[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:359] DRFIC2008のポスターセッションの結果について



DRFのみなさま、

DRFが主催して開催したDRFIC2008第2日目のポスター・セッションには多くの出
展をいただきありがとうございました。参考になる展示にAwardsを出したわけ
ですが、その決定は投票結果にもとづいて行なったもので、実行委員会の判断
は何位まで登壇していただくかということのみでした。この結果は投票したみ
なさまが、参加できなかった方々と共有して、今後の課題設定などに生かして
いただくことが重要であると考えますので、得票数が以下のようであったこと
をご報告いたします。当初3位までというところを4位までとしたのは、(1)筑波、
九大、千葉大という常連だけではつまらない、(2)20 票を区切りとするとわか
りやすいという理由によります(小樽商大鈴木さんが編んだ帽子をかぶった土屋
の写真が紹介されるとは思ってもいませんでした!)。

票数が少ない館におかれては、そこまで出さなくてもという感をもたれるかも
しれませんが、今回の参加者の意識の動向を知るためにも重要な指標ではない
かと考えてあえて結果のすべてを共有したいと存じます。実際、ポスターが貼
られていなかった17番を除いて、ゼロ票のところはありませんでしたので、ど
のポスターの報告にも価値があったのだと思います。ポスターのすべてが追っ
てウェブに掲載されることになると思いますので、その検討の参考としていた
だければ幸いです。

また、全体の傾向として、機関リポジトリコミュニティ全体にかかわるテーマ
を扱ったポスターや新しいテーマを扱ったポスターのほうが、個別の機関リポ
ジトリ、個別の地域の関心を報告するものよりも「参考になる」と評価されて
いるのではないかと思います。まあ、当たり前といえば当たり前ですが。

しかしもちろん、個別事例の積み重ねでしか機関リポジトリの将来の発展はな
いのですから、他の大学に参考にならないということは独自性が際立っている
ともいえます。このような共通性と独自性との両方を追求していくことが機関
リポジトリコミュニティ全体にとって不可欠なことであると認識しました。

前置きが長くなりましたが、結果は以下のとおりです。

1. 筑波大他「これからのサービスのためのIR利用統計」(36)
2. 九州大「IR and RI: 外部システムからのスムーズな利用」(26)
3. 千葉大 "Everything Welcome CURATOR"(25)
4. 小樽商科大 "Be Attractive, Barrel!"(21)
5. 九州大 "Trustworthy SNS for Institutional Repositories"(18)
6. 広島大他 「HARP: 広島県内の大学図書館における共同リポジトリの試み」(17)
7. 筑波大他「日本国内出版物の論文掲載許諾の現状」(15)
7. 名古屋大「NAGOYA Repositoryのコンテンツ収集アプローチ」(15)
9. 宮崎大「OPACとJuNii+のマッシュアップによる機関リポジトリのPR」(14)
9. 筑波大「日本の大学図書館における機関リポジトリの位置づけ」(14)
11. 金沢大「セルフアーカイブしよう!」(13)
12. 島根大「島根大学学術情報リポジトリにおけるセルフアーカイビング」(12)
12. AIRWay "AIRWay Project"(12)
14. 北海道大「0から2000へ」(11)
15. 国立国会図書館「国立国会図書館のデジタルアーカイブと・・・」(9)
16. 核融合科学研究所「核融合分野におけるCOEとしての・・・」(8)
17. 琉球大「琉球大学学術リポジトリの可視性戦略」(7)
18. 北海道大「日本における数学出版の状況」(6)
18. 大阪大「大阪大学学術情報庫OUKAのめざすもの」(6)
20. 山形大「地域コンソーシアムと連携した機関リポジトリの取り組み」(5)
21. 国立情報学研究所「最先端学術情報基盤(CSI)の構築」(3)
21. 国立情報学研究所「最先端学術情報基盤構築における機関リポジトリ支援」(3)
23. 高知工科大「教員評価システムとの連携」(1)
(有効投票数297票)

DRFIC2008実行委員長
土屋(千葉大学)