北海道大学演習林試験年報;第3号

FONT SIZE:  S M L

トドマツ稚苗の樹下植栽試験地 : 52年経過後の現況

林学科造林学教室

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72697

Abstract

昭和8年5月佐藤義夫先生によって "稚苗植栽による広葉樹林の針葉樹林への変更試験" として、苫小牧地方演習林山の神事業区第302・303林班に、26haと22haの試験区か設定された。 広葉樹天然林内に3,000個/haの孔区を設け、耕うんしてトドマツ2年生稚苗を3本ずつ一辺約30cmの三角形に植栽し、昭和10年冬には上木の疎開を行った。さらに昭和41年には生長回復のため、一部を残して上木をすべて除去した。この間、資料に示すように数回の調査がなされたが、昭和56年の台風によって林分のほとんとが壊滅状態となり、ごく一部のみが残された。そこて今回は、この残った林分に試験区を再区画しその現況を調査した。

FULL TEXT:PDF