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[drf:2837] Re: Fwd: [GOAL] Re: op-ed on Research Works Act in today's NYT
- Date: Thu, 12 Jan 2012 17:21:45 +0900
山本@北大図です。
そのように、あたかも何かの陰謀であるかのように因果関係をもって
進むというよりは、以下のような独立事情で自然に進行するのでは?
・雑誌予算は頭打ち、しかし購読価格の値上がりは続く、
したがって必然的にビッグディールの見通しは暗い。
・研究者は論文を発表したい。査読で落ちた投稿原稿が APC で
救済されるなら、それを選択する動向は止められない。
このエントロピー増大に対して、コントロールの可能性を探るには、
逆らわずに加速するベクトルで臨むのでしょうね。
---
山本和雄 <ymmt @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
(2012/01/12 16:31), Izumi MORI wrote:
> 内島課長,皆さま
>> しかし、OA誌へのニーズを掘り起こすために、インセンティブ経費を時限付きで
>> 積むのはまったく問題ない。
>>
>> まずはそこから。
>>
>> いわば、「日本版COPE」ですね。このあたりもJUSTICEとか次期CSIとかに期
>> 待ししたい,,,。JUSTICEでコンソーシアム価格のAPCを設定し、次期CSIで
>> ナショナルなインセンティブ経費を積んで、導入実験を行い、結果を研究者と
>> 共同発表するとか,,,。(妄想)
> この妄想,やってみる価値あり,でしょうか。
>
> 何事も,新しいことに「全面的に」「本格的に(正式に/運用ベースで)」
> 実施するのは難しいので,まずは,「部分的に」「実験ベースで」やって
> みるのが良いように思います。
> 一歩を踏み出さなければ何も変わらない(変えられない),という気が
> しております。
>
>
> (2012/01/12 16:06), uchijima hideki wrote:
>> 森様 皆様
>>
>> 内島です。
>>
>> アイゼン教授の主張をダイレクトに理解すると、ビッグディールをやめて
>> その予算をだんだん増えてきているOA雑誌のAPCに充てろ、そうすれば出版社
>> は干上がるし、OAは伸びる、ということかと思いました。
>>
>> これはPLoSとかBMCのような成功誌を支援する、という域を超えてるように
>> 感じました。
>>
>> 現在、OA雑誌による公開論文は250万論文のどれだけをしめるのか、統計
>> はある(作れる)はずですが、このAPCのためにビッグディールや雑誌購読を
>> やめる訳にはいかないでしょう。OA雑誌だけでは研究はできない。発表者側の
>> 視点でなく、利用者の視点にたてばそう言わざるを得ないわけです。
>>
>> このあたりの統計については、2月のSPARC Japanセミナーで報告があるはず
>> ですね?PLoSのビンフィールドにも聞いてみたい点の一つです。
>>
>> 森さんが触れている、「APC高騰化問題」「コントロールの主体問題」はま
>> だまだ、先の話で、speculationの域を出ない、というのが私の感想です。た
>> ぶん、生命科学とか一部ではトレンドになりつつあるのでしょうが、全体の問
>> 題にはまだならないような気がします。
>> しかし、OA誌へのニーズを掘り起こすために、インセンティブ経費を時限付きで
>> 積むのはまったく問題ない。
>>
>> まずはそこから。
>>
>> いわば、「日本版COPE」ですね。このあたりもJUSTICEとか次期CSIとかに期
>> 待ししたい,,,。JUSTICEでコンソーシアム価格のAPCを設定し、次期CSIで
>> ナショナルなインセンティブ経費を積んで、導入実験を行い、結果を研究者と
>> 共同発表するとか,,,。(妄想)
>>
>>> 購読費をAPCにすれば,「読者が限定されている格差問題」が誰もが
>>> 読めるという解決にはなりますが,「APC高騰化(するであろう)問題」や,
>>> 「学術情報流通基盤をだれがコントロールするのか」問題が残ること
>>> になるのでしょうか?
>> いつかCOPEやその他の結果として、PLoS Oneやその他のイミテーション雑誌が
>> 市場を席巻し、研究者からの自主的な予算要請が出始めたら、上記の問題群に取
>> り組むことが「できます」ね。また、ハーナッドのグリーン路線も「転覆」され
>> るわけですが、まだ時期尚早では。
>>
>> ──────────────────☆────────
>> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>> 2012年1月号を発行しました!
>>
>> DRF(Digital Repository Federation)
>> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
>> ─────★─────────────────────
>
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