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[drf:3119] Re: アーキビストとライブラリアン
- Date: Thu, 28 Jun 2012 11:43:43 +0900
高橋様、皆様
drfとほとんど関係のない話題で恐縮ですが、民博の図書室はなぜ
国立大学図書館の人事ローテーションに入ってるんですかね?
以前、本のジャケットや帯が話題になったとき、国立近代美術館の
水谷さんに投稿をいただいて興味深かったのですが、国立博物館や
美術館の図書室と大学図書館では人事交流ないですよね?
栗山 正光
常磐大学人間科学部現代社会学科
〒310-8585 水戸市見和1-430-1
(2012/06/28 9:21), Yasushi TAKAHASHI wrote:
> 高橋@民博です。
>
> ■力石@核融合研さん
>
>> 「(NIFSの)アーカイブ」は、後世の研究等の資料として供
>> するため、とにかく核融合研がらみのメモから何から片っ端
>> から収集、整理補完する(対象としている利用者は、一般所
>> 員ではなくて、(多分所外の)後世の研究者)
>
> 民博のアーカイブズも、館内研究者よりも、館外の研究者からの
> 問合せ、閲覧照会がメインです。館外の研究者の方は、本当によく
> ご存じで、ご教授いただくこともあります。
>
> ■土屋@山形大学さん
>
>> 民博様は施設の性質上、大学図書館よりもアーキビストの職域
>> が大きいように拝察しました。
>
> あ、そうかもしれないですねぇ、有象無象があるし。ただ、図書
> 室がなんでもかんでもやるのではなく、分担があって、
>
> 標本資料(「物」です) ⇒ 情報企画課(展示も所掌)
> 文献図書資料(「紙」) ⇒ 情報サービス課(図書室)
> 映像・音響資料 ⇒ 情報システム課(電算、ネットも)
>
> という振り分けになっています。
>
> それぞれに保管・保存・運用方法が異なるので、「餅は餅屋」と
> いうことですかね。
>
> この中で一番「ラフ」なのは当然、情報サービス課、つまり図書
> 室です。とはいえ、書庫に窓は全くなく、年間を通して日中はエア
> コンが運転されていて、大体25度前後ぐらいになっています。湿度
> も50%ぐらいだったかな。ま、60%になっても気にしてませんが。な
> んやムッとするなぁと(笑) ちなみにマイクロ室は、18℃45%です。
> どちらも集中管理なので、図書室では何もできません。
>
> 情シ課なんて、市販CDでも恒温恒湿(18℃35%だったかな)に保
> 管しています。利用する時は、室温に慣らす必要があるので、モノ
> によっては一週間後ぐらいになったりします。
>
> 標本資料はもっと大変。一度外に出すと、必ず燻蒸処理をしてか
> らでないと収蔵庫に戻せませんから、ものによっては一ヶ月ぐらい
> かけて燻蒸したり...えと、なんの話でしたっけ(・・;)
>
>> 図書館員としても一定のアーキビスト的知識・
>> スキルを得る努力が必要かもしれないですね。
>
> ジレンマに苦しむんじゃないでしょうかね。
>
> 僕自身は、アーキビスト的な考え方に馴染めず、梅棹資料室の方
> とずいぶん衝突しましたよ。もう、全然かみ合わないので。しまい
> に「寄贈された図書は、どんなものでも特別扱いはしない。帯やカ
> バーは捨てる。しおりや出版案内が挟まっていたら捨てる。IDラベ
> ルはここに貼る、磁気テープも入れる、蔵書印やらなんやら所定の
> 位置に押しまくる。サインがしてあるからと言って有難がったりは
> しない。それが嫌なら寄贈せんといて」(ノ-"-)ノ~ ┻━┻
> とまで言いましたからね。
>
> 誤解のないように申し添えさせていただきますが、今ではとても
> 仲良しですよ(^○^) もちろん、譲りませんが <(`^´)>
>
> 宝光院文書データベース、凄いですね。整然としていますね。見
> やすく、検索もできるし、わかりやすい。ゼミにお願いしたのは正
> 解ですね。図書館員だと、こんな風には作れないでしょう。目録頭
> ですから。うーん、見やすいし、きれいだなぁ。
>
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