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[drf:1016] Re: [drf:1012] ご挨拶+資源タイプ(NIItype)Research Paper について



杉田様

 一橋大学の高橋です。いつもお世話になっております。
年度替りで(SPARC Japanのお仕事も増えて)お忙しいところ、
ありがとうございました。

>  資源タイプ=Research Paper(研究報告書)の条件と
>  して「助成金を受けていること」が必須だと決めているわけではありません。

ということでしたので、大学のポリシーとして決めるしかないと思いつつも、
依然として悩ましいです。

<例2>の「学位論文の電子化について、抄録や要旨が入っている場合できれば
Others(その他)に入れてほしい」という趣旨からみると、
本文ファイルは存在するけれども、その中身が研究の本文とはいえないものが
Othersという考え方なのですね。

だとしたら、(1)博士課程単位取得論文(2)修学旅行報告書も、内容のあるものは
何でもResearch Paperでいいような気がするのですが、

<例4>のように資源タイプ=Research Paperのコンテンツから
「KAKEN」を自動検索ということになると、
明らかに関係のないものに「KAKEN」アイコンが表示されることに
なりますので、Research Paperを、あまり拡大解釈しないほうがよいではないか
と迷ってます。

「KAKEN」アイコンが表示されるレコードを何らかの形でもう少し
絞ることはできないのでしょうか?
「今となっては無理!」とおっしゃりそうなことはわかっているのですが、
課題番号とかキーになるものをIRDB側で管理できているとよいのにな、
と思いました。





Izumi SUGITA さんは書きました:
> DRFのメーリングリスト参加の皆さま
> 
>   杉田@NIIです。
>  いつも大変お世話になっております。
> 
>  この年度末から年度初めにかけて,多くのIRが正式公開・試験公開されて
>  いますね。皆さまからのニュースをワクワクしながら拝見しております。
>  ご担当の皆さま,本当にお疲れ様でございます。
> 
> 
> 【ご挨拶】
> 
>  さて,今年度より,NIIのIR担当は,SPARC Japanのお仕事がくっつき,
>  IR/SPARC担当となりました。
> 
>  お仕事が増えたのはかなり厳しいですが,IRとSPARCという,一見相反しそ
>  うでいて,実は親和性が高いとも思われる二つの事業を担うことによって,
>  共通する課題の解決に結び付けて行けたらいいなと思っております。
>  
>  皆さま方にはこれまで以上にお世話になることと思いますが,今年度も引き
>  続き,ご支援・ご協力のほど,どうぞよろしくお願いいたします。
> 
> 
> 【資源タイプ(NIItype)について】
> 
>  先日一橋大学の高橋さんからご質問いただきました,資源タイプ(NIItype)
>  のResearch Paper(研究報告書)について,お返事が遅くなり申し訳ありま
>  せんでした!
> 
>  大原則は(繰り返しになりますが),メタデータの入力方針は,各機関リポ
>  ジトリで決めていただく,ということになります。
>  その前提で,以下のとおり回答(&お願い)をいたします。
> 
>> この表によると、Research Paper(研究報告書)は
>> 「科研費やCOE等、研究助成金による研究成果の報告書」となっていて、
>> 助成金を受けていることが条件になっているようです。
>> どこからも助成金は受けていないけれども
>> 作成された研究報告書は"Others"になるのでしょうか?
> 
>  というお尋ねですが,資源タイプ=Research Paper(研究報告書)の条件と
>  して「助成金を受けていること」が必須だと決めているわけではありません。
> 
> #説明文が,誤解を生じさせる書き方になっているのかもしれませんが・・・
> 
>  実際,JAIROで 資源タイプ=Research Paper(研究報告書) の中身を
>  見ていただくと,必ずしも「助成金を受けている」成果ばかりではないこと
>  がお分かり頂けると思います。
> 
>  「junii2メタデータフォーマットの資源タイプについて」は,「目安」だと
>  お考えください。
> 
>  ただ,そうは言っても,自機関の入力方針を決めるために,NIIが資源タイプ
>  をどのように使うつもりなのか知りたいというのはごもっともだと思います。
> 
>  NIIでは,現在のところ以下のような使い方をしております。
> 
>  1)IRDBコンテンツ分析システムで使います
>    各資源タイプごとの伸びや,本文あり率などの傾向を見ます
>    しかし,例外がありうるので,これだけで判断することはありません
> 
>    <例1>科研費の成果報告書のように公的資金による助成を受けているもの
>      は,報告書の電子的公開義務化がきっかけとなり増加するかどうか,
>      Research Paper(研究報告書)の増え具合で傾向を見たいな。
> 
>    <例2>学位論文の電子化について,国立国会図書館と大学図書館との連絡
>       会(学位論文電子化の諸問題に関するWG)で検討しているが,実際
>      何件くらい学位論文のフルテキストがIRに入っているのだろうか。
>      Thesis or Dissertation(学位論文)の本文あり率を見て判断したい
>      けれど,抄録や要旨が入っている場合もあるから難しい。できれば
>      Others(その他)に入れてほしいな。
>    
>  2)他のサービスと連携する対象を絞り込む時に使います
> 
>    <例3>CiNii連携は,現在は論文系の3種類Journal Article(学術雑誌論
>      文),Departmental Bulletin Paper(紀要論文),Article(一般雑
>      誌論文) を対象にしています。
>      Research Paper(研究報告書)も対象にしてもらえないかとご相談を
>      受けましたが,検討の結果,当面は対象にしないほうがよいかな,と
>      いうことになりました。
> 
>    <例4>資源タイプ=Research Paper(研究報告書)のコンテンツは,JAIRO
>      の詳細情報画面から「KAKEN」を自動検索させています。
>     (新KAKENリリースに伴う作業中のため,現在うまく検索できません。
>      調整中です)
>      他にも,他のサービスとの便利なリンク関係を作っていきたいな。
>   
>  以上,担当者のつぶやきも含めて書いてみました。
>  これは,NIIによる「唯一の正しい答え」ではありません。
> 
>  DRFメーリングリストの皆さまのご意見や,「ウチはこうしている」等の情報
>  もお待ちしております。
> 
>  どうぞよろしくお願いいたします。
>  
> 
> 
> 一橋大学情報推進課(コンテンツ主担当)Nanako TAKAHASHI さんは書きました:
>> 国立情報学研究所 杉田様
>> みなさま
>>  
>>  いつも大変お世話になっております。一橋大学の高橋です。
>>
>> [drf:922] 紀要等の目次や表紙の資源タイプ(NIItype)について(お知らせと
>> お願い)
>> 「紀要等の目次や表紙の資源タイプ(NIItype)を"Others"に」ということは
>> 理解したのですが、
>>
>>>  なお,このことに伴い,NIIのWebサイト上に掲載しております「junii2
>>>   メタデータフォーマットの資源タイプについて」を改訂いたしました。
>>>  http://www.nii.ac.jp/irp/archive/system/junii2.html
>> の部分について、質問です。
>>
>> この表によると、Research Paper(研究報告書)は
>> 「科研費やCOE等、研究助成金による研究成果の報告書」となっていて、
>> 助成金を受けていることが条件になっているようです。
>> どこからも助成金は受けていないけれども
>> 作成された研究報告書は"Others"になるのでしょうか?
>>
>> 3種類ぐらいのものを想定しています。
>> (1)博士課程単位取得論文 = 論文博士が主流だった時代に学位論文ではない
>> けれど博士課程を修了するときに提出したもの(著名な学者の若い頃の研究成果)。
>> (2)修学旅行報告書 = 本学独特のものかもしれませんが、成績優秀者を現地
>> 調査に派遣して、報告書を大学に提出する制度がありました。来年度デジタル化
>> 予定のコレクションです。
>> (3)ゼミ等で作成される研究報告書 = ゼミで学生・院生の研究活動を報告書
>> という形でまとめているケースもあるようです。
>>
>> "Research Paper"でもよさそうな気がしたのですが、
>> 今回の表で"Research Paper"が助成金を受けたものに限っているのは
>> 何故なのか、何らかの目的によって抽出しようとしているのかどうかを
>> 教えていただきたいと思います
>>
>> もちろん、本学側では、Preliminary Thesesとか
>> Research Reportsにしておいて、Crosswalkを調整する方法も
>> あると思うのですが、その場合においても、
>> これらの「助成金によらないレポート形式の研究報告書」の
>> NIItypeは"Others"として渡すべきかどうかをお尋ねします。
>>
>> どうぞよろしくお願い申し上げます。
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>> Izumi SUGITA さんは書きました:
>>> 機関リポジトリ運営者の皆さま
>>>
>>>   国立情報学研究所学術コンテンツ課の杉田です。
>>>   いつも大変お世話になっております。
>>>
>>> -------------------------------------------------------------------
>>> ※このメールは,紀要等の目次や表紙をIRに登録されており,なお且つ資源
>>>  タイプ(NIItype)に"Others"以外を入力されている機関リポジトリ運営者
>>>  の方が対象です。
>>>
>>> ※以下の皆さまにクロスポストしております。
>>>  ・学術機関リポジトリデータベースへのデータ提供をしていただいている
>>>   機関リポジトリ担当の皆さま,
>>>  ・DRFのメーリングリスト,
>>>  ・csi-ir-h20のメーリングリスト
>>>
>>>  重複して受け取られる方,該当しない方は,申し訳ありません。
>>> -------------------------------------------------------------------
>>>
>>>  紀要等の目次や表紙をIRに登録される場合,これまで資源タイプ(NIItype)
>>>  について特に指定しておりませんでしたが,CiNii連携がきっかけで,以下
>>>  のような問題点が明らかになりました。
>>>
>>> 1. 状況
>>>
>>>  CiNiiでは,基本的に目次や表紙はデータベースの対象外と考えております。
>>>  CiNiiには原則として目次・表紙のメタデータは収録しておりません。
>>>  (ディレクトリ検索からのみ,目次・表紙のPDFに到達できます)
>>>
>>>  ところがIRで目次や表紙を登録された場合,その資源タイプ(NIItype)が
>>>  "Departmental Belletin Paper"等の論文系のタイプになっておりますと,
>>>  機関リポジトリ由来データから,CiNiiに目次・表紙のメタデータができて
>>>  しまうという状況が起こってきました。
>>>
>>> 【例】以下の条件で検索していただくと,上記のケースがヒットします。
>>>  検索条件: 簡易検索 キーワード:表紙
>>>  表示条件:本文/他サービスリンクあり を選択
>>>  http://ci.nii.ac.jp/
>>>  
>>> 2. 対策とお願い
>>>
>>> 2-2. 今後の登録に際して
>>>
>>>  紀要等の目次・表紙をIRに登録される場合は,資源タイプは"Others"にして
>>>  くださいますよう,お願いいたします。
>>>
>>> 2-3. 過去の登録分について:
>>>
>>> 2-3-1. CiNii連携していない場合
>>>
>>>  今後,CiNii連携をされることを見越して,過去の登録分につきまして,
>>>  資源タイプを"Others"に変更してくださいますようお願いいたします。
>>>
>>>  →ご報告は特に必要ございません。
>>>
>>> 2-3-2. CiNii連携している場合
>>>
>>>  過去の登録分につきまして,資源タイプを"Others"に変更してくださいます
>>>  ようお願いいたします。 
>>>
>>>  →このケースは以下に該当しますので,担当宛て,Email(ir @ xxxxxxxxx)
>>>   にてご報告くださいますよう,お願いいたします。
>>> ------------------------------------------------------------------------
>>>  CiNiiと連携する機関リポジトリ及びメタデータの条件
>>>  http://www.nii.ac.jp/irp/archive/system/irdb_harvest.html
>>>
>>>  すでにCiNiiに投入されたメタデータに対し、以下の更新を各機関リポジトリ
>>>   でされた場合、抽出対象外となるためCiNii上でのデータ更新が行えません。
>>>  もし、このような更新をされた場合は、その都度、対象データのidentifer、
>>>  およびURIを担当までご連絡ください。
>>>     (1) NIItypeを論文系から非論文系に変更
>>> ------------------------------------------------------------------------
>>>
>>>  3月,4月は,年度の切り替わり時期で大変ご多忙かと存じますので,
>>>  「2-3. 過去の登録分」につきましては,5月中位を目途に作業していただ
>>>  ければ幸いです。           ~~~~~~~~~~~~~
>>>
>>>  なお,このことに伴い,NIIのWebサイト上に掲載しております「junii2
>>>   メタデータフォーマットの資源タイプについて」を改訂いたしました。
>>>  http://www.nii.ac.jp/irp/archive/system/junii2.html
>>>
>>>  いろいろとご面倒をおかけして大変恐縮ですが,どうぞよろしくお願いいた
>>>  します。
>>>
>>
> 
> 


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一橋大学 学術・図書部 学術システム課
主査(コンテンツ主担当)
  高橋 菜奈子 (Nanako TAKAHASHI)
〒186-8602 国立市中2-1
TEL:042-580-8247  FAX:042-580-8232
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※課名が変更になりました。