北海道大学演習林試験年報;第4号

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三度森林保全について

藤原, 滉一郎

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72573

Abstract

1986年は、奥谷技官はじめ多くの人の協力をうけて、冬期の融雪水量を測定するため、札幌実験苗畑に簡易ラインメーター、簾舞試験地に流屋観測装置を作成した。本来ならば、この報告に、これらの目的や装置の概要、研究計画などを記すべきところてあるが、もう一度“森林保全”について書くことにした。 試験年報前号及ひ前々号に、北大演習林の当面する課題に対応する一つの行き方として、森林保全技術の確立ということがありうるということを述べた。この考えは今も変らない。しかし、課題は大きく能力を越え、今回も断片的なことを並べるだけてある。本意は、せめて北大演習林では、林学外の分野から攻められる前に、さまざまな条件を検討し、考え方を確立しておきたいということである。この意見も、部内の批判的な討論によって、間違いとなればあきらめるし、生かす価値があれば今後も課題としてとりくみ、つぎの段階にすすむことになる。

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