土曜教室での学びを「特別支援教育」にどう結びつけるか
米内山, 康嵩
Permalink : http://hdl.handle.net/2115/61004
JaLCDOI : 10.14943/b.edu.124.107
KEYWORDS : 北大土曜教室での学び;特別支援教育;子どもの教育的ニーズ;教育実践
Abstract
本小論は,北大土曜教室が終わりを迎えるにあたって,筆者自身が北大土曜教室時代の経験を,学校現場でどのように活かしているかを考察したものである。筆者自身が感じる北大土曜教室と特別支援教育とのギャップは,「本当の意味で一人ひとりの教育的ニーズに沿っているかどうか」にあると考えた。そこで,そのギャップを少しでも埋めるために筆者自身が実践の中で考えているポイントは4つあり,「多くの目線で子どもを見る大切さ」,「特別支援教育に対しての抵抗感を減らす」,「子どものニーズを第一に考えた教材教具づくり」,「地域の支援者との連携を密に図ること」である。このギャップを埋めていくことが,特別支援教育をより意義あるものとしていくには非常に重要であり,一人ひとりの教育的ニーズに応じた「極めてまともな教育」を実現していくための営みであると結論付けた。
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