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蓄積推定のための林相区分の試み

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Please use this identifier to cite or link to this item:http://hdl.handle.net/2115/72597

Title: 蓄積推定のための林相区分の試み
Authors: 笹木, 重和 Browse this author
菱沼, 勇之助 Browse this author
Issue Date: Mar-1984
Publisher: 北海道大学演習林
Journal Title: 北海道大学演習林試験年報
Volume: 1
Start Page: 110
End Page: 112
Abstract: 本報告は,経営研究部の試験の課題である『天然林の構造解析と資源胸査法の検討』の一環として,新しい森林調査薄の作成時における蓄積推定の方法を,林相区分に関連させて検討することを目的とし,とくに天塩地方演習林の天然林を対象に試みた結果である。 北大演習林とくに天塩・中川・雨竜各地方演習林の天然林の蓄積は,1968年から1973年までに行った森林調査の結果にもとづいて算出された。しかし,この推定精度は明確でなく,しかも従来から現実蓄積と可成異なっているという指摘がなされてきた。この地域の天然林は,広大な面積をもち,複雑な林分構成をもっている。このような森林の蓄積を比較的高い精度で推定するためには,層化抽出法を採用することが考えられる。しかし,当時の演習林の実情は,この手法を実行するための条件はなかった。そこで,地方演習林ごとに全域を1単位とし,主として航空写真の判読により林相をおおまかに区分し,林相ことに標準地を抽出して平均材積を求めて推定する方法が採用された。しかも,標準地面積が小さい割合に抽出箇所が少なかったため,推定結果の精度は高いとはいえない。 一方,調査の実行を裏づける諸条件は,現状においてさらにきびしくなっている。したがって今回は,より森林の現状に適合しうる蓄積推定の方法を,林相区分と関連づけながら考察したものである。
Type: bulletin (article)
URI: http://hdl.handle.net/2115/72597
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