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Recent Submissions黄, 也 (2017) ワイドスクリーン過渡期における“窃視”の考察 : 川島雄三『雁の寺』を中心に. 研究論集, 17: 247(左)-262(左) 六十年代にテレビが覇権的なメディアになったことによって,斜陽化していた映画産業は前代未聞の瀕死状態に直面した。その対策として,スタンダード・サイズから,幅が二倍ちかくに拡大するワイドスクリーンが導入さ....
中井, 朋美 (2017) 『殺人の追憶』における「混ざること」,中間性. 研究論集, 17: 229(左)-245(左) 『殺人の追憶』という映画では,規定されたはずのものが混ざり合ってしまうことで,境界線があいまいになる。そのために,事柄がその間に落ちていくこと(本論文ではそれを「中間性」とする)が全体を貫いている。中....
モルナール, レヴェンテ (2017) 女の勝利が女自身しか笑えないコメディ : 今村昌平の「重喜劇」・『赤い殺意』をめぐって. 研究論集, 17: 209(左)-228(左) 今村昌平は「テーマ監督」である。すなわち今村の作品群はその時期々々において特定のトピックや主題を軸に構成されていることを示す。主題におけるそういった反復は,監督自身によって「ねばり」と呼ばれた。その表....
唐, 雪 (2017) 虚無よりの創造 : 太宰治「トカトントン」論. 研究論集, 17: 31(右)-43(右) 「トカトントン」は、一九四七年一月号の『群像』に発表され、同年の八月に筑摩書房による単行本『ヴィヨンの妻』に収録された往復書簡体形式を採った短篇小説である。この小説は、太宰の愛読者である保知勇二郎とい....
増井, 真琴 (2017) 小川未明と日本少国民文化協会 : 日中・「大東亜」戦争下の歩み. 研究論集, 17: 15(右)-30(右) 日本少国民文化協会(以下、少文協)は、日米開戦直後の昭和一六年一二月二三日(皇太子の誕生日)に発足した、児童文化分野の国策協力団体である。そして児童文学作家の小川未明は、この団体の設立・運営に深い関わ....
朱, 依拉 (2017) 『秋津温泉』論. 研究論集, 17: 185(左)-207(左) 1962年に発表された『秋津温泉』は,女優の岡田茉莉子が自身の映画出演百本記念作品としてみずから企画し,吉田喜重に監督を依頼した作品である。この映画は,後ほど公私ともに生涯のパートナーとなる二人による....
関, 雅泉 (2017) 林鵞峰『論語集注私考』について : 明代の著作の引用状況と『論語』解釋の特徴. 研究論集, 17: 1(右)-14(右) 國立公文書館に所藏されている林鵞峰の『論語集注私考』は、『論語』に關する解釋書である。鵞峰は林家の繼承者として、その學風は父の羅山から大きな影響を受けている。彼は朱子『論語集注』に基づいて解釋を加え、....
中村, 真衣佳 (2017) 同一指示と解釈される「N1のN2」と「N2のN1」 : 反転表現「N2のN1」の焦点化の要因. 研究論集, 17: 169(左)-183(左) 日本語の連体修飾句「NのN」は,従来「の」による多義性が指摘されているが,本稿では,「NのN」の多義が「の」の作用だけではなく,名詞の性質と語用論的要素の影響を受けているということを「NのN」の反転現....
稲吉, 真子 (2017) 数量詞に後接する「も」の用法に関する分析. 研究論集, 17: 157(左)-167(左) 日本語では,数量詞の接続構造において,数量詞が遊離した構造が無標とされる。加えて,数量詞に後接する副助詞の意味的関与が大きいという点も特徴的な点の一つとして挙げられる。本稿では,数量詞に「も」をはじめ....
大山, 隆子 (2017) 「し」の機能 : 「よ」「から」との比較を含めて. 研究論集, 17: 135(左)-155(左) 接続助詞「し」の規範的用法は「並列」を表し「この町は自然が多いし,きれいだし,便利だ。」のような使用である。しかし,最近,若者を中心に「きれいだし。」のように「従属節し。」のみで終わる使用が観察される....
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