北方森林保全技術 = Technical report for boreal forest conservation of the Hokkaido University Forests;第32号

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文科省SSHプロジェクトへの貢献 : 札幌実験苗畑の事例

小池, 孝良;渡辺, 誠;生方, 信;佐野, 雄三;市川, 一;藤戸, 永志;上浦, 達哉;門松, 昌彦;渡邊, 陽子;佐藤, 冬樹

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/73009

Abstract

SSHとはスーパー・サイエンス・ハイスクールを意味し、文部科学省が将来の国際的な科学技術関係人材を育成するために、先進的な理数教育を実施する高等学校等をSSHとして指定し、学習指導要領によらないカリキュラムの開発・実践や課題研究の推進,観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習等を支援している事業である。平成14年度より始まったが、平成25年度から岩見沢農業高校がこの指定を受けた*。なお、同校OBが北方生物圏フィールド科学センター(以下、センター)森林圏ステーションや森林科学科木材工学系などに多く勤務してきた。(*:SSH指定校は全国で201校あり、北海道内では8校が指定を受けている。この中で農業系専門高校の指定は全国で5校しかないが、道内では岩見沢農高が初めての指定となる。SSHの指定期間は基本的には5カ年であるが,その後指定延長の申請ができ,受理された場合は継続して指定を受けることができる。)本稿では、農学部森林科学科と協力し、選抜された岩見沢農高SSH生に対して、初年度、二年目と引き続いて対応した内容を中心に、気づいたことを紹介する。なお、岩見沢農高のとり組みの概要は、岩見沢農高森林科学科・主任、佐野博志教諭の論壇(佐野 2014)から引用し、身近なフィールドである札幌実験苗畑の文科省への貢献の在り方を述べる。

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