植栽密度試験19年の経過
桝本, 浩志
Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72587
Abstract
和歌山地方演習林では、伐期40年で最も経済的な用材林を仕立てるために効果的な植栽本数を見出すことを目的として、昭和42年に植栽密度試験地を設定し、その後、継続調査を行ってきた。 当時、当演習林では、施肥などによる、早期育成林業が一つの課題であったと思われ、植栽密度試験地においても、初期生長促進のため、耕運地招えを実施している。現在、木材の価値観が変化し、正円に近いこと、年輪幅が密であること、完満であること、などが要求されており、密度試験には、当初の且的に加えて新しい課題の設定が必要と思われる。今回は、植栽密度の効果について、試験地の現在までの経過を分析し、今後の取り扱いを検討することとした。
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