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[drf:1643] Cellの論文未来形 (Re: 論文はいつまでPDF[only]か?)



倉田先生、土屋先生、みなさま、

北大 杉田です。Cellの興味深い例、たいへんありがとうございます。

[drf:1333](Re: DRIVERサミット報告)で、

>> > 3.エンハンスド・パブリケーションと、その長期保存への道
>> > ・リサーチデータ付の出版物等について、相互運用性と実証をすすめる。
> アクセス性向上のためのシステムと長期保存のシステムとがはっきりと分けて
> 構想されているようでした。Enhanced Publicationとか、ひいてはeサイエンスとか、
> そういう局面では、DSpaceなどの、単なるハコとしての機関リポジトリ用ソフトウェア
> では表現力がまるで足りません。VRE(Virtual Research Environment)という
> 言葉も聞かれましたが、そういう中にデータ置き場としてのリポジトリをどう位置づけ
> ていくか、課題だと思いました。自分はまだぜんぜんイメージがわきません。

と書きましたが、これを拝見してなんとなくイメージがわきました。
このarticle of the futreは、論文というよりも、名を連ねた著者たち(=研究グ
ループ)による研究拠点のウェブサイトであるかのように見えます。コメントもつ
けられるようになってる。

これに、

(1)トラックバックだとか、関連ブックマークだとか、そういった横のつながりの
 広がりの可能性を付け加えて、

(2)かつ、投稿段階、いや、研究開始段階から(ウェブスペースのホスティングを
 受けるかのように)研究過程や中間生産物を蓄積していけるようにしたら、

それはいわゆる“eリサーチ”を支えるかもしれないなと思いました。

たとえば、競争的研究資金の胴元がそうしたサイトを運営し、研究助成のフィー
ドバックとして(PMCのように成果論文だけでなく)そうしたサイト上に研究活動
そのものを表現することを課す、というような形?
あるいは大学が?(≒次世代IR?)



(2010/02/18 13:37), Syun Tutiya wrote:
> みなさま、
> 
>> 論文の形態に関しては、Elsevierというか雑誌Cellが
>> article of the futre という提案をしています。
>> http://beta.cell.com/index.php/2009/07/article-of-the-future/
> 
> タッチの差で負けました。この点を指摘するメールを考えていたところです。
> 
> サンプルとしては、
> 
> http://www.cell.com/abstract/S0092-8674%2809%2901439-1#Summary
> 
> がみられます。
> 
> 土屋
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