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[drf:2840] Re: SCOAP3 (Re: 訳してみました:APCの損益分岐点は600ドル?)
- Date: Fri, 13 Jan 2012 13:20:03 +0900
杉田さま,皆さま
森いづみ@NIIです。SCOAP3について,コメント有難うございます。
> PLB、NPB を欠いた ScienceDirect
> EPJC を欠いた SpringerLINK
>
> の購読料はどうなるのか。
>
> 次期契約のCAPは4.0なのか3.6なのか、そういうせめぎ合いの中へと溶け
> 込んでしまわないような、明解な積算(と購買側が納得する措置)が可能
> なのか。
>
> けちつけるわけではなく素朴な疑問として、まずこれを感じます。
> ビッグディールでなければことは比較的単純明快だろうに。
本当ですね。
もともと単独購読だったら明らかなのですが,ビッグディールのなかの一部の
ジャーナルなので,「PLB,NPB,EPJC分の価格」というものがあってないもの
になっているのですね。
#その分,より多くのタイトルが読めるという,ビッグディールの恩恵を受けて
#いることも確かなのでしょうが。
今でも単独の「カタログ価格」というのはあるのですよね?
全体の価格交渉の後,さらにその「カタログ価格」分を差し引いた額が契約額
になる,ということにしても,それでもなおかつ,「実際いくら安くなったの
か」は
結局は明確にならないのでしょうか。
国際的な取り組みですので,日本以外の図書館等関係機関も,同じ検討をして
いることと思いますし,当然,「OA化した分を明確に購読料から引き下げること」
というのは条件にしていると思います。
> PLB、NPB を欠いた ScienceDirect
> EPJC を欠いた SpringerLINK
>
> の購読料はどうなるのか。
>
> 次期契約のCAPは4.0なのか3.6なのか、そういうせめぎ合いの中へと溶け
> 込んでしまわないような、明解な積算(と購買側が納得する措置)が可能
> なのか。
>
> けちつけるわけではなく素朴な疑問として、まずこれを感じます。
> ビッグディールでなければことは比較的単純明快だろうに。
(2012/01/13 11:33), 杉田茂樹 wrote:
> 小樽商大 杉田です。
>
>>> 私が思うに、学術出版において、オープンアクセスか値ごろ感か、という二者
>>> 択一で考える必要はなく、どちらも手にすればいいのではなかろうか。
>> 競争の余地があるということは大事ですよね。
>> 競争と言えば,皆さまはSCOAP3についてはどのように考えておられますか?
>>
>> 既に国公私立大学図書館協力委員会,KEK,NIIで,関心表明書にサインを
>> したわけですが,この次のプロセスは,購読費を確実に引き下げつつ,OA
>> ジャーナル出版経費を賄うための,分担モデル検討に行かねばならないの
>> ですが,なかなか難しそうだなぁ・・・と思っております。
> 「購読費を確実に引き下げつつ」という点。
>
> SCOAP3の視野に入っている高エネルギー物理学分野の主要ジャーナルは、
>
> Physical Review D (APS)
> Physics Letters B (Elsevier)
> Nuclear Physics B (Elsevier)
> Journal of High Energy Physics (SISSA/IOP)
> European Physical Journal C (Springer)
>
> といったものですが、では、首尾よく構想が実現したとしたら、
>
> PLB、NPB を欠いた ScienceDirect
> EPJC を欠いた SpringerLINK
>
> の購読料はどうなるのか。
>
> 次期契約のCAPは4.0なのか3.6なのか、そういうせめぎ合いの中へと溶け
> 込んでしまわないような、明解な積算(と購買側が納得する措置)が可能
> なのか。
>
> けちつけるわけではなく素朴な疑問として、まずこれを感じます。
> ビッグディールでなければことは比較的単純明快だろうに。
>
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国立情報学研究所 学術基盤推進部 学術コンテンツ課 専門員
(SPARC担当) 森 いづみ
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