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[drf:195] Re: [drf:191] IR紹介(京都工芸繊維大学)
- Date: Wed, 10 Oct 2007 17:33:40 +0900
金沢大学 内島様
京都工芸繊維大学、瓶子です。ご質問、ありがとうございます。
> 工芸繊維大という特性上、色々な個性的なコンテンツがあるんでしょうね。設計図
>などは権利関係は設計者なのか、あるいは施工者(がいるとして)と共同なのか興味
>深いところです。
設計図については、設計者側からの承諾は既に得ているのですが、問題な
のは防犯上の理由から、現存する建物については公開できない、という点
です。
従って、その辺りの調査から始める必要があり、選定に手間取っているの
が現状です。
> ところで、いくつか質問させて頂きたいのですが、
>(1)「紀要の自動投稿」というのはどのようなものでしょうか?
>(2)教員評価データベース、研究者総覧との連携はどのようなこと(システム)
> を想定しておられるのか、
> ご教示頂ければ幸いです。
(1)
本学は平成18年度に開学以来の大改組を行い、学部も以前の工芸学部と
繊維学部の2学部から工芸科学部1学部になりました。
その関係で従来学部毎にあった紀要を1本化し、取り扱いの事務部署も
本年より情報課(学術情報担当)に集約することとなりました。規則類に
ついても一新することとなり現在委員会で検討中です。
また一方で、リポジトリのコンテンツについては(当面は美術工芸資料
館の収蔵品を登録していくにせよ)、いずれ紀要等の登録は必要不可欠な
ものであることから、この機会を捉えて、紀要への投稿希望者には、リポ
ジトリへの登録を前提に、予め複製権や公衆送信権等の許諾を得ておくよ
うな規定を検討しています。(セルフアーカイブ化は現時点では見送って
います)
(2)
現行の研究者総覧システムを大学評価基礎データを基盤とする新システム
に一新し、リポジトリやシラバス等とのシステム間の連携を図り、データ
の一元的管理、教員入力の負荷軽減等を目的にプロジェクトを立ち上げる
計画です。
リポジトリ側としては、他システムから自動的に投稿される、というイメ
ージですが、既に実現されていたり構築に向けて検討されている大学が
多々あるように見受けられますので、今後この件で先進校にお伺いし、
ご教授願うことがあると思いますので、その際はよろしくお願いします。
> 評価DBや研究者の業績DBとの連携はかなり数が増えそうな雰囲気なのでお互い
>に考えていることを公開するのは参考になるかと感じています。
>
>#先日の九州地区の「オーバーレイジャーナル」もそうでしたが、なんとなく埋もれ
>#ている面白いプロジェクト、試みが結構あるような気がします。是非、みなさん自分
>#達の試みを公開して、アピールしましょう。
>
>>3.今年度の目標
>>・以下の事項を実現し、本年度内での本公開を目指します。
>> 体制の整備―――――情報化推進委員会学術情報活性化専門
>> 部会での規則整備
>> 紀要の自動投稿に関する規則を検討
>> コンテンツの充実――美術工芸資料館所蔵品の内、ポスター
>> (掲載済み)以外のもの、建築設計図等
>> の公開を目指す
>>
>>4.中長期的目標
>>・学内の教員評価データベース及び研究者総覧との連携を進める
>>
>>5.基本的なコンセプト
>>・京都工芸繊維大学の研究者等が作成した学術論文、学位論文、
>> 紀要論文、収蔵品等の電子的な学術情報を保存・公開する。
>
> このあたりはどこも同じ悩みですね。本学でも著作権の許諾確認は人を雇用
>してあたっていますが、この予算がなくなるときついです。
>
> ところで、下記の美術工芸資料館収蔵品に関する著作権処理というのが興味
>深いです。是非、この辺りのノウハウ、経験を公開してくださると参考になる
>と思います・・・。
この件については、以下のプロセスで行いました。
・コンサルから著作権処理、コンテンツ作成までを一貫して実施
可能な業者の選定。
以下、この業者さんとの共同作業の内容です。
・数万点に及ぶポスターの中から、既にデジタル化されたもの、
あるいはネガの状態で保有している作品の調査。
・上記の中から、作者没後の年数(戦時加算等も含めた年数)など
を調査。
・そこからセーフティーなものを抽出。
A〜Dの安全度ランク付け。(作者不詳の分も含めて)
・これらの作品のうち、今回は「A」についてデジタル化し、登録
した。
とにかく初めての事ばかりでしたので、相談できる業者さんの
存在は大きかったです。
>>8.悩みごと
>>・規則類の整備が遅れている
>>・人、金、物の不足
>>・著作権の処理に時間と金がかかる(特に美術工芸資料館収蔵品に関して)
>>
>>以上
以上、私のわかる範囲でお答えしましたが、的はずれの回答であった
かもしれません。この点、何卒ご容赦ください。
以上
>>
>>******************************
>>京都工芸繊維大学
>>情報課 主査(情報化推進担当)
>>瓶子明弘(ヘイシ アキヒロ)
>>MAIL: ab7060 @ xxxxxxxxxxxxx
>>TEL:075-724-7060
>>FAX:075-724-7180
>>〒606-8585
>>京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地
>>******************************
>>
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