北方森林保全技術 = Technical report for boreal forest conservation of the Hokkaido University Forests;第31号

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和歌山研究林に関する実習の現状と展望 : 技術系職員の実習への関わり方

金子, 潔;揚妻, 直樹

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/73045

Abstract

実習(演習)は教員が設定した教育目標を達成するように進められるものであり、当然ながら教員が学生への指導のほとんど一切を引き受ける場合が多い。北大研究林における実習においても同様であり、技術系職員が直接、学生を指導する場面はごく限られている。しかし、工夫次第で技術系職員の技術を活かした実習を組み立てることも可能である。北大研究林には多くの技術職員・林業技能補佐員が所属しているので、こうした技術系職員が教育に深く関わるようになれば、北大研究林として特色のある実習内容を学生に提供することができるはずである。和歌山研究林では既に教員主体の従来型の実習だけでなく、技術系職員、特に林業技能補佐員が重要な役割を担う実習を実施してきた。そこで本稿では和歌山研究林における実習において、技術系職員がどのような役割を果たしているのかについて報告する。

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