうか
>
> 専門図書館協議会の2010年全国研究集会では
> 分科会2 アーカイブズ学へのいざない
> 分科会5 味の老舗のビジネス・アーカイブズ を開きました
> 『専門図書館』の243号に報告があります
> 同号には分科会参加者の感想もあり、「アーキビストとライブラリアン」
> に関わって興味深いご意見をいただきました
>
> 拙稿ですが、「専門図書館におけるアーカイブズ学の流入と展開
> −専門図書館協議会での言説を中心に」が『アーカイブズ学研究』
> の13号にあります
>
> drfと離れまして失礼いたしました
>
>
>
> (2012/06/28 11:43), Masamitsu Kuriyama wrote:
>> 高橋様、皆様
>> drfとほとんど関係のない話題で恐縮ですが、民博の図書室はなぜ
>> 国立大学図書館の人事ローテーションに入ってるんですかね?
>> 以前、本のジャケットや帯が話題になったとき、国立近代美術館の
>> 水谷さんに投稿をいただいて興味深かったのですが、国立博物館や
>> 美術館の図書室と大学図書館では人事交流ないですよね?
>>
>>    栗山 正光
>>    常磐大学人間科学部現代社会学科
>>    〒310-8585 水戸市見和1-430-1
>>
>>
>> (2012/06/28 9:21), Yasushi TAKAHASHI wrote:
>>> 高橋@民博です。
>>>
>>> ■力石@核融合研さん
>>>
>>>> 「(NIFSの)アーカイブ」は、後世の研究等の資料として供
>>>> するため、とにかく核融合研がらみのメモから何から片っ端
>>>> から収集、整理補完する(対象としている利用者は、一般所
>>>> 員ではなくて、(多分所外の)後世の研究者)
>>>  民博のアーカイブズも、館内研究者よりも、館外の研究者からの
>>> 問合せ、閲覧照会がメインです。館外の研究者の方は、本当によく
>>> ご存じで、ご教授いただくこともあります。
>>>
>>> ■土屋@山形大学さん
>>>
>>>> 民博様は施設の性質上、大学図書館よりもアーキビストの職域
>>>> が大きいように拝察しました。
>>>  あ、そうかもしれないですねぇ、有象無象があるし。ただ、図書
>>> 室がなんでもかんでもやるのではなく、分担があって、
>>>
>>> 標本資料(「物」です) ⇒ 情報企画課(展示も所掌)
>>> 文献図書資料(「紙」) ⇒ 情報サービス課(図書室)
>>> 映像・音響資料     ⇒ 情報システム課(電算、ネットも)
>>>
>>> という振り分けになっています。
>>>
>>>  それぞれに保管・保存・運用方法が異なるので、「餅は餅屋」と
>>> いうことですかね。
>>>
>>>  この中で一番「ラフ」なのは当然、情報サービス課、つまり図書
>>> 室です。とはいえ、書庫に窓は全くなく、年間を通して日中はエア
>>> コンが運転されていて、大体25度前後ぐらいになっています。湿度
>>> も50%ぐらいだったかな。ま、60%になっても気にしてませんが。な
>>> んやムッとするなぁと(笑) ちなみにマイクロ室は、18℃45%です。
>>> どちらも集中管理なので、図書室では何もできません。
>>>
>>>  情シ課なんて、市販CDでも恒温恒湿(18℃35%だったかな)に保
>>> 管しています。利用する時は、室温に慣らす必要があるので、モノ
>>> によっては一週間後ぐらいになったりします。
>>>
>>>  標本資料はもっと大変。一度外に出すと、必ず燻蒸処理をしてか
>>> らでないと収蔵庫に戻せませんから、ものによっては一ヶ月ぐらい
>>> かけて燻蒸したり...えと、なんの話でしたっけ(・・;)
>>>
>>>> 図書館員としても一定のアーキビスト的知識・
>>>> スキルを得る努力が必要かもしれないですね。
>>>  ジレンマに苦しむんじゃないでしょうかね。
>>>
>>>  僕自身は、アーキビスト的な考え方に馴染めず、梅棹資料室の方
>>> とずいぶん衝突しましたよ。もう、全然かみ合わないので。しまい
>>> に「寄贈された図書は、どんなものでも特別扱いはしない。帯やカ
>>> バーは捨てる。しおりや出版案内が挟まっていたら捨てる。IDラベ
>>> ルはここに貼る、磁気テープも入れる、蔵書印やらなんやら所定の
>>> 位置に押しまくる。サインがしてあるからと言って有難がったりは
>>> しない。それが嫌なら寄贈せんといて」(ノ-"-)ノ~ ┻━┻
>>> とまで言いましたからね。
>>>
>>>  誤解のないように申し添えさせていただきますが、今ではとても
>>> 仲良しですよ(^○^) もちろん、譲りませんが <(`^´)>
>>>
>>>  宝光院文書データベース、凄いですね。整然としていますね。見
>>> やすく、検索もできるし、わかりやすい。ゼミにお願いしたのは正
>>> 解ですね。図書館員だと、こんな風には作れないでしょう。目録頭
>>> ですから。うーん、見やすいし、きれいだなぁ。
>>>
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>> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>>  2012年6月号(29号)を発行しました!
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