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[drf:4244] 京都大学のオープンアクセス方針
- Date: Thu, 21 May 2015 11:50:24 +0900
皆様
いつもこのMLでは,有益な情報を頂き感謝いたしております。
さて,個人的に大きな出来事だろうと関心を持っているにもかかわらず
話題に出てきませんので,投稿いたします。
京都大学が,博士論文だけでなく教員の出版論文についても
リポジトリに載せてオープンアクセス化する方針を宣言した
ことが新聞でも話題になっているようです。
従来一般的には、次のような捉え方がなされてきたと思います。
「教員は,出版論文の最終原稿などをリポジトリに登録する権利を持っている。
そして,それを行使することを大学や図書館から強く薦められている。」
(博論の場合も,リポジトリ登録の義務は博士取得者にあります。)
それが,今回宣言された方針では
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/uploads/oapolicy.pdf
「大学が,教員の論文をリポジトリで公開する。
Green Journalの場合,論文の著者である教員は最終原稿を速やかに提出しなさい。」
となり,主体は著作者から大学に変わるように読め,
枠組みが大きく変わる大転換であると思って注目しています。
こうなると,リポジトリ運営・担当者の負担が増大しそうです。
他大学も同様な方針を宣言する方向に進むのでしょうか?
他大学のDRFの皆様の取り組みやご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。
大阪府立大学
中村洋一
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