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[drf:3786] Re: 学術雑誌投稿済の博士論文に関する質問



土屋先生 みなさま

 内島です。下記の1ですが、先日のNIIでの、文部科学省及びそれに対する
京大の館長先生のご返答で判断すると、

 学位審査で審査に付した「バージョン」が公開対象で、内容が同じであって
も、「バージョン」が異なると公開対象ではない、との理解だったように思いま
した。著者最終稿(や投稿前の版)が審査に付されればそれが公開対象であ
って、出版社版は公開対象ではないし、その逆もしかり、と理解しました。たぶ
ん、会場にいた人はみな私と同じ理解だと思います。

 徹底した形式的理解なので分かりやすいは分かりやすいのですが、はたして
それでいいのかどうかは迷うところです。


ただし、この場合について今回の学位規則改訂にともなう対応は楽で、

        1. Greenジャーナルであれば、なんらかの形で機関リポジトリから公
           表されるので、文部科学省解釈によっても公表ずみとなるります
           から、あえて博士論文として機関リポジトリに登載する必要はな
           い。
        2. Green ジャーナルでなければ、権利関係からやむを得ないので、
           要約の公表を行なう。しかし、アブストラクトはすでにメタデー
           タの一部になって公表ずみなので、それをコピーすればよい。
        3. OAジャーナルについては、機関リポジトリからの公表ではないの
           で、そのジャーナルの刊行者に連絡をとり、さらにOAにしたいと
           主張して許諾をもらって、機関リポジトリに登載する。

という手順でよいのではないかと思います。3.を冗談だと思うかたもいらっしゃ
ると思います。もちろん冗談です。でもどうするのでしょうかね。

土屋
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月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
 2013年7月号(42号)を発行しました!

DRF(Digital Repository Federation)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
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