[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[drf:545] Re: [drf:544] RE: [drf:542] Re: [drf:541] Re: [drf:540] Re[2]: [drf:536] RE: [drf:535] doiが決まれば出版扱い?




高橋様
エルゼビアのArticles in Pressには、以下の3段階があります。
なお、Articles in Pressを提供するか、またどの段階のものを使用するかは、
各ジャーナルのpublisherの判断によります。
・Accepted Manuscript
 著者から受け取ったファイルをそのままPDF化し、簡単な表紙を付けたもの
・Uncorrected Proof
 原稿の体裁は冊子体と同じものになっているが、著者校正が終わっていないもの
・Corrected Proof
 著者校正も終わり、Volume/Issue/Pagesが割り振られるのを待っているもの

なるほど,わかりました。明快なご説明ありがとうございました。
雑誌によっては,やはり谷藤さんがおっしゃる通りなわけですね。

著者原稿のIRへの搭載という最初の話題に戻ると、Articles in Pressの段階で
IRに搭載されても、冊子体が発行されてからIRに搭載されても、早さ以外の点
では違いはありません。通常、IRへの搭載が認められている著者原稿は、受理
された時点のもの(査読の結果までは反映できる)であり、受理後の校正段階
での修正を反映することは認められていないからです。つまり、Articles in
Pressの段階で搭載しようが、冊子体が発行されてから搭載しようが、搭載できる
著者原稿の内容は同じということになります。

問題はここですね。
私を含め,誤解している人がいっぱいいそうです。
著者からすれば,出版社の人に校正していただいた部分はともかく,
自分で気がついて修正したのは反映させたくなりますよね。

            栗山 正光
            常磐大学人間科学部現代社会学科
            〒310-8585 水戸市見和1-430-1