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[drf:2534] ログローテーション (Re: Re: 【質問】DspaceでIR管理者の方へ:管理者権限で統計機能を毎月チェックされていますか?)



芝野さま、みなさま

堀越です。
ちょっと誤解があるような気がするので、フォローします。


>  頂戴したメールで、さっそく本学のバックアップの設定で、
>  dspace.logの項目を探しましたが、
>  なんと日次で上書きになっていました。
> 
>  保守業者に確認せんならんのですが、
>  日次更新ということは、過去データは無いのと同じかと
>  思います・・・。

日時バックアップと、「ログが一定量たまったら、古い分から
削除」というのは、直接リンクするものではありません。

dspace.logが一定サイズ(デフォルト設定だと1MB)を超えたら、
名前を付けて保存しておき(dspace.log.1 というように数字が後につきま
す)、新しいログファイルを用意するようになっています。
ログローテーション、と言います。DSpaceに限らず、ログを取るときに
一般的に行われているものです。

デフォルト設定のままだと、500まで過去分のファイルをとっておく
はずです。[dspace]/log/ 以下に、ファイル末尾に数字がついている
ものが残っていませんでしょうか。残っていれば、それらが過去分の
ログファイルです。

現在、dspace.logにどのような記録をとることになっているのか
は、[dspace]/config/log4j.properties で設定されています。
> # Roll when log file size is over 1Mb
> log4j.appender.A1.MaxFileSize=1048576
MaxFileSize を超えると、ログローテーションが起こります。

> # Keep up to 500 files around
> log4j.appender.A1.MaxBackupIndex=500
ローテーションしたファイルは、MaxBackupIndex の数まで
保管されます。

なお、dspace.logに記録されているのは、DSpaceが何らかの動作をした時の
ログ、ですので、アクセスとは直接関係のないものも含まれます。
#例:インデックス作成状況、プログラムエラーメッセージ、
#設定ファイル読み込み状況 等

>>  ちなみに、本学は業者によるカスタマイズにより、公開時からの
>> >  利用統計を別途IRのTOPページからリンクさせております。
>> >  そこは、毎月確認していて、アクセス数も数えられているのですが・・・。
>> >  何とかデータを流用するなり、方法はないものでしょうか。
> 芝野さんは、業者さんにカスタマイズしてもらった統計だけではなく、
> DSpaceデフォルトの統計も何か使う必要が出てきた、ということなのでしょうか。
> (デフォルトとカスタマイズの)2種類の数字を管理するというのは
> 大変ではないかと思います…。
> 

中山さまの意見に同意します。
複数のログファイルで別々に解析して、その数字をつじつまがあうように
合わせるのは、とてもしんどいです。

カスタマイズ統計がApache-HTTPDのログをベースにしているのでしたら、
dspace.logの解析を改めて行うのではなく、Apache-HTTPDのログ
(サーバ内のどこかに保管されているはず)を再解析したほうが、
元のログが同じなので、まだ管理しやすいかと思います。

(2011/06/22 17:06), しばのともこ wrote:
> 北海道大学
>  堀越様
> 
>   龍谷大学の芝野でございます。
>  
>  DSpaceの統計レポートの資料のURLのご教示とともに、
>  丁寧な解説をいただきまして、大変有り難うございます。
>  #下の本物のDSpaceのページの方は、自分だけですが、
>   「英語に難あり、技術に難あり」のため、
>   後でじっくり読ませていただきます。 
> 
>  頂戴したメールで、さっそく本学のバックアップの設定で、
>  dspace.logの項目を探しましたが、
>  なんと日次で上書きになっていました。
> 
>  保守業者に確認せんならんのですが、
>  日次更新ということは、過去データは無いのと同じかと
>  思います・・・。
>  
>  ちなみに、リポジトリ構築・公開日と統計機能の
>  カスタマイズ導入は時期も違いますので、
>  うーん、どないしよう・・・という感じです。
> 
>  #また、うちとこは無駄なお金を遣ってしもたことが、
>   判明したのかもしれませんが、保守業者へ確認して
>   何とかならへんのか、相談してみます。
> 
>  改めまして、情報提供感謝申し上げます。
>  そして、DRFML・みなさまに感謝いたします。
> 
> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
> 
>> 芝野さま みなさま
>>
>> 北大 堀越です。
>> DSpaceのデフォルト統計レポートについてのみお返事します。
>> #現在は管理者ではないので、そちらについては、お返事できないです。
>>
>>>>  IRにユーザーログインし、管理者権限を有する人であれば、
>> <省略>
>>>>  という具合に月次の統計を管理者権限者なら見ることができます。
>>
>> ここで表示されるものは、DSpaceのデフォルト統計レポート作成用スクリプトで
>> [dspace]/log/dspace.log を解析したレポートです。
>> 統計レポート作成用スクリプトは、[dspace]/bin 以下にあります。
>> 参照:
>>  http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/dspace/configure.html#statistics
>>  https://wiki.duraspace.org/display/DSPACE/Use+DSpace+Statistics+(JSP)
>>
>> ここが「0」になっているということは
>> 統計レポート作成用スクリプトが定期的に動作していなかった
>> のではないかと思われます。
>>
>> 過去分のdspace.log(dspace.log.数字 とか)が残っているのなら、
>> 過去にさかのぼってレポートを作成することは可能です。
>> ただ、たいていの場合、ログファイルは一定量たまると
>> 古い方から削除されていくように設定されています。
>> もしかしたら、すでに過去分のログが存在していないかも
>> しれません。
>>
>> なお、
>>>>  ちなみに、本学は業者によるカスタマイズにより、公開時からの
>>>>  利用統計を別途IRのTOPページからリンクさせております。
>>>>  そこは、毎月確認していて、アクセス数も数えられているのですが・・・。
>>>>  何とかデータを流用するなり、方法はないものでしょうか。
>> こちらの統計と、DSpaceの管理画面の「統計」は、まったく別物で、
>> カウント元のログファイルも別(たぶんApache-HTTPDのログを数えている)だと
>> 思います。(憶測ですので、正確な情報は導入業者に確認してください)
>>
>> 「カスタマイズした統計があるので、DSpaceのデフォルト統計用ツールは
>> 動かしていなかった」ということなのではないでしょうか…。
>>
>> -- 
>> 堀越 邦恵
>> 北海道大学附属図書館 利用支援課情報リテラシー担当
>> TEL: 011-706-4107
>> e-mail: 担当宛 ref @ xxxxxxxxxxxxxxxxx
>>          個人宛 horikoshi @ xxxxxxxxxxxxxxxxx
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> 月刊DRF http://drf.lib.hokudai.ac.jp/gekkandrf/
>  2011年6月号を発行しました!
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堀越 邦恵
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