北方森林保全技術 = Technical report for boreal forest conservation of the Hokkaido University Forests;第26号

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人間活動が河川水質に及ぼす影響 : 天塩川プロジェクト

遠藤, 郁子;柴田, 英昭;小宮, 圭示;高畠, 守;佐々木, 倫子;石川, 尚子;佐藤, 冬樹

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/73079

Abstract

フィールド科学をめぐるこれまでの研究では、個別の生態系を対象として分野別に進められることが多かった。しかし、生態系の連続性や相互作用などが関わっている、より広いスケールでの生態系における生物生産と環境保全を両立させるためには、既存の学問分野の境界を乗り越えた横断的かつ総合的な視点に立った取り組みが必要である。2001年度には演習林・農場・理学部附属施設・水産学部附属施設など別組織に属していた研究機関が集まり、多様な自然・人工生態系における環境保全と生物生産の両立を図るための教育研究組織として北方生物圏フィールド科学センターが発足し、総合研究のための基盤が整った。そのような背景をもとに、森林・耕地・陸水および沿岸域を対象としている本学フィールド科学センターの特色を生かし、断片的な物質循環や生態系研究ではなく森から川を通じ沿岸までを連続的に包括する総合研究プロジェクトとして天塩川プロジェクトが2004年から本格的に動き出した(柴田 2004)。天塩川流域における人間活動の結果として、流域の物質循環や河川環境がどのように変化し、それがサケをはじめとする水圏生物群集にどのように影響するのかを明らかにすることを目的として、森林圏ステーション・水圏ステーションを中心に北大水産科学,北大地球環境、道環境研,名寄市博物館,東京家政大学,東京工業大学,水産総合研究センターさけ・ますセンターの研究者や職員がそれぞれの専門分野や技術を生かして研究を進めている。

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