北海道大学大学院教育学研究院紀要 = Bulletin of Faculty of Education, Hokkaido University;第100号

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今日の人間発達科学と発達教育臨床の研究-「城戸構想」から「子ども発達臨床研究センター」へ-

間宮, 正幸

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/18861
JaLCDOI : 10.14943/b.edu.100.3
KEYWORDS : 大学院改組;北大教育学部の構想;創設期教員の研究;人間発達科学;発達教育;臨床論

Abstract

北海道大学教育学部は1949年に創立された。半世紀余りを経て、2007年には、大学院組織が改組再編されて新しく研究組織である教育学研究院及び研究組織である教育学院が立ち上がる。付属・乳幼児発達臨床センターは、1978年に開設されているが、2006年に改組を行い、付属・子ども発達臨床研究センターとなった。かかる状況に鑑みて、本論では、この間の改組に至る議論の経過をまとめ、また、本学部・研究科の過去半世紀余りの人間発達科学、および発達教育臨床研究にかかわる議論について検討した。まず、教育学部創設期に城戸幡太郎によって提起された「城戸構想」の位置について、次に、創設期教員である留岡清男、奥田三郎、三宅和夫らの研究創造の過程を検討した。そして、新・子ども発達臨床研究センターへの期待を述べた。

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