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[drf:4028] Re: 文献提供サービス会社によるコンテンツ利用について
- Date: Thu, 20 Feb 2014 03:06:15 +0900
山本@横国大図です。
> で、結局、何が言いたいかというと、NCなんて面倒でケチくさいこと
> 言わずに、CC-BYで行けばいいのに、ということです。
Open Access なんて面倒でケチくさい、、、は冗談ですが、
杉田さんによると当時の北大で CC NC は libre OA 的な考えによって
採用されたとのことで、そもそもリポジトリとは何のためにやっているのか
スジ論としてはアリだろうと個人的には思います。
---
山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
2014-02-20 2:52 GMT+09:00 Kazuo YAMAMOTO <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>:
> 栗山先生、
>
> 山本@横国大図です。
>
>>> 違法か否かは、判例があれば類推もできますが、、、あるのかな?
>> 「私的複製 代行」とかで検索すると、自炊代行の違法判決に関する
>> ページが山ほど出てきますね。
>> 文献提供サービスも基本的な図式は同じだと思いますが。
>
> 自炊代行 (紙媒体で有償販売されている出版物の電子化&複製代行) と、
> リポジトリで電子的に無償公開中の文献の取得代行では、
> 図式はまったく異なると思うのですが、、、
> しかし思ってみたところで、法解釈として異なるのかどうか判断できず。
>
>> 誤解していたらお詫びしますが、今回のケースでは、この会社は代理
>> だから顧客の側の利用形態が問題で、この会社自体が手数料を取って
>> コンテンツを複製すること自体は問題ではない、というご意見だった
>> ので、おかしいなと思ったわけです。
>
> 誤解を招いてすみませんでした。
> リポジトリで公開中の文献の取得代行、最も多い事例としては
> 商用 ISP になると思いますが、その場合は郵便局と同様に
> コンテンツの改変を伴わない搬送の請負にすぎないので
> 問題はないのでは、という意見です。
> 今回のケースの場合は、この会社が何をしようとしているのか判らないので
> 確認は必要であり、そのようなリポジトリの外で処理した実績は
> 北大にはありますよ、ということでした。
>
>> 暗黙の了承というのは怖いですね。いつひっくり返されるかわからない。
>
> インターネットの現状を誰がひっくり返すのか判りませんが、
> その場合は北大は遡及契約に相当する宣言でもするのかな?
>
> ---
> 山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
>
> 2014-02-19 21:55 GMT+09:00 <mtkuri @ xxxxxxxxx>:
>> 山本様
>>> 違法か否かは、判例があれば類推もできますが、、、あるのかな?
>>
>> 「私的複製 代行」とかで検索すると、自炊代行の違法判決に関する
>> ページが山ほど出てきますね。
>> 文献提供サービスも基本的な図式は同じだと思いますが。
>>
>>> 文献提供業を営んでいるような会社は、我々が心配してあげるまでもなく、
>>> 訴訟リスクを回避したければ斎藤さんのケースのように事前に問い合わせて
>>> 了解を得ればよいだけの話では?
>>
>> まさにその通りです。
>> 誤解していたらお詫びしますが、今回のケースでは、この会社は代理
>> だから顧客の側の利用形態が問題で、この会社自体が手数料を取って
>> コンテンツを複製すること自体は問題ではない、というご意見だった
>> ので、おかしいなと思ったわけです。
>> この会社としては、やはり自分たちに対して利用の許諾がほしかった
>> のだと思います。素直に英文を読めばそうなりませんか?
>> 前にも書きましたが、顧客の利用形態についてはフェア・ユースで
>> 問題ないと考えているふしがあります(これは私の勘違いかもしれま
>> せんが)。
>>
>>> 仲介業者のなかでも商用 ISP に関しては、財産権を有する北大側が
>>> 暗黙に了承している (と解釈するしかない) ので、すでにオーバーライド済み。
>>
>> 暗黙の了承というのは怖いですね。
>> いつひっくり返されるかわからない。
>> 業者側だけでなく、リポジトリの現場担当者も戸惑わないでしょうか?
>>
>> で、結局、何が言いたいかというと、NCなんて面倒でケチくさいこと
>> 言わずに、CC-BYで行けばいいのに、ということです。
>>
>> 栗山 正光
>> 首都大学東京学術情報基盤センター
>> 〒192-0397 八王子市南大沢1-1
>>
>>
>> ----- Original Message -----
>>> 栗山先生、
>>>
>>> 山本@横国大図です。
>>>
>>> 違法か否かは、判例があれば類推もできますが、、、あるのかな?
>>> 手抜きでちょこっとだけ検索してみましたが、空振りに終わりました。
>>> 現実世界でコンフリクトが発生していなければ訴訟や判例に至るわけもなく、
>>> ただ単に法令が現実世界に追い付いていないだけのような気もしますが。
>>>
>>> 文献提供業を営んでいるような会社は、我々が心配してあげるまでもなく、
>>> 訴訟リスクを回避したければ斎藤さんのケースのように事前に問い合わせて
>>> 了解を得ればよいだけの話では?
>>> 文化庁も、契約による著作権法のオーバーライドは「基本的には
>>> 無効とするべき理由がない」と整理されているようですし。
>>>
>>> 北大リポジトリの CC NC については、リポジトリを経由せずに
>>> 直接提供している事例をすでにご紹介したとおりです。
>>> 仲介業者のなかでも商用 ISP に関しては、財産権を有する北大側が
>>> 暗黙に了承している (と解釈するしかない) ので、すでにオーバーライド済み。
>>> 傍から文句を付けるような状況ではないだろうと思います。
>>>
>>> ---
>>> 山本和雄 <yamamoto.kazuo @ xxxxxxxxx>
>>>
>>
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>> ──────────────────☆────────
>> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>> 2013年1月号(48号)を発行しました!
>>
>> DRF(Digital Repository Federation)
>> http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/
>> ─────★─────────────────────
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