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[drf:4007] Re: 文献提供サービス会社によるコンテンツ利用について
- Date: Sun, 16 Feb 2014 13:59:25 +0900 (JST)
山本さん、
> 機関リポジトリが前提とする周辺技術として、
> 当初は学術研究目的の利用のみに制限していたコンピュータネットワークが、
> 後に発展してきた特に目的を限定しない商用 ISP の相互接続に門戸を開放して
> インターネットに至った経緯を考えると。
> 機関リポジトリが「無償公開」するコンテンツが、ネットアクセスを通じて
> 電子的に複製されて流通する際に、仲介業者が営利を営むことは
> その当初から想定済みと言わざるを得ないのでは。
そのとおりです。インターネットが普通に使われるようになってから、無料コ
ンテンツのひとつ、量的にはごくわずかな一部が機関リポジトリ搭載コンテン
ツなわけです。かつ、ほぼ確実に現在のインターネットインフラは商用利用が
なければ経済的に維持できていないはず(SINETの60億なんてささやかなもの)
ですので、
http://www.fresheye.com/guide/newscliping/
http://webclipping.jp/
などは無料コンテンツの有料クリッピングサービスのように思われます。
> その仲介に際してネットアクセス提供や改変を伴わない電子複製以上のことを
> するならば、色々と言いたいことも出てきますが。
たしかにそうですが、利用者からて、その分安いのだということになれば、そ
れはそれでいいわけです。しかもリンクだけだったりするわけですから、そう
なれば文句はいえないでしょう。
今回の齋藤さんの件は、(多分)製薬会社の担当者が、何も考えずに(か、あるい
は、ちゃんと記録を残しておきたいということで)いつもどおりに「この許諾よ
ろしく」と業者に頼んだところ、業者も何も考えずに許諾を求めたところ、
「あらら、これって許諾がいるの?」ということになって、「要するに、どうい
う条件で使わせてくれるということになっているの」と最後に付記したという
ような経緯ではないでしょうか。つまり、このあたりは当人に聞かないとわか
らないことなので聞けばいいわけです。
土屋
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