DSpace Collection: 2009-12-21
http://hdl.handle.net/2115/40215
2009-12-21
2024-03-29T00:45:10Z
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スクールリーダーシップ研修プログラムの方法と課題 : 2008年度北海道大学「スクールリーダーシップ研修」プログラムの報告
http://hdl.handle.net/2115/40221
Title: スクールリーダーシップ研修プログラムの方法と課題 : 2008年度北海道大学「スクールリーダーシップ研修」プログラムの報告
Authors: 横井, 敏郎; 伊藤, 健治
2009-12-20T15:00:00Z
横井, 敏郎
伊藤, 健治
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新人看護師の職業性ストレス反応と「自己決定型学習の準備性」に関する検討
http://hdl.handle.net/2115/40220
Title: 新人看護師の職業性ストレス反応と「自己決定型学習の準備性」に関する検討
Authors: 松浦, 和代
Abstract: 新人看護師の職業性ストレス反応が,自己決定型学習の準備性によって受ける影響度を,他変数との比較から明らかにすることを目的とした。対象は新人看護師233名,調査方法は無記名自記式質問紙法であった。調査内容は,個人要因,職業性ストレス,および自己決定型学習の準備性を測定する尺度(日本語版SDLRS)から構成した。その結果,心理的ストレス反応要チェック群は24.5%,身体的ストレス反応要チェック群は18.0%であった。両ストレス反応要チェック群は全体の9.9%を占めており,これは新人看護職員の入職後1年以内の離職率9.3%に近似する値であった。また,自己決定型学習の準備性の高さは,(1)心理的ストレス反応の抑制要因であり,(2)心理的ストレス反応要チェック群を判別するうえで指標となる5要因のひとつであった。さらに,先行研究との比較から,新人看護師は看護学生よりも自己決定型学習の準備性を低下させており,入職後1~2年間はこの能力が上昇に転ずることはなく,特に学習への愛着・エネルギッシュな自己イメージ・将来に対する前向きな姿勢の3因子が低いことが特性であった。これらの点を根拠とした新人看護師の入職後早期離職防止対策が重要である。
2009-12-20T15:00:00Z
松浦, 和代
新人看護師の職業性ストレス反応が,自己決定型学習の準備性によって受ける影響度を,他変数との比較から明らかにすることを目的とした。対象は新人看護師233名,調査方法は無記名自記式質問紙法であった。調査内容は,個人要因,職業性ストレス,および自己決定型学習の準備性を測定する尺度(日本語版SDLRS)から構成した。その結果,心理的ストレス反応要チェック群は24.5%,身体的ストレス反応要チェック群は18.0%であった。両ストレス反応要チェック群は全体の9.9%を占めており,これは新人看護職員の入職後1年以内の離職率9.3%に近似する値であった。また,自己決定型学習の準備性の高さは,(1)心理的ストレス反応の抑制要因であり,(2)心理的ストレス反応要チェック群を判別するうえで指標となる5要因のひとつであった。さらに,先行研究との比較から,新人看護師は看護学生よりも自己決定型学習の準備性を低下させており,入職後1~2年間はこの能力が上昇に転ずることはなく,特に学習への愛着・エネルギッシュな自己イメージ・将来に対する前向きな姿勢の3因子が低いことが特性であった。これらの点を根拠とした新人看護師の入職後早期離職防止対策が重要である。
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ワーキングメモリ容量とは何か? : 個人差と認知パフォーマンスへの影響
http://hdl.handle.net/2115/40219
Title: ワーキングメモリ容量とは何か? : 個人差と認知パフォーマンスへの影響
Authors: 土田, 幸男
Abstract: さまざまな認知活動を支える動的な記憶のシステムであるワーキングメモリには,制限された容量が存在する。本論文では,ワーキングメモリにおける容量とは何なのか,これまでの知見を概観し,解説した。加えて,その個人差がどのような認知パフォーマンスに影響するのか知見をまとめた。これらに基づき,記憶それ自体が関わっていない選択的注意においてもワーキングメモリ容量の個人差が影響を与えるという仮説を検証した。事象関連脳電位を用いた研究から,ワーキングメモリ容量の個人差は課題非関連刺激に対する注意を抑制する可能性を示唆した。最後に,ワーキングメモリ容量と発達障害の関係,トレーニングによる容量向上の可能性について論じ,将来の研究可能性を示した。
2009-12-20T15:00:00Z
土田, 幸男
さまざまな認知活動を支える動的な記憶のシステムであるワーキングメモリには,制限された容量が存在する。本論文では,ワーキングメモリにおける容量とは何なのか,これまでの知見を概観し,解説した。加えて,その個人差がどのような認知パフォーマンスに影響するのか知見をまとめた。これらに基づき,記憶それ自体が関わっていない選択的注意においてもワーキングメモリ容量の個人差が影響を与えるという仮説を検証した。事象関連脳電位を用いた研究から,ワーキングメモリ容量の個人差は課題非関連刺激に対する注意を抑制する可能性を示唆した。最後に,ワーキングメモリ容量と発達障害の関係,トレーニングによる容量向上の可能性について論じ,将来の研究可能性を示した。
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ボランティア活動の継続・発展とボランティア組織の構造 : 福祉ボランティア活動を事例に
http://hdl.handle.net/2115/40218
Title: ボランティア活動の継続・発展とボランティア組織の構造 : 福祉ボランティア活動を事例に
Authors: 宋, 美英
Abstract: 本研究の目的は,地域社会のニーズに応える「ボランティア組織」が活動を継続的に行う際に必要になる,会の「ミッション」,会員の「リクルート」,活動経費,活動をすすめるための「学習」についてメンバーがどのように考えているのかを検討することである。札幌市の「Fボランティア」のメンバーを対象にした配布調査の分析に基づき,メンバーを4類型(コアメンバー,周辺I,周辺II,外延)に区分したうえで,詳細な面接調査を行った。その結果,ボランティア組織の「ミッション」や会員の「リクルート」など組織の継続・発展に関わる重要な問題について意見の不一致や対立がみられ,それは,とくにコアメンバーの内部において意見の違いがより顕著であることが明らかになった。組織の核であるコアメンバーは,意見の不一致や違いに気づき,意思疎通する機会を設け,会の課題について会全体で意見を交換する場を持つことが求められる。
2009-12-20T15:00:00Z
宋, 美英
本研究の目的は,地域社会のニーズに応える「ボランティア組織」が活動を継続的に行う際に必要になる,会の「ミッション」,会員の「リクルート」,活動経費,活動をすすめるための「学習」についてメンバーがどのように考えているのかを検討することである。札幌市の「Fボランティア」のメンバーを対象にした配布調査の分析に基づき,メンバーを4類型(コアメンバー,周辺I,周辺II,外延)に区分したうえで,詳細な面接調査を行った。その結果,ボランティア組織の「ミッション」や会員の「リクルート」など組織の継続・発展に関わる重要な問題について意見の不一致や対立がみられ,それは,とくにコアメンバーの内部において意見の違いがより顕著であることが明らかになった。組織の核であるコアメンバーは,意見の不一致や違いに気づき,意思疎通する機会を設け,会の課題について会全体で意見を交換する場を持つことが求められる。
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モンゴル 人と教育改革(5) : 社会主義から市場経済への移行期の証言
http://hdl.handle.net/2115/40217
Title: モンゴル 人と教育改革(5) : 社会主義から市場経済への移行期の証言
Authors: 小出, 達夫
2009-12-20T15:00:00Z
小出, 達夫
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日本における外国人生徒の教育権 : 札幌市立大通高校の事例研究
http://hdl.handle.net/2115/40216
Title: 日本における外国人生徒の教育権 : 札幌市立大通高校の事例研究
Authors: 伊藤, 早苗
Abstract: 本稿の目的は,外国人非集住地域である札幌市において,外国人生徒の教育権がどのように制度化されるかを明らかにすることである。そのために,大通高校設立の経緯について文献資料調査と聞き取り調査を行った。調査の結果,大通高校において外国人枠が制度化される要因として浮かび上がったのは,少子化と高校進学率の上昇による高校改革の気運を背景としたこと,札幌市立高校改革においては意識された「多様な生徒の受け入れ」の中には外国人生徒も視野に入れられていたこと,他地域での外国人受け入れ枠の実施例が提言化の契機となったこと,「国際都市」での立地条件が「特色ある高校づくり」における国際化志向に働いたこと,以上の要因が明らかになった。また,外国人集住地域での先進例の視察報告が,見えにくい問題を可視化し,取り組みを促進する効果があったと考えられる。今後の課題としては,制度の実態の検証が必要である。その際には,設立課程では参加の見られなかった外国人住民当事者や支援者を焦点化することも重要なポイントであろう。
2009-12-20T15:00:00Z
伊藤, 早苗
本稿の目的は,外国人非集住地域である札幌市において,外国人生徒の教育権がどのように制度化されるかを明らかにすることである。そのために,大通高校設立の経緯について文献資料調査と聞き取り調査を行った。調査の結果,大通高校において外国人枠が制度化される要因として浮かび上がったのは,少子化と高校進学率の上昇による高校改革の気運を背景としたこと,札幌市立高校改革においては意識された「多様な生徒の受け入れ」の中には外国人生徒も視野に入れられていたこと,他地域での外国人受け入れ枠の実施例が提言化の契機となったこと,「国際都市」での立地条件が「特色ある高校づくり」における国際化志向に働いたこと,以上の要因が明らかになった。また,外国人集住地域での先進例の視察報告が,見えにくい問題を可視化し,取り組みを促進する効果があったと考えられる。今後の課題としては,制度の実態の検証が必要である。その際には,設立課程では参加の見られなかった外国人住民当事者や支援者を焦点化することも重要なポイントであろう。