Permalink : http://hdl.handle.net/2115/73121

2004年9月8日、北海道を通過した台風18号は、道内の広い範囲を暴風域に巻き込み、各地に大きな被害をもたらした。札幌管区気象台によると札幌市では午前11時過ぎに最大瞬間風速50.2ｍ･s-1の南南西の風を観測した。観測史上最大の風速である。北海道大学構内でもポプラ並木をはじめ、多くの樹木が被害を受けた。本報告は札幌実験苗畑における被害状況をとりまとめたものである。襲来頻度の少ない大型台風による樹木被害の情報を、樹木の位置や被害の状況などを含めて記録することが調査の目的である。