Permalink : http://hdl.handle.net/2115/38178

KEYWORDS : IEP;軽度発達障害;北大土曜教室;特別なニーズ;学校教育

近年、米国での個別教育計画（Individualized Education Program,以下、IEP）の考え方が日本に広まり、特別支援教育の分野で「個別の指導計画」として作成されるようになった。しかし、いわゆる通常学級における「軽度発達障害」のある子どもたちへの適用については始まったばかりと言えよう。本研究は、「北大土曜教室」で行われている「特別な教育的ニーズ」のある子どもたちへのIEPシステムの実践と、その可能性、汎用性、及び指導法についての検討を行った。本論の事例から、「軽度発達障害」の支援にIEPを用いる有効性が示唆された。実践を通してIEPの課題と可能性について、学校教育への適用も視野に議論する。