北海道大学演習林試験年報;第8号

FONT SIZE:  S M L

採種園産トドマツのクローン別種子の重量と発芽力

氏家, 雅男;工藤 弘

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72869

Abstract

国有林では、それぞれの環境に適した優れた樹種により造林を図るため、採種園を造成している。岩内郡共和町にある発足採種園では、北海道南西部の人工林および天然林から数多くのトドマツ (Abies sachalinensis) 精英樹を選抜し、その穂木を用いてつぎ木によりクローンを造り、7×7型の配置により植栽が完了している。筆者らは、この採種園を使用して5月から9月まで毎月種々のクローンの球果を採取して、球果の成長に伴う重量と化学成分の変化を調べ、さらに翌年完熟種子の発芽試験を行った。なおこの年の球果の作柄は、並の下であった。詳細は、演習林研究報告48巻1号 (1991) に印刷中である。今回はクローン別完熟種子の種子重量と発芽力について分散分析を実施したので、その結果を報告する。

FULL TEXT:PDF