北海道大学演習林試験年報;第4号

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初期育林事業における機械力使用の体系化

小宮, 圭示

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72588

Abstract

雨竜地方演習林では現在「施業全体の中での林業機械の開発と利用方法の検討」を試験課題の一つにしているが、育林事業への機械力使用についてはすでに、「育林におけるブルドーザの利用」で報告した。今回はさらに一歩進めてリッパーによる耕転作業を含めた初期育林事業における機械力使用の体系化について考察する。 更新作業には、植栽、播腫、天然更新等があるが、ここでは人工的な更新作業を中心に考察する。人工的な更新作業は、地拵、植えつけ、蒔きつけ等の各作業からなり、これに下刈作業が加わって初期育林事業が構成される。これまで雨竜地方演習林ては、地拵作業へ重車両を導入することによって省力化を図ってきた。昭和59年から新植にブルドーザによる耕転作業を実施している。ここでは、各作業の利点と欠点を整理し、初期育林事業における機械力使用の体系化の方向を検討したい。

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