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[drf:2923] Re: PLoS インタビュー抄訳



山本@北大図です。

>> 私もあまり自信はないのですが、最初のifはisの
>> 誤植ではないでしょうか?
> なるほど!
> 思いつきませんでした。たしかにisだとこの部分しっくりきますね。
>> ただ、the progressの前のthatがよくわかりません。

抜粋だけ見てたときは is if の誤植もありそうな気がしたのですが、
全文のほうも if if になっているので両方誤植というのもなぁと
弱気になっておりました。
インタビューの話し言葉なので、後から if if と言い足した印象ですが、
抜粋全体としては文章をかなり書き直していることもあり、
「口語だからこんなもんでしょ」とも断定しずらいですね。


あとは雑談、

> 全体には、彼らの出版後査読指向と併せて考えると、ここで言われて
> いるのは、ともかく出版されてこそのもんだ、ということですかね。
> 地動説でも載せてやるよ、と。

最近の図書館は利用者志向であることは間違いないのですが
伝統的にはすべての資料→すべての利用者という捉え方において
資料は均質に扱いますね。
天動説に価値が生じるのは利用者の視点においてであり、
資料において地動説の価値を左右するものではない。
特殊相対性理論において視点によってスライスされた時空が
いくつも同時に存在すると考えるのを、ついつい連想するのですが、
ジャーナル出版を考えると、既存査読誌においては査読編集チームの
視点でスライスされた論文だけが出版されてくるので、
それとは異なる時空に存在する論文にも等質な価値を認める
メガジャーナルの在り方には、図書館員として親近感を覚えます。
もちろん、すべての資料→すべての利用者は実現には遠くて、
経済的空間的制約の中で図書館は四苦八苦しているのですが、
メガジャーナルも同様に四苦八苦することになるのかなぁ。

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山本和雄 <ymmt @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>


(2012/02/27 8:45), 杉田茂樹 wrote:
> 栗山先生、
>
>> 私もあまり自信はないのですが、最初のifはisの
>> 誤植ではないでしょうか?
> なるほど!
> 思いつきませんでした。たしかにisだとこの部分しっくりきますね。
>
>> つまり「ある実験が行われ、その手法が妥当で追試
>> 可能なものであり、結果データが信頼でき、結論が
>> そのデータによって裏付けられていれば、その実験
>> (を記した論文)を出版することは科学の進歩に対
>> する最大の貢献である」と言いたいのではないかと
>> 思います。
>>
>> ただ、the progressの前のthatがよくわかりません。
>> カンマだったらわかるのですが。
>> we believe that のthatが繰り返されているのかと
>> 考えたりもするのですが、そうすると、when 〜と
>> いう節が宙に浮いてしまうような気がして、どうも
>> すっきりしません。
> はい、たしかにまだへんてこな気がします。
>
> 全体には、彼らの出版後査読指向と併せて考えると、ここで言われて
> いるのは、ともかく出版されてこそのもんだ、ということですかね。
> 地動説でも載せてやるよ、と。
>

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