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[drf:1117] Re: 最近、ある御方から言われたこと
- Date: Tue, 09 Jun 2009 00:49:13 +0900 (JST)
高橋さん、
> みんぱくは組織内に出版部門を持っているので、リポジトリとは
> 一種の出版事業であると主張し続けている私は、それを管轄する研
> 究協力課が、「みんぱくリポジトリ」事業を中心になって推進、維
> 持運用管理し、サービス課とシステム課はそれをサポートするのだ、
> と言い続けているのです。トロイカ体制と言っても、騎馬戦隊形で、
> 先頭が研協、後ろにサービスとシステム。漢字が前でカタカナは後
> の△で進む、と。
>
> 誰か理解してくれ。全学的事業言うておきながら、図書館にだけ
> やらせるのは間違っとるぞ。ばしばし人削っといて、中小規模の図
> 書館やら、持ちこたえられませんてば。図書館や言うだけで、都合
> よく使われてませんか。あんたら、人が良過ぎるぞ。
でも、高橋さん、今度の国立国会図書館127億円補正予算で1968年くらいまでの
所蔵が全部電子化されるとして、かつ、その2倍あれば現在までの納本が全部電
子化さるとして、海外のほうが電子書籍は普及しているわけだし、すでに出版
されるの中身は製作の途中では電子的携帯をとっているいるわけなので、物理
的な実体を伴なう本をかならずしも購入する必要がなくなった(多分そんな遠く
ない) 暁には、図書館なんて機関リポジトリくらいしかやることがないのでは?
もちろん今回の電子化は無許諾で保存のためにのみやるのでしょうが、そこに
電子的ファイルがあれば、利用者と権利者が合意するかぎりで、そのファイル
を使うことを国立国会図書館は拒めるでしょうか。大学図書館がこれまで通り
の金額(総売上9000億円のわずか300億円くらい?)を日本の出版者に支払えばい
いだけのことですから、支出は増えるわけではないし、幸いにして(外国雑誌と
違って)日本の出版市場は縮小一途ですので(タイトル点数だけが増えてこまる
という問題を別にすれば)、経済的には誰も困らないわけで、なんとなくよい
未来が待っているけど、そこには図書館はもうないという絵柄な具合なわけで
す。
土屋
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