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細粒土砂汚染の実態とその対策

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Please use this identifier to cite or link to this item:http://hdl.handle.net/2115/70433

Title: 細粒土砂汚染の実態とその対策
Authors: 山田, 浩之 Browse this author →KAKEN DB
Issue Date: 2005
Publisher: 全国農業土木技術連盟北海道支部
Journal Title: 農業土木北海道
Volume: 27
Start Page: 69
End Page: 77
Abstract: はじめに:20世紀後半の大規模な農林地開発、道路建設・ダム建設などの開発事業にともなう流域の改変は、栄養塩類などの流下物質の変化・増加を通じて、結果的に下流域に位置する生態系や水環境に劇的な変化をもたらすこととなった。なかでも、細粒土砂が河川域や海域に流出・堆積することによって生じる生態系・水環境の変化・悪化は、“sediment pollution(細粒土砂汚染)”と呼ばれ、欧米では1950年代という早い時期から、早急に解決すべき重要な課題として認識されている1)。国内では1970年代から、沖縄県での農地開発・建設工事に伴う赤土等の海域への流出によるサンゴ礁をはじめとした生態系の破壊が問題とされている。しかし、この汚染に対する認識は薄く、さらに、流域全体を捉えた対策については未検討に近い状態である。それは、細粒土砂の生産源を特定することが難しいこと、流出・堆積メカニズムが複雑であること、さらには、細粒土砂汚染の影響ついて全貌が明らかにされていないことが原因として挙げられる。また、水質汚濁のように我々の生活に直接影響せず、認識しにくいことも原因のひとつと思われる。そこで、ここではこれまでの国内外における細粒土砂汚染の実態とその対策の現状について紹介する。
Type: article
URI: http://hdl.handle.net/2115/70433
Appears in Collections:農学院・農学研究院 (Graduate School of Agriculture / Faculty of Agriculture) > 雑誌発表論文等 (Peer-reviewed Journal Articles, etc)

Submitter: 山田 浩之

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