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[drf:877] Re: 機関リポジトリとアクセス制御(認証)



みなさま、

本日、標記のテーマでJISCのレポートの紹介をしたおりに、NIIのUPKIのシン
ポジウムに触れましたが、現在、Shibbolethの簡単な紹介がない状況で、それ
を知るために非常によい機会ではないかと思いますので、あえて再度、その会
合についてご紹介しておきます(諸般の事情でぼくは参加できないのですが)。
URLは、そこでも書いたように、

        http://www.nii.ac.jp/csi/upki/sympo2009/index.html

日本ではUPKIというプロジェクト名でNIIが主宰して公開鍵認証を利用する全国
大学間認証基盤の構築の研究が行なわれてきました。その3年目の成果報告を目
的とするものがこのシンポジムです。Shibbolethは公開鍵を使うものではあり
ませんが、全国規模の大学間認証を行なうための枠組みとして紹介されるもの
で、実際にフェデレーション(これが何かは、話を聞かないとわからない) が構
築されることになるはずです。計算をする研究者の数と、ジャーナルコンテン
ツを利用する研究者+学生の総数とを比較すれば後者が圧倒的に(2ないし4桁)大
きいわけですから、そのインパクトも大きくなるはずです。基本的には、大学
がこのフェデレーションにはいれば自宅・学外からのアクセスのために「リモー
トID」を発行したり、プロクシサーバを図書館が設置したりする必要はなくな
ります。

というわけで、このシンポジウムは便利だと思います。NIIの回し者っぽく聞
こえますが、活用をすすめます。

土屋