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[drf:199] Re: [drf:195] Re: [drf:191] IR紹介(京都工芸繊維大学)
- Date: Thu, 11 Oct 2007 18:50:09 +0900
京都工芸繊維大学 瓶子様
千葉大学の鈴木と申します。
IRご紹介ありがとうございました。
美術作品というコンテンツは、当館でも今年3月に、
卒業生のインダストリアルデザインを200件近く、
登録しました。
著作権についてはまだまだ現役バリバリであり、
意匠権の問題やデザイナーとデザイン事務所、メーカーとの
関係など、いろいろ複雑なことがありましたが、
やはり業者とともに(笑)、なんとか登録をいたしました。
そのうちの一部ではありますが、立体を回転させて撮った
動画も収録しています。
こういったデザイン関係のコンテンツにはノウハウがなく、
苦労したのですが、京都工芸繊維大学さんが始められたという
ことで、心強いです。今後ともよろしくお願い致します。
また、当館には、リポジトリには入れていませんが、
近代デザイン画像データベースがあります。
明治大正昭和初期の作品が多く、限りなくグレーであり、
歴代の担当者が公開のための権利処理に非常に苦労してきたもの
ですが、これも、貴学のポスター登録の例がすごく参考になりそうです。
今後ともよろしくお願い致します。
>
>金沢大学 内島様
>
>京都工芸繊維大学、瓶子です。ご質問、ありがとうございます。
>
>> 工芸繊維大という特性上、色々な個性的なコンテンツがあるんでしょうね。設計図
>>などは権利関係は設計者なのか、あるいは施工者(がいるとして)と共同なのか興味
>>深いところです。
>
> 設計図については、設計者側からの承諾は既に得ているのですが、問題な
> のは防犯上の理由から、現存する建物については公開できない、という点
> です。
> 従って、その辺りの調査から始める必要があり、選定に手間取っているの
> が現状です。
>
>> ところで、いくつか質問させて頂きたいのですが、
>>(1)「紀要の自動投稿」というのはどのようなものでしょうか?
>>(2)教員評価データベース、研究者総覧との連携はどのようなこと(システム)
>> を想定しておられるのか、
>> ご教示頂ければ幸いです。
>
> (1)
> 本学は平成18年度に開学以来の大改組を行い、学部も以前の工芸学部と
> 繊維学部の2学部から工芸科学部1学部になりました。
> その関係で従来学部毎にあった紀要を1本化し、取り扱いの事務部署も
> 本年より情報課(学術情報担当)に集約することとなりました。規則類に
> ついても一新することとなり現在委員会で検討中です。
> また一方で、リポジトリのコンテンツについては(当面は美術工芸資料
> 館の収蔵品を登録していくにせよ)、いずれ紀要等の登録は必要不可欠な
> ものであることから、この機会を捉えて、紀要への投稿希望者には、リポ
> ジトリへの登録を前提に、予め複製権や公衆送信権等の許諾を得ておくよ
> うな規定を検討しています。(セルフアーカイブ化は現時点では見送って
> います)
> (2)
> 現行の研究者総覧システムを大学評価基礎データを基盤とする新システム
> に一新し、リポジトリやシラバス等とのシステム間の連携を図り、データ
> の一元的管理、教員入力の負荷軽減等を目的にプロジェクトを立ち上げる
> 計画です。
> リポジトリ側としては、他システムから自動的に投稿される、というイメ
> ージですが、既に実現されていたり構築に向けて検討されている大学が
> 多々あるように見受けられますので、今後この件で先進校にお伺いし、
> ご教授願うことがあると思いますので、その際はよろしくお願いします。
>
>
>> 評価DBや研究者の業績DBとの連携はかなり数が増えそうな雰囲気なのでお互い
>>に考えていることを公開するのは参考になるかと感じています。
>>
>>#先日の九州地区の「オーバーレイジャーナル」もそうでしたが、なんとなく埋もれ
>>#ている面白いプロジェクト、試みが結構あるような気がします。是非、みなさん自分
>>#達の試みを公開して、アピールしましょう。
>>
>>>3.今年度の目標
>>>・以下の事項を実現し、本年度内での本公開を目指します。
>>> 体制の整備―――――情報化推進委員会学術情報活性化専門
>>> 部会での規則整備
>>> 紀要の自動投稿に関する規則を検討
>>> コンテンツの充実――美術工芸資料館所蔵品の内、ポスター
>>> (掲載済み)以外のもの、建築設計図等
>>> の公開を目指す
>>>
>>>4.中長期的目標
>>>・学内の教員評価データベース及び研究者総覧との連携を進める
>>>
>>>5.基本的なコンセプト
>>>・京都工芸繊維大学の研究者等が作成した学術論文、学位論文、
>>> 紀要論文、収蔵品等の電子的な学術情報を保存・公開する。
>>
>> このあたりはどこも同じ悩みですね。本学でも著作権の許諾確認は人を雇用
>>してあたっていますが、この予算がなくなるときついです。
>>
>> ところで、下記の美術工芸資料館収蔵品に関する著作権処理というのが興味
>>深いです。是非、この辺りのノウハウ、経験を公開してくださると参考になる
>>と思います・・・。
>
> この件については、以下のプロセスで行いました。
> ・コンサルから著作権処理、コンテンツ作成までを一貫して実施
> 可能な業者の選定。
> 以下、この業者さんとの共同作業の内容です。
> ・数万点に及ぶポスターの中から、既にデジタル化されたもの、
> あるいはネガの状態で保有している作品の調査。
> ・上記の中から、作者没後の年数(戦時加算等も含めた年数)など
> を調査。
> ・そこからセーフティーなものを抽出。
> A〜Dの安全度ランク付け。(作者不詳の分も含めて)
> ・これらの作品のうち、今回は「A」についてデジタル化し、登録
> した。
> とにかく初めての事ばかりでしたので、相談できる業者さんの
> 存在は大きかったです。
>
>>>8.悩みごと
>>>・規則類の整備が遅れている
>>>・人、金、物の不足
>>>・著作権の処理に時間と金がかかる(特に美術工芸資料館収蔵品に関して)
>>>
>>>以上
>
> 以上、私のわかる範囲でお答えしましたが、的はずれの回答であった
> かもしれません。この点、何卒ご容赦ください。
> 以上
>>>
>>>******************************
>>>京都工芸繊維大学
>>>情報課 主査(情報化推進担当)
>>>瓶子明弘(ヘイシ アキヒロ)
>>>MAIL: ab7060 @ xxxxxxxxxxxxx
>>>TEL:075-724-7060
>>>FAX:075-724-7180
>>>〒606-8585
>>>京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地
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鈴 木 宏 子
千葉大学附属図書館
情報部情報サービス課
情報サービス企画担当
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
tel:043-290-2262 fax:043-290-2266
suzuki @ xxxxxxxxxxxxxxxx
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