Permalink : http://hdl.handle.net/2115/36210

JaLCDOI : 10.14943/34637

東京大学大学院理学系研究科は，平成17年度から，大学院生の社会的視点を養うための科学コミュニケーション教育を試験的に導入してきた．平成19年度までの継続的な取り組みを行い，平成20年度からは研究科共通の通常講義として開講している．本研究科では大学院生，研究者が置かれている現状に即した「理系研究者のための科学コミュニケーション教育」を行っている．これは理系研究者，あるいは理系の専門知をもって社会へ出ていく学生の素養として位置づけた講義であり，なるべく多くの学生が大きな負担なく受講することを目的としている．ここでは本研究科の科学コミュニケーション教育活動の取り組みを報告する．