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[drf:3102] Re: アーキビストとライブラリアン
- Date: Tue, 26 Jun 2012 11:59:07 +0900
山本@北大図です。
一点物か否かの差異は、デジタル流通させた時点でもう気にしても
しょうがないような。
いちおう中の人として感じる差異というか違和感のひとつは、
L では資料の価値判断は原則的に個々の利用者に委ねられていますが、
A や M では中の人が価値判断をして利用者にその価値を示そうとする。
そのあたりで一緒にはなりにくく思います。感覚的に。
しかし需要としては記録を整理して残して欲しいのであって、
それが L であろうが A や M であろうが関係ない。
需要に応えてくれない組織などは存在していても無駄だから潰してしまえ、
という風潮なわけで。
いまは図書館員が書評してお勧め本を紹介したり、
レファレンスに対して調べ方を教えるのではなく答えを教えたり、
かつては避けてきたことにも手を出すように変わってきています。
IR のような新しいものは、原理原則を気にしつつも既存の枠にはまらない
「なんでもあり」な部分はどうしても必要で、多少なりともパラダイム
シフトの可能性を含んでいないと、新しいことに取り組む意味が無いですよね。
---
山本和雄 <ymmt @ xxxxxxxxxxxxxxxxx>
(2012/06/25 19:03), Masamitsu Kuriyama wrote:
> 杉田様、皆様
>> M:一点物
>> L:大量印刷・複製・流通品
>> A:一点物
>>
>> という差異はきわめて根本的な差異であると感じます。
>>
>> (その点、サーバにオリジナルがひとつあればよい、電子ファイル時代に
>> あっては、LでなくR(epository)のほうが、MやAに近しいのかな)
> うーん、私の感覚では逆で、MやAの所蔵する一点物が大量コピーされて
> 流通するのが電子ファイル時代だと思うのですが。つまり、MもAも図書館
> と同じような仕事をせざるを得なくなっている。ですから、オープンアク
> セスで図書館の仕事がなくなったら、図書館員がMやAに流れるのもあり、
> などど思ってしまうのですが。。。
> 一方で、これまで図書館が抱えてきた古文書などの一点物をどうするかと
> いう問題もありますよね。博物館やアーカイブに譲り渡すというのは考え
> にくいと思うのですが。
>
> 栗山 正光
> 常磐大学人間科学部現代社会学科
> 〒310-8585 水戸市見和1-430-1
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> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
> 2012年6月号(29号)を発行しました!
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