科学技術コミュニケーション = Japanese Journal of Science Communication;34号

FONT SIZE:  S M L

研究計画調書におけるパラグラフ構成テンプレート

渡邉, 幸佑;黒木, 奈津子;小野, 照子

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/91397
JaLCDOI : 10.14943/109333
KEYWORDS : パラグラフ・ライティング;研究計画調書;URA;サイエンスコミュニケーション;paragraph writing;KAKENHI proposals;URA;science communication

Abstract

伝わりやすい文章の書き方として,パラグラフ・ライティングがある.パラグラフ・ライティングの教本によれば,パラグラフは,パラグラフの冒頭に示されるトピック・センテンスと,トピック・センテンスを補足するサブ・センテンスから構成されるという.教本では,ビジネス文書や論文・レポートにおけるパラグラフの書き方の例が示されている.しかし,科研費の研究計画調書についてパラグラフの構成方法を示す十分なものはない.研究計画調書により即したパラグラフの構成方法が得られれば,研究者及び研究者を支援するURA にとって有用である.そこで,本稿では,研究計画調書の研究内容を捨象して得られた,パラグラフ構成テンプレートを作成した.パラグラフ構成テンプレートのメリットとして,時間を短縮できること,記載事項を網羅できることが期待される.一方で,今回作成したパラグラフ構成テンプレートは一部の研究種目にのみ対応するものであり,今後多様なパラグラフ構成テンプレートを作成していく必要がある.

FULL TEXT:PDF