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[drf:900] 著者最終稿について



北大 杉田です。

著者最終稿についてある大学の方からお問い合わせを頂きましたので、
具体的事例情報を省いてこちらでお返事します。

>  教官の指す「author's proof(つまり著者校正)」とは、北大さんの
> 表によると右側雑誌掲載レイアウトの一番下の段の著者の「校正」に
> あたるのかな?と思っているのですが、これは雑誌社のいう、
>  author can archive post-print (ie final draft post-refereeing)
> には該当しないでしょうか? リポジトリに搭載するのは問題があり
> ますでしょうか?

基本的には出版社さん次第だと思います。

自分の経験では、

・エルゼビアさんの、
・「UNCORRECTED PROOF」と大きく斜めに透かしの入った、
・しかし、レイアウト的には出版社版と同一の、
・すなわち、おなじみのNon Solusの樹のマークの入った、
・著者校正用ファイル

のセルフアーカイブの可否について、エルゼビアさんに照会し、不可、
とうかがったことがあります。

↓これも同種の話ですね。
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drfml/msg00408.html

ご質問主さんから見せて頂いた対象PDFファイルは、刊行元の電子ジャー
ナル上で公開されているものと同一レイアウトのものでしたので、なんと
なく上記UNCORRECTED PROOF事例に似て、「final draft」とは言いがたい
ような気がしました。

が、最初に申し上げました通り、基本的には出版社さん次第だと思います
ので、聞いてみるのが一番いいと思います。

-- 
杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
北海道大学附属図書館情報システム課システム管理担当
電話番号:011-706-2524,ファクシミリ:011-706-4099
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp