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第36号 >
天塩研究林における更新地の生育状況について
Title: | 天塩研究林における更新地の生育状況について |
Other Titles: | Growth status of artificially-regenerated forests in Teshio Experimental Forest |
Authors: | 奥山, 智浩 Browse this author | 高木, 健太郎 Browse this author | 早柏, 慎太郎 Browse this author |
Issue Date: | Feb-2019 |
Publisher: | 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション |
Journal Title: | 北方森林保全技術 |
Journal Title(alt): | Technical report for boreal forest conservation of the Hokkaido University Forests |
Volume: | 第36号 |
Start Page: | 1 |
End Page: | 5 |
Abstract: | 木材の用途の多様化や製材技術の進展により、樹種や齢級に需要の幅が生まれてきている。例えば、トドマツやカラマツが主に使われてきた合板材は、最近ではヨーロッパトウヒも使われるようになってきた。その他にもバイオマスエネルギー用材として若齢級の山林から生産される間伐材や未利用材(切捨てていた材)が使われ、社会的にも注目が集まっている。このように多様な樹種や齢級の木材が求められるなか、それらを効率的、かつ持続的に生産していくためには、まず天塩研究林の更新地における齢級ごとの樹種構成や、効率的な木材生産に適した立地環境について知ることが重要である。天塩研究林では事業区を河東、奥地、河西の3地区にわけ施業が行われてきているが、これまで造成したすべての更新地について、更新地の蓄積量や更新木の成長速度、および更新状況と立地環境との関係を統一的な手法により解析したことはなかった。そこで、今回の報告では3事業区における齢級別・樹種別の更新地の分布状況を明らかにするとともに、天塩研究林全域において、2004年と2014年に行った航空機レーザ観測データを利用して、この10年間におけるそれぞれの更新地の生育状況を解析し、立地環境との関係を明らかにした。これらの結果をもとに、それぞれの事業区における更新状況の特徴と今後の管理方針について考察した。 |
Type: | bulletin (article) |
URI: | http://hdl.handle.net/2115/72969 |
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