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初発脳ラクナ梗塞患者における未治療高血圧の関与 : 未病と一次予防の重要性

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タイトル: 初発脳ラクナ梗塞患者における未治療高血圧の関与 : 未病と一次予防の重要性
著者: 川堀, 真人 著作を一覧する
新谷, 好正 著作を一覧する
栗栖, 宏多 著作を一覧する
太田, 穣 著作を一覧する
馬渕, 正二 著作を一覧する
宝金, 清博 著作を一覧する
発行日: 2012年 6月
出版者: 博慈会老人病研究所
誌名: 未病と抗老化 : 博慈会老人病研究所紀要 = Pre symptomatic medicine and anti aging
巻: 21
開始ページ: 130
終了ページ: 133
抄録: 脳ラクナ梗塞は穿通動脈の閉塞によって運動障害等をもたらす重大な疾患であり,その発症機序に関して高血圧の関与が一番大きいことが知られているが,実際ラクナ梗塞患者に占める未治療高血圧の頻度は不明である.そこで今回我々は北海道後志地区の唯一の脳疾患拠点病院である当院において初発脳梗塞患者における未治療高血圧と他のリスクファクターの頻度をretrospectiveに検討し,その一次予防の重要性について考察した.症例は2010年1月から10月までの10か月間に当院脳神経外科に入院した615人のうち,初発脳ラクナ梗塞患者50人を対象とした.その内訳は男性26人・女性24人で平均年齢70.0±12.3歳であった.初発症状は軽度麻痺が62%,構音障害が20%,その他眼球運動障害,しびれなどであった.退院時のmodified Rankin Scale(mRS)はgood(mRS≦3)が86%であったが,poor(mRS≧4)が14%存在した.リスクファクターの頻度は高血圧85%,糖尿病34%,高脂血症32%,喫煙42%であり,特に高血圧を有する患者の55%が未治療(健康診断未受診,自己判断での通院中断等)であった.高血圧未治療患者群と治療患者群で退院時mRSに有意差はなかった.脳ラクナ梗塞は高血圧がその発症に強く関与していることがしられているが,半数以上の初発脳ラクナ梗塞患者において高血圧が未治療であることが示された.高齢社会を迎えている現在,このような脳梗塞高リスク患者をどのようにしてスクリーニングし,継続受診させていくかは今後の課題である.
記述: 誌面は校正段階のもの
資料タイプ: article
URI: http://hdl.handle.net/2115/70939
出現コレクション:雑誌発表論文等 (Peer-reviewed Journal Articles, etc)

提供者: 川堀 真人

 

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