継続栄養指導の有効性と運動療法動機づけの検討
鈴木, 純子;高橋, 和子
Permalink : http://hdl.handle.net/2115/14786
JaLCDOI : 10.14943/b.edu.99.85
KEYWORDS : 生活習慣病;食事療法;運動療法;動機づけ;継続性
Abstract
外来受診中の糖尿病患者が自ら食事療法を実施していくためには,6ヶ月以上の継
続栄養指導が必要であると考えられる。また,生活習慣記録計(ライフコーダ)を継続栄
養指導と併用し運動療法の動機づけとすることで,療養指導をさらに効果的なものにする
と推測される。そこで,本研究では,外来栄養指導における糖尿病のコントロール指標の
変化について継続栄養指導群と中断群の比較を行った。さらに,継続栄養指導群をライフ
コーダによる運動療法の動機づけを行った群とパンフレット動機づけ群とに分けて観察し
た。
その結果,6ヶ月間の継続栄養指導はHbA_{1c}と総コレステロールを低下させた。ライフ
コーダによる運動の動機付けは総コレステロールとトリグリセリドを低下させた。また,
継続栄養指導とライフコーダによる運動の動機づけを併用することにより,効果的な療養
指導を行うことが出来る可能性が示唆された。
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