小・中学生の学校・家庭・自己に対する意識の変化 : 札幌市の過去5年間の子どもの変化
加藤, 弘通;高橋, 陸斗;濤岡, 優
Permalink : http://hdl.handle.net/2115/80839
JaLCDOI : 10.14943/rcccd.15.41
Abstract
北海道大学大学院教育学研究院・発達心理学研究室とさっぽろ子ども・若者白書をつくる会共同で2015年から2019年の5年間にわたり、札幌市の小学校4年生から中学校3年生を対象に「学校・家庭と自分に関する小中学生アンケート」と題する質問紙調査を行ってきた。この質問紙調査の目的は、札幌市の小中学生の学校や家庭、自己に関する意識の実態およびその変化を明らかにするとともに、それらがどのように関連しているのかを検討することにあった。各年度の詳細な分析については、これまでも報告してきた(加藤・水野,2018;加藤・水野・侯・濤岡,2019;加藤・高橋・川原,2020)。しかし、これまでの研究は、単年度の調査報告にとどまり、札幌市の児童生徒の学校や家庭、自己に対する意識に変化があったのか否かについては未検討であった。そこで本研究では過去5年間のデータを統合し、札幌市の児童生徒の学校や家庭、自己に対する意識に変化があったのか否か、またあったとしたらどのような変化があったのかを把握することを目的とする。
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