子ども発達臨床研究 = The Annual Report of Research and Clinical Center for Child Development;第9号

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ワーキングメモリと学習方法の関連性

土田, 幸男;室橋, 春光

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/65012
JaLCDOI : 10.14943/rcccd.9.47
KEYWORDS : ワーキングメモリ容量;個人差;注意;学習方法;認知負荷理論

Abstract

目標指向型の記憶であるワーキングメモリには制限された容量が存在し、学習を始めとする各種認知機能と関係する。本論文では、ワーキングメモリ容量についての基礎的研究を概観し、中央実行系を中心としたワーキングメモリの役割について検討した。また、ワーキングメモリが学習方法においてどのように関与しうるのか、認知負荷理論における効果とワーキングメモリの関係について概観した。最後に、ワーキングメモリという観点を踏まえた上で、今後の教育に望まれる学習方法について考察した。

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