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[drf:2619] Re: 書籍のカバー、帯の扱いをどうするか



池田さん、

> 図書館は、図書にメタデータをつけてきたわけで、メタデータで生きるのでは
> ないかと思います。メタデータは、ある意味なんでもよくて、目録データだけ
> でなく、位置に関する情報も重要なメタデータです。なので、「私の蔵書に関
> するデータを図書館に作ってもらう」という意図で、研究費買った本は(数学
> を除く理系には珍しく?)備品登録します。
> #ただ、プライバシー保護のため、現在は私(の配架 ID)で、一覧を引かせて
> #くれないのですが。
> #あと、異動すると、このデータベースが使えなくなるのが痛いところです。
> 
> 大学図書館に限れば、「利用者の」図書に関するメタデータとかも有望じゃな
> いかと思います。九大の附属図書館の MyLibrary は、過去の貸出履歴が見れる
> ので、すぐには読まない本でも「ブックマーク」するために借ります。
> 
> 図書館ではないのですが、辞書の新しい使い方として、英辞郎の iPhone アプ
> リにある「登録」ボタンに感心しました。一部を選択する、という操作だけで
> すが、一種の編集作業を利用者に解放して、「自分だけの辞書」を作らせる、
> というわけです。図書館もこんな方向を目指すべきでは、と思っています。

わかるんだけど、最大の問題は、図書館のデータが基本的に所蔵に基づくこと
にあります。世の中にある情報、いや出版物に限っても、図書館にないものの
ほうが多いのではないですか?

図書館は、たしかに図書にメタデータを付けてきたわけですが、買った本の目
録をつくってきただけで、書いたかったけど買えなかった本のメタデータすら
図書館にはないのです。NACSIS-CATだって、所詮はこの枠組みから抜けていな
いわけで、この時代に図書目録をベースにして、新しい知識を発見しようなん
てちゃんちゃらおかしいのではないでしょうか。

土屋
 
 


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