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[drf:1727] Re: 許可料金、USD300也



高橋さん、

これは純粋に契約関係に問題にすぎないのであり、一般に金を払うべきか否か
という問題ではないと思います。

最初の再録については、印刷体の時代には、(著作権譲渡をしていたとしても)
著者の再利用を許していたときの条件にあてはまっていたので無償だったのだ
と思います。

>  今回、リポジトリにこの号を登録するにあたり、当該論文の執筆者全員か
> らリポジトリ利用許諾を取得したものの、その大学の出版会からは許可承認
> 証とともに、「許可料金」として、US$300の請求があったのです。

これについて、そもそも、当該論文の執筆者がその大学出版会に著作権譲渡を
していたとすれば、それらの執筆者はリポジトリ利用許諾を与える根拠をもっ
ていません。しかし、セルフアーカイブの原則からいえば、著者がリポジトリ
に載せるのですから、その雑誌がグリーンの場合には、(著作権譲渡をしていた
としても)著者の再利用の一形態としてリポジトリ登録が無償で(あるいは場合
によれば有償で) できるはずです。(著者ではない)図書館ないし民博が、その
リポジトリに登録したいというならば、図書館ない民博が新たに権利を買うわ
けですから、有償(場合によれば無償)になったということだと思います。

著作権譲渡をしてない場合には、当然、著者は好きなことをできるはずですか
ら、先方大学出版会の承認はそもそも不要です。

著作権譲渡をしてない場合でも、出版契約のなかでなんらかの留保があれば、
有償になることはあり得ます。

>  それはともかく、とりあえず、このお金を払うか払わないかという議論を
> 委員会でしていただき、原則払わないことにはなりました。

というわけで、有償か無償かという一般論はあり得ません。

>  みなさんのところで、これに似た事例はありませんか? 出版社に許諾を
> 求めたら「お金を払ってね」と言われたとか、払っちゃったとか...
> 
>  普通、払わないですよね。

別に相手が払えといっているならば払えばよいのではないでしょうか。

土屋
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