Permalink : http://hdl.handle.net/2115/61009

JaLCDOI : 10.14943/b.edu.124.145

KEYWORDS : 知的ギフテッド;WISC-Ⅳ;認知のアンバランス;特別支援教育

筆者は北大土曜教室や教育現場において高い知的能力を持ちながらディスレクシアを抱える子どもたちの支援を行いつつ，ギフテッドを持つ保護者の相談にも当たってきた。いまだに日本ではギフテッドに関しての統一した定義がない中で，WISC-Ⅳをツールとして知的側面からのギフテッド（以下知的ギフテッド）同定を試みた。さらに，WISC-Ⅳの示す認知のアンバランスと知的ギフテッドが抱える「生きづらさ」との関連について明らかにした。早期に知的ギフテッドの子どもたちの認知特性に応じた特別支援教育の必要性が求められる。