Permalink : http://hdl.handle.net/2115/72807

和歌山地方隙習林では、平均年雨量が3,700mm以上に達し、台風などの大雨のさいには1時間に100mmを越すこともある。そのため林道の路面表土の流失がひどく、維持費が膨大にかかっていたので、昭和33年度に特に路面表土の流失がひどい箇所をコンクリート舗装し、その後本格的には昭和47年度より林道舗装に取りかかった。本報告は和歌山地方演習林における林道舗装の経過を振り返り、急勾配の林道を舗装することの意義について考えてみようとするものである。