北海道大学演習林試験年報 - 第1号

トドマツ採種園の着果状況について

菅田, 定雄

Permalink :  http://hdl.handle.net/2115/72605

Abstract

名寄育種試験場は,造林用の苗木供給という役割も持っている。遺伝的に優れた種子を多量にしかも安定的に生産するため,精英樹を選抜し,そのつぎ木クローンから毬果を採取することをめざして採種園を設定した。 設定するにあたり,1967年からトドマツ,アカエゾマツの精英樹選抜,精英樹のつぎ木クローン増殖に着手した。1972年から植栽が開始され,現在トドマツ採種園は構内に1ha, 雨龍地方演習林母子里地区に1haを造成した。アカエゾマツ採種園は構内に2ha造成した。 いずれの採種園も,植栽木の樹高,直径,伸長量,毬果の着果状況について調査しているが,今回,植栽当初の1972年と毬果がつきだした最近3年間(1981, 1982, 1983年)の名寄トドマツ採種園のテータを取りまとめたので報告する。


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