Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72434

JaLCDOI : 10.14943/rjgsl.18.l35

近代中国の定期刊行物に関して，中日同形語の観点から多くの研究がなされている。『実学報』に関して，秦（2010）は812 語と大量の日本漢字語の使用を確認している。しかし，新語に対する翻訳者の理解度には触れていない。翻訳者の理解度が日本漢字語の受容を反映しているため，日本語の漢字表記を理解せずに写すことはその語を受け容れたとは言えない。本稿は，注釈付き語を中心に，翻訳者における日本漢字語の受容情況を分析する。