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[drf:634] Re: [drf:621] どんどんいきましょー Re: ML の投稿について
- Date: Fri, 08 Aug 2008 10:36:53 +0900
みなさま
現所属でははじめまして,北大北キャンパス図書室の高野と申します。
現在,HUSCAPには直接関わってはいないのですが,にぎやかし要員(苦笑)
として,僭越ながらDRF-MLで発言させていただきたいと思います。
> ・自分のウェブに論文は載せているので機関リポジトリの必要性を感じ
> ない、って先生に言われたけどどう返事するのがいいの?
室蘭工大で「学術資源アーカイブ」の説明をしていた時に,同じような
質問を受けたことがあります。その時にメリットして回答したのは2つ。
1.「大学として」先生の業績を保存します
個人管理のサーバの場合,先生が退職したらその後はせっかくの業績が
消えちゃうかもしれませんよね。研究室のサーバだって安心とはいえない。
商用プロバイダだって,先生が亡く..(←さすがに言いませんでしたがw)
それって,もったいなくないですか?
機関リポジトリは「大学として」先生の業績を永続的に保存します。
URLだって変わりません。
2.自分のウェブには無い付加価値があります
機関リポジトリは自身の検索窓に限らず,いろんなところから
閲覧者を呼び込む仕組みが用意されています。
Google等の検索エンジンは当然のこと,OAIsterやJuNii+といったさまざまな
サービスを通じてもアクセス可能。
(室蘭工大はAIRway参加館なので)Web of ScienceやScopus等からも
アクセスできる仕組みができつつありますよ。
……と,前置きが長くなりましたが。
今回のCiNiiから機関リポジトリの論文リンクは,教員への広報という面からも
追い風になる(特に日本語論文の多い学問分野)んじゃないかと思いますが,
実際のところはいかがなものでしょうか?
教員にとっては「論文の価値UP」
図書館にとっては「IRの価値UP」
NIIにとっては「CiNiiの価値UP」
と,みんなでWin-Winになりましょう。
SUGITA Shigeki さんは書きました:
> 北大 杉田です。
>
>>> そうした多様な情報,意見を流すためのMLとお考え頂いて,自由に悩み,疑
>>>> 問,質問をお出し頂ければと思います。
>>>>
>> はい、こんなこと聞いていいんだろうか?と思わないで、たくさんの方が
>> 日常の疑問を、質問することによって解決して、IR構築が進めばいいな、
>> 結果としてMLが盛り上がるといいなと思います。
>>
>> それで、思うのですが、質問する方だけでなく、答える方も「いや、私が答える
>> のは...」と思っていらっしゃらないでしょうか?
>
> 日常の疑問、いいですね。
> まさにそういう話題がこのMLのいちばんのターゲットであってほしいと
> 思います。私が機関リポジトリの業務に最初に携わった頃に感じていた
> のは下のような疑問でした。こんなのもMLで相談し合えたらいいなと思
> います。
>
> ・DSpaceとEPrintsとどっちがいいの?
> ・北大の先生が北大着任以前に書いた論文は入れないべき?
> ・紀要スキャンの相場ってページあたりいくらぐらい?
> ・先生がたによる運営委員会のような検討組織を作ったほうがいいの?
> (活発に意見が交わされるもの?それとも形骸化したお墨付き装置に
> なっちゃう?)
> ・ある学会から「本論文の著作権は○○学会に属する」と書けと言われ
> たんだけど、そういうのどの項目に入れればいいの?
> ・日本動物学会のジャーナルが、UniBIo Pressというパッケージの一部
> として、BioOneとJSTとNIIによって、BioOne.2とJ-StageとELS/CiNii
> で出てるんだけど、そのジャーナルの掲載論文をリポジトリに入れる
> とき、メタデータの出版事項どう書けばいいの?
> ・そもそもあれってELSなの?CiNiiなの?
> ・日本の学会が海外の学術出版社から出しているジャーナルの版権のこ
> とって、学会に聞けばいいの?出版社に聞けばいいの?
> ・論文原稿と刊行版PDFでずいぶん見栄えが違うので原稿は公開したく
> ない、って先生に言われたけどどう返事するのがいいの?
> ・自分のウェブに論文は載せているので機関リポジトリの必要性を感じ
> ない、って先生に言われたけどどう返事するのがいいの?
>
>>> 敷居?そんなものありません!ですよね?>みなさま
>> そう思います。簡単なレスでいいと思います。
>> 図書館業界のほかのMLと同じ気持ちで投稿すればいいん
>> ですよね?
>
> はい、どんどんいきましょう。
> 同じ話題が何回も繰り返されてもいいですし、みなさん気楽に使ってく
> ださいませ。
>
> #という私はLDAPがなんなのかわかりません;; 誰か教えてください。
>
--
高野直樹(TAKANO Naoki)
北海道大学北キャンパス図書室
〒001-0021 札幌市北区北21条西10丁目
TEL:011-706-9106
HUSCAP: http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/