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トランスサイエンス問題における科学技術コミュニケーターの役割 : 高レベル放射性廃棄物の処分地問題を題材に
Title: | トランスサイエンス問題における科学技術コミュニケーターの役割 : 高レベル放射性廃棄物の処分地問題を題材に |
Authors: | 杉田, 恵子 Browse this author | 川本, 思心 Browse this author →KAKEN DB |
Issue Date: | Jul-2017 |
Publisher: | 科学技術コミュニケーション教育研究部門 : CoSTEP |
Journal Title: | CoSTEP研修科 年次報告書 |
Volume: | 1 |
Issue: | 5 |
Start Page: | 1 |
End Page: | 14 |
Abstract: | 3年前、私は高レベル放射性廃棄物処分地についての意見交換会に、グループファシリテーターという役割で参加し、初めて科学技術コミュニケーションの難しさと重要性を強く感じた。ファシリテーターが中立に対話促進の役割を果たそうと試みても、その場は参加者の知識量や知識理解の差が大きく、さらに、知識だけでは解決しない不安をはじめとする感情から出る発言の統制が困難な状況だった。科学技術は日進月歩高度化し、その成果は私達の生活の隅々にまで広く行き渡っている。利便性や豊かさに伴う生活の質の向上を享受する一方で、その技術はさらに複雑化し、そこにかかわる専門家も細分化され、技術の進歩はどこか遠くで起きているようにも感じる。人々は、新しい技術を理解するためには専門性の高い知識の必要性を感じ、見えづらい進歩の過程には、科学の知識だけでは解決できない不安を感じているようにも見える。それらを解消するために、今日、専門家に新たな役割が求められる時代となったと私は考えた。今回、高レベル放射性廃棄物処分を題材に、科学技術コミュニケーターの役割について明らかにする目的の場を作ったので、報告する。 |
Relation: | https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/ |
Type: | report |
URI: | http://hdl.handle.net/2115/66644 |
Appears in Collections: | CoSTEP 研修科年次報告書 > 2016年度(12期)
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Submitter: 川本 思心
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