北海道大学演習林試験年報;第8号

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トドマツ稚苗の樹下植栽試験地 : 57年経過後の現況

林学科造林学教室

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72880

Abstract

1933年5月佐藤義夫先生によって「稚苗植栽による広葉樹林の針葉樹林への変更試験」として、苫小牧地方演習林山の神事業区302・303 林班、2.6haと2.2haの試験区が設定された。 広葉樹天然林内にha当り3,000個の孔区を設け、耕うんしてトドマツ2年生稚苗を3本ずつ一辺約30cmの三角形に植栽し、1935年冬に上木の疎開を行った。さらに1966年には成長促進のため、一部を残して上木をすべて除去した。その後1981年に台風により大きな風害を生じ、ごく一部が残されるのみとなった。1985年に残存部に30m×25mの試験区を再区画し調査を行った。今回、1990年5月に再調査を行った。

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