科学技術コミュニケーション = Japanese Journal of Science Communication;25号

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インタビュー : 北海道胆振東部地震における揺れ方と震源の特徴

高橋, 浩晃;谷内, 元;早岡, 英介

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/75055
JaLCDOI : 10.14943/89913
KEYWORDS : 北海道胆振東部地震;震源;活断層;インタビュー;地震対策

Abstract

2018年9月6日未明に,北海道胆振地方を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生した.厚真町鹿沼で最大震度7を観測したほか,札幌市内でも震度6弱を観測し,道央を中心に広い範囲で強い揺れを観測した.このような大きな地震では,発生直後に気象庁や大学などから速報的情報が発表され,数多くのメディアで紹介される.一方で,様々な観測・調査結果やその解析がまとまるまでのあいだ,発生直後の速報的情報を除き,一般市民に提供される情報は乏しいと考えられる.そこで胆振東部地震の発生メカニズムと今後の対策について,地震学を専門とする北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター長の高橋浩晃教授にインタビューを行い,北海道大学CoSTEP が運営するFacebookページ「いいね! Hokudai」から映像コンテンツとして発信した.動画は23件のシェアがなされ大きな反響を呼んだことから,科学技術コミュニケーターには情報の空白を埋めるような科学情報の提供者としての役割や存在意義もあることが分かった.

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