北海道大学大学院教育学研究院紀要 = Bulletin of Faculty of Education, Hokkaido University;第116号

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地域と融合した住民参画型 「大学開放」 の実践と可能性 : 地方国立大学博物館の実践例から

藤田, 久仁子

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/49950
JaLCDOI : 10.14943/b.edu.116.129
KEYWORDS : 大学博物館;大学開放;生涯学習;ミュージアムボランティア;展示解説

Abstract

岩手大学では,「大学開放」事業の一環として,「岩手大学ミュージアム」を開設し,研究・教育の成果を広く一般に公開している。また,展示解説を行う「ミュージアムボランティア」を配置している。このボランティアの養成にあたって,博物館の果たすべき役割や,展示している個々の資料に関する情報・資料的価値等について研修をおこなっている。 実際に活動するなかでボランティアから,大学構内にある宮沢賢治や石川啄木ゆかりの建造物などをめぐる「賢治ツアー」等のイベントを企画したいという発案や,展示に関する研究内容をより詳しく学びたい,学生や留学生と交流したい,等々の提案がなされ,それらを積極的に受け入れ,「大学開放」に住民参画する形でミュージアムの運営を行うことで大学を生涯学習の場としている。

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