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骨芽細胞様細胞(MC3T3-E1)のカルモジュリン依存性Ca-ATPase活性の性質

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Please use this identifier to cite or link to this item:https://doi.org/10.14943/doctoral.k13053
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Title: 骨芽細胞様細胞(MC3T3-E1)のカルモジュリン依存性Ca-ATPase活性の性質
Authors: 井坂, 一真 Browse this author
Keywords: Ca-ATPase
骨芽細胞様細胞
カルモジュリン
Issue Date: 22-Mar-2018
Abstract: 形態学的な研究から,硬組織形成部位にアルカリ性至適pH のCa-ATPase の存在が示唆されているが酵素学的な性質の報告は少ない.そこで骨芽細胞様細胞であるMC3T3-E1 細胞の保持するCa-ATPase 活性に関して研究を行った.細胞を石灰化時期まで培養後回収し,超音波破砕後遠心分離操作を行って膜分画を得た.ATP 加水分解により生じた無機リンをChifflet 法で定量してATPase 活性を測定し,以下の結果を得た.1.膜分画にはカルシウム(Ca)あるいはマグネシウム(Mg)により活性化されるATPase が存在し両酵素ともthapsigargin によって阻害された.Ca 存在下のATPase 活性はMg によって拮抗されることと,Mg-ATPase を阻害するazide によって阻害されないことから両酵素は別の酵素と示唆された.2.Ca-ATPase 活性はCa 濃度依存性に増加して1 mM の遊離Ca 濃度で飽和し,50%活性化濃度は0.3 mM であった.3.活性はpH 依存性に増加した.pH 9.1 でpH 7.5 のほぼ3 倍の活性を示して最大となりpH 10.0 までは同程度の活性を示した.4.活性はP 型ATPase の阻害薬であるvanadate とエタクリン酸によっては阻害されなかった.5.活性は2 価金属イオンのキレーターであるEGTA およびEDTA により濃度依存性に阻害されたが,ビスホスホネートによっては阻害されなかった.6.遊離Ca 濃度100nM では, Ca-ATPase 活性はほぼ検出されないが,カルモジュリンを添加すると濃度に依存して活性は増大し,50%活性化濃度は約6 μM であった.7.カルモジュリン非添加における活性は,カルモジュリン拮抗薬であるW7 によって濃度依存性に抑制され,50%阻害濃度は0.3 mM であった.以上の結果は,E1細胞にはアルカリ性至適pH のP 型ではないカルモジュリン依存性Ca-ATPaseが存在することを示唆する.本酵素は,形態学的に存在が示唆されるCa-ATPaseと類似しており,硬組織形成に関与する可能性がある.
Conffering University: 北海道大学
Degree Report Number: 甲第13053号
Degree Level: 博士
Degree Discipline: 歯学
Examination Committee Members: (主査) 特任教授 鈴木 邦明, 教授 田村 正人, 教授 網塚 憲生
Degree Affiliation: 歯学研究科(口腔医学専攻)
Type: theses (doctoral)
URI: http://hdl.handle.net/2115/70753
Appears in Collections:学位論文 (Theses) > 博士 (歯学)
課程博士 (Doctorate by way of Advanced Course) > 歯学院(Graduate School of Dental Medicine)

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