北海道大学演習林試験年報;第10号

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作業道の水処理(II) : 路面

奥田, 篤志;高畠, 守;阿部, 一宏;上浦, 達哉

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72950

Abstract

作業道の水処理(I)では、側溝について雨龍演習林における試みを紹介した。作業道の水処理、側溝と共に重要なものが路面の排水である。 降雨時等に路面を流れる水は、効果的に路外に排出されなければ轍等を流れて路面を洗掘する原因となる。これを防ぐため以前から試行錯誤を重ねながら、効果的な路面排水の方法の検討が行われてきた。 現在、当林の作業道の総延長は200km以上にも及ぶため、路面排水の一箇所当りの作設コストをなるべく低くする必要がある。この点を考慮して雨龍演習林では、カラマツの足場丸太による方法が定着しつつある。ここではこの方法の問題点とその対策について述べることにする。

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