北海道大学演習林試験年報;第4号

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野そ被害造林地の状況と経過

杉山, 弘

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72589

Abstract

今春、全道各地で人工造林地の野そ害が発生した。中川地方演習林でも、トドマツ、ヤチダモの若齢造林地を中心に大きな被害を受けた。 被害面積をみると、トドマツI•II齢級造林地では全体の80%、その他の針葉樹(カラマツやグイマツF1など)のI•II齢級造林地では30%、広葉樹I-III齢級造林地では49%となっている。 こうした実態を踏まえ、当演習林では被害造林地調査に基づいた保護・保育対策の早期確立を目標に努力している。 今年度は、特に被害の集中したトドマツ、ヤチダモ幼齢造林木の被害形態と、その後の生育状況について調査を行った。 この報告は、その結果と若干の知見とあわせてまとめたものである。

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