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[drf:1088] Re: 「みんぱくリポジトリ」進捗状況(5/19現在)



北大 杉田です。こんにちは。

高橋課長のポストは読んでいてほっとします。
……しかしたいへんそうですね、おつかれさまです:-)

以下、うろ覚えな内容ですので、より正確な技術的情報についてはフォ
ローを待ちたいと思いますが――、

>  今回のように一括登録された論文は、すべてタイトルが表示されて
> しまいます。これはシステム上の仕様で、公開されている論文かそう
> でないか見分ける方法はありません。公開処理が完了すれば、論文本

DSpaceは、投稿→審査→メタデータチェック→公開、という作業手順を
コレクションごとに設定できるようになっていて、一括インポート時に
は(ItemImportツールの引数として)、どんな権限を持つユーザの持ち
物としてどの段階(状態)へ放り込むか、指定できるようになっていた
と思います。

> $ /usr/local/dspace/bin/dsrun org.dspace.app.itemimport.ItemImport -h
> usage: ItemImport
> 
>  -t,--test          test run - do not actually import items
>  -R,--resume        resume a failed import (add only)
>  -a,--add           add items to DSpace
>  -c,--collection    destination collection(s) Handle or database ID
>  -d,--delete        delete items listed in mapfile
>  -e,--eperson       email of eperson doing importing
>  -h,--help          help
>  -m,--mapfile       mapfile items in mapfile
>  -p,--template      apply template
>  -r,--replace       replace items in mapfile
>  -s,--source        source of items (directory)
>  -w,--workflow      send submission through collection's workflow
> 
> adding items:    ItemImport -a -e eperson -c collection -s sourcedir -m mapfile
> replacing items: ItemImport -r -e eperson -c collection -s sourcedir -m mapfile
> deleting items:  ItemImport -d -e eperson -m mapfile
> If multiple collections are specified, the first collection will be the one that owns the item.

文献の格納位置は、おおまかにいって、

 投稿→審査→メタデータチェック → 公開
 ←    ワークフロー   → | メインアーカイブ

と呼ばれますが、ワークフローに文献があるうちは、メタデータも外に
は見えない(その文献の存在が見えない)ようになっている。
ので、このワークフロー段階のレコードとして投入するようにすれば
「一括登録された論文は、すべてタイトルが表示されてしまいます。」
な状態は避けられるのでないかなと思いました。


>  ところで、「利用者登録」関係で少々問題がありました。
>
> ◎論文タイトルをクリックしたら、利用者ログイン画面に移った
>   ⇒ 利用者登録をしないとみられないのか との問い合わせあり。
>
>  みなさんのところでは、こんなことはありませんでしたか?

 dspace-admin(http://ir.minpaku.ac.jp/dspace/dspace-admin)

で、アイテムごとやコレクションごとに、パスワード認証を課すとか、
Anonymousユーザにどこまでは見せるとか、利用権限を細かく設定できた
かと思います。



メタデータまでは見えてもよいのではないかとも感じましたが、ただ、
本文が公開できる状態にないアイテムをメタデータだけ見せてもあれ
だと思うので、前記、ワークフロー投入に留め、リリース作業で外に
も見えるようにする、というやり方がいいように思いました。




Yasushi TAKAHASHI さんは書きました:
> みなさま
> 
>  新型インフルエンザの渦中にある大阪北摂地域ですが、みんぱくは
> 教職員にマスクを配布し、手洗い消毒用の薬剤も随所に置き、再開に
> 備えて様々な手配と準備を進めています。
> 
>  そんな中、ひたすら地味に頑張っておりました公開処理ですが、と
> うとう一段落しました。当初の予定より一ヶ月半遅れ、私の心積もり
> よりは半月遅れ。後半「ちまちま許諾作業」に慣れてしまい、要領が
> 良くなったせいか驚くほど早く処理できました。というわけで、
> 
> 「SER」登録データ 915件中 許諾取得:458件−要修正 7件= 451件
> 「SES」登録データ 880件中 許諾取得:417件−要修正 8件= 409件
> 
>               以上、860件について一般公開しました。
>         利用許諾については、4月27日現在に基づいています。
> 
>  ただし、この件数には表紙、序文、まえがき、あとがき 等も含まれ
> ます。ですから、実際の公開論文件数は SER 380、SES 340、合計 720
> 件程度と考えてください。利用許諾は日々届いています。これからも
> 継続して公開処理しますので、少しずつではありますが、利用できる
> 論文は増えていきます。ささやかですが、千件までもうちょい、と。
> 
>  なお、著者から一部修正・削除等の依頼があった論文については、
> 指定箇所の処理をした後に公開となりますので、今回の公開件数には
> 含まれていません。
> 
>  ところで、「利用者登録」関係で少々問題がありました。
> 
> ◎論文タイトルをクリックしたら、利用者ログイン画面に移った
>   ⇒ 利用者登録をしないとみられないのか との問い合わせあり。
> 
>  みなさんのところでは、こんなことはありませんでしたか?
>  みんぱくだけか、タイトルだけ見えている、なんてのは。
> 
>  きちんと説明とか、広報がなされていればこういうことにはならな
> いのだと思います。なかなかそういうとこまで手が回りませんので、
> と言い訳させてください。
> 
>  今回のように一括登録された論文は、すべてタイトルが表示されて
> しまいます。これはシステム上の仕様で、公開されている論文かそう
> でないか見分ける方法はありません。公開処理が完了すれば、論文本
> 文も見られるようになりますが、許諾が得られていない(公開処理が
> されていない)論文のタイトルをクリックした場合、利用者ログイン
> 画面に跳んでしまうため、ン(・・;)? となって、このような誤解が
> 生じたようです。(てか、DSpaceのデフォルトの動きがこうだという
> のは、理解できない。私だけか(-"-))
> 
>  で、今、保守請負業者さんと相談して、暫定処置を行ってもらい、
> 別途カスタマイズの相談をしようとしています。なんか、商品として
> 既にあるらしいので、安価に回避できるようです。ありがたい。どこ
> かの大学が困ったことがあるんだろうな。後発で良かったかも。
> 
>  よろしかったら、どの論文が読めるのか、あちこちクリックしてみ
> てくださいな。基本的に「表紙」が読める号は、読める論文が一つ以
> 上ある号です。
> 
>  今回はおとなしめに...<(`^´)>
> 


-- 
杉田茂樹 <sugita @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
北海道大学附属図書館学術システム課システム管理担当
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