子ども発達臨床研究 = The Annual Report of Research and Clinical Center for Child Development;第14号

FONT SIZE:  S M L

中学生における教室内の友だちグループ間の地位と進学先への意識の関連性 : 中学3年生を対象とした予備的検討

水野, 君平;森田, 未希;加藤, 弘通

Permalink : http://hdl.handle.net/2115/77561
JaLCDOI : 10.14943/rcccd.14.13
KEYWORDS : 友だちグループ;グループの地位;進学先;Peer group;Peer status

Abstract

 本研究の目的は中学3年生が進学を考えている高校の選択および高校での所属グループの希望に対して、現在の所属グループの地位が関連するかどうかを検討することであった。そこで本研究は中学1-3年生707名へ実施した質問紙調査のうち、中学3年生253名の回答データから分析した。分析の結果、中学3年生の生徒は進学予定と考えている高校に対して、自分の属しているグループの地位に関係なく、どちらかというと今と同じ雰囲気のグループに属したいと感じており、また自分のグループ以外の生徒が進学先にいた方が良いと思っているという結果であった。最後に本研究の限界点を踏まえ、今後の研究の方向性を議論した。

FULL TEXT:PDF