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[drf:4341] Re: 海外大学図書館における研究データ公開支援について



杉田様、みなさま

東京学芸大学附属図書館 小野です。
ググってみた限りですが、

https://schema.org/Dataset
というスキーマがあり、

Describing Linked Datasets with the VoID Vocabulary
http://www.w3.org/TR/void/#subject
というvocabularyでは、

:DBLP a void:Dataset;
    dcterms:subject <http://dbpedia.org/resource/Computer_science>;

とカテゴライズしろ、とあります。

Celia Emmelhainz, Controlled Vocabulary Standards for Anthropological
Datasets, 2014, Vol. 9, No. 1, pp. 185-192
doi:10.2218/ijdc.v9i1.290
という論文の
「Table 1. Summary Table of Recommended Controlled Vocabulary Standards」を見ると、
Metadata element Recommended standard and its source, if any
<language>Use the ISO 639 standard.
<location>Use the Thesaurus of Geographic Names (TGN).
<culture>Use the Outline of World Cultures (OWC).
<researcher>Use Library of Congress Namespace (LCCN) for published
authors; create a Name Authority File for other disciplinary
researchers.
<subject>Use Library of Congress Subject Headings (LCSH) for general sets.
<subject>Use AFS’s Ethnographic Thesaurus for folklore datasets.
<subject>Use the Outline of Cultural Materials (OCM) for anthropological sets.
となっています。

お役には立ちませんでしたが。
_____________________________
 小野 亘 (Ono, Wataru)
 E-Mail: ono.wataru.plus @ xxxxxxxxx
 (業務用: onowata @ xxxxxxxxxxxxxxx)
   @wonox  http://orcid.org/0000-0002-6398-9317
 東京学芸大学附属図書館(教育研究支援部学術情報課)
 Tel: 042-329-7217 Fax: 042-323-5994


2015年9月11日 6:02 Kazuo YAMAMOTO <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>:
> 山本@横国大図です。
>
> どうもうまい統制語彙が思いつきませんね。
>
> なぜ思いつかないのか?
> dataset は内輪で共有されてはきたけれど、
> 流通の様態に応じて定番の様式が確立し普及するほど
> 豊富にかつ多様に世間に広く公開され利用される、
> そのような慣習はいまのところ確立していない、のでは。
> 腑に落ちるような代表的な語彙を思いつかないのは、
> それが原因のような気がしてきました。
>
> なので、現時点で統制しようとすると、ありうる様式を
> 論理的に設定することになるのかも。
>
> ---
> 山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
>
>
>
> 2015-09-10 13:58 GMT+09:00 恒松直幸 <naoyuki.tsunematsu @ xxxxxxxxx>:
>> 「意味論的」という言葉で、やっと話の筋道が見えてきました。
>>
>>
>> Dataについて、それをどう作ったか?という点に着眼すると、
>> たとえば、
>>  Experimental data
>>  Observational data
>> といった区分を設けることができると思います。
>>
>> UKアーカイブの
>>  Interview transcript
>>  Focus Group
>> というのは、Observational Dataの下位区分に相当するように見えます。
>> つまり、
>> Interviewという方法を使って作ったObservational data
>> Focus Groupという方法を使って作ったObservational data
>> という感じです。
>>
>> Dataと論文の関係で言うと、「論文に使われたデータ」は、特別扱いする必要があると思います。
>> ただし、「特別扱い」の方法としては、少なくとも2つのアプローチが考えられます。
>>
>>   Published Data
>> という下位概念を設定する
>>
>>     Dataの版管理の中で
>> Version=Version of the record
>>     とする
>>
>> 「論文に使われたデータはオープンアクセスにする」というルールが確立すると仮定すると、
>> アクセス制御や、DOIを付与することや、論文へのリンクを張る、といった作業が発生するでしょうから、
>> この事も含めて考えると、下位概念を設定した方が仕事がしやすくなるのではないかと思います。せ
>>
>>
>> ただし、山本さんが指摘しているように、「面倒な話は全部メタデータに押し込んでしまえ」というCOARのやり方も一理あると思います。
>>
>> 2015年9月10日 10:47 Kazuo YAMAMOTO <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>:
>>
>>> 山本@横国大図です。
>>>
>>> 話を元に戻して、
>>>
>>> > LIBLICENSEやGOALに流れた通り、COARが資源タイプに関する統制語彙の
>>> > 国際的標準化の議論(+パブコメ募集)をしており、その中で、科学デー
>>> > タに付す語彙が、
>>> >
>>> >  dataset
>>> >
>>> > のひとつしか定義されていない
>>>
>>> COAR の考えでは、dataset は単独で捕捉するものでなく、
>>> 研究プロジェクトや研究成果とリンクするので、
>>> 意味論的にはそちらからたどることができるでしょ、
>>> という発想なのかな?
>>>
>>> 杉田さんとしては、dataset を独立事象として捕捉したい。ということ?
>>> 形式的には、データの採集対象とか、採集方法、時期、場所などの 5W1H。
>>> そのうち what? に相当する記述を統制語化しておきたい、という話に
>>> なるのかな。
>>>
>>> ---
>>> 山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
>>>
>>>
>>> 2015-09-10 10:28 GMT+09:00 Kazuo YAMAMOTO <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>:
>>> > 山本@横国大図です。
>>> >
>>> >> 形態区分的なものでなく、意味論的?な区分は考えられないですかね。
>>> >
>>> > 意味、といえば主題分類。
>>> > 慣れ親しんでいるモノとして、NDC 補助表・助記法を挙げねばなるまい。
>>> >
>>> > ---
>>> > 山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
>>> >
>>> > 2015-09-10 10:17 GMT+09:00 杉田茂樹 <ssugita @ xxxxxxxxxx>:
>>> >> 杉田です。
>>> >>
>>> >> 形態区分的なものでなく、意味論的?な区分は考えられないですかね。
>>> >>
>>> >> UKデータアーカイブ(人社系)では、
>>> >>
>>> >> http://discover.ukdataservice.ac.uk/QualiBank
>>> >> (左ペインの「Resource type」を開く)
>>> >>> Interview transcript (464)
>>> >>> image (156)
>>> >>> Essay (154)
>>> >>> Reports (139)
>>> >>> Annotated questionnaire (100)
>>> >>> audio (3)
>>> >>> User Documentation (2)
>>> >>> Web resource (1)
>>> >>> Focus group (0)
>>> >>> Interview summary (0)
>>> >>> Open Ended Question (0)
>>> >>> Survey Booklet (0)
>>> >>
>>> >> というようなResource typeを持っているようです。
>>> >> (ここにもimageとかaudioとか形態ありますが。)
>>> >>
>>> >>
>>> >>
>>> >> On 2015/09/10 10:01, Kazuo YAMAMOTO wrote:
>>> >>> 山本@横国大図です。
>>> >>>
>>> >>> データを管理する単位はファイル毎で、
>>> >>> メタデータもファイル毎に付与することになるとして。
>>> >>>
>>> >>> データファイル一般の識別に関して、普及してる例では、
>>> >>> Windows の拡張子。しかし、どのアプリに受け取らせるかの話なので
>>> >>> ぐちゃぐちゃしてますが。
>>> >>> (昔の) Mac OS の Resource Fork はデータ側で情報を持つので、
>>> >>> 構造化はされてますね。
>>> >>>
>>> >>> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF
>>> >>>
>>> >>>
>>> >>> データアーカイブの必要要件として、データのバージョン管理と
>>> >>> データを処理すべきソフトウェアのバージョン管理が肝要になる
>>> >>> ようですが、なんだか昔の Mac OS に先祖がえりの気分。
>>> >>>
>>> >>> ---
>>> >>> 山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
>>> >>>
>>> >>>
>>> >>> 2015-09-10 9:11 GMT+09:00 杉田茂樹 <ssugita @ xxxxxxxxxx>:
>>> >>>> 恒松さん、栗山さん、池内さん、
>>> >>>>
>>> >>>> 千葉大 杉田です。
>>> >>>>
>>> >>>> どうもありがとうございます。いつも勉強になります。
>>> >>>> 「dataset」という言葉づかいそのものについて、深く考えたことが
>>> >>>> ありませんでした。
>>> >>>>
>>> >>>>> Dublin CoreやDataCiteのメタデータスキーマの
>>> >>>>> TypeやResourceType,あるいはデータ形式では細かすぎるから,
>>> >>>>> ということかなと思いました。
>>> >>>>
>>> >>>>
>>> >>>> LIBLICENSEやGOALに流れた通り、COARが資源タイプに関する統制語彙の
>>> >>>> 国際的標準化の議論(+パブコメ募集)をしており、その中で、科学デー
>>> >>>> タに付す語彙が、
>>> >>>>
>>> >>>>  dataset
>>> >>>>
>>> >>>> のひとつしか定義されていないので、さあこれからというときにそれで
>>> >>>> はさびしいのでないかと思ったのでした。
>>> >>>>
>>> >>>> 文書の体裁のコンテンツについては、「研究論文」だの、「学会発表ポ
>>> >>>> スターのうちproceedingsに載ってないもの」だの、「内部向けの研究
>>> >>>> レポート」だの、「学士論文」だの、いろいろ細分化して定義している
>>> >>>> のに。
>>> >>>>
>>> >>>>
>>> >>>> https://www.coar-repositories.org/news-media/coar-launches-draft-resource-type-vocabulary-for-open-access-repositories/
>>> >>>>
>>> >>>> どうよ。
>>> >>>>
>>> >>>>
>>> >>>> --
>>> >>>> 杉田茂樹 <ssugita @ xxxxxxxxxx>
>>> >>>> 千葉大学附属図書館利用支援企画課長
>>> >>>> 電話番号:043-290-2242,ファクシミリ:043-290-2255
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>>> >>
>>> >>
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>>> >> 千葉大学附属図書館利用支援企画課長
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